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冤罪⑥

 今俺は時々講演している。迷惑妨仕条例の冤罪を回避する方法と、万が一冤罪に合った場合を……参加者は女性も多い。先週の日曜も某市の公民館で行なってきた。
事件が起きて3年半が過ぎる。全ての裁判が終わった。朝原 裕子は虚偽告訴罪で懲役8年執行猶予5年の刑が確定する。民事では警察、検察の罪は認められなかったが、損害賠償金880万円の支払いが朝原 裕子に言い渡された。蛭田裁判官は弾劾されたと言う。街は夏を迎える準備をしている。曇天から微かに光が差し込んでいた。30歳を迎えた俺と拓海。俺達の中では其々の存在が大きくなっていた。今夜甲斐家で細やかな宴が設けられる。守田先生も来ると言う。俺達は決意した。今夜カミングアウトすると言うことを……
夕刻守田先生が来る。程なくして拓海も現れた。
今俺達はテーブルを囲んでいる。拓海が紙包みをお袋に渡した。
「ワッフル焼いてきたから後でみんなで食べましょう」
「ありがとう。拓海君は料理も旨いらしいもんね。今度お料理も食べたいわ」
拓海の声にお袋が言葉を返した。義姉さんとお袋がテーブルに並べる。グラスにビールを注ぎ合った。
「じゃぁ先生お願いします」
親父が声を上げた。
「甲斐君、本当に長い間ご苦労さんでした」
グラスがカチンカチンと触れ合った。話が盛り上がる。だが裁判の事には誰も触れなかった。和やかな中宴が終わる。珈琲とワッフルが其々の前に出された。
「みんなに報告したいことが有るんだ」
俺が声を上げる。隣に座る拓海の手を握った。
「俺、拓海と付き合ってるんだ。友達としてでなく恋人としてだよ。今度同棲しようと思っている」
家族みんなが柔和な笑みを浮かべる。守田先生も微笑んでいた。
「やっぱりな。なあ母さん」
「そうね。私達見ちゃったの。何時だったか拓海君に優太が送って貰った時車の中でキスしてた。其の時はちょっと吃驚したよ」
親父の声にお袋が応える。其の表情はやけに柔和に見えた。
「それに拓海君が停まった時優太の部屋の引き戸が少しだけ開いてた。見る積りは無かったけど中から喘ぎみてぇのが聞えたから覗いてしまった。そしたらな……」
親父が声を上げる。最後の方は濁していた。
「やはりそうでしたか。甲斐君が氷川君を見る目凄く熱かった。其の逆もね」
守田先生が声を上げる。俺達はみんなに気付かれていた。
「先生ありがとうございました。忌まわしい事件だったけどあの事件がなかったら俺は普通に結婚してました。それも幸せのひとつだと思うけど掛け替えのない拓海とこういう関係ができたのですからね。本当にありがとうございます」
俺が言葉にする。先生が優しい眼差しを向けてきた。
「拓海君に優太君幸せになってくださいね」
「ありがとうございます」
先生の声に俺と拓海の声が重なった。
「俺達はお前らを認める。但し条件があるんだ。もし優太が居なくなると寂しい。拓海君にはこの家で暮らして欲しい。前にも言ったが俺達の息子として迎えてもいい」
俺は養子縁組を断った経緯を説明した。
「それなら良いよな。これからお前らは連れ合いなんだからな」
親父が声を上げる。嬉しさが込上げてきた。
 俺達は動き始める。忙しい毎日が始まった。俺の部屋と隣の4畳半を合体すると親父は言う。俺達用のスタンドと飾り棚を親父達は作り始めた。俺と拓海と親父とで業者と打合せをしている。床材、壁紙、天井材を決めた。ベランダも設置する。親父が業者に視線を飛ばした。
「防音に出来るのか。お前らは激しそうだからな」
「お親父」
親父の声に俺が素っ頓狂な声を上げる。大筋が出来上がった。工期は2週間費用は甲斐家と拓海が折半する。いらないと言う親父。だがこれだけは譲れないと拓海が言い切った。吉日に入籍を済ませる。氷川 拓海が甲斐 拓海になった。
「と、父さん、母さんよっ宜しくお願いします」
ぎこちなく拓海が声を上げた。
「これからは呼び捨てで良いよな。俺達の息子だからさ」
「そうね。拓海」
親父の声にお袋が応える。見守る家族達が微笑んでいた。工事が終わる。新たなダブルベッドが運ばれてきた。若草色のカーテンが設置される。壁際に置かれた家族達が作ってくれた飾り棚。背丈のあるスタンドも設置された。飾り棚には数々の思い出の写真を飾られる。俺と拓海の収納も終わった。
「行くぞ」
親父が声を上げる。俺達は玄関を出た。親父が新しい表札を掛ける。其処には拓海の名前も記されていた。お袋と義姉さんと拓海が料理を始める。トントントンまな板を叩く音が小気味良く響いた。テーブルに並んだ数々の料理。豚の核煮が拓海が作ったと言う。時刻が6時に迫っている。インターホンが鳴った。ドアを開ける。酒瓶と白い花器6本の薔薇の花がアレンジされた花器を、抱えた守田先生が立っていた。
「私まで招待して貰ってありがとうございます」
「とんでもないっす。先生は俺達の証人ですから……さあお上がりください」
リビングに通した。今俺達はテーブルを囲んでいる。傍らに薔薇が飾られた。
「6本の薔薇はお互いに尊敬しあい愛し合うという意味です。6人家族のね……」
先生がポツリと声にする。俺と拓海、そして甲斐家の家族愛だと俺は思った。グラスにビールを注ぎ合った。
「先生お願いします」
「判りました」
親父の言葉に守田先生は声を返した。
「新たな甲斐家に乾杯」
グラスがカチンカチンと触れ合った。
「父さん、母さん最初に言っときます。俺も優太も結構締めます。驚かないでください」
「それ知ってるわ。優太がこっそり洗濯して干してるの見たことあるから……」
拓海の声にお袋が応える。何でも知ってる俺の家族。嬉しくもあり恥ずかしくも有った。
「美味しいこの角煮肉蕩けそう」
お袋が声を上げる。表情が緩んでいた。和やかな内宴が終わる。先生が帰った。兄さんが離れに戻る。お袋と義姉さんと拓海が後片付けをしていた。一足先に俺と親父は部屋に戻る。俺は着ているものを脱ぐと一丁になった。ベッドの背もたれに背中を着ける。前袋に手を這わせた。前袋を握る。
前袋 (6)
ちんぽが硬さを増してきた。乳首に指を這わせる。前袋が揉み込んだ。
「はぁ我慢出来ねぇ。拓海早く来ねぇかな」
俺が声を上げる。俺は前袋からちんぽを引き出した。先端はしっぽりと我慢汁で濡れている。ちんぽを握ると亀頭の括れを指腹で摩った。ちんぽを握る。俺は扱いた。クチュックチュックチュッと卑猥な音が耳に届く。扱きながら乳首を軽く抓んだ。
「はぁぁいい。あぁぁんぁ拓海ぃ」
俺が言葉を吐いた。金玉を握る。俺はちんぽを扱き立てた。目を瞑る。拓海の笑顔が浮かんできた。金玉の奥がジンジンしてくる。俺は一気に昇り詰めた。
「あぁぁあぁ射く.。んぉぉ拓海ぃ射ぐ。あぁぁあぁ射ぐっ」
ドビュッドビュッドビュッ…ビュビュッビュビュッビュビュッ…ビュッビュッビュッ俺は白濁汁を吹き上げた。其の時ドアが開く。拓海と視線が交差した。
「我慢出来なかったのか」
拓海が声を上げる。瞳の奥から火照った光が見えた。これから起る淫儀。考えると俺のおまんこの奥が熱くなってきた。

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[ 2017/07/02 18:02 ] 冤罪 | TB(-) | CM(0)

冤罪⑦

 拓海が着ている物を脱ぎ去る。六尺一丁になった。
褌 (7)
ベッドに上がる。俺達は向かい合って座った。拓海がにじり寄ってくる。毛深い脚同士が交差した。唇が寄ってくる。静かに触れ合うと舌を挿れた。俺は拓海の口の中をくまなく舌で愛撫する。俺達は舌を絡め合った。キスしながら剥き出しになったちんぽを軽く扱かれる。唇が離れた。
「今日はいっぺぇ可愛がってやるからな」
「うん」
拓海の言葉に俺は応える。俺は押し倒された。拓海が俺の胸倉に跨ってくる。俺は拓海の前袋に手を這わせた。拓海のちんぽが硬くなってくる。俺は前袋から拓海のちんぽと金玉を引き出した。金玉に舌を這わせる。ジュルジュル舐め上げた。今度はちんぽに舌を這わせる。亀頭目掛けて舌が這い上がった。
「はあ美味ぇ。拓海のちんぽ」
俺が声を上げる。今度は拓海のちんぽを咥えた。舌を絡ませる。俺の顔が前後に動く。俺の頭が拓海に抑えられる。ガシガシ腰を突きながら、俺の頭を手前に魅かれた。喉奥で拓海の亀頭を感じる。拓海のちんぽが引き抜かれた。
「褌脱がせてやる」
拓海が声を上げる。俺は腰を浮かした。俺の褌が解かれる。晒された俺のちんぽ。血管が浮き出ていた。拓海が俺のちんぽを咥える。同時に俺のオス穴を擦ってきた。俺のカラダが微動する。舌が俺のちんぽに絡んできた。拓海の顔が上下に抽動する。俺は腰を突き上げた。両脚を抱えられる。俺は自ら膝裏を抑えた。穴口に舌が這ってくる。ジュルジュル幾度となく舐め上げられた。
「あぁぁあぁいい。んぁぁいいよぉ」
舐められる度に俺は声を上げた。ローションが穴の回りと内壁に塗り込められる。指がゆっくりと入ってきた。俺のカラダが微動する。拓海の指が前後に動く。俺の内壁が撫でられた。
「挿れるぞ」
「うん」
拓海が膝立ちになる。褌を解いた。露呈した拓海のちんぽ。ビンビンに勃っている。ちんぽが穴口に宛がわれた。拓海の腰に力が籠る。ちんぽが俺の中に入ってきた。
「あぁぁあぁ入ってくる。堪んねぇ」
俺が声を上げる。ちんぽが突き進んできた。ケツタブで陰毛を感じる。俺は根元迄拓海のちんぽを受け入れた。拓海の腰が突動する。ちんぽが俺の中をまい進してきた。
「あぁぁあぁやべぇ。んぁぁんぉやべぇ」
俺が声を上げる。想定外の所が擦られた。拓海が激しく突いてくる。俺の未知の部分に亀頭が突き刺さってきた。
「あぁぁあぁ駄目。洩れる。あぁぁあぁ洩れる」
俺が声を上げる。ビシャービシャービシャー…ビシャービシャービシャー俺はションベンでも我慢汁でもない液体を洩らした。
「凄ぇ潮吹いたぜ」
拓海が感嘆の声を上げた。拓海の腰が猛動する。ちんぽが俺の中を疾駆してきた。
「あぁぁあぁ駄目また洩れる。あぁぁあぁ洩れるよぉ」
俺が声を吐く。ビシャービシャービシャー…ビシャービシャービシャー俺はまた潮を吹いた。
俺の右脚と拓海の左脚が交差する。俺の左脚が拓海の肩に抱えられた。拓海の腰が烈動する。俺の奥壁が抉られた。
「あぁぁ拓海ぃ其処やべぇ。んぁぁ当る。んぉぉぉんぉ」
拓海がガシガシ突いてくる。俺のやべぇ所が擦られた。
「あぁぁあぁ洩れる。んぉぉ洩れるぅ」
俺が声を上げる。ドビュッ…ドロッドロッドロッ俺は白濁汁を洩らした。其の汁が俺の褐色の肌を白く染めている。白濁色と透明な汁。俺のカラダの上には2つの液体が溜まっていた。
「凄ぇぜ。今度はトコロテンしたぜ」
拓海が声を上げる。正常位に戻された。拓海が手を恋人繋ぎしてくる。ちんぽが俺の中を爆進してきた。突き込みながら拓海は俺の乳首を摩ってくる。俺のまんこは拓海のちんぽに翻弄されていた。
唇が寄ってくる。俺の方から合わせた。舌を挿れる。俺達は舌を絡め合った。唇が離れる。拓海の腰の動きに拍車が掛かる。ちんぽが俺の内壁を激しく擦った。突き込みながら拓海は俺のちんぽを扱き立てる。金玉の奥でオス汁が射き場を探し始めた。
「やべぇ。そんな射っちゃうよぉ」
「いいぜ。射けよ」
俺の声に拓海が応える。グショッグショッグショッ…ジュグッジュグッジュグッ結合部からは昂揚した音が鳴り響いた。
「んくっんくっんくっ射ぐ。あぁぁあぁ射ぐ。んぉぉあぁ射くっ」
俺が声を上げる。ドビュッドビュッドビュッ…ビュビュッビュビュッビュビュッ…ビュッビュッビュッ俺は白濁汁を飛ばした。
「俺もやべぇぜ。凄ぇ締まる。俺のガキ孕めよ」
拓海が声を上げる。俺は頷く。パンパンパン…パンパンパン…パンパンパン俺のカラダが叩かれた。
「あぁぁんぉ射ぐ。んぉぁあぁ射く。あぁぁんぁ射ぐっ」
拓海が俺の中で雄叫びを上げる。拓海の種汁が俺の雄膣にぶつかってきた。内壁が拓海のちんぽで摩られる。静かに引き抜かれた。拓海が俺の隣に横になる。俺は抱き寄せられた。唇が寄ってくる。軽くキスをした。
「今夜のお前凄ぇ淫乱だったな。潮吹くしよぉ。トコロテンもしたもんな」
「だって……」
拓海の言葉に俺は声を返した。火照った体をベットに沈めながら拓海に抱き寄せられる。拓海のちんぽを優しく握った。
「こいつのせいだろ」
俺がぽつりと声にする。俺ののちんぽをを拓海が握ってきた。萎えてない2本のちんぽ。勃起の熱が伝ってくる。俺は拓海に覆い被さる。ちんぽ同士を合わせた。ゴシゴシ扱き立てる。拓海が4つの金玉を捏ね繰り合わせた。クチュックチュックチュッと火照った音が鳴り渡る。俺は拓海の乳首に指を這わせた。拓海も俺の乳首を弄ってくる。時折キスをした。
「拓海……」
「うん、俺も……」
俺は2本のちんぽを激しく扱いた。
「あぁぁぁあぁ拓海ぃ射ぐ。うぉぉあぁ射ぐ。あぁあんぁ射くっ」
「んぁんぁんぁ射ぐ。あぁぁあぁ射く。優太ぁ射ぐっ」
ドビュッドビュッドビュッ…ビュビュッビュビュッビュビュッ…ビュッビュッビュッ
ドビュッドビュッドビュッ…ビュッビュッビュッ…ビュビュッビュビュッビュビュッ
2本のちんぽが白濁汁が舞い上がる。其の汁が空中で絡みながら落ちてきた。俺は拓海の隣に横になる。拓海抱き締められた。軽く唇を重ねる。直ぐに離れるとまたキスをした。激しかった男と男の雄交尾。其の余韻を感じるかのように俺達は暫らくの間抱き合っていた。
「外の風に当ってみるか」
「うん」
俺達は着衣を整える。ベランダに出た。曇ってた空が晴れ上がっている。天の川が綺麗に見えた。
「優太、ずっと一緒だぞ。愛してる」
「うん、俺も愛してる」
拓海に肩を抱かれる。唇が寄ってきた。髭とヒゲが交差する。唇が触れ合った。静かに舌が入ってくる。俺達は舌を絡め続けた。カラダが蕩けそうになる。永くて切ないキッスが終わった。
失ったものが多い忌まわしい事件。だが得るものも有った。拓海を含めた家族の絆、大勢の支援者。その優しく暖かい気持ちに俺は救われた。これからはその恩返しをしたい。俺は深く思った。

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[ 2017/07/02 17:56 ] 冤罪 | TB(-) | CM(0)