2ntブログ















糸①

 俺は大門 信輝、デイーラーの工場で自動車整備士をしている。身長173㌢のガチムチ体型。34歳になる坊主刈りで口と顎に髭を生やしている。性向はゲイ、ポジションはタチ寄りリバ。専修学校時代男を覚えた。元々女好きだった俺。だが今はすっかり男に嵌っている。をこよなく愛する俺。半常用になった。俺には歳の離れた兄がいる。42歳になる浩一兄さん。15歳の時俺の両親は交通事故で他界した。その時兄さんは若干23歳。俺の親代わりになってくれた。今親の後を継ぎ大門自動車と言う整備工場を営んでいる。俺はそんな兄さんが大好きだった。何時か兄さんの仕事を手伝いたい。俺は自動車整備士になる道を選んだ。専修学校を卒業すると勉強の為今の会社に就職。何れは大門自動車を手伝おうと思っていた。だがその思いは今は無い。俺は24歳の時兄さんにゲイだとカミングアウトした。驚愕の表情を浮かべた兄さんを今でも鮮明に覚えている。兄さんの瞳の奥から蔑んだ光が見えた。
「好きにしろ。但し家の敷居を跨ぐ事は許さねぇ。勘当だ」
ぼそっと声にすると兄さんはその場を立ちさった。”今までありがとうございました。カラダには注意してください。さようなら”メモ書きと鍵を残すと俺は実家を後にした。あれから10年経過する。俺は1度も実家には帰っていない。盆には墓参りには行くけど兄さんに会おうとは思わなかった。今の俺の生活は充実している。仕事にジム通い、そして男遊び。男は何人かの人と付き合った。だが今彼氏は居ない。連絡すればやれる奴はいるけど……仕事に励み、社内研修にも積極的に参加している。整備士を始めて12年。お蔭様で社内的にも一目置かれる存在に成れた。後輩に気になる奴がいる。そいつは勝田 翔磨、30歳。俺と同じように坊主刈りでラウンドの顎髭を蓄えている。実家がkatsuモータースと言う整備工場を営んでいる。何れは後を継ぐと言う。俺は柔道、翔磨はボクシングを学生時代励んでいた。共に格闘技を遣っていた俺と翔磨。家業も一緒だ。何時しか自然に仲良く成っている。11年前に翔磨の兄さんが亡くなったと聞いた。何でも俺と雰囲気が似てると言う。写真を見せられたら確かに若い頃の俺に似てる気がした。そのせいか翔磨は俺の事を兄のように慕ってくる。男の匂いをプンプン発する翔磨。俺は翔磨を弟のように可愛がっている。翔磨の実家にも何度も伺った。家庭料理をご馳走に成ったことも何度も有る。とても柔和なご両親だ。勝田家に行くと何故かほっとする。本音で色んな事を話せた。翔磨は4年前に結婚している。奥さんは愛ちゃん28歳。スレンダーなボディの持ち主でとても可愛らしい。何度か食事に招待された。愛ちゃんの手料理は美味い。性格も気さくで気配りも出来る。素敵な女性に俺は思えた。1人息子の3歳の卓君。俺に懐いている。その姿は愛らしい。俺は翔磨の事を実の弟のように可愛がっている。何度か行ったスパ銭。翔磨のガタイはぶ厚い筋肉で包まれている。毛深い下半身。真ん中の男の証はふてぶてしくぶら下がっている。そんな翔磨にちょびっと下心が有るのは事実だ。ご両親とも何度もご飯に呼ばれた事が有る。柔和なご両親だ。季節は晩夏。街路樹の緑が少し失せていた。そんな或る金曜日、仕事が終わる。ロッカー室に入った時だった。翔磨が頭を抱えている。微かにカラダが震えていた。
「どうした翔磨何かあったのか」
「いえ何でもないっす」
俺の言葉に翔磨が応える。明らかに様子がおかしかった。翔磨に何が有ったのか……あんな落ち込んだ翔磨を見たことが無かった。着替えながら色々考える。俺は翔磨に目を遣った。
「飲み行くぞ」
「えっ……」
俺の言葉に翔磨が声を上げた。戸惑いの表情を浮かべている。俺は少し強引に翔磨を連れ出した。向ったのは近くの居酒屋。暖簾を潜った。中はカップル、グループ客でごった返している。俺達は奥のテーブル席に着いた。中ジョッキが運ばれてくる。ガチンと触れ合せた。
「どうしたんだ」
「……」
俺の声を翔磨は黙殺した。翔磨が悩んでいる。それは手に取るように判った。
「言いたくなったら言えよ。話せばすっきりするかも知れんからな」
翔磨が頷いた。部活にニュースそしてスポーツ。暫らくの間他愛無い会話を続けた。
「先輩、俺さ……」
翔磨が重たい口を開いた。愛ちゃんが些細なことで怒鳴り飛ばしてくると言う。きっかけは卓君に手を上げようとした時だったらしい。翔磨が止めに入る。今度は翔磨に暴言を吐くと聞いた。育児ノイローゼ。その言葉が過ぎった翔磨は出来る限り子育てを手伝っていると言う。嫌がる愛ちゃんを説き伏せて今卓君は翔磨の実家で預かっていると聞いた。最近では暴力を振るってくると言う。コンパスで射されたり、寝ている時に熱湯を掛けられたりすると聞いた。
「それってDVだぜ」
「DV、この俺が……」
俺の言葉に翔磨が応える。寂しそうな表情を翔磨は浮かべた。
「どうすんだ。別れるのか」
「うん、親父もお袋もそうしろって言ってる。でもなぁ卓もいるしよぉ」
翔磨が葛藤しているのが痛い程判った。俺は助言する。取り合えず証拠を集めろと言った。日記をつけ音声を取る。些細な怪我でも病院に行き、診断書を貰えと話した。翔磨は時々愛ちゃんの事を話してくる。それは壮絶なものだった。1箇月程経過する。愛ちゃんの暴力が更にエキサイトしたと言う。包丁を突き付けられたと聞いた。通勤には少し遠いが、結局翔磨は実家に避難する。収まらない愛ちゃん。実家まで押しかけ、警察沙汰になったと言う。離婚を渋っていた翔磨。この時心が大きく動いた。曇天の空から光が射している。季節は初夏を迎えた。離婚が成立する。親権は翔磨が貰った。誰が悪い訳ではないと思う。縺れた糸は元に戻る可能性が有る。だが途切れた糸はもう戻らないと俺は深慮した。何時ものように時が流れる。今日は土曜日ジムに行って筋肉を苛めてきた。スマホが電話着信を報せる。翔磨からだった。
”先輩、親父達が御飯食いに来ないかって言ってる”
”判った。行くよ”
西の空に陽が傾き始めている。
西日
俺は翔磨んちへと向った。電車を乗り継ぎ1時間20分。駅前で親父っさんの好きな酒を調達する。俺は翔磨んちへ着いた。夕闇が夜の黒に包まれている。俺は翔磨んちのインターホンを鳴らした。ドアが開く。翔磨のお袋さんが出迎えてくれた。卓君が走ってくる。健気な表情を送ってきた。
「小父ちゃんだっこ」
「よ~し」
俺は卓君をだっこする。優しく頭を撫でてやった。リビングに通される。俺達はテーブルを囲んだ。翔磨のご両親が柔和な眼差しを送ってくる。俺達はグラスにビールを注ぎ合った。
「お疲れ……」
翔磨の親父っさんが声を上げる。俺達はグラスをカチンカチンと触れ合せた。
「僕も……」
「判ったよ」
俺はジュースが入った卓君のグラスに俺のグラスを触れ合わせる。カチンと触れ合う音がやけに穏やかに耳に響いた。宴が始まる。色んな話で盛り上がった。
「大門君、今回はありがとな。あんたが居たから救われたよ」
「とんでもないっす。頑張ったのは翔磨っすよ」
親父っさんの言葉に俺は返した。酒がビールからお土産に持ってきたバーボンに代わる。顔が少し熱くなってきた。時刻は9時に迫っている。和やかな中、食事会は終わった。
「じゃぁ俺そろそろ帰るな」
「あっ駅まで送ってくよ」
俺の声に翔磨が応える。俺達は翔磨んちを後にした。街は夏を迎える準備をしている。夜風が酒で火照ったカラダを撫でてきた。
「先輩、何かお礼させてくださいよ」
「お礼なんかイラねぇよ」
翔磨が視線を飛ばしてきた。
「何か欲しいもの無いっすか。プレゼントしますよ」
翔磨が言葉にした。俺の中の黒い天使が囁いてくる。おまえの欲しいものを貰っちまえ……心の中から黒い言葉が響いてきた。
「お前が欲しい」
俺はぽつりと声にする。翔磨がキョトンとしていた。

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糸②

 俺の行動が大胆になる。翔磨の手を取った。路地に入る。俺は荒々しく翔磨の唇を奪った。舌をこじ入れる。翔磨の口の中を俺の舌が這い回った。キスしながら翔磨の股間に手を這わせる。翔磨のカラダがピクリと震えた。唇が離れる。視線がぶつかった。
「せ、先輩酔ってるんすか」
「ああ酔ってる。でも心は正気だ。駄目か。好きなんだ」
俺は翔磨に抱き付いた。翔磨のちんぽを軽く摩る。其処は微かだが確実に息衝いていた。
「お前も少し勃ってきたぜ」
「溜まってるだけっすよ」
俺の声に翔磨が応える。その声が少し掠れていた。
「判った。いっすよ」
翔磨が声を上げる。スマホを取り出すとメールしていた。俺達は歩み始める。駅を通り過ぎた。
「先輩、そっちの人だったんすね」
「ああ、お前みてぇなゴツい男が好きなんだ」
翔磨の声に俺は言葉を返した。妖しいネオンが光る建物の前で脚を止める。鼓動が早鐘のように高鳴ってきた。
「入るぞ」
「うん」
俺の声に翔磨が応えた。俺達はラブホの中に入る。タッチパネルで部屋を選ぶとエレベーターに乗り込んだ。これから起きる俺と翔磨の淫儀。考えるだけで俺は濡れてきた。部屋に入り、鍵を掛ける。ソファーに並んで座った。翔磨に視線をぶつける。少し表情が強張っていた。俺は翔磨を抱き寄せる。唇を寄せていく。翔磨が顔を背けた。
「なんだ。さっきもうキスしたろ」
「でも……」
俺の言葉に翔磨が応える。俺はまた唇寄せていった。静かに唇が触れ合うと舌を挿れる。俺の舌がくまなく翔磨の口の中を這いまわった。キスしながら翔磨の股間を弄る。翔磨のカラダが微動した。唇が離れる。俺は翔磨に視線を飛ばした。
「脱げよ」
俺は声を上げる。着ている物をバサバサ脱いだ。六尺一丁になる。
褌 (5)
翔磨が目を凝らしていた。
「先輩、なんすか」
「ああ、結構締めるぜ」
翔磨の声に俺は応える。翔磨に目を遣った。
「脱げよ。それとも脱がしてやろうか」
「じ、自分で脱ぐっす」
翔磨がガタイを晒した。改めて見る翔磨のガタイ。やはり逞しい。盛り上がった肩と胸の筋肉。腹筋はしっかりと割れている。鬱蒼と生い茂る陰毛群の中から男の証がふてぶてしくぶら下がっていた。
俺は翔磨の足許に跪く。金玉を軽く握りながら、ちんぽに舌を這わせた。ジュルジュル舐め上げる。今度はちんぽを咥えた。舌を絡める。翔磨のちんぽは俺の口の中で勃ち上がった。
「へへ勃ったぜ。ベッドに仰向けになれよ」
「うん」
俺の言葉に翔磨が応える。翔磨がベッドに横になった。俺は自分のオス穴にローションを塗り込める。翔磨のちんぽにもたっぷりとまぶした。翔磨の上に跨る。後手で翔磨のちんぽを掴むと俺のケツ穴に宛がった。腰を沈める。翔磨のちんぽを呑み込み始めた。翔磨の亀頭を内壁で感じる。俺のちんぽはグイッグイッグイッと勃ち上がってきた。呑み込みながら俺は翔磨の乳首に手を這わせる。翔磨のカラダが微動した。
「んぁぁんぉ入ってくる。硬てぇ。堪んねぇ」
俺が喘ぎ声を上げる。翔磨のちんぽを一気に根元まで呑み込んだ。俺のカラダが上下に抽動する。ちんぽからは我慢汁が溢れてきた。
「突き上げてこいよ」
「うん」
翔磨が俺を突き上げてくる。俺の内壁が激しく擦られた。
「先輩のちんぽ凄ぇデケぇ」
「触ってみるか」
翔磨が頷く。俺のちんぽが握られた。
「凄ぇ熱いっす」
「お前のちんぽもいいぜ。いい所突いてくる。あぁぁそこ堪らねぇ」
俺が仰向けに倒れる。翔磨が上になった。俺は翔磨の手を取る。俺の乳首に誘導した。突き込みながら翔磨は俺の乳首を摩る。今度は軽く抓んできた。
「あぁぁんぁ堪んねぇ。んくぅ気持ちいい」
「俺もいい。んぁぁ締まる。気持ちイイ」
俺の喘ぎに釣られるように翔磨が声を上げた。翔磨の腰が突動する。ちんぽが俺の中をまい進してきた。奥の壁が抉られる。俺のカラダがガクガク震えた。
「先輩、気持ちいいのか」
「ああいい。ちんぽ扱いてくれよ」
翔磨の腰が猛動する。突き込みながら翔磨は俺のちんぽを扱いてきた。ヌチャッヌチャッヌチャッ…ジュグッジュグッジュグッ結合部からは卑猥な音が鳴り渡る。ちんぽとまんこの粘膜同士が交差した。
「あぁぁあぁ気持ちいい。んぁぁやべぇ射きそうだ」
俺が声を上げる。金玉の奥の方がジンジンしてきた。
「俺もやべぇんくぅ締まるぅ」
翔磨も喘ぎ声を上げた。パンパンパン…パンパンパン…パンパンパン俺のカラダが叩かれる。ちんぽが扱き捲くられた。
「あぁぁあぁ射ぐ。うぉぉあぁ射く。あぁぁあぁ射くっ」
ドビュッドビュッドビュッ…ビュビュッビュビュッビュビュッ…ビュッビュッビュッ俺は白濁汁を吹き上げた。
「うぁぁうぉぉおっ俺もすっげぇ締め付けだ。汁搾り取られるぜぇ」
その途端奥壁に翔磨の生暖かい汁がぶつかってくる。何気に幸福感を覚えた。内壁を翔磨のちんぽで摩られる。静かにちんぽが引き抜かれた。翔磨が俺の隣に横になる。翔磨を抱き寄せた。唇を寄せていく。翔磨の方から合わせにくる。静かに唇が触れ合うと舌を挿れてきた。俺の口の中を翔磨の舌がくまなく這い回ってくる。俺達は舌を絡め合った。唇が静かに離れる。俺は翔磨に視線を飛ばした。
「気持ち良かったか。俺のまんこ」
「えっまんこ」
「ああそうだ。男のまんこケツまんこだ」
「そうかぁ男のまんこかぁ」
翔磨が抱き付いてくる。仄かな男の薫りに包まれた。
「先輩凄ぇ気持ち良かったよ」
翔磨のちんぽを軽く握る。其処は萎えてはいなかった。
「先輩、挿れられると気持ちいいのか」
「ああ気持ちイイぜ」
俺は翔磨のケツ穴を摩ってやる。翔磨のカラダが微動した。
「挿れてやろうか。気持ち良くしてやるぜ」
翔磨が頷いた。だがその表情は微かだけど戦いている。俺は翔磨を抱き締めた。
「優しくしてやるからな」
「うん、もっと男同士の事知りたくなった」
「判ったぜ」
俺の声に翔磨が応える。顔付きが何時にも増して可愛く見えた。

絶倫の鬼

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糸③

 俺は翔磨の胸倉に跨った。
「勃たせてくれよ」
俺は翔磨の眼前にちんぽを差し出した。俺のちんぽに翔磨の顔が近づいてくる。翔磨の吐息がちんぽに降り掛かってきた。翔磨の顔が遠ざかる。翔磨が俺を見てきた。
「男同士の事知りてぇんだろ」
翔磨の顔が縦に振られた。翔磨の舌が俺のちんぽに這ってくる。ジュルジュル舐め上げられた。俺のちんぽがグイッグイッグイッと勃ち上がる。一気に天を仰いだ。ちんぽが咥えられる。舌を絡めてきた。
「タマも舐めろよ」
俺が声を上げる。今度は金玉が舐められた。俺のカラダが下にずれる。ちんぽ同士を触れさせた。俺は2本のちんぽを重ねる。ゴシゴシ扱き立てた。
「あぁぁ気持ちいい。先輩のちんぽ熱くて堪んねぇ」
「俺もいいぜ。んくぅ気持ちいい」
俺は兜合わせしながら、翔磨の乳首を摩る。翔磨のカラダが微動した。今度は翔磨に乳首に舌を這わせる。ジュルジュル舐め上げた。
「凄ぇ乳首勃ってきたぜ。感じるのか」
「うん、気持ちいっす」
俺の言葉に翔磨が応える。その音色は微かに上擦っていた。俺のカラダが舌にずれる。翔磨の毛深い脚を抱え上げた。金玉を舐め上げる。今度は蟻の門渡りに舌を這わせた。翔磨のオス穴に舌を這わせる。幾度となく俺は舐め上げた。オス穴を両親指で広げる。尖らせた舌を挿れた。翔磨の穴の回りと内壁に丹念にローションを塗り込める。指をゆっくりと挿れた。中を掻き撫でる。明らかに他の内壁とは違う硬い所に指が触れた。
「あぁぁあっ、あくっんくぅ」
「前立腺見つけたぜ」
「前立腺……」
「ああ男が感じる所だ」
俺は其処を執拗に掻き撫でる。同時に翔磨のちんぽを握り、亀頭を指腹で摩ってやった。
「あぁぁあぁいい。気持ちいい」
俺は指を増やした。俺の指が前後に動く。翔磨の内壁がヒクヒク蠢いている。ちんぽからは一滴我慢汁が垂れていた。
「挿れるぜ。力抜けよ」
「うん」
俺の声に翔磨が応える。俺は翔磨の脚を抱え直すとちんぽを穴口に宛がった。俺の腰に力が入る。俺のちんぽが呑み込まれ始めた。
「痛ぇか」
「ちょびっとでも、奥の方が疼くんだ」
俺の言葉に翔磨が返した。翔磨の顔付きから強張りが取れている。俺はちんぽを押進めた。俺のちんぽが呑み込まれる。俺の腰がガシガシ動き始めた。俺のちんぽが翔磨の中をまい進する。翔磨のちんぽは更に硬さを増し、血管が浮き出ていた。
「あぁぁあぁ、んくぅ気持ちいい」
翔磨が野太い喘ぎを上げた。俺の腰が突動する。ちんぽが翔磨の中を疾駆した。
「あぁぁんぁいい。んぁぁいい」
「翔磨鏡見てみろ。がっつり嵌めこまれてるぜ」
翔磨が鏡に目を遣る。鏡の中の俺と翔磨。淫猥に繋がっていた。
「ああ俺先輩とひとつになっている。あぁぁあぁ其処気持ちいい」
つき込む度に翔磨は声を上げる。もっと気持ちよくさせたいと思った。俺は突き込みながら翔磨の乳首を摩る。翔磨のカラダがガクガク震えた。今度は乳首に舌を這わせる。翔磨の内壁が収縮してきた。
「んくぅ堪んねぇまんこだぜ」
俺が声を上げる。俺のちんぽは翔磨の奥壁目掛け射し込んだ。まんことちんぽが交差する。グショッグショッグショッ…ジュグッジュグッジュグッ結合部からは昂揚した音が鳴り響いた。
「あぁぁあぁいい。んぉぉあぁ気持ちいい」
俺の腰が猛動した。ちんぽが翔磨の中を爆走する。突き込みながら俺は翔磨のちんぽを扱き立てた。
「あぁぁあぁやべぇ。んぁぁそんな……射っちまう」
「いいぞ。射けよ」
俺の言葉に翔磨が頷く。俺の腰が烈動する。パンパンパン…パンパンパン…パンパンパン俺のカラダが翔磨を叩いた。俺は翔磨のちんぽを扱き捲くる。翔磨の亀頭が微かに膨らんだ。
「あぁぁんぁ射ぐ。あぁぁあぁ射く。うぉぉあぁ射ぐっ」
ドビュッドビュッドビュッ…ビュビュッビュビュッビュビュッ…ビュッビュッビュッ翔磨は白濁汁を吹き上げた。
「んぁぁんぉ俺もやべぇんくぅおまんこ締まる」
俺の腰がガシガシ動く。翔磨の内壁を擦り捲くる。翔磨の内壁がちんぽに纏わり着いてきた。
「翔磨、ぶっ掛けるからな」
俺は翔磨からちんぽを引き抜いた。翔磨の脇に膝立ちになる。俺は自分のちんぽを扱き立てた。
「あぁぁんぁ射ぐ。あぁぁんぉ射く。あぁあぁぁ射くっ」
ドビュッドビュッドビュッ…ビュッビュッビュッ…ビュビュッビュビュッビュビュッ俺のちんぽから白濁汁が吹き上がる。その汁が翔磨の顔に降りかかった。
顔射
「舐めてみろよ」
俺がぽつりと声にする。唇に降りかかった汁を翔磨が舐めていた。
「もっと味合わせてやるからな」
俺はちんぽを翔磨の口に捻じ込んだ。舌がちんぽに絡んでくる。静かに俺のちんぽが解き放たれた。
「美味ぇか」
「うん、美味い気がする」
俺は翔磨に覆い被さる。唇を寄せていく。静かに触れ合うと舌を挿れる。俺達は暫らくの間舌を絡め合っていた。
「翔磨、男も悪くねぇだろ」
「うん」
俺の言葉に翔磨は応える。激しくかった鼓動も穏やかになった。翔磨を抱き寄せる。軽く唇を合わせた。いつものように時が流れ始める。あれ依頼翔磨とカラダを交えることは無かった。

大噴火

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コックリング付き革製ボールストレッチャー (S)

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KO Legend 21 -発展中毒-

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[ 2016/11/27 15:04 ] | TB(-) | CM(0)

糸④

 1箇月程経過した。もう直ぐ梅雨を迎える。仕事が終り、シャワーと着替えを済ませた。
「先輩、今日先輩の家に行っていっすか」
「ああ構わねぇよ」
翔磨の声に俺は応える。俺達は会社を後にした。夕闇が夜の黒に包まれ始める。一番星がキラキラ輝いていた。今俺達はリビングでテーブルを挟み向かい合って座っている。グラスにビールを注ぎ合った。テーブルには宅配のピザ、サラダそしてチキンが並べられている。食べながら色んな事を語り合った。翔磨が視線をぶつけてくる。瞳の奥から一途な光が見えた。
「先輩、俺さ……」
「何だ」
翔磨の声に俺は応える。翔磨がビールをゴクンと飲んだ。
「この1箇月位、男に抱かれた。女ともやった。だけど俺は先輩がいい」
翔磨が言い切る。俺の足許に跪いた。
「先輩じっとしていてください」
翔磨が声を上げる。俺のベルトが外された。ジッパーが下げられる。ちんぽと金玉が引き出された。俺のちんぽが咥えられる。舌が絡んできた。俺のちんぽが硬くなる。瞬く間に勃ち上がった。翔磨が俺の手を取る。翔磨の頭に導かれた。俺は翔磨の頭を抑える。グイッグイッグイッと手前に引いた。
「あぁぁんぁ堪んねぇ。気持ちいい。もっと舌絡めてこいよ」
翔磨がコクコク頷いた。金玉を握られる。翔磨の顔が前後に動いた。俺のちんぽが翔磨の喉奥に突き刺さる。喉壁でちんぽが締め付けられた。ジュルッジュルッジュルッ…ジュボッジュボッジュボッ淫猥な尺八音がリビングに鳴り渡る。俺は腰をガシガシ突いた。翔磨が上目使いで俺を見てくる。その表情は健気だった。俺の金玉の奥が熱くなる。オス汁が射き場を探し始めた。
「あぁぁやべぇ。んぁぁんぉ射かすぞ。いいな。たっぷり飲ませてやるからな」
翔磨の首が縦に振られる。俺は翔磨の喉壁を擦り捲くった。
「あぁぁんぉ射ぐ。あぁぁんぁ射く。うぉぉぉあぁ射くっ」
俺は翔磨の喉奥目掛けてオス汁を打ちつけた。翔磨の喉壁にちんぽを擦り付ける。俺はちんぽを引き抜いた。視線が交差する。翔磨の喉がゴクンとなった。
「美味ぇっす。先輩の汁」
翔磨が満面に笑みを浮かべてる。翔磨が立ち上がった。抱き寄せると唇を寄せていく。静かに触れ合うと舌を挿れる。俺達は舌を絡め合った。キスしながら翔磨の股間に手を這わせる。其処は完全に息衝いてきた。唇が離れる。俺は翔磨を見詰た。
「ベッド行くぞ」
「うん」
俺の声に翔磨が応える。俺は寝室のドアを明けた。灯りを燈すとシングルベッドが妖しく浮かび上がってくる。俺達は着ている物をバサバサ脱いだ。晒された2人のガタイ。真ん中の男の証は既に天を衝いていた。翔磨がベッドの上に四つん這いになる。俺は翔磨のケツ穴を両親指で広げた。尖らせた舌を射し入れる。今度はローションをたっぷりと塗り込んだ。
「挿れるぞ」
「うん」
俺の声に翔磨は応える。俺は翔磨の穴口にちんぽを宛がった。俺の腰に力が籠る。俺のちんぽはズボズボ呑み込まれた。俺の腰が突動する。ちんぽが翔磨の中をまい進した。
「あぁぁあぁ気持ちいい」
翔磨が喘ぎ声を上げる。俺は突き込みながら翔磨の首筋を舐め上げた。翔磨のカラダがガクガク震える。今度は腕を回すと乳首を掻き撫でた。
乳首 (4)
繋がったまま翔磨を半回転させる。俺は上になった。俺の腰が猛動する。ちんぽが翔磨の中を疾駆した。
「あぁぁあぁ堪んねぇ。んくぅ当るよ。あぁぁんぁ当る」
「俺もいいぞ。おまんこもっと絡めてこいよ」
翔磨が頷く。俺のちんぽ目掛けて腰を振ってきた。俺のカラダが下り曲がる。荒々しく唇を奪うと舌を絡めた。ヌチャッヌチャッヌチャッ…ジュグッジュグッジュグッいやらしく交尾音が鳴り響く。俺は翔磨を突き捲くった。
「あぁぁんぁ、んぁんぁんぁ」
突き込む度に翔磨は喘ぎ続ける。翔磨は自分でちんぽを扱き始めた。
「あぁぁ射きそうっす。んぁぁんぉ」
「射け翔磨。ぶっ放せ」
翔磨がコクコク頷く。俺のちんぽが翔磨の奥壁を抉った。
「あぁぁんぉ射ぐ。あぁぁあぁ射く。うぁぁんぉ射ぐっ」
ドビュッドビュッドビュッ…ビュビュッビュビュッビュビュッ…ビュッビュッビュッ翔磨は著しい量の白濁汁を飛ばした。
「んぁぁんぉ締まるぜ。俺もやべぇ。んぁぁんぉやっべぇ」
パンパンパン…パンパンパン…パンパンパン筋肉同士がぶつかり合った。金玉の奥がジンジンしてくる。俺は一気に昇り詰めた。
「んぁぁあぁ射く。あぁぁんぉ射ぐ。あぁぁあぁ射くっ」
俺は翔磨の奥壁目掛けてオス汁を撃ち放った。
「凄ぇ先輩の汁感じる。堪んねぇ」
俺は静かにちんぽを引き抜いた。翔磨の隣に横になる。翔磨がしがみ付いてきた。唇を寄せていく。軽く触れ合うと舌を挿れる。俺達は舌を絡め合った。唇が離れる。俺は翔磨を真っ直ぐに見た。
「翔磨正座しろ」
「うん」
俺の声に翔磨が応えた。俺達は正座して向かい合っている。俺は翔磨に視線を飛ばした。
「翔磨、俺だけの者になってくれ」
「うん、先輩も俺だけの者だよ。浮気するんじゃねぇぞ」
「しねぇよ。お前もな」
「うん」
俺は翔磨ににじり寄る。俺達は脚を絡め合った。唇を寄せていく。静かに触れ合うと舌を挿れる。俺達は舌を絡め合った。静かに唇が離れる。またキスをした。この日を境に俺と翔磨の付き合いが変る。先輩、後輩の関係では無くなった。都合を付け合い御飯する。勿論その後はカラダを重ねた。温泉、遊園地そして夏祭り。休日には卓君を連れてデートする事も多くなった。この前行った河での水遊び。卓君ははしゃいだ。だがもう直ぐ翔磨が会社を辞めると言う。家業を手伝うと聞いた。少し距離が出来る俺と翔磨。微かな不安を覚えた。

猛牛

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涙の雫 (S)

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性処理現場 4

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[ 2016/11/27 14:55 ] | TB(-) | CM(0)

糸⑤

 季節が流れる。晩夏を迎えた。日増しに翔磨の存在が大きくなる。翔磨も同じだと言っていた。今度翔磨がカミングアウトすると言う。俺は過去に苦い経験がある。俺は猛反対した。揺るがない翔磨の決意。結局俺は同行することにした。そんなある日曜日。俺は着慣れないスーツを着込んだ。
スーツ(5)
夏の終わりの暑さに包まれる。俺は勝田家へと向った。汗ばんでくる。俺の足取りは重かった。時刻は2時に迫っている。俺はインターホンを鳴らした。ドアが開けられる。其処には翔磨が立っていた。翔磨の顔が緊張している。俺はリビングに通された。翔磨のご両親と卓君がテレビを見ながら寛いでいる。俺は会釈した。
「おっ大門君、どうしたスーツなんか着込んで……」
「ちょっと大事な話が有ったので……」
親父っさんの声に俺は応える。俺達はダイニングテーブルを囲んだ。
「大事な話ってなんだ」
親父っさんが声を上げる。俺は翔磨に目配せした。
「しょ、紹介します。俺の新しい恋人の大門 信輝さんです」
翔磨が声を上げる。緊張してるのか声が裏返っていた。
「何だ。そのことか。何となく判ってたぜ。なあ母さん」
「そうね。翔磨大門君の事話すとき凄く嬉しそうだったからね。目尻下げちゃってさ。あんな翔磨見たこと無かったわ。それにね父さん見ちゃったらしいの」
親父っさんの声にお袋さんが応える。翔磨の父さんと母さんが視線を合わせた。
「何時だったかお前大門君駅まで送りに行った時手繋いでたろ。それにほっぺにチュッとしていた」
確かにそんな事も有った。人通りのない夜道。大丈夫だと思っていた。
「何時言ってくるのかと思ってたぜ。人を好きになるのは素敵なことだぞ。それが男同士だってな」
「そうよ。それに相手が大門君だもんね」
親父っさんの言葉にお袋さんが付け加えた。
「母さん酒持ってこいよ」
「ハイ、判ったわ」
4つのぐい飲みに酒が注がれる。卓君にはジュースを与えられた。
「大門君、こいつのことこれからも宜しくな。乾杯」
親父っさんの声にぐい飲みがカチンカチンと触れ合った。今度は卓君のグラスと触れ合わせる。とても穏やかな気持ちに包まれた。
「あっこれ良かったら食べてください。プリンです」
プリンと言う言葉に卓君が反応する。お袋さんが卓君にプリンを差し出した。大人達は酒盛りが始まる。話が盛り上がった。
「翔磨に大門君、ひとつ頼みが有るんだ」
親父っさんが翔磨に目を遣る。今度は俺を見てきた。
「大門君会社辞めて翔磨と一緒にkatsuモータースを手伝ってくれないか。そして差し支えなかったら大門君には養子になって貰いたいんだ。ご両親は他界なさってるし、お兄さんからは勘当されてるんだろ。俺達の家族になれよ。住まいは離れをリフォームしてやるから其処に住めよ」
親父っさんがポツリと声にする。突然の提案に俺は驚愕した。思い付きでは無いと言う。ご夫婦でそんなことを相談してたらしい。もし俺と翔磨がそんな仲だったら2人で後を継いで欲しかったと言う。丁寧で確実な仕事をするkatsuモータース。受注がかなり増え、繁忙になってると聞いていた。現に土曜は休まず稼動している。勝田家の家族に成れと言う。俺の心は動き始めた。失った家庭の団らんを取り戻せる。だが俺は悩んだ。
「直ぐに答えを出さなくていいからな。少し考えてくれよ」
親父っさんが声にする。その音色がやけに柔和に聞えた。時が微かに流れる。俺は翔磨と一戦を交じ終えた。今ベッドで抱き合っている。翔磨が俺に視線をぶつけてきた。
「先輩、あの話どうすんだ。俺さ先輩と何時も一緒に居たいから受けて欲しいな」
「翔磨、俺さ浮けようと思ってる」
翔磨の声に俺は言葉を返した。
「ホント嬉しい。ずっと一緒に居られる」
翔磨が俺に覆い被さってくる。少し萎えたちんぽ同士が触れ合った。2本のちんぽが息衝き始める。一気に硬くなった。翔磨が2本のちんぽを重ねる。ゴシゴシ扱き始めた。
「あぁぁ先輩のちんぽ熱いよぉ」
「お前のも熱いぜ」
扱きながら俺の乳首を摩ってくる。俺も翔磨の乳首を軽く抓んだ。俺は起き上がる。毛深い脚同士を交差させた。今度は俺が2本のちんぽを合わせる。扱き立てた。唇を寄せていく。翔磨の方からあわせてくる。舌を挿れると絡め合った。クチュックチュックチュッ卑猥な音が鳴り渡る。唇が離れた。
「あぁぁぁあぁ気持ちいい」
「俺もいい。あぁぁんぉ翔磨のちんぽ堪んねぇ」
俺は2本のちんぽを扱き捲くる。同時に乳首弄り合った。
「あぁぁんぉやべぇ。射きそうだ」
翔磨が喘ぐ。顔付きがトロンとしていた。
「俺もやべぇ。一緒に射かすぞ」
俺も声を上げた。俺の手の動きが加速する。金玉同士が触れ合った。
「あぁぁんぉ射く。あぁぁんぁ射ぐ。んぁぁあぁ射くっ」
「あぁぁあぁ射ぐ。あぁぁぁんぉ射く。あぁぁんぁ射くっ」
断末魔の声が重なった。
ドビュッドビュッドビュッ…ビュビュッビュビュッビュビュッ…ビュッビュッビュッ
ドビュッドビュッドビュッ…ビュッビュッビュッ…ビュビュッビュビュッビュビュッ
2本のちんぽから乳白色の男の汁が吹き上がる。その汁が宙を舞い、絡まりながら落ちてきた。俺は翔磨を抱き寄せる。軽く唇を合わせた。静かに唇が離れる。またキスをした。
 忙しい日々が始まる。俺は会社の退職を申し出た。上司は直ぐには勘弁して欲しいと言う。結局3ヵ月後に退職することが決まった。離れのリフォームの工事の打ち合わせが始まる。勝田家の離れは以前寮として使っていた。此処を俺達の新居にリフォームすると言う。翔磨は一足先に会社を退職し、家業を手伝い始めた。会社と自宅そして勝田家。俺は忙しく動き回った。初秋の紺碧の空が広がっている。飛行機雲が浮かんでいた。今日大安吉日。俺は勝田家の一員となった。今役所の喫茶店でテーブルを囲んでいる。親父っさんが俺に目を呉れた。
「今日からお前は勝田 信輝だぞ。これからは信輝って呼び捨てるからな」
「ハイ、父さん、母さん」
父さんの声に俺は応える。傍らに居る母さんが涙ぐんでいた。
「信輝、もう1回言ってくれる」
母さんが声を上げる。父さんと母さんが目を瞑った。
「父さん、母さんこれから宜しくお願いします」
2人が目を開ける。父さんと母さんの視線が交差した。
「ねっ似てるでしょ」
「ああ似てるな」
母さんの声に父さんが応える。俺の声がなくなった翔磨の達斗兄さんに似てると言う。今度は翔磨が視線をぶつけてきた。
「兄貴……」
いい響きに聞えた。
「卓、小父ちゃんが正式におまえの叔父ちゃんになったんだぜ」
「うん」
翔磨の声に卓君が応える。意味が判ってるのかどうかは判らないが……俺は勝田家の一員として迎えられた。もう直ぐ俺は会社を辞める。そしてkatsuモータースで働く。新居の完成も間近になった。そんな或る日、俺はkatsuモータースに呼ばれた。父さんと翔磨、そして4人の整備士に迎えられる。整備士は全員男子だ。時刻は7時に迫っている。ちょうど仕事を終えたところだった。
「紹介しておく。来週から手伝ってくれる俺の長男信輝だ。お前らにはもう言ってあるがこいつは俺の息子であると同時に翔磨の連れ合いでもある。依存はないな」
男達が頷いた。父さんが俺達の事を話していたと言う。整備士達はゲイに何の偏見を持っていなかった。
「勝田 信輝です。宜しくお願いします」
みんなの拍手が湧き起こった。みんな柔和な笑顔を浮かべている。俺は勝田家の家族であると共にこの工場の一員だ。心の奥から何か強いものが湧き上がってくる。そして俺の持てる力を全て吐き出したいと思った。街は本格的な秋を迎えてる。公園の樹木が色付いていた。新居が完成する。俺達の引っ越しも終わった。1階にリビング、水回り。2階に有った3つの4畳半を繋げた。卓が大きくなった時の為に可動式の間仕切りも付けてある。キングサイズのダブルベッド、その傍らには子供用の車の形をしたベッドも設置されていた。黄昏色の空が星空に変っている。母屋のリビングで細やかな宴が始まった。テーブルには母さんの手料理が並べられている。グラスにビールを注ぎ合った。卓の目の前にはジュースの入ったグラスが置かれている。父さんがみんなを見渡した。
「引っ越しおめでとう」
父さんの声に俺達はグラスをカチンカチンと触れ合わせた。家族の団らん。久しぶりに俺は感じた。この途轍もない大きな幸せを何時までも続くようにと……
 穏やかな家族の団らんが続く。卓のことそして俺達の将来の事を語り合った。時が流れる。細やかで柔和な宴が終わった。

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[ 2016/11/27 14:49 ] | TB(-) | CM(0)