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淫室806合図①

早春 (8)
 冬の寒い朝。通院していたクリニックからの紹介状を持って大学病院に来ている。有名な医師に診断して貰う為だ。
「坂元さん、直ぐ入院ですね」
温厚そうな医師の言葉が俺の心を鋭く付いた。肝臓が大分傷んでいるらしい。このままにしておくと肝臓破裂の危険もあると言う。入院当初個室だったが容体が安定してきたようなので大部屋へ移る事になった。806号室6人部屋で俺のスペースは奥の窓際。隣りのベッドには見た目25歳位で髭坊主のイケてる奴がいる。名前は戸嶋尚斗。身長は俺より少し低めの160cm位好みの体型だ。容体が安定してくると何故か下半身がムズムズしてくる。53歳の俺でさえそうなのだから若い雄の尚斗君はどうやって性欲処理をしているのかやはり気になる。もし何もしていないのなら金玉一杯に溜めている事だろう。下世話な想像をしてしまった。たまに他愛ない会話をする。この前アイスを奢ってやったら目をクリクリさせて食べていた。可愛すぎる男。一度犯りたい。そんな衝動にも駆られた。午後9時消灯。目を閉じても眠くはならなかった。隣りのベッドには尚斗君が寝ている。カーテン越しに寝息が聞こえる。俺もいつしか微睡みの世界に落ちていった。ふと目が覚める。何時だろう?ブラインドから射し込む光はまだ無い。時計を見ると深夜2時を過ぎた所だった。
「うぅっ、あぁっ、うっん」微かに喘ぎ声が聞こえる。尚斗がズっているのかもしれない。
「うぅん、うっ、あぁぁ」何時しか声がしなくなった。シュッシュッとティッシュを引き抜く音が聞こえる。尚斗に俺が気付いていることを伝えたかった。ベッドの蛍光灯を点る。少し経ってから消した。俺の目論見。悪い親父だ。
朝、目が覚める。窓から射し込む冬の陽光が眩い。カーテンを開ける。尚斗はすでに起きていた。
「おはようございます」と挨拶する。
「おはようございます」と爽やかな声が返ってくる。何故か目を合わせてくれなかったような気がした。短調な病院の時間が過ぎていく。検温、投薬そして処置。たまに交わす尚斗君との会話が心地よい。ただあの晩のことが気に掛かっているのは事実だ。ふと尚斗の股間に目を遣る。何げに膨らんでいる気がした。数日後の深夜。トイレに行き病室に戻った。ベッドに入り目を瞑ったが眠れそうにない。股間に手を伸ばすとムクムクしてくる。隣りのベッドを見てみる。起きているのか眠っているのかはカーテン越しの気配だけでは感じる事が出来なかった。ちんぽに手を這わせる。ムクッムクッムクッと勃ち上がってきた。先っぽを親指の腹でグリグリ擦る。我慢汁が溢れてきた。
「あぅっ、うぅっ、あぁぁ」低く喘ぐ。挑発してみた。
「あぁぁ、うぅっ、はぅっ」押し殺したような喘ぎ声が聞こえてくる。ベッドの蛍光灯を点け少し経ってから消した。隣のベッドの蛍光灯が点き少し経ってから消える。これから始まる淫儀開始の合図だと勝手に思った。早る気持ちが湧き起る。勇気を振り絞った。
「こっちに来ないか?」
ぼそっと声にしてみる。ぼんやりと人影が見えた。股間を膨ませた尚斗君が俺のベッドの脇に立っている。目と目が合い次の瞬間スルリとベッドに潜り込んできた。性の捌け口を求めた雄同士快楽を貪り合うだけの事だ。股間を押し付けてくる。どっしりと重量感のある雄竿が更に俺を刺激した。抱き寄せ唇を重ねる。尚斗の舌が絡んできた。濃厚なキスは2人の欲情を昂ぶらせる。指先で乳首を弄ってみるとピクンと身体が反応した。パジャマを捲る。優しく乳首を舐めてやるとカラダを捩った。
「ぁぅっ…ぁぁ」尚斗の口からはちっちゃい喘ぎ声が洩れ始める。薄暗い中でも快感で顔が歪むのが感じ取れた。股間を握る。いきり勃った尚斗のちんぽ。まだかまだかと開放を強請っているように思えた。パジャマのパンツとボクブリを一気に下ろす。欲情に満ちた男の道具が俺の目の前に現われる。引き寄せられるように顔を近付け口に咥え込んだ。俺の口の中でドンドン容積が増していくのが判る。若雄の底知れない活力を感じた。裏筋に舌を這わせる。舌先で撫で擦ってやった。
「んん…んんん」
優しくちんぽを握る。根元から尖端目掛けて舐め上げた。
「んぁぁぁ…んぁ」
本竿に舌を這わせる。ジュルッジュルッと舐め上げた。今度は金玉を口に含み舌で転がしてやる。空いてる手でちんぽを扱いてやった。
「あっ、あぁぁ、うぅ~ん」
声が洩れる。俺は尚斗の口を口で塞いだ。感じ捲る尚斗。ただここは6人部屋の病室だ。あまり声が洩れると深夜と言ってもヤバい。俺は全裸になりカラダを反転させる。尚斗の口先へちんぽを差し出した。直人は躊躇う事なく俺のちんぽを
咥える。69の体制だ。絶妙に舌を絡ませてくる。鈴口から竿、金玉を舐め回された。腰を突き尚人の喉まんこを犯し始める。尚斗も腰を振り始めた。
「んん、ん、んん」
「ん、んん、ん」くぐもった喘ぎ声がもれてくる。尚斗のちんぽがプクンと膨らんだ。俺の金玉が競り上がってくる。ガシガシ腰を突き込んだ。尚斗のカラダがビクビク震える。俺の喉奥の壁にに濃厚な男の汁がぶち当たってきた。口の中に若い雄の薫りが広がる。その途端俺も尚斗の喉奥に男の汁を放った。俺の喉がゴクンと鳴る。尚斗の放った雄汁が体内へと流れていった。尚斗を見ると目を瞑っている。
「吐き出せ……」ティッシュを渡した。尚斗は大きく首を横に振る。ゴクンと喉を鳴らせた。
「呑んだのか……」
コクンと頷いた。
「精液好きなのか」
大きく首を横に振る。
「バカヤロ…無理して呑みやがって……」
「だって…坂元さんも呑んでくれたし俺も呑みたかったから……」
オデコをコツンと小突く。俺の胸に顔を埋めてきた。
「気持ち良かったな」
「うん」
抱き寄せると頭を撫でてやった。項から若いオスの薫りが漂ってくる。優しく唇を合わせた。
「坂元さん……」
「ん、何だ。それによそよそしいから苗字で呼ぶなよ。太一でいいからさ…こんな関係になっちまったんだからな」
「うん…じゃぁ…お、おやっさん」
「あぁそれでもいいぜ」
「おやっさん…もっとしてぇ」
尚斗は俺のちんぽを握ってきた。一度出して萎えていた俺のちんぽが芽吹いてくる。俺も尚斗のちんぽを握った。既にそこは息づいている。俺達はちんぽとちんぽを密着させた。クチュクチュとちんぽ同士の粘膜が絡む。亀頭と亀頭、竿と竿が擦れ合った。ちんぽとちんぽ金玉と金玉を密着させる。唾液と我慢汁でヌルヌルになった2本のちんぽ。合せるとドックン、ドックンと熱い鼓動が聞こえてきそうだ。ゴシゴシゴシと激しく扱く。空いてる手の指で尚斗の乳首を弄る。尚斗も俺の乳首
に指を這わせてきた。金玉の奥がジンジンしてくる。
「そろそろ射かすぞ」
「うん」
薄暗い中でも尚斗昂ぶりを感じる。勃起の熱が伝ってきた。尚斗の頭の後に手を回し抱き寄せる。
唇を寄せていくと尚斗から舌を絡めてきた。
「うぅぅ…んんん」
「んん…んん…うぅ」
唇の端から音にならない喘ぎが洩れる。
「あぁぁぁぁ…気持ちいっす」俺の耳元で尚斗が囁く。
「俺も…いいぜ」俺も尚斗の耳元で囁いた。
金玉がせりあがってきた。絶頂を迎える時間は直ぐそこまで来ている。
「あぅっ、あぁぁ駄目だ。射っちまう。あぁぁ射くぞ。射く…」
「おやっさんお、俺も…おぉぉぉ、あぅぅ射くぅ」
俺と尚斗はほぼ同時に大量の雄汁を射精した。腕を肩に廻ししっかりと抱き寄せる。何時しか二人の唇は重なり合っていた。
「俺さおやっさんこの病室に入って来たときすんげぇ嬉しかったんだ。タイプど真ん中っす」
「俺もだよ」
またぎゅっと抱きしめた。
「じゃぁまたな」
「うん」
何事も無かったように尚斗は隣りのベッドに戻って行った。カーテン越しに尚斗の寝息が聞こえる。俺も眠りの世界に落ちていった。
[ 2015/02/08 20:01 ] 淫室806合図 | TB(-) | CM(0)

淫室806合図②

 尚斗と俺。今まで以上に親密になった。毎日のように繰り返す病院デート。デイルームで良く一緒に携帯を弄った。缶コーヒーを飲みながらおやつを食べる。他愛ない会話で盛り上がった。戸嶋尚斗…女手一つで育てられたらしい。そのせいか中学の頃から父親位の男性に心惹かれたみたいだ。
「おやっさん…俺さ…」
「へぇ…そうなんだ」
”坂元さんレントゲンに呼ばれたのでナースセンター迄おいでください”アナウンスが流れた。
「じゃぁな」俺は立ち上がろうとした。
「今夜良いっすか?」尚斗がちっちゃな声で言う。
「あぁいいぜ」俺は言葉を返した。
時刻は深夜2時半。看護師が懐中電灯を照らしながら見回りに来た。それから5分。尚斗のベッドの蛍光灯が点き程なくして消える。”俺もベッドの蛍光灯を灯す。そして消した。いつもの”やろうぜ合図”。尚斗が俺のベッドに潜り込んで来た。
「おやっさん……」
俺の頬を両手で掴むとキスをしてきた。
接吻 (2)
いつもより濃厚に舌を絡めてくる。それだけで俺のちんぽはグングン頭を擡げてきた。ちんぽに血流が集まってくる。着ているものを全て脱がされた。バサッバサッバサッと尚斗もパジャマを脱ぐ。Tシャツ、ボクブリも脱ぎ去った。毛深い脚を絡めてくる。俺の上に重なり勃起したちんぽをを俺のちんぽに擦り付けてきた。
「あぅぅ、あぁぁ、尚斗気持ち良いよ」
「親父さん俺もっすよ。あぁ、うぅ~ん」
尚斗の身体が下にずれる。俺のちんぽが頬張られた。裏筋から本竿に舌が這い下りる。金玉が1個ずつ咥えられた。
「すんげぇ…汁いっぱい出てきたぞ…美味ぇ」
亀頭が唇で包まれる。一気に根元迄呑み込まれた。喉壁がぎゅうぎゅうちんぽを締め付けてくる。俺のカラダはビクビク震えた。
「おやっさんの竿いつもよりデカいっす。凄ぇ」
尚斗の口の中で俺のちんぽは角度を上げた。どこから出したのか俺のちんぽにゴムを被せる。そしてオイルを塗られた。
「尚斗……」
「俺今日親父っさんとひとつになりたいっす。駄目っすか?」
首を横に振った。
「いや、構わねえよ。俺もお前とひとつになれたら嬉しいよぜ」
「ジッとしといてください。俺がおやっさんの竿好きにしたいんすよ。イイっすね」
「あぁ好きにしてくれ」
尚斗は自分の穴にオイルを塗る。穴口に当てるとそのまま腰を沈めてきた。亀頭が呑み込まれる。僅かに抗う尚斗の内壁。微かに顔が歪んでるように見えた。俺は両手を伸ばし尚斗の乳首に指を這わせる。尚斗は一気に腰を沈め俺のちんぽは根元迄呑み込まれた。
「親父っさんひとつになれたよ。あぁぁ…凄ぇ」
「尚斗お前のケツまんこ良いあんばいだぜ。俺のちんぽに絡み付いてきやがる。うぅぅんぁ」
尚斗は俺の事を抱き起こした。俺の背中に手を回ししがみついてくる。自然に唇が重なり合い舌を絡め合った。奴は腰を上下に動かし顔を歪め俺の耳元で声を押し殺して囁いた。
「親父っさん、お、俺たまんねぇ。気持ちイイっす。あぅぅ」
「俺もいいぜ。おまえのおまんこ堪らんぜ」
ゆっくりと尚斗を押し倒し俺が上になる。腰を前後に動かし俺のちんぽを打ち込んだ。尚斗のちんぽはギンギンになって我慢汁を洩らし続けている。亀頭の括れを指腹で摩ってやった。
「んん…ん…んぅぅ」
男臭ぇ尚斗が俺に犯され悶えてる。その姿に俺のオスの本性が覚醒した。尚斗の内壁が俺を微妙に締め付ける。まんこ壁が俺の竿にに絡み付いてきた。
「あぁぁぁぁぁ…そこヤバいっす。あぅっ」喘ぎ声が大きくなった。俺はキスをして音を遮る。
「ここ当たるのか?尚斗」耳元で囁いた。
尚斗は頭コクコク動かした。更に激しく突き挿れる。腰をガシガシ突き込み尚斗の奥壁を擦ってやった。尚斗は自分でちんぽをしごき始める。カラダがビクビク震えてた。
「あぅっ親父っさん駄目っす。そこ駄目っす。いっちまいそうっす。ああぅぅ。おぉっぅ」
「いいぜ尚斗。射けよ。思いっきりぶっ放せ」
「あぁぁぁっおやっさん射く…あぁぁ射くぅ…射く」
ドピュッドピュッドピュッ…ビュビュッビュビュッビュビュッ…ビュッビュッビュッ尚斗は自分の腹の上に白濁汁を噴き上げた。尚斗の内壁が激しく収縮する。俺のちんぽが締め付けられた。金玉の中で雄汁が蠢いている。一気に上り詰めた。
「尚斗、お、俺も…んぁぁやべぇ…んぉぉぉぉ」
ちんぽをを引き抜きゴムを外す。自分でちんぽを扱いた。
「あぅぅ…んん…ん射く…射ぐ…射く」
ドピュッドピュッドピュッ…ビュッビュッビュッ…ビュッビュッビュッ俺は尚斗の腹の上に男の白い汁を撒き散らした。2人の精子が尚斗の腹の上で混ざり合っている。俺は尚斗の上に倒れ込んだ。尚斗は俺にしがみついてくる。腕を尚斗の背中に腕を回しぎゅっと抱きしめた。
「おやっさん……」
俺に甘えてくる尚斗。いっそう愛おしくなった。
「気持ち良かったか…俺は最高だったぜ」
「うん俺も良かった」
激しい男と男の交尾。その余韻を感じながら俺達は抱き合っている。このままずっと…だけどそうもいかない。ここは病室だから……
「じゃぁね」
「あぁまたな」
チュッと軽く唇を合わせる。尚斗は自分のベッドに戻りすやすやと眠りについたみたいだ。俺は目を瞑る。いつしかウトウトとし始めた。
[ 2015/02/08 19:55 ] 淫室806合図 | TB(-) | CM(0)

淫室806合図③

 俺と尚斗は結ばれた。2人の新たな時間が動き始めてる。日中は病院デートした。そして夜は交尾する。潤う日々が続いた。そんなある日。デイルームで一緒に雑誌を読んでいる。尚斗が俺に目をくれた。
「おやっさん……」
「ん、何だ」
何げに尚斗の表情に翳りが見えた。
「おやっさん…俺退院決まった」
「そうか…良かったな」
尚斗は3日後退院する。退院前夜俺達は激しく交尾した。
「おやっさん…頑張ってな」
「うん…俺も早く退院するからな」
メアドを交換する。目には光るものが見えた。
「じゃぁね。メールするからさ……」
「あぁ…元気でな」
尚斗はこの病室を後にした。検温、投薬、検査、たまに見舞いに来る友達。平穏な入院生活が始まった。胸に穴をあけられたような切ない気持ちが襲ってくる。53歳にもなって俺恋してた。入院中のただの火遊びの積りだったのに……あいつは、尚斗はどう思ってるんだろ。病室を出る時涙流してたみたいだけど……ただ感傷にふけっているだけだと思うしな。時々近況報告のメールはくるけど……そのメールが楽しみも事実なんだ。夜目を瞑ると尚斗との交わりが脳裏に浮かぶ。俺の手は自然にちんぽを握った。
「な、尚斗…逢いたい」
俺の手の中でちんぽがグングン硬くなる。俺はそいつを激しく扱いた。一気に上り詰める。ティッシュをちんぽに宛てがった。
「あぁぁぁぁぁ尚斗ぉ…んぁぁぁぁ…射ぐ、射く」
ドピュッドピュッドピュッ…ビュッビュッビュッ俺はティッシュの中に汁を放った。
ベッドで携帯を弄っている。人影を感じた。
「おやっさん……」
「な、尚斗……」
「へへ、会いたくなっちゃった」
傍らに満面の笑顔を浮かべた尚斗が立っていた。お見舞いのプリンをデイルームで食べている。尚斗の顔付きがやけに明るく見えた。
「俺さ……」
「へーそんなことあったんだ」
開放的でくつろいだ雰囲気の中時間がゆっくりと流れた。
「じゃぁまた来るからね」
「うん判った」
尚斗は俺に与えてくれた。ほっこりとした安らぎを……
[ 2015/02/08 19:49 ] 淫室806合図 | TB(-) | CM(0)

淫室806合図④

 俺の退院が決まる。早速尚斗にメールした。
”明後日退院するよ”
”おめでとう。俺手伝いに行くよ”
尚斗の運転する軽自動車が動き始める。車中尚斗は愉悦の表情を浮かべながらはしゃいだ。この可愛さと逞しさを兼ね備えている男とまた時間を共有できる。心が弾んだ。
「あっ…そこ曲がった所だ」
「うん」
俺の家に着いた。エレベーターで8階迄上がる。玄関を開けた。
「上がってくれよ」
「うん……」
リビングに通した。
「珈琲でいいか」
「うん」
尚斗がソファーにちょこんと座っている。俺もその隣に座った。珈琲カップを口に運ぶ。香ばしい匂いが鼻腔を擽った。
「ここがおやっさんの家なんだ」
尚斗はまわりをキョロキョロと見渡している。10畳ほどのリビングダイニング。ダイニングテーブル。それに今座っているソファーとローテーブル。壁際に置いてあるテレビ。限りなくシンプルな部屋だ。背丈のある観葉植物に水を与える。窓を開けると清々しい空気が流れ込んできた。
「おやっさん…今夜退院祝いしようか」
「ありがとな……」
「うん……」
途中一度帰宅したけど2箇月程留守にした家だ。少し薄汚れている。尚斗に手伝ってもらって掃除した。
「おやっさん…今度は何処すればいい」
「じゃぁ風呂洗ってくれよ」
「うん、判った」
一緒に行う家事。ただそれだけの事だったけど俺は妙に浮かれた。陽が傾き始める。食材を買い出しに行った。
「尚斗何食いたい」
「一番食いたいのは……これっすよ」
俺の股間がさり気なく握られた。
「ば、バカヤロ、人いるんだぞ」
「だってずっと食ってねぇんだぞ」
「判った、判った。行くぞ」
カートに乗せられた籠に次々と食材が詰め込まれた。今キッチンに並んで立っている。俺の隣で野菜を洗っている尚斗。やばい位に可愛い。
「準備出来たぜ。先に風呂入るか」
「うん」
俺達はバサバサ着ているものを脱いでいく。今まで薄暗い病室のベッドでしか見たことのない尚斗の裸。改めて見るとかなりいいガタイをしている。肉厚な胸。盛り上がった肩。適度に締まっている腹筋。ヘソの辺りから生えた剛毛群。真ん中の男の証はふてぶてしくぶら下がっていた。浴槽に並んで浸かる。尚斗が寄り添ってきた。
「俺さ父さんの事知らないから…こうやっておやっさんと風呂入るのって凄ぇ嬉しいんだ」
「そうか。父親だと思って甘えていいんだぞ」
「うん」
俺は優しく肩を抱いてやった。其々カラダを洗い風呂を出る。俺はを締め込んだ。
「えっおやっさん…なんすか」
「あぁ、入院中はそうもいかねぇからな」
「カッコいっす」
「締めてみるか」
「うん」
尚斗に締めてやったのは紺地和柄の。体躯の優れた尚斗には良く似合っている。
「カッコいいぞ」
褌 (2)
鏡に映った姿の尚斗。一端の日本男児がそこにいた。
「あっ…やべぇ」
尚斗が股間を押さえている。
「ちょびっと濡れてきた」
「えっ……」
「おやっさんのちんぽ包んでた奴だと思ったら…俺…」
「バカヤロ…飯にするぞ」
尚斗のオデコをコツンと小突く。本当はちょっと嬉しかったんだけどな。テーブルを挟み向かい合って座った。グラスにビールを注ぎ合う。カチンカチンと触れあった。
「おやっさん退院おめでとう」
「うん、ありがと」
ビールが喉越しよく体内に落ちていく。尚斗と視線が交差する。瞳の奥から一途な光が輝いていた。
「美味ぇ…おやっさん料理上手いんだな」
「一応自炊してるからな。どんどん食えよ」
「うん」
少しほろ酔いになった尚斗。色んな事を語ってくれた。仕事の事、病院の検査技師の事、自分の事。俺はうん、うんと頷いた。いつの間にか尚斗は俺の隣に座っている。甘えるように俺に寄り添い時折股間に触れてきた。
「尚斗、今日泊まってくか」
「えっ……いっすか」
「あぁいぃ」
「じゃぁ泊まってく」
尚斗の瞳がキラキラ輝いている。
「ベッド行くか」
「うん」
尚斗の手を握る。男の血潮がたぎっているように感じた。寝室の扉を開ける。照明と灯そして消した。
「これ、覚えてるか」
「うん」
そう紛れもなく俺達のやろうよ合図だ。ベッド脇のスタンドに灯りを灯す。ぼんやりと部屋を照らしている。淫猥な気分が盛り上がってきた。
「今日は俺が脱がしてやるからな」
尚斗の着ているものを1枚ずつ剥いでいく。六尺一丁にさせた。を解く。ハラリと床に落ちる。既に股間のものは息づいていた。俺も着ているものを脱いでいく。褌を外し全裸を晒した。尚斗が跪く俺のちんぽに頬ずりしてきた。
「あぁぁぁぁぁ…おやっさんのちんぽだ。凄ぇいい匂いする」
金玉を握られる。舌がちんぽに這ってきた。付け根辺りからジュルジュル舐め上げられる。亀頭、竿に舌が絡んできた。
「ん、んぁぁ…んん」
今度は亀頭を唇で挟まれる。ゆっくりと尚斗の口の中に吸い込まれていった。
「はぁ…美味ぇ」
また俺のちんぽが咥えられる。ジュルッジュルッジュルッ…ジュボッジュボッジュボッと尺八音が卑猥に耳に伝った。
「今度は俺にしゃぶらせろ」
俺は跪く。尚斗のちんぽに舌を這わせる。尖らせた舌で裏筋をなぞった。
「あっ…あぁぁ…いぃ」
尚斗の亀頭を唇で覆う。一息に根元迄呑込んだ。俺の顔が前後に抽動する。我慢汁が口の中に広がった。
「あぁぁぁぁ…いっいぃ」
尚斗が俺の頭を押さえつける。腰をガシガシ動かし始めた。
喉奥の壁でぎゅうぎゅう締め付けてやる。尚斗の亀頭が激しく俺の喉まんこを擦った。
「あぁぁぁぁぁ…射っちゃう…んぁぁぁぁぁ…射ぐ…射く」
ドグッドグッドグッと尚斗の汁が喉壁にぶつかってきた。
「お、おやっさんゴメン射っちゃった」
俺は喉をゴクンと鳴らした。
「構わねえよ。溜まってたんだろ。ちょっと吃驚したけどな」
「うん」
立ち上がると尚斗が抱きついてくる。俺はぎゅっと抱きしめた。
「美味かったぞ」
「うん」
尚斗のちんぽをそっと握る。今射ったばかりなのにそこは衰えていなかった。
「おいで」
「うん」
可愛く声にする尚斗。俺達はベッドに潜り込んだ。唇を寄せていく。軽く触れ合う。薄く開いたところで舌を挿れていく。舌を絡めると尚斗も絡め返してきた。キスしながら、尚斗の乳首に指を這わせる。尚斗のカラダが微動した。
「尚斗、今日は思いっきり声出していいんだぞ」
尚斗の首が大きく縦に振られた。首筋から耳裏に舌を這わす。同時に指で乳首をクリクリ弄った。
「あぁぁぁぁ…あぅぅぅ…あっあっ…あぅ」
乳首を舐めまわす。もう片方の乳首を指でなぞった。
「あぁ…あぁぁ…んぁ」
「凄ぇ乳首勃ってきたぜ」
膨らんだ乳首を優しく癒すように舐めまわす。空いてる手を伸ばしちんぽを手で包んだ。濡れそぼっている尚斗のちんぽ。親指の腹で摩ってやった。
「あぁぁぁぁ…いぃ…いぃよぉ」
カラダを下にずらす。目の前の尚斗のちんぽを頬張った。尚斗のカラダがビグビグ震える。今度は尚斗のちんぽを握り締めながら脚の付け根辺りを舌で舐め上げる。その舌が蟻の問渡りへと進んでいった。尚斗のカラダが左右に捩れる。目はトロンとしていた。軽く穴を摩る。尚斗のカラダがビグビグ震えた。両脚を抱え上げる。ケツ毛を掻き分け穴口に舌を這わせた。
「あぁぁぁぁ…あっうぅ…んぁぁ」
執拗に穴口を舐め上げる。少し緩んだところで尖らせた舌を挿れてみた。
「んぁぁぁぁぁ…あぅぅぅぅ」
舌を指に換える。グイッと突っ込むと内壁が優しく圧迫してきた。
「あぁぁんぁ…いっす。んぁいぃ」
中を掻き回す。内壁を撫で擦った。空いてる左手でちんぽを扱いてやる。
「あぁぁんぉ、おっおやっさん、切ねぇおまんこ疼くぅ」
「判ったぜ。今挿れてやるからな」
ゴムを手に取った。
「お、おやっさん俺、直に感じてぇ」
「判ったぜ」
オイルを穴にたっぷりと塗り込む。俺のちんぽにもしっかりとまぶした。
「脚抱えろよ」
「うん」
尚斗が両脚を抱える。まんこ穴はヒク付いていた。ちんぽに手を添える。穴をズリズリ擦ってやる。亀頭で軽く小突いた 。
「はっ、早く挿れてくれよ」
大分切ないのか尚斗は泣き顔になっている。その表情がまた可愛かった。まんこ穴にちんぽを宛てがう。クィッと腰を突いた。ズボズボと俺のちんぽが呑み込まれる。
「んぁぁあぁぁんぉ。挿いってくる。堪んねぇ」
真ん中位まで挿いった所で更に腰を突いた。
「あぁぁぁぁ…んぁんぁ」
「全部挿いったからな。動かすぜ」
尚斗の首がコクンと頷く。俺はガシガシ腰を動かし始めた。突き込みながらカラダを折り曲げる。ジュルジュル乳首に舌を這わせた。
「あぁぁ、うぅぅ、んぁ」
今度は尚斗を四つん這いにさせる。後ろから挿れるといっそう激しく突き込んだ。
「あぁぁぁぁぁ、んぁぁ凄ぇんくっ」
突き込みながら腕を回して乳首を両方の指でコリコリなぞる。今度は耳裏を舐め上げた。
「だ、駄目っ、そ、そんな…も、洩れそうっす。あっあっ、洩れる。射ぐ」
「射ったのか」
「トコロテンしちまった」
腕を回し尚斗のちんぽを握る。先端は放った粘液で滑っていた。
「まだまだだぜ」
尚斗を仰向けにさせる。両脚を抱え上げるとまんこ口にちんぽを宛てがう。ズニューっと根元まで埋め込んだ。腰を突動させる。少し萎えかけていた尚斗のちんぽが天を衝いた。
「んぉぉぉぉぉはぅ…はっはっ…んぁぁ」
尚斗の左脚と俺の右脚を交差させる。尚斗の右脚を肩まで抱えた。俺の腰が大胆に動く。結合部からはグシュッグシュッグシュッと隠微な音が鳴り響いた。尚斗のカラダが仰け反る。胸の筋肉がピクピク震えてた。
「んぁ、はぅぅぅ、んんくっっぅぉっぉっ…や、やべぇまた射っちゃう…んぉぉんぁ射く、射ぐ、んぁぁ射くぅ」
ドピュッドピュッドピュッ…ビュビュッビュビュッビュビュッ…ビュッビュッビュッ乳白色の男の汁が宙を舞った。尚斗の両脚を抱えなおす。突き込みを深く重たくしていった。弛緩と収縮を繰り返す尚斗の内壁。俺のちんぽを今まで以上にぎゅうっと締め付けてくる。金玉の中で種汁が射き場を探し始めた。
「んくぅ締まるぜ」
「んくっ…んぁぁぁ…うぉぉぉ…んく…いぃ…気持ちいい」
腰を大きく引く。そしてズッゴーンと突き込んだ。
「あぁぁぁぁぁぁ駄目だぁ…また…洩れそう…射っちゃう」
「俺も…やべぇ…んぁぁぁぁぁ」
俺の腰がうねる。尚斗の内壁が痙攣するように収縮した。
「あぁぁぁぁぁぁ、んくんく、んくっ…射く…射ぐ…んぉぉ出る」
ドピュッドピュッドピュッ…ビュッビュッビュッ…ビュビュッビュビュッビュビュッ尚斗が3度目のトコロテン発射した。
「俺も…あぁぁぁぁぁ…種付けるからな…俺のガキ孕めよ。あぁぁぁぁぁ射く、射ぐ、射く」
俺は尚斗の雄膣目掛けて汁を放った。はぁはぁはぁ…荒い息が洩れる。どっさりと尚斗の上に倒れ込んだ。
「尚斗……」
唇を軽く合わせた。
「と、父ちゃん俺」
「3発もトコロテンしやがってよ」
「だって父ちゃんのちんぽ良すぎるから……」
尚斗のまんこがぎゅうっと俺を締め付けた。
「俺も凄ぇ気持ち良かったぜ。お前のおまんこ最高だ」
またチュッとキスをした。ズニュッとちんぽを引き抜く。尚斗の隣に横になった。
「あっ…凄ぇ」
「どうしたんだ」
「今俺孕んだみてぇ」
「バカタレ」
コツンとオデコを小突く。そしてまたキスをした。カラダをずらし尚斗のちんぽを頬張る。尚斗の残り汁を舌で拭いとった。
「俺も…」
今度は尚斗が俺のちんぽをしゃぶる。俺の残り汁を拭い取ってくれた。抱き寄せる。背中に手を回しぎゅっと抱きしめてやった。自然に唇が重なる。口の中で2人の汁を共有させた。唇が離れると尚斗は俺に抱きつき甘えてくる。激しい交わいの後、心地よい疲労感を味わいながら俺と尚斗はしばらく抱き合っていた。尚斗の薫りが俺を包み込む。俺の心は安堵している。さっきまで激しく脈動していた心臓音は穏やかに変わっていた。
[ 2015/02/08 19:46 ] 淫室806合図 | TB(-) | CM(0)

淫室806合図⑤

 今リビングのソファーに並んで座っている。グラスに入った焼酎のお湯割りを静かに飲んだ。
「父ちゃん、俺さ退院してからずっと寂しかったんだ。おっ俺父ちゃんのこと……すっす……」
俺は尚斗の言葉を唇で塞いだ。
「俺に言わせろ。尚斗俺はお前が好きだ。愛してる。これからもずっと俺といてくれ」
「うん…愛してる。父ちゃん」
父ちゃんかそれはそれでいい。俺はこいつの父であり恋人でいたいと思った。
「尚斗……」
尚斗の頬を両手で包み込む。唇を寄せていく。静かに触れ合う唇と唇。舌を深く挿れる。絡み合う舌と舌。背中に回ってる尚斗の腕に力が入る。俺も腕に力を込め尚斗を抱きしめた。永くて切ないキッス。ふうっと唇が離れた。
尚斗とちゃんと付き合い始めて1箇月経つ。一戦を交えて今抱き合っている。
「尚斗、俺53歳だろ。お前は25歳だ」
「うん、唐突にどうしたの」
「俺のほうが早く死んじゃうだろ。だからだ」
「バカヤロ俺が父ちゃん死なせねぇよ。たくもう……」
尚斗はちょっと頬を膨らませている。こんなところも可愛いんだけど……
「俺のこと心配してくれるんだな」
「当たり前だろ」
「だったらここ住め。その方が安心だろ」
「えっ……いいのか」
「あぁいいぜ」
「やった~毎日できる」尚斗の顔が綻んでる。
「バカヤロ、俺のカラダが心配じゃねぇのか」
「それとこれは別だからさ。父ちゃんもう1発やろ」
結局この晩尚斗は俺に掘られながら2発出し俺も1発出した。
春の芽吹き (29)
来月尚斗はここに越してくる。俺と尚斗の新たな歴史が芽吹き始めた。
[ 2015/02/08 19:41 ] 淫室806合図 | TB(-) | CM(0)