この街に住み始めてもう10年経った。Book's FINDという古本屋を営んでいる。場所が悪いのか客はあまり来ない。ネット販売が中心なのでどうにか商売なっている。都心へ移転。考えた事もあった。だけど俺にはこの街を離れたくない理由がある。馴染みの串焼き屋”雄”の大将、来生雄真さんの存在だ。季節は冬。冷たい風が肌を刺す。 俺は”雄”の暖簾を潜った。 「ヘイ…らっしゃい」 元気で爽やかな笑顔を向けてくれる。カウンターと4人掛けのテーブルが2つだけの小さな店だ。オープンしたのは2年前。それ以来ちょくちょく利用している。学生時代柔道をやっていた大将。そのガタイは逞しい。作務衣の上からでもそれが伺える。背丈は低い方だ。俺と同じ位だから165㌢前後だと思う。坊主頭に浅黒い顔、口と顎には髭を生やしている。年齢は40歳の筈だ。俺と同じ匂いを感じる。時折直向きな目をくれた。良く大将の事を思い浮べる。今迄何人かの野郎を好きになった。でも何かが違う。切ない。胸が張り裂けそうになる。ベッドに潜り込み目を瞑った。大将の面影が頭の中を占領する。抱かれたい。抱きたい。俺に挿れたらどんな突き方をするんだろう。俺に掘られたらどんな哭き方するんだろう。思っただけで濡れてくる。ちんぽを握り妄想を膨らました。グイッグイッグイッとちんぽが膨らんでくる。 「あぁぁ大将そんなにされたら………」 ゴシゴシちんぽを扱く。我慢汁が溢れてくる。金玉の奥熱くなってきた。 「あぁぁ、あぁ、た、大将あぁ大将…いっ射く、射ぐ」 ドヒュッドヒュッドヒュッ…ビュビュッビュビュッビュビュッ…ビュッビュッビュッ白濁汁を吹き上げた。宙を舞う男の汁。放つと当然感はある。だけど何故か空しい。そんなある日俺の店に大将が見えた。 「三枝さんの店って此処だったんすね」爽やかな笑顔を浮かべて大将が店に入ってきた。 「あっ…大将」 「ブラブラ歩いてたらBook's FINDって看板有ったから覗いてみたんすよ」 「あ、そうだったんすか?」 「ちょっと見させて貰うな」 「あっ…どうぞ」 カウンター越しに大将を見る。えっ……まさか。俺は動いた。作業する振りして本棚の陰から垣間見る。大将が見ていた物。それは ゲイ雑誌だった。心音が高鳴る。俺の感は当たったの か……ただもし大将がそうだとしてもやれるかどうかは判らない。変な焦りだけが襲ってきた。 「じゃぁこれお願いします」 大将が選んだ本は3冊。 1冊は刺青の写真集、それに ゲイ雑誌が2冊。 「ありがとうございます」俺は平静を装って紙袋を渡した。 大将も俺と同じ。男が好きな奴。でも必ずしも俺と出来る訳ではないのは判っている。でも俺は大将とやりたい。大将への思いが今まで以上に強くなった。
3日後、俺は”雄”の暖簾を潜る。時間は夜10時だ。 「へい…らっしゃい」いつもの元気で爽やかな声。俺はカウンターの隅っこに座った。客は結構入っている。リーマンの3人組と若いカップル。カウンターには作業着を着た男が2人談笑しながら酒を飲んでいる。”雄”の閉店時間は夜11時。客が帰り始める。気付くと店内は俺と大将だけになっていた。暖簾を入れると大将は俺の隣に座る。焼酎の水割りを作ってくれた。 「大将も良かったら1杯どうっすか」 「じゃぁ遠慮なく……」 グラスをカチンと触れさせた。 「この前三枝さんの店で無くしてしまった本に再会出来たんだよ。嬉しかったなぁ」 「えっ……」 大将はカウンターの中に入ると1冊の本を持ってきた。 「これだぜ」それは刺青の写真集。ページを巡った。 「これ俺なんだ」 顔は映ってないけどガタイのいい刺青野郎が 六尺一丁で写っている。俺は目を凝らした。 「見てぇか」大将がにやりと含みのある笑みを浮かべる。俺は首を縦に振った。大将は作務衣を脱ぎ、下に着ていたTシャツも脱ぐ。想像していた以上の躰が現われた。後ろを振り向くと不動明王の刺青が施されている。大将が前を向いた。視線が交差する。その途端唇が奪われた。舌が挿いってくる。自然に絡ませ合った。背中に回った大将の腕に力が入る。濃厚なキッスに心が奪われぼうっとしてきた。 「俺、三枝さんに同じ匂いを感じてた。俺を見る目。気のせいかも知れんけど眩かったもんな」 大将が俺を見た。それこそ眩い光を放っている。 「人の事言えんけど坊主頭、に髭、逞しい躰いかにもって感じだよな。それに俺が雑誌見てた時視線を感じてたんだ。顔付みたらやっぱりなってさ……」 大将か言葉を続ける。 「 ゲイ雑誌見付けて、俺チャンスだと思ったんだ。三枝さんがどう出るのかと思って思い切って勝負に出たんだよな。勇気要ったぜ」 「実は俺も大将に同じ匂いを感じてたんだよな。だけどこんた大胆な行動には出れなかった」 「バカやろ。俺だって……心臓バクバクなんだぞ。ほら」 俺の手を取ると大将の左胸に手を導かれた。引き寄せられ厚い胸に抱かれる。またキスされた。髭同士が絡み合う。舌と舌が縺れ合った。ふっと唇が離れる。大将が真っ直ぐに見てきた。 「三枝さん」 「ん……」 「うち来るか」 「いいんすか」 「あぁ、いいぜ 俺達は”雄”を後にする。軽い会話を交わしながら歩くこと5分。大将の住むアパートに着いた。 「入ってくれよ」 「あっ…お邪魔します」 廊下を進むみリビングに通された。物があまりないシンプルな部屋。 「綺麗にしてるんすね」 「物が外に出てないだけどな」 それぞれシャワーを浴びる。ソファーに並んで座った。仄かに抱いていた大将への思い。今2人だけの住空間に居る。これから起きる事を考えると鼓動が高鳴った。 「ほいっ……」 「ありがと」大将が焼酎の水割りを作ってくれた。 「美味ぇ」 「だろ。頂きものだけどな」 「コクがあって、でもさっぱりしてる」 交わす会話。時折交わる視線。ゆっくりと時間が過ぎていく。 「へぇ、そうなんだ」 「なっ、おかしいだろ」 3杯目の水割りが作られた。ゴクリと一口飲む。 肩に大将の腕が回ってくる。股間に手が這ってきた。 「三枝さん……」 「貢佑でいっすよ」 「じゃぁ俺のことは雄真って呼んでくれ。呼び捨てでいいからな」 「うん」 「貢佑、あっち行こうぜ」 耳元て妖しく囁かれる。俺は黙って首を縦に振った。寝室の扉が開く。照明が灯されるとぼんやりとベッドが浮かび上がってくる。着ている物をバサバサ脱いでいった。 「凄ぇ雄真、 褌なんだ」 「あぁ俺常用なからな」 大将が俺の手を取る。前袋に導かれた。 「こんなだぜ」 そこは淫液でシッポリ濡れている。軽く握ると熱が伝ってきた。 「解いてくれよ」 「うん」 雄真が振り向いた。刺青の不動明王が俺をじっと見ている。後ろ結びに手を掛けると俺は雄真の 褌を解き始めた。 褌が雄真のちんぽに絡みながらゆっくりと床に落ちる。弾けるように飛び出した雄真のちんぽ。尖端は既に汁で溢れていた。 「貢佑……」 向かい合って立つ。雄真の腕が肩に置かれる。軽くちんぽが触れ合った。その途端2本のちんぽはグイッグイッ角度を付ける。天を衝いた2本のちんぽが交差した。雄真の唇が寄ってくる。微かに触れ合った。 「貢佑……」 唇を重ね合う。舌が捩じ込まれてくる。まんべんなく口の中を愛撫された。カラダが蕩ける。中心部に血液が集まってきた。ベッドに横たわる。首筋に指が這ってきた。カラダがビクンと震える。耳裏に息が吹きかけられた。 「あぁぁ」 乳首に指が這ってくる。優しく摘まれた。俺のカラダが微動する。左右に捩れた。 「ここ感じるみてぇだな」 雄真のカラダが下にずれ、乳首に舌が這ってくる。ジュルジュルっと舐め上げられた。 「あぁぁ…んぁ…そんな……」 雄真の手が下に伸びる。ちんぽが軽く握られた。 「ガチガチだぜ。汁もいっぺぇ出てきたぜ」 亀頭がペロッと舐められた。 「美味ぇ……」 金玉を握られちんぽが舐め上げられる。執拗に動き回る雄真の舌。性感がウナギのぼりに上がってきた。ちんぽがしゃぶられる。雄真の顔が抽動し舌がちんぽに絡んできた。 「あっ、あぁ…うぅ」 顔を上下に動かしながら舌を絡めてくる。快感が押し寄せてきた。 「お、俺にも呉れよ」 「しゃぶりてぇのか」俺のちんぽを口から放すと俺を見る。瞳の奥からはいやらしい光が放たれていた。 「しゃぶりてぇ…雄真のちんぽくれよ」 「へへ判ったぜ」 雄真がカラダを反転させる。ちんぽが目の前に迫ってきた。俺は武者振り付く。口の中で我慢汁が広がった。 ジュルジュルジュル…ジュボッジュボッジュボッ卑猥な音が部屋に響く。喉奥の壁が雄真のちんぽで擦られた。 「ん、んん、ん」「ん、ん、ん」くぐもった喘ぎ声がも洩れる。俺の腰がグイグイ動き雄真の喉壁を擦る。雄真のちんぽも俺の喉壁を擦ってきた。濃い陰毛が鼻腔を擽る。雄真の薫りに包まれた。ジュボッジュボッジュボッ…ジュルッジュルッジュルッ火照りと湿り気を合わせ持った 尺八音が耳に届く。喉奥の壁を雄真の亀頭が擦った。ドブッドブッドブッと男汁が打ち込まれる。その途端俺も雄真の口の中で戦慄いた。雄真のカラダが反転する。顔が近付いてきた。自然に唇が重なる。俺の出した汁を口の中に流し込んできた。俺も雄真の汁を流し込む。2人の汁がお互いの口の中で融合する。野郎臭い薫りが充満した。ふっと唇が離れる。視線が絡み合った。ゴクンと雄真の喉がなる。雄真の目が鋭く突き刺さってきた。 「呑めよ。俺逹の神聖な汁だぞ」 目を瞑り俺は呑み込んだ。2人の汁が喉を通り体内へと流れていく。初めて呑んだ男の汁。ほろ苦く格別な味がした。 「美味かっただろ」 「うん美味かった。お前汁呑むの好きなのか」 「いや、初めてだ」 雄真が直向きな目を浮かべた。 「無性に呑みたくなったんだよ」 優しく抱きしめられる。耳元に吐息が降りかかった。 「ホント可愛いな、貢佑は…」 「か、可愛いなんて言うなよ。38の親父なんだぞ」 「歳なんて関係ねぇよ。可愛いもんは可愛いだからさ。俺さお前のことずっと狙ってたんだぞ」 ギュッと抱きしめられた。 「なぁもう1発やらねぇか。俺こんななんだ」 雄真は俺の手を取るとちんぽを握らせる。そこは熱を持ち鋼のように硬くなっていた。熱が伝ってくる。俺のちんぽは一気に勃ちあがった。 「へへ、俺も足らんかった」 ケツの窪みを撫で上げられる。カラダがビクンと震えた。 「ここ使えるのか」 「えっ……」 俺は首を横に振った。 「やったことねぇんだ」 1度挿れられそうになったことがある。でもそのときさは激痛に襲われ無理だった。それ以来やってない。 「貢佑……」 雄真の顔が近付いてくる。 瞼にチュッとキスされた。 「優しくしてやるから……なっ、いいよな」 男らしさの中から覗かせる少年のような目を浮かべる。心が動いた。 「う、うん」 雄真が覆い被さってくる。逞しい雄真のカラダに包まれた。 「俺にカラダ預けろ。気持ち良くしてやるからな」耳元で囁やかれた。ちょっと怖かったのは事実。だけど雄真とひとつになりたいと思ったのも事実だ。 「うん、挿れてくれ」 唇に唇が触れ直ぐに放れた。耳裏に舌が這ってくる。 手が乳首に這ってきた。カラダがビクンと震える。もう片方の乳首に舌が這ってきた。 「ん、んぁ、あぁ」 ジュルジュル乳首を舐め上げられる。同時にちんぽに手が伸びてきた。ちんぽが握られる。同時に金玉袋を揉まれた。指が雄穴に伸びてくる。軽くすぅーっと撫でられた。 「あっ、あ」 両脚を抱え上げられ膝を持たされる。俺の雄穴が露呈された。俺の一番恥ずかしい所を雄真に見られている。カラダが火照ってきた。 「ゆ、雄真…恥ずかしいよぉ」 「恥ずかしがることねぇぞ。綺麗なまんこ穴だ」 「えっ……まんこ」 「そうだ。まんこだ」 息がふぅーと噴きかけらる。舌が穴に這ってきた。 「き、汚たねぇぞ。ゆ、雄真、やめろ」 「汚くなんかねぇ……大切な奴のまんこなんだからな」 大切な奴。俺のことかよ。嬉しさにカラダの力がすぅーと抜けた。ジュルジュルと穴を舐められる。切なさと熱い何かが込み上げてきた。穴の周りと中にローションが塗られる。指がゆっくりと挿いってきた。1本2本3本と指が増えていく。中を掻き回される。指が内壁を這った。 「あっ…あぁ…そこやべぇ」 「へへ、お前の感じる所見つけたぜ」 執拗に其処を擦られる。俺のカラダが左右に捩れた。 「そろそろ挿れるぞ」 「うん」 両脚を抱え直される。亀頭が俺の穴口に宛てられた。 「いくぞ。痛かったら言うんだぞ」 「うん、判った」 雄真の腰に力が入る。亀頭が俺の中に挿いってきた。 「痛くねぇか」 「だ、大丈夫だ」 ホントはちょびっと痛かった。でもそれよりひとつになりたい。そんな気持ちが強かった。 少し引いては少し挿いってくる。俺の穴は確実に雄真のちんぽを呑み込んでいった。 「真ん中辺りまで挿いってすぜ。あともう少しだからな」 「うん、大丈夫みたいだよ」 雄真の腰がぐいっと動く。この時俺のカラダに異変が起きた。強い痛みが襲ってくる。歯を食いしばりその痛みに耐えた。 「挿いったぜ」 雄真の顔が近づいてくる。 軽く唇が触れまた離れた。 「ホントは痛かったんだろ。顔歪んでるもんな。ごめんよ」 「ちょびっと痛かった」 「貢佑……」 優しく唇が触れあった。舌を吸い合い絡め合う。濃厚なキスが痛みを和らげる。逞しいカラダに抱かれているためか安堵感さえ生まれた。 「貢佑、ほら触ってみろよ」 雄真が俺の手をとる。結合部に導かれた。 「凄ぇ…根元までズッポリ挿いってるぜ」 「ひとつになれたな」 「うん、もう大丈夫みたいだから動かしてくれよ」 「判った。いくぞ」 雄真の腰が静かに動き始める。痛みは殆ど感じなくなっていた。 「大丈夫そうだな」 腰の動きが激しくなる。奥の方から今まで感じたことのない感触が湧き起ってきた。痛みで萎えていた俺のちんぽが息づく。グイッグイッと角度をあげてきた。 「感じてきたのか。ちんぽギンギンだぜ」 軽くちんぽを摩られた。 「あっ…あぅぅ」 「おら突くからな」 雄真腰がガシガシ動く。目が獰猛な獣のようになっている。俺犯されてるんだ。嫌な気持ちではない。切なくもあり嬉しくもあった。 「あっ、あぁぁ、んぁ」 「締まっていいまんこだぜ」 突き込みながら乳首に指が這ってくる。指の甲で掻き上げられた。カラダがビグビグ震える。雄真のちんぽが奥の方まで届くようになった。 「あぁぁ…いっ、、いぃ…気持ちいい」 「俺もいいぜ。まんこもっと絡めろ。腰振れよ」 波動してくる雄真のちんぽ。俺はその動きに合わせるように腰を振った。結合部からはグシュグシュといやらしい音が奏でられる。快感の波が押し寄せてきた。 「あぁぁぁぁぁゆ、雄真ぁ…そこ当たるぅ…うっうぅ…」 何時しか自分でちんぽを扱いている。雄真の腰の動きが激しくなった。 「あぁっ…凄ぇ…やべぇ位締まるぜ」 「雄真、俺、射きそう」 「俺もだ。一緒に射こうぜ」 コクコク俺の首が動く。パンパンパンパンパンパン…パンパンパンパンパンパン…雄真のカラダが俺を叩いた。 「あぁぁぁぁぁぁ駄目だ。うぉぉぉぉぉぉ。射く…射ぐ、あぅ射く」 生暖かい雄真の汁が奥の法にぶち当たる。その感触で俺は一気に上り詰めた。 「あぁぁっあぁぁっ…あぁぁぁぁぁ射ぐ、射く…いっ射く」 ドピュッドピュッドピュッ…ビュビュッビュビュッビュビュッ…ビュッビュッビュッ白濁汁を噴射した。雄真が静かにちんぽを引き抜くと俺の上にドサッと倒れ込んでくる。優しく唇が触れあった。 「気持ち良かったぞ」険しかった雄真の目がいつもの目に戻っている。 「俺も気持ち良かったよ」 抱き寄せられる。逞しい雄真のカラダから仄かな温もりが伝ってきた。男の厚い胸が俺を包み込む。さっきまで激しく脈動していた心臓音は穏やかに変わっていた。 「なぁ貢佑、俺好きになってもいいのか」 「えっ…俺はとっくに好きになってるよ」 「ホントか」 「うん」 雄真が俺を見る。直向きな目だ。 「じゃぁ付き合ってくれるのか」 「勿論だよ。浮気するなよな」 「しねぇよ」 「したら陰毛剃るからな」 「しねぇって言ってるだろ。お前こそ剃られねぇようにしろよな」 雄真に抱きついた。雄真の腕が背中に回る。優しくそして強く抱きしめてくれた。 俺と雄真。出会いそして一線を超える。2人の新たな時を刻み始めた。仕事が終わると夕飯を食いに”雄”に行く。忙しいと店を手伝った。そして閉店……俺達はカラダを合わせる。そんな日が多くなった。俺が掘られることが多かったけどたまに俺にも掘らせてくれる。犯られながら哭く雄真。ちょびっと兄貴だけど途轍もなく可愛く見えた。俺と雄真の境遇は似ている。2人とも次男。両親は既に他界している。兄弟、親戚とは疎遠になっていた。 「へーそうなんだ」 「俺達って何か似てるな」 少しずつだけど色んな事を本音で言い合える間柄になっていた。外見だけでなく心も俺は好きになっている。一緒にいるだけで心が和む。勧められるままに今俺は 六尺褌を常用している。数本持っている内の2本は 褌交換したものだ。締めているだけで一緒にいる感じになる。雄真のちんぽを包んでいた 褌。それを俺が締める。ちょびっと幸せを感じる。雄真はどうなんだろ……もし一緒ならやはり嬉しい。
”雄”で飯を食い雄真の部屋で寛いでいる。ソファーに並んで座り酒を飲む。交わす会話。流れるテレビの映像。いつもと変わらない光景だ。雄真がグラスを手に取る。水割りを呷った。 「貢佑」俺の両肩に雄真の両手が置かれる。目が据わっている。 「な、何だよ」 「縛らせてくれ」 「えっ……」 一瞬固まった。 「なっいいだろ」 迫ってくる雄真の熱い血潮。真っ直ぐな目に圧倒される。思わず首を縦にふってしまった。 「こっち来いよ」雄真に即される。頷く俺。雄真の後に続き寝室に入った。雄真は着ている物をバサバサ脱ぎ始める。あっと言う間に 六尺一丁になった。躊躇う俺。雄真と視線が交差する。 「俺にカラダを預けろ。悪いようにはしねぇからな」 チュッとキスされた。不安はある。だけど何かを期待している俺もいた。雄真に拘束されたい。多分そんな思いが俺の中に潜んでいると思った。俺は全裸になる。知らない世界の扉が今開いた。 「始めるぞ」 「うん」 首から荒縄が掛けられる。縛りが始まった。股ぐらに縄が通される。俺のちんぽが反応し始めた。胴体が縛り上げられる。確実に今まで味わった事のない昂りを感じた。手を前縛りされる。打ちひもで金玉とちんぽの根元が縛られた。 「思った通りだ。カッコいいぜ」 スタンドミラーの前に立たされた。鏡の中には縛られた俺がいる。縄と縄の間からは俺のちんぽが聳えていた。雄真が鏡を覗いている。軽くちんぽを握られた。 「貢佑、こんなにしやがってよぉ…可愛いぜ」 「お、俺……」 無意識のうちに俺は跪いた。不自由な手で雄真の前袋からちんぽを引き出す。竿から裏筋目掛けて舐め上げる。ジュルジュル卑猥な音が耳に響いた。 わ「はぁ…美味ぇ」見上げると雄真と視線が絡み合った。瞳の奥から火照った光を放っている。唇で亀頭を挟むと一気に根元迄呑み込んだ。何時もに増して蠢く舌が雄真のちんぽに絡み付く。口の中に雄真の我慢汁が溢れてきた。 「お前、今日凄ぇぜ。もっと舌絡めろよ。玉も舐めるんだぞ」執拗に舌をちんぽに絡める。金玉をひとつずつ口に含み舌を這わせた。 「玉はもういいぜ」 雄真が口の中にちんぽを捻じ込んでくる。俺の頭を押さえ腰をガシガシ動かし始めた。 「あぁぁぁぁ、堪らねぇいい喉まんこだぜ」 喉壁がちんぽで擦られる。 雄真の動きに合わせ舌を絡めた。ジュルッジュルッ……ジュポッジュポッと淫靡な音が耳に届く。雄真の腰の動きが加速した。 「一発射かすからな。呑めよ」 口の中の雄真のちんぽがプクンと膨れた。 「あぁぁぁぁ、射く、んぉぉ、んぁ射く」 その途端雄真の雄汁が喉に突き刺さってくる。濃厚な男の薫りが口の中に充満した。 「気持ちよかったぜ」ちんぽが引き抜かれる。見上げると雄真と目が合った。瞳の光はまだ昂ぶっている。雄真に見られながら俺はゴクンと喉を鳴らせた。汁が喉を通る。体内に流れていった。 「まだまだだからな」 ベッドに寝かされ縛られた両手を俺の頭の後ろに持ってかれる。無防備になった俺に雄真が覆いかぶさってきた。 「気持ちよくさせたるからな」 唇にチュッとされる。一旦唇を放すとまたキスされた。ちんぽが握られる。同時に金玉袋も手で包まれた。亀頭を指腹でグリグリ撫でられる。 「凄ぇ、汁でベトベトだぜ」 雄真の舌先が亀頭に触れ舐め上げられた。 「美味ぇぜ。お前の汁」 俺のちんぽから溢れた汁を指で掬う。 「舐めてみろ」 雄真の指先が口元に差し出された。 「なっ美味ぇだろ」 無味無臭の俺の我慢汁。だけど妙に美味く感じる。俺は首を縦に振った。両脚を抱えられる。ジュルジュル舐め上げられた。 「あっあぁぁ、あっ、あっ…あぁ」 「感じるのか」 「いっいぃ」 また舐められる。奥の方が熱くなってきた。 「雄真、奥の方が切ねぇ」 「後でたっぷり挿れてやるからな」 執拗に這う雄真の舌。堪らない感覚が襲ってきた。 「柔らかくなってきたぜ」 舌が指に代わる。1本ゆっくりと挿いってくる。内壁が擦られた。 「あぁぁ…あぅぅ…あっあぁぁ」 指が2本3本と増えていく。雄真の指の動きが大胆になった。 「凄ぇ、まんこ広がってきたぜ」 穴を広げられながらちんぽを握られる。亀頭がグリグリ擦られた。 「あぁぁぁ…そんな…あぅぅぅ」 雄真の攻めに俺は声を上げるしかなかった。 「雄真、もう駄目だ。我慢出来ねぇ。頼むよ。挿れてくれよ」 「仕方ねぇな。挿れてやるからよ」 雄真のちんぽ。いつも以上にデカく見える。濃い陰毛の茂みから天を仰いでいた。 ローションを俺の内壁と自分のちんぽに塗りたくる。俺は両脚を抱えられた。 「挿れてやるからな」 俺はコクりと頷いた。雄真の荒々しい目。男の本性が剥き出しになっている。俺のまんこは更に疼いた。 「いくぞ」 雄真はちんぽを俺の穴に宛てがうと一気に腰を沈めてくる。ちんぽが挿いってきた。 「あぁぁぁぁ…挿いってくる。デケぇ…硬ぇ、堪んねぇ」 俺の内壁は難なく雄真のちんぽを呑み込んだ。ガシガシガシと雄真の腰が動き出す。内壁の至るところを擦られた。 「おらどうだ。感じるか」 「感じる。凄ぇ感じる」 今日の雄真何か凄ぇ。卓越した腰技で掘り込んでくる。堪らない感覚が襲ってきた。乳首に指が這ってくる。指腹が真ん中の突起を撫で回した。 「あっあっあっ…そんな。んくぅ」 雄真の突き方が激しくなる。ちんぽが奥の壁をグリっと擦った。 「はぅあっうぁぁぁんぁ」 「可愛いぜ。哭き顔、哭き声堪んねぇ」 雄真の温もりある手で俺の両頬が覆われる。 視線がぶつかり合った。雄真の顔はほんのり薄紅色に染まっている。寄ってくる雄真の唇。その唇に俺は引き寄せられていく。そっと唇を合わせた。カラダを縄でまんこをちんぽで唇を唇で拘束される。カラダがガクガク震えた。 「貢佑、気持ちいいか」 「……」あまりの気持ち良さに声もでない。 「いいのか」 「いっいっす。あぁぁ…あぅ」 いきり勃った俺のちんぽはビグビグ振れ俺の腹を叩いた。ジュグッジュグッジュグッと結合部から交尾音が流れる。官能の渦の中に引き込まれていく。 「あっ……俺、雄真、俺」 「射きそうなのか」 俺はコクコク頷いた。 「一緒に射かすぞ」 雄真のちんぽがうねりながら突き込んでくる。パンパンパンパンパンパン…パンパンパンパンパンパン…筋肉同士がぶつかった。 「んくぅ…堪んねぇまんこの奥がグニョグヨ蠢めいてくるぜ」 「んぁんぁ…はぅぅ…あぁぁぁぁぁ」 突き込みながら雄真が俺のちんぽを握る。親指の腹で亀頭をグリグリなぶった。 「あぁぁぁぁぁぁ…駄目だぁ…んぉぉぉぉぉ…射ぐ…んぉぉ射く…いっ射ぐ」 ドピュッドピュッドピュッ…ビュビュッビュビュッビュビュッ…ビュッビュッビュッ俺は白濁汁を噴き上げた。 「あっ凄ぇ…締まるぅ…んぁぁ…んぉ…いっ射ぐ…射く…射ぐ」 雄膣の奥に生暖かい雄真の汁がぶち当たった。 「貢佑…今日は一際可愛かったぜ」 腰をクイックイッと動かすと名残惜しそうにちんぽが引き抜かれた。雄真が俺の出した汁を舌で舐めとっている。唇が寄ってきた。軽く触れ合うと舌が挿いってくる。その舌に俺の舌をそっと絡めた。 「美味ぇかお前の汁だぜ」 「マジィ…雄真の汁舐めてぇ」 雄真がちんぽを手で支え俺の顔前に差し出してくる。俺は口を開けた。ちんぽが口に押し込まれる。俺は雄真の残り汁を舐めとった。 「美味ぇか」 俺は首を縦に振る。そしてまた雄真のちんぽをしゃぶった。 「気持ち良かったな」 「うん、最高だったよ」 「殆どトコロテンみてぇなもんだったよな。今度は完全にトコロテンさせたるからな」 「うん」 俺の縄が解かれた。ベッドで火照ったカラダを抱きしめ合っている。いつも以上に俺は甘えた。 最初ちょびっと怖いかなって思ったけどそんな事は無かった。昂ぶる心、勃起するちんぽ。いつも以上に興奮した。
1度浮気されたことがある。あれは仕事が遅くなった時だった。”雄”に行くと暖簾は仕舞われている。灯りが付いていたので覗いた。雄真が若い男にちんぽをしゃぶらせている。カラダは固まり悲しさが込み上げてきた。居た堪れない重いがカラダの芯を通過する。俺はそのまま立ち去った。何度か受信したメールと電話。俺は出なかった。数日後Book's FINDに雄真が見える。視線がぶつかった。 「どうしたんだ。心配してたんだぞ」 「俺、見ちまったんだ」 「えっ……」 「この前店で若い男にしゃぶらせてただろう」 「……」 押し黙る雄真。顔から血の気が引いている。自然に涙がボロボロ溢れてきた。 「す、済まん。元彼なんだ。誘われてついムラムラっとして……」 抱き寄せられる。俺は拒んだ。 「貢佑、今日夜家来てくれ。店でもいい。けじめつけさせてくれ。なっ」 店を出て歩いていく雄真の姿。切なさが込み上げてきた。夜11時半雄真のマンション。インターホンを押した。 「あっ俺っす」 「判った。今開ける」 ドアが開く。そこには 六尺一丁の雄真が立っていた。 「上がってくれ」 手を引かれ浴室まで連れてかれる。雄真が自ら 褌を解いた。 「剃ってくれ」 剃刀とシェービングフォームを手渡された。 「判った」 陰毛にシェービングフォームを塗りたくる。黒くて濃い雄真の陰毛が白い泡で覆われた。 ジョリッジョリッと剃り落とされる。泡だらけの陰毛が床に落ちた。 「あいつと何処までやったんだ」 「全部」雄真のちっちゃい声。 「挿れたのか」 「あぁ挿れたし入れて貰った」 雄真と視線がぶつかる。瞳の奥から哀感漂う光が放たれていた。俺は雄真を壁に手を付かせる。着ているものをバサバサ脱いだ。グイッグイッとちんぽが頭をもたげてくる。ローションを指で掬い雄真のまんこ口俺のちんぽに塗りたくった。手でちんぽを支えまんこに宛てがう。グイッと腰を突き出した。緊張しているのか雄真の内壁はいつになく歯向かってくる。抗う壁を掻き分けるように俺は腰を突き出した。 「あがぁ…んがっ…痛ぇ」 「うるせぇ。喚くな。我慢しろ」 ちんぽを根元まで押し込む。最初から腰を激しく突動させた。パンパンパンパンパンパン…パンパンパンパンパンパン…雄真のケツタブを俺のカラダが叩く。俺のちんぽが雄真のまんこを抉るように擦る。烈火の如く俺は腰を突いた。雄真に異変する。 「あっあぅ…あっあぁ」雄真の口から喘ぎ声が洩れた。腕を回し雄真のちんぽに触れる。ガチガチに勃っていた。 「何で勃たせてるんだ」 「えっ…だって貢佑のちんぽがまんこに擦れて……あぁぁあぁ」 俺は更に激しく突き込んだ。雄真が自分のちんぽを扱いている。ちんぽとまんこの粘膜同士が激しく絡む。ジュグッジュグッジュグッと結合部からは淫らな音が奏でられた。 「貢佑、やべぇ射きそうなんだ」 「いいぞ。射けよ」 俺は腰の振り幅を大きくする。雄真のまんこが収縮と弛緩を繰り返した。 「あっあぁっあぁぁ…射ぐ、射く」 ドピュッドピュッドピュッ…ビュビュッビュビュッビュビュッ…ビュッビュッビュッ 雄真のちんぽから白濁汁が噴き上がった。 「今度は俺の番だからな。射かせて貰うぜ。雄真の汚れたまんこを俺の汁で清めてやるからな。いいな」 「はっ、ハイ清めてください」 ガシガシと腰を突く。内壁がネットリ絡んでくる。金玉の奥が熱くなってきた。 「あぁぁぁぁぁ…射く、射ぐ…おぉぉぉぉぉ雄真ぁ射く」 俺は雄真の奥に雄汁を放った。「あぁぁぁぁぁ…射く、射ぐ…おぉぉぉぉぉ雄真ぁ射く」 俺は雄真の奥に雄汁を放った。ズニュっとちんぽを引き抜く。雄真の背中に彫られた不動明王が済まなそうに俺を見ている気がした。 「貢佑……」雄真が振り向いた。 「お掃除しないとな」 膝まづくと俺のちんぽが握られた。萎えかけていた俺のちんぽが芽ぶき出す。 「雄真……」 ジュルジュル音を立てしゃぶり始めた。 「美味ぇぜ」雄真が上目使いに俺をみる。子供のような汚れの無い光を放ちながら一心不乱にちんぽをしゃぶる雄真。その健気な姿を見てるといつも以上に感じた。気付くと雄真の剃毛されたちんぽがガチガチに勃起している。足の指でそっと摩った。微かにカラダを雄真は揺らす。顔が前後に抽動した。俺のちんぽに舌が絡んでくる。喉まんこがぎゅうっと俺のちんぽを締め付けた。 雄真の頭を押さえる。腰をガシガシ突き込んだ。 「あっ、いぃ、堪んねぇ」 ジュボッジュボッと淫靡な音が耳に響く。金玉の奥が熱い。雄汁が湧きたってくる。俺は腰の動きを速めた。 「あぁぁ、あぅ、気持ちいぃ」 雄真の舌が別の生き物のように蠢動する。一気に射精感が押し寄せた。 「あぁぁぁぁ、んぁんぁぁ射く、射く」 俺は雄真の喉まんこに雄汁を仕込んだ。 「ふぅ、気持ち良かったぜ」 雄真の口からちんぽを引き抜こうと腰を引く。雄真は俺のケツをがっしり掴みそれを阻止する。金玉が握られ竿の付け根から裏筋目掛けて摩られた。先っぽから垂れてる汁を舐め取られる。俺のちんぽが放たれた。雄真が見上げる。喉がゴクンと鳴らせた。 「へへ、一滴残らず呑めたぜ。ヤッパ貢佑の汁は美味ぇな」 満面の笑みを浮かべる雄真。目を落すと子供みたいにツルツルとなった股間からちんぽが太々しく聳えてた。 「出してぇのか」 「うん」 俺は雄真の後ろに回る。背中の不動明王にチュッとした。床に座る。雄真を後ろから抱いた。右腕を回し雄真のちんぽを握る。軽く扱くと更に硬度を増した。 「俺のちんぽしゃぶって勃たせてよぉ」 「仕方ねぇだろ。好きな奴のちんぽなんだからよ」 ”好き…暫く聞いてなかった言葉だった。耳に心地よく響く。素直に嬉しかった” 「俺も好きだぜ雄真。それなのによぉ……こうしてやる」 左腕を回し乳首をグリグリ攻める。右親指の腹で裏筋を捏ねくりまわした。 「あっ…そんな、あっあっいぃ」 「まだまだだからな」 執拗に乳首とちんぽを攻める。先っぽは淫液で濡れそぼっていた。 「あぁぁ、うぅ、んぁ、そんな、あぁぁんぁ……」 ゴシゴシゴシ激しく扱いてやる。雄真のちんぽがプクンと膨らんだ。 「あっ貢佑、おっ俺」 「いいぜ。射けよ」雄真の耳元で囁く。首筋を舐め上げてやった。 「あぁぁぁぁぁ貢佑ぁ、射く、射く…あぅぅ射く」 ドビュッドビュッドビュッ…ビュッビュッビュッ…ビュビュッビュビュッビュビュッ大量の白濁汁が宙を舞った。 「気持ち良かったか?いっぺぇだしてよぉ」 「気持ち良かった」 雄真を振り向かせる。軽く唇を合わせた。 「もうするなよ」 「済まん。もうお前の事泣かせたりしねぇからな」 「うん」 「でもさお前にこんな荒々しさがあるなんて吃驚したぜ。また新しい好きを見つけたよ」 「ばっバカやろ」 シャワーを浴びベッドに潜り込んだ。 「お前さ……」 「なんだよ」 「くすぐったいだろ。止めろよ」 戯れ合う俺と雄真。何時しか微睡みの世界に落ちていった。お互いのちんぽを握りながら……
一線を終え、雄真の家のリビングで酒を飲み交わしている。刺青の映像が映し出されていた。 「カッコいいな」俺がぼそっと呟いた。 「貢佑、お前も墨入れてみねぇか……前々から思ってたけどお前男臭ぇしガタイもいいから似合うと思うぜ」 「俺が刺青。刺青は好きだけど……入れるなんて考えたこともなかったぜ」 「刺青入れたお前を俺は抱きたい」 雄真は俺を真っ直ぐに見てくる。この目には俺は弱いんだ。一瞬戸惑う俺。緊縛された時もそうだったけど雄真に言われるとつい首を縦に降ってしまう。こいつがそう言うなら、俺は…… 「判った。いいよ」 3日後、俺は雄真に付き添われ”刺青屋 郷”の扉を開けた。彫師の郷さんは温厚そうな中年男性。 店の決まり毎、期間、料金を説明された。 「どうですか?但し入れると一生消えません」 「ハイ覚悟は出来ています。お願いします」 俺が選んだ図柄は武蔵坊弁慶。俺の施術が始まった。少しずつ出来上がっていく。痛みはあるけど我慢できないものではない。それより彫り上がっていく自分の背中を見ることが嬉しかった。 そして施術開始から3箇月半。俺の刺青は完成した。 ”雄”のカウンターで串焼きを食いながらチビチビ焼酎の水割りを飲んでいる。時間は夜10時。雄真に完成した刺青を早く見て貰いたい。そんな思いが募った。 「大将美味かったよ」 「ありがとうございます」 最後の客が帰る。暖簾が仕舞われた。 「雄真、見てくれよ」 俺は着ている物を脱ごうとする。それを雄真がせいした。 「見ると直ぐに犯りたくなりそうだからな」 「判ったよ」 今雄真んちの寝室に居る。俺着ているものを脱ぎ捨て 六尺一丁になった。雄真と視線がぶつかる。雄真の目。只ならぬ光を放っていた。 「見てくれよ」 雄真に目を遣り俺は振り向いた。 「す、凄ぇ…かっこいいぜ」 後ろから抱きしめられた。ケツに当たる雄真の股間。そこは既に硬くなっていた。首筋に荒い吐息を感じる。俺のちんぽも息付き前袋を濡らしていた。 「貢佑……」 「うん」 褌を解きベッドに横になる。裸になった雄真が隣りに滑り込んできた。雄真の顔が近付いてくる。唇が触れ合った。仄かに薫る男の匂い。昂ぶっていく俺がいる。舌が深く挿いってきた。舌を絡め合う。触れ合うちんぽとちんぽ。燻っていた俺の淫乱に火が点いた。 「雄真、挿れてくれ」 「判ったぜ」 四つん這いにされる。背中の弁慶の刺青が摩られた。今度は頬ずりしている。背中のいろんな所にチュッとされた。雄真のカラダが下にずれる。まんこ口に舌が這ってきた。ジュルジュル舐めあげられる。舌が中に挿いってきた。 「ゆ、雄真」 「あぁ」 ローションが穴に塗られる。雄真のちんぽにもまぶされた。ケツの窪に亀頭が触れる。ちんぽが挿いってきた。自然に俺の雄穴は開きまんこになる。根元まで嵌められた。 「行くぞ」 「うん」 ガシガシガシと最初から激しく突きこまれる。内壁が擦れた。 「あっ、はぁ…あぅ」 「気持ちいいのか」 「いいっす。気持ちいっす」 更に激しく突きこまれる。同時に乳首がなぞられた。 「はぐぅ!はあっあぁぁ…あぁぁぁぁ…」 「んくぅ締まるぜ。駄目だ。そんなに締めるな…うぅ、あぁぁぁぁぁあぁぁ…や、やべぇ…うっ」 その途端俺の雄膣の奥に生暖かい汁を感じた。 「刺青見ながら突いてたら射ってまったぜ。まだまだだからな」 仰向けにされる。両脚を抱えられた。ちんぽをまんこに宛てがうとぐいっと腰を突かれる。俺のまんこは一息にちんぽを呑み込んだ。グイッグイッと逞しい腰に突きこまれる。奥の方が擦れ始めた。 「くぁっ…うっ…うぅん…ん…んん…くふっ…いい」 「うぉぉぉ中トロットロだぜ。堪んねぇ」 乳首に指が這ってくる。クリクリクリと掻き上げられた。 「くふっ、はぅ、あぁぁ」 「お前の哭き顔そそるぜ。もっと哭かせてやるからな」 雄真の顔が近付いてきた。 「可愛いな。貢佑は…」 キスされる。舌が絡まり合った。 ジュグッジュグッジュグッ…グショッグショッグショッ…結合部からは卑猥な交尾音が奏でらる。 「あっ、あぁぁぁ、はぅ」 突き込みが深く重たくなる。思いもよらぬ所が擦られた。 「あぁぁ…んくっんぁ」 「まんこの奥がヒク突いてちんぽに絡んでくるぜ。んぁ気持ちいい」 奥の方が熱くなってくる。今まで感じたことのない感覚が湧き起ってきた。 「雄真、おっ俺…あっはぅ、あっ」 奥の壁がズリっと擦られる。俺は瞬く間に昇りつめた。ドビュッドビュッドビュッ…ビュビュッビュビュッビュビュッ…ビュッビュッビュッ白濁汁を噴き上げた。 「凄え、トコロテンしやがったぜ」 パンパンパン…パンパンパン…パンパンパン…パンパンパン雄真の腰がいっそうはやくなった。 「あっやべぇ…んぁぁ俺も射かすからな」 俺はコクンと頷いた。 「種付けてくれよ」 「判った。いっぺぇ付けてやるからな」 雄真の腰が波動する。その波がまんこの奥に伝ってきた。 「あぁぁぁぁぁ射く、射ぐ…射く」 雄真が俺の中で雄叫びをあげる。生暖かい汁を奥で感じた。 「あっ、あぁぁ…ゆ、雄真また、んぁぁいっ射っちゃいそう、もっ洩れる」 ドビュッドビュッドビュッ…ビュビュッビュビュッビュビュッ…ビュッビュッビュッ男の白い汁が宙を舞う。俺は今日2度目のトコロテン発射をした。 雄真かどっさりと倒れ込んでくる。その弾みでちんぽがジュポンと抜けた。 「お前のまんこ良すぎるよ。気持ち良かったぜ」 「俺も良かった」 「2発もトコロテンしたもんな」 「雄真のせいだろ」 横を向くと視線が交差した。腕が伸びてくる。静かにその腕に頭を乗せた。 男同士の激しい交尾。燃焼しきった俺達は抱き合いながらその余韻を感じ合っている。厚い胸板に包まれ心安らぐ時間が過ぎていった。 俺はカラダに墨を入れた。雄真の為に……でも同時に俺の為でもある。だって雄真と同じ価値観を持ちたかったからだ。最初ちょびっと悩んだけど今は入れて良かったと思う。俺今幸せなんだ。 「なっ雄真」 「えっ」 「何でもねぇよ」 視線が交差する。自然に唇が合った。
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