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蛍①

 俺は琢磨、31歳の髭リーマン。趣味はプロレス。観戦も好きだが実践も好きだ。プロレス道場に通い始めて5年。時々練習試合も行われる。筋肉同士がぶつかり合う。飛び交う声、吹き出る汗。ストレスの発散になる。この前久しぶりにロメロスペシャルを決めた。この技を決めると何故か高ぶる。身長はちょっと短躯の165㌢。それをカバーする為、躰を苛め抜いた。性格は温厚だけど切れると怖いと言われる。それはリングでも同じだ。闘争心剥き出しになる。そんなある日事件が起こった。季節は初夏。熱風のような風が纏わり付いてくる。練習が終わった。時刻は9時を回っている。電車に乗ると結構空いていた。着座すると一気に睡魔が襲ってくる。隣の男が俺の頭をグイッと押してきた。俺は居眠りしてそいつの肩にもたれ掛っていたらしい。視線がぶつかる。厳つい目で俺を威嚇してきた。
「迷惑掛けてるのが判らねぇのか」
「あっすみません。御免なさい」
俺は素直に頭を下げた。程なくしてそいつが目を瞑る。うとうとし始めた。今度はそいつが俺の肩に頭を乗せてくる。俺はじっとしていた。目を覚ましたらどんな表情を浮かべるのかちょっと興味が湧いてくる。男に目を遣った。色黒の肌。厳つい標榜にゴツいガタイ。だか裏腹に寝顔はちょびっと可愛く見えた。どれ位そうしてただろうか……そいつが目を開ける。ばつが悪いような目をしていた。だが誤る素振は見せない。不機嫌そうな顔。ふてぶてしい態度をとっている。少し切れ掛けた。
「気にするな。迷惑なんて思ってないからさ。俺はそんなちっちぇぇ男じゃねぇしな」
俺は煽りをいれてみた。
「なに……」
男の言葉に怒気が含まれている。その時駅に電車が入った。男が網棚の鞄を取ろうとしている。俺の頭の上にま落ちてきた。男は何食わぬ顔で電車を降りようとしている。俺は切れた。
「ちょっと待て……」
俺は男を追いかける。男は俺の声を振り切るように歩いてた。改札を出る。俺は男に追いついた。
「待てって言ってるんだろ」
「なんすか」
男は脚を止める。面倒くさそうに振り向いた。
「てめぇ人の頭に鞄落としやがってよぉ。それこそ迷惑だぜ。誤れよ」
「関係ねぇよ。お前がボサッとしてたからだろ」
「なんだと……」
男と視線が交差する。瞳の奥から攻撃的な光が見えた。
「痛い目に合わなきゃ判らねぇみてぇだな」
男はニヤッと笑みを浮かべた。
「こっち来いよ」
俺達傍らにある公園に入った。
夜 (8)
男がファイティングポーズを取る。俺の闘争心に火が点いた。男の拳が次々に飛んでくる。俺はことごとくかわした。俺はガードを固めながら数発のローキックを入れる。男のガードが甘くなった。そこにラリアット喰らわせる。よろける男の両脚を掬った。仰向けに倒れた男にスコーピオンデスロックを掛ける。男の躰がエビ反りになった。
「ちゃんと誤るか」
「あっ誤る」
俺は技を解いてやつた。一瞬の隙を付かれる。男は逃げていった。身長は俺より僅かに高い。やはり逞しいガタイをしていた。足許を見る。免許証が落ちていた。”岸川 遥登…28歳”住所を見ると同じ沿線。俺は免許証を警察に届ける。名前とか聞かれたが答えなかった。俺達は意外な形で遭遇する。あの事件以来10日後のことだ。時間は夜7時を回っている。仕事が終わり家路についた。駅のホームはリーマンOL逹でごった返している。どうにか端の座席を確保した。ターミナル駅で多くの乗客が入れ替わる。俺の前に一人の男が立った。吊革を掴んでいる。紛れもない。遥登だ。俺は見あげる。遙登は明らかに狼狽えていた。
「よぉ久しぶりだな」
怯えたような目をしている。俺の前から立ち去った。ドアの前に立っている。その時あるカップルらしき2人が動いた。見た目40歳位の男と30半ば位に見える女。男は白髪混じりの頭髪で鋭い眼光を放っている。女はぽっちゃり体型で意地悪そうな目付きをしていた。男が女に目配せする。女が遥登の腕を掴んだ。
「この人いやらしいことしてきます。誰か助けてください」
乗客達が一斉に振り向いた。
「最低な男だな。次の駅で降りろよ」
男が遥との腕を掴んだ。
「何もしてねぇ…止めろ」
電車がホームに入る。遥登は引き擦り降ろされた。無意識のうちに俺の躰が動いた。即座に立ち上がる。電車を降りた。3人はホームの隅っこに居る。男が遥登の胸倉を掴んだ。
「金で肩つけたらどうなんだ。それで許してやれるんだろ」
男と女の視線がぶつかった。
「悔しいけどそれでもいいわ」
「兄ちゃんどうなんだ。それとも警察行くか」
乗客達が遠巻きに3人を見ている。俺は近づいた。
「こいつはやってねぇよ。俺見てたからな」
駅員が駆け寄ってきた。男と女が立ち去ろうとしている。
「またあんたらか」
駅員が女をみる。今度は男を見た。
「こいつら常習犯なんすか」
俺が駅員に問うた。
「そうです。気の弱い人だと金払うみたいですね」
駅員がぽつりと声にする。
「追訴なさいますか」
駅員が言葉を続けた。
「遥登、どうするんだ」
「えっ……」
「今後の事もあるからな。こいつら少し懲らしめた方が良いかも知れんぞ」
結局遥登は追訴した。俺達は警察で事情聴取される。男は内山佳彦。女は遠藤由紀子。事務処理センターで働く同僚だと聞いた。このよう迷惑行為は許される事ではない。それを逆手に取る行為同等の犯罪だと思った。それだけ迷惑行為の被害者が多いのかもしれないが……俺と遥登は警察署を後にした。街は夏を迎える準備をしている。生温い夜風が肌に触れてきた。
「ありがとうございます。助かりました」
「構わねぇよ」
「それにこの前すみませんでした」
「もう済んだことだから気にするな」
遥登に目を遣る。あの時の挑戦的な表情は微塵も無かった。
「人は時に過ちを犯すだろ。でもきちんと誤れば済むことも多いと思うぜ」
「うん、そっすね」
「飲みにでも行くか」
「えっ……」
「嫌なのか」
「そんなことないっす」
「じゃぁ行くぞ」
俺達は居酒屋の暖簾を潜った。仕事帰りのリーマンOLで賑っている。俺達は奥のテーブル席に陣取った。大ジョッキが運ばれてくる。カチンと触れ合った。
「郷田さん俺の名前なんで知ってたんすか」
「あぁ免許証拾ったからな」
「えっ…じゃぁあれ郷田さんだったんすか」
「あぁそうだよ」
視線がぶつかる。瞳の奥から直向きな光が放たれていた。
「あっありがとうございます。俺世話になりっ放しすよね」
「気にすることねぇよ」
ゆっくりと時間が過ぎて行く。高校の時ボクシングをしていた遥登。プロレス道場に通っている俺。格闘技のことで話が盛り上がった。から揚げ、焼き魚、サラダ。料理を堪能する。酒も喰らった。遥登の顔がほんのり桜色に染まっている。俺もほろ酔い気分になってきた。
「そろそろ帰るか」
「ハイ……」
遥登がキョロキョロしていた。
「どうした」
「あれっ伝表は……」
「もう払ってあるからな。さっ帰るぞ」
俺達は居酒屋を後にした。不知夜月が俺達を照らしている。
「俺お礼の積もりで奢ろうと思ってたのに……」
「いいよ。俺が誘ったんだしな」
「俺なんかお礼させてください。俺に出来ることなら何でもしたいっす」
「何でも……」
俺の脳裏に邪悪な考えが過ぎった。
「じゃぁ俺に抱かれろ」
「えっ……」
「えっ冗談だぜ。さっ帰るぞ」
俺は駅に向かって歩き始めた。
「ご、郷田さん。いっすよ」
後ろから遥登が声を掛けてくる。俺は振り向いた。
「本当にいいのか。Hするって事なんだぞ」
「男に二言はないっす」
「こんなこともするんだぞ」
俺は遥登ににじり寄る。抱き寄せると唇を奪った。
「いっす。郷田さんが望むなら……」
「判った。付いてこいよ」
俺は歩み始める。駅とは逆方向へと向かった。1軒の建物の前で脚を止める。怪しいネオンが点されていた。
「ホントにいいんだな。入るぞ」
遥登の首が縦に振られた。部屋のドアを開ける。淫猥な空間が俺達を迎えてくれた。白い大きなベッド。ブルーとオレンジの灯りが照らしている。2つ並んだ枕がこれから起こる淫義を物語っていた。ソファーに並んで座る。俺は遥登を抱き寄せた。
「俺にやられたらもう女抱けねぇようになるかも知れんぜ」
「俺女大好きっすからね。女抱けなくなるなんて有り得ないっす」
遥登がニッと笑みを浮かべる。
「それにこれは俺のお礼だし、罪滅ぼしなんすから……」
「判った。先にシャワー浴びろよ。それとも一緒に入るか」
「いやいいっす。俺シャワー浴びてきます」
浴室からシャワーの音が聞こえてくる。こころとちんぽが昂ぶってきた。シャワーの音が消える。腰にバスタオルを巻いた遥登が現れた。太い首に二の腕、盛り上がった大胸筋。食指が動いた。
「俺も浴びてくるからな」
「は、ハイ」
シャワーを浴びる。あいつは哭くのか…どんな顔で善がるのか…俺のちんぽがピクンと反応した。部屋に戻り遥登に目を遣る。心なしか顔が引きつっているようにみえた。ベッドに座る。俺はバスタオルを腰から外した。外気に晒された俺のちんぽ。グイッグイッと立ち上がる。一気に天を仰いだ。
「しゃぶってくれるか」
「ハイ」
遥登が俺の足許に跪いた。俺のちんぽに手が触れる。グイッグイッグイッと俺のちんぽは天を衝いた。遥登の顔がちんぽに近づいてくる。一端離れた。躊躇いがあるのか同じ動作を遥登は繰り返している。荒いと息がちんぽに触れてきた。
「無理しなくていいぞ」
「む、無理じゃねぇ」
俺のちんぽに遥登の舌が這ってくる。ジュルジュル舐め上げられた。
「上手いぞ遥登、玉も舐めてくれよ」
今度は金玉に舌が這ってくる。玉袋に吸い付いてきた。
「今度は俺がしゃぶってやるからな」
遥登が立ち上がる。バスタオルが持ち上がっていた。
「何で勃たたせてるんだ」
「わ、判らねぇ」
バスタオルを剥ぎ取る。ちんぽが飛び出してきた。
「横になれよ」
「うん」
仰向けになった遥登。俺は真ん中の男のお証に舌を這わせる。根元から裏筋目掛けて舐め上げた。金玉に指を這わせる。真ん中の縫い目を掻き撫でた。
「うぁぁぁぁぁ…んくぅ」
ちんぽを咥える。顔を上下に抽動させた。遥登の腰が突き上がる。俺の喉壁が擦られた。
「あぅぅ…はぁいぃ」
遥登が俺の頭を押さえる。腰が突動してきた。手を伸ばすと乳首に指を這わせる。遥登のカラダがガクガク震えた。
「んぁぁぁぁぁぁ射っちゃう…んぉんぉんぉ出る」
喉奥に遥登の汁を感じる。俺はちんぽを解放した。視線が交差する。俺は喉をゴクンと鳴らした。濃厚な遥登の汁が俺の体内に流れ落ちる。仄かなオスの薫りが口の中に広がった。
「すんません。おっ俺……」
「構わんぜ。美味かったしよ」
遥登の上に覆いかぶさる。唇を寄せていった。遥登は顔を背ける。俺は強引に唇を奪った。舌を絡める。静かに唇を離した。
「お前の汁の味だぜ」
視線がぶつかる。遥登の目。複雑な表情を浮かべていた。
「これからが本番だからな。お前を女みてぇに哭かせてやるからよぉ」
「お、女になんかならねぇからな」
「まぁ今のうちにほざいてろ」
遥登の首筋に舌を這わせる。同時に乳首を指で撫でた。もう片方の乳首に舌を這わせる。また首筋を舐め上げた。今度は耳裏に舌を這わせる。耳の中を舌で掻き撫でた。遥登のカラダが微動する。萎えていたちんぽが角度を上げてきた。
「気持ちよくなってきたみてぇだな。男に犯られてよぉ」
「そ、そんなことねぇっす…気持ちよくなんかねぇ」
「そうかぁ…ここは正直だぜ」
遥登のちんぽをぎゅっと握る。俺の手中でそいつは更に硬くなった。遥登のちんぽを咥える。同時にケツ穴を指で優しくなぞった。
「男同士ってのはここ使うの知ってるよな」
遥登の首が縦に振られた。
「怖いか」
「怖くなんかねぇよ」
俺は淫猥な笑みを浮かべる。遥登の両脚を抱え上げた。ケツ毛を掻き分ける。ほんのり赤みを帯びた雄穴が現れた。穴にチュッとする。遥登のカラダが微かに震えた。
「おまんこに仕立てたるからな」
「お、おまんこなんかにならねぇ」
穴をジュルジュル舐め上げる。今度は尖らせた舌を静かに挿れた。舌を指に代える。ゆっくりと付き挿れた。穴にローションを塗り込める。指で解していった。指が2本3本と増えていく。2本の指で穴を広げる。残りの1本で内壁を掻き揚げた。中を確かめるように俺の指が抽動する。明らかに他の内壁とは違う硬い所に遭遇した。俺の指がそこを擦り上げる。遥登のカラダがピクンと震えた。
「あっあぁぁ…はぁ」
「当たったみてぇだな」
俺はそこを執拗に攻める。指の動きが大胆になった。
「んぁぁぁぁぁはぅ…あっあっ…んぁぁ」
「そろそろ良さそうだな」
ローションを穴と俺のちんぽにたっぷりと塗り込める。ちんぽを穴口に宛がった。
「挿れるぞ」
「いっすよ」
遥登と視線がぶつかる。目の表情は慄いていた。クイッと腰を突く。先っぽが呑み込まれる。微かに抗う遥登の穴。俺はカラダをゆっくりと沈める。遥登の顔が歪んだ。
「痛てぇのか」
「いっ痛くなんかねぇ」
「そうか痛くねぇんだな」
俺は腰に力を溜める。一気に根元迄埋没させた。
「んがっ…んぐっ」
遥登の目が涙で潤んでいる。カラダを折り曲げると瞼にキスをした。
「痛てぇんだろ。悪かったな。優しくしてやるからな」
唇を寄せていく。唇が触れ合った。薄く開いたところで舌を挿れる。舌を絡めた。キスしながら乳首を指で愛撫する。頭を撫でてやりながら首筋に指を這わせた。俺は執拗に愛撫し続ける。何時しか遥登の表情から強張りが消えていた。俺の腰が突動する。内壁がちんぽに絡んできた。グイッグイッグイッと腰を突く。突き込みながら乳首に指を這わせた。
「あぁぁ…はぅ、おっ俺、んぁぁんぉ」
「気持ちいいんだろ」
遥登が首を左右に振る。萎えていたちんぽが芽吹き始めた。ガシッガシッガシッ俺の腰が激しく動く。突き込む毎に遥登のちんぽは硬度を上げた。
「あぁぁぁぁぁぁいぃ…気持ちいぃ」
「正直になったな。もっと哭かせてやるからよぉ」
俺の腰が勇猛に動く。遥登のカラダが左右に捩れた。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁいぃ…そこもっと突いてくれよ」
「判ったぜ突いてやるからな」
完全の勃起した遥登のちんぽ。尖端は我慢汁で濡れそぼっていた。遥登を抱き起こす。向かい合う体勢になった。唇を寄せていく。遥登のほうから合わせてきた。
「凄ぇいいおまんこだぜ。俺のちんぽに纏わり付いてくる。んぁぁ凄ぇ」
「俺もいぃ…堪んねぇ。あぁぁぁぁぁんぉんぁ」
遥登をゆっくりと押し倒した。視線がぶつかる。遥登の顔付きがトロンとしていた。俺の腰が波動する。大きくうねりながら突き込んだ。
「あぁぁぁぁぁいいよぉ……」
喘ぎながら遥登は自分のちんぽを扱き始めた。グショッグショッグショッ…ジュグッジュグッジュグッ結合部からは火照った交尾音が流れる。
「遥登ぉ鏡みてみろよ」
遥登が脇にある鏡に目を遣る。完璧に結ばれた2頭のオスが映し出されていた。
「おっ俺…やべぇ、射きそうっす。んぁぁぁぁぁぁ」
「射けよ…思いっきりぶっ放せよ」
「んぁんぁんぁ…んくぅ射く、射ぐ…んぁぁ射ぐ」
ドビュッドビュッドビュッ…ビュビュッビュビュッビュビュッ…ビュッビュッビュッ遥登は大量の白濁汁を噴き上げる。その汁が弧を描き遥登のカラダの上に舞い降りた。
「んぁぁぁぁ締まるぅ…やべぇんぉ射く…射ぐ、射くぅ」
俺は遥登の膣奥に種を注いだ。ちんぽを静かに引き抜く。遥登の横に滑り込んだ。遥登を優しく抱いてやる。自然に唇が触れ合った。激しかった雄交尾。その余韻を感じあうように俺達は暫し抱き合っていた。
「帰るか」
「うん」
シャワーを浴びる。身繕いした。外に出る。夜風が心地よく肌を撫でてきた。電車に乗る。軽い会話を交わした。
「なぁ遥登……」
「えつ……」
”また逢おうか”その一言が言葉にならなかった。
「俺罪滅ぼし出来たっすか」
「あぁできたぞ」
電車がホームに入る。
「じゃぁな」
「うん」
俺は駅を降りると家路についた。
[ 2015/07/17 20:06 ] | TB(-) | CM(0)

蛍②

 其々アドレスと電話番号の交換はした。時々メールはくる。内容は然も無いものだ。所詮はノンケ。一度美味しい思いをしただけで十分だと思っている。再度電車で遭遇した。彼女らしき女性と手を繋ぎながら楽しげに話している。俺は軽く会釈した。週末マブダチの亮を部屋で呑んでいる。以前は何度か関係を持った。今では何も起きない。一緒に遊んでるだけだ。ガチムチ坊主の亮。外見は無茶苦茶タイプだけど、2人ともバリタチ。行為はしゃぶり合ったり兜合わせするだけだったからかも知れない。スマホがメールの着信を知らせる。遥登からだ。
”今晩逢いたいっす”
”ダチと一緒にいるけど良かったら遊び来いよ”
”いいんですか”
”あぁ構わねぇよ”
俺は駅からの道順をメールした。1時間が過ぎる。インターホンが鳴った。
「遥登っす」
玄関ドアを開ける。遥登が立っていた。頭を坊主にしている。髭も蓄えていた。
「坊主頭に髭かよ。可愛さ増したな」
「そっすか…琢磨さん髭坊主好きって言ってたから……」
俺の為に…それに子供みたいな一途な目をしている。最初合った時の威圧的な目は微塵もない。標榜も穏やかになっている。俺の心臓が抉られた。
「まぁ上がれよ」
「うん」
リビングに通した。
「亮、遥登だ」
「おぉ遥登、こいつから話は聞いてたよ。やっぱ可愛いな」
遥登は俺の隣に座った。
「焼酎でいいか」
「あっハイ」
焼酎の水割りを作ってやる。
「残り物だけどな適当に摘んでくれよ」
遥登が豚の角煮を一口口に含んだ。
「美味ぇ……」
遥登の顔が綻んだ。
「これ琢磨さんが作ったんすか」
「あぁそうだ」
「こいつは料理だけは旨いからな」
「だけは余計だろ」
小一時間程酒を飲んだ。少し緊張気味だった遥登も砕けている。会話が弾み始めた。
「へーそうなんだ。亮さんと琢磨さんってそういう関係だったんだ」
「昔の話だけどな」
亮が明るく答える。
「遥登はやっぱ女の方がいいんだろ」
「そ、そっすね」
「じゃぁこんなの興味ねぇよな」
亮がDVDのリモコンに手を掛ける。映像が流れ始めた。
「嫌だったら止めるからな」
遥登が目を凝らしている。映像の中身はガチムチ野郎の3P。坊主頭の野郎に2人の男がちんぽをしゃぶらせている。坊主頭が犯され始めた。後ろから突っ込まれる。もう1人の男が口を犯していた。遥登に異変が起きる。ハーフパンツの真ん中が膨らんでいた。
「遥登勃ってるぜ」
俺は遥登の股間を握った。
「やるか。こんな風によ」
流れる映像。犯られてる男が野太い喘ぎ声を洩らしている。掘り込んでる男の腰がガシガシ動いた。遥登の首が左右に振られる。その態度とは裏腹に目からは隠微な光が放たれていた。遥登の手を握る。俺は立ち上がった。素直に付いて来る遥登。手からは男の血潮を感じられた。寝室のドアを開ける。灯りを燈すと淫猥な空間が広がった。俺達は着ているものをかなぐり捨てる。3頭の逞しいガタイが露呈された。大きなベッドの真ん中に遥登を寝させる。俺と亮が遥登の傍らに横になった。遥登の目が隠微に光る。俺と亮は遥登の乳首に舌を這わせた。グイッグイッグイッと遥登のちんぽが勃ちあがる。一気に天を仰いだ。遥登と亮が唇を合わせる。俺は遥登のちんぽがしゃぶり込んだ。今度は俺が遥登とキスをする。亮が遥登のちんぽを舐め上げた。
「ん、んん、ん」
くぐもった喘ぎ声が遥登の口から洩れた。俺と亮が膝立ちになる。俺が遥登にちんぽを咥えさせた。
「ちゃんと舌絡めろよ」
遥登が俺のちんぽを舐め上げる。舌をジュルジュル絡めてきた。
尺八 (22)
「こっちもしゃぶれよ」
俺と亮は交互にちんぽをしゃぶらせる。2本のちんぽを握る遥登。トロンとした目付きで遥登は舌を使っていた。遥登は俺のちんぽを美味そうにしゃぶっている。今度は亮のちんぽに舌を這わせた。俺と亮の視線がぶつかる。唇を合わせる。舌を絡めあった。亮が目配せしてくる。俺は遥登に馬乗りになった。遥登の両脚を持ち上げる。亮が遥登のケツ穴に舌を這わせた。ジュルジュル舐め上げている。遥登のカラダが左右に捩れた。
「あぁぁんぁ…はぁ、す、凄ぇ」
「こいつの穴凄ぇぜ。ヒクヒク蠢いて堪らんぜ」
亮がローションを手に取ると遥登の穴に塗り込める。指を静かに遥登に挿れた。亮の指が前後に抽動する。穴口からグチュグチュ卑猥な音が響いた。亮のちんぽが遥登の穴口に宛てられる。亮の腰がグイッと動いた。
「あぁあぁ…あぁぁ」
「凄ぇちんぽ吸い込まれる。堪んねぇ」
亮の腰がガシガシ動き始める。俺は遥登の脇に横になった。
「き、キスして」
唇を寄せていく。唇を合わせる。舌を捻じ込むと絡めてきた。遥登の乳首に指を這わせる。今度はちんぽを扱いてやった。
「んん、ん、んん」
遥登はカラダを震わせながらくぐもった声を洩らした。今度は遥登を四つん這いにする。亮が後ろから嵌めこんだ。亮の腰が突動する。俺は遥登の前に回りこむ。ちんぽを口の中に捻じ込んだ。ジュルッジュルッジュルッ…ジュボッジュボッジュボッ…グショッグショッグショッ…ジュグッジュグッジュグッ交尾音と尺八音が部屋に鳴り渡る。亮の顔が近づいてきた。遥登を犯しながら俺達は唇を合わせる。亮の腰が突動した。遥登が自分のちんぽを扱き始める。俺は腰をガシガシ突き込んだ。
「やべぇ凄ぇ締まるぜ。んぁぁぁぁぁ」
俺は遥登の口からちんぽを引き抜いた。遥登の眼前でゴシゴシ扱く。金玉の奥が熱くなってきた。
「あぁぁぁぁぁぁ射っちゃう。射ぐ…んぁぁ射く」
ドビュッドビュッドビュッ…ビュビュッビュビュッビュビュッ…ビュッビュッビュッ遥登は白濁汁を噴き上げた。
「おっ俺も…射ぐ、射く…んぁぁぁぁぁ射く」
ドビュッドビュッドビュッ…ビュビュッビュビュッビュビュッ…ビュビュッビュビュッビュビュッ俺は遥登の顔に白濁汁をぶっ掛けた。
「俺も射ぐ…はぁぁ射く…あぁぁぁぁぁぁ射く」
亮が遥登の中で戦いた。亮のちんぽがゆっくりと引き抜かれる。先っぽから一滴残り汁が垂れていた。
「凄ぇ。いいおまんこだったぜ。シャワー借りるな」
「おお」
亮が部屋を出て行った。遥登を抱き寄せる。
「明日休みか」
「うん休みっす」
「じゃあ泊まってくか」
「いいの」
「あぁいい」
「うん泊まってく」
遥登の首筋に舌を這わせた。背中に回された遥登の腕に力が籠もる。優しく唇を合わせた。
「遥登……」
「えっ……」
「おまんこ見せてみろよ」
「うん」
遥登は両脚を抱える。おまんこに指を挿れた。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁ…いぃ」
「いいのか…感じるのか」
「うん…たっ琢磨さん、あぁぁぁぁぁぁぁ」
「欲しいのか」
「うん欲しい」
俺は遥登の両脚を抱え上げる。ケツの窪みにちんぽを当てる。ケツ穴から玉裏にちんぽを這わせる。おまんこ口に亀頭が触れた。
「早く挿れてくれよ」
「何処に挿れて欲しいんだ」
「おっおっおまんこに、ちんぽ挿れて欲しいっす」
「判ったぜ。挿れてやるからな」
頭をそっと撫でてやる。俺は遥登のおまんこ口にちんぽを宛がった。腰を軽く突くとズブズブと俺のちんぽが呑み込まれ始める。一気に根元迄埋没した。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁ兄貴ぃ…いっす」
「へへ兄貴かよ。いい響きだぜ」
俺の腰が突動する。遥登の内壁が絡んできた。グショッグショッグショッ…ジュグッジュグッジュグッ卑猥な音が鳴り渡る。ドアが開いた。亮と視線がぶつかる。ピースサインをする亮。静かにドアが閉じられた。
「んぁんぁんぁ…堪んねぇ…凄ぇ」
「俺もいいぜ。おまんこもっと絡めてこいよ」
遥登の首がコクコク動いた。腰を俺のちんぽ目掛けて打ち付けてくる。
「そうだ。いいぞ」
「あぁぁぁぁぁ兄貴ぃいいよぉ」
俺の腰の動きが加速する。激しく遥登を叩いた。遥登の大胸筋がブルブル震えている。目が虚ろになっていた。
「んぁんぁんぁ…いぃ…当たるぅ」
突き込みながら遥登のちんぽを握る。勃起の熱が伝ってきた。
「あ、兄貴ぃ扱いてくれよ」
「あぁ判ったぜ」
俺の腰が波動する。同時に遥登のちんぽを扱き捲くった。
「あぁぁぁぁぁ駄目射っちゃう」
「いいぞ射けよ」
パンパンパンパンパンパン…パンパンパンパンパンパン…パンパンパンパンパンパン筋肉同士が衝突した。
「射く、射ぐ…あぁぁぁぁぁぁぁ射く」
ドビュッドビュッドビュッ…ビュビュッビュビュッビュビュッ…ビュッビュッビュッ遥登のちんぽから白濁汁が噴き上がった。
「俺もんぁぁぁぁやべぇ…んぁぁぁぁ射ぐ」
俺は遥登の中で雄叫びを上げる。遥登の上にどっさりと倒れ込んだ。
「遥登ぉ気持ち良かったか」
「うん気持ち良かった。兄貴は……」
「あぁ気持ち良かったよ」
「俺さ、兄貴と亮さんがキスするの見てちょびっと妬けた」
遥登が俺の胸に顔を埋めてくる。俺はきつく抱き締めてやった。遥登が安堵の表情を浮かべる。何時しか寝息を立て始めた。俺のちんぽを握りながら……
[ 2015/07/17 19:57 ] | TB(-) | CM(0)

蛍③

 目覚めると遥登はまだ眠っている。俺はそっとベッドを抜け出した。キッチンで朝飯を作る。焼き魚に目玉焼き、サラダ。べたな朝食。程なくして遥登が起きてきた。
「おはようございます」
「良く眠れたか」
「ハイ」
「ずっと俺のちんぽ握ってたもんな」
「えっそっすか」
遥登がにんまり笑っていた。
「飯出来たから運んでくれよ」
「ハーイ」
テーブルを挟み向かい合って座った。
「頂きます」
「いっぱい食えよ」
「うん」
2人で向かえた初めての朝。窓からは優しい陽光が差し込んでいる。まったりとした時間が過ぎて行く。ソファーに並んで座っている。珈琲のほろ苦い薫りが漂ってきた。
「どこか出掛けるか」
「ううん、このままでいたい」
遥登が甘えるように抱きついてくる。ぎゅっと抱き締めてやった。ゆっくりと2人の時間が流れる。微かに薫る遥登の匂いが心地よく感じられた。
「兄貴ぃ」
「えっ何だ」
「褌締めてみたいっす」
「あぁ判った。こっち来いよ」
寝室に入る。クローゼットから褌を取り出した。
「脱げよ」
「うん」
遥登は着ているものをバサバサ脱いで行く。逞しいカラダが露わになった。褌の端を咥えさせる。股間に布地を通した。グイッグイッグイッと遥登のちんぽが頭をもたげてくる。一気に天を衝いた。
「遥登……」
「あっ兄貴ぃ」
遥登が抱き付いてくる。股間のものが俺を刺激した。
「やりたいのか」
「うん」
「昨日いっぱい出したろ」
「でも…兄貴といると金玉に汁溜まってくるんだよ。兄貴のせいだからな」
「判った。可愛がってやるからな」
俺は着ているものを脱ぐと褌一丁になった。遥登が俺の足許に跪く。俺の前袋に下を這わせてきた。
「はぁ…いい匂いする」
俺のちんぽが前袋から引っ張り出される。遥登は俺のちんぽを握り締めると舌を這わせてきた。ジュルジュル舐め上げられる。今度は舌がジグザグに降りていった。亀頭が唇で挟まれる。遥登はゆっくりと呑み込み始めた。喉壁でぎゅうと締め付けられる。強い快感が襲ってきた。一端ちんぽが放たれる。遥登が俺を見上げた。
「美味ぇっす。兄貴のちんぽ美味ぇ…俺汁呑みてぇ」
遥登が俺のちんぽをしゃぶり始める。顔を前後に抽動させる。俺の手が取られた。遥登の頭に置かされる。俺の腰が突動し始めた。金玉袋を握られる。俺は遥登の喉壁を擦り捲くった。遥登を見下ろす。健気な表情を浮かべている。金玉の奥で雄汁が蠢き始めた。
「うぉぉぉぉぉぉ射かすぜ。んぁぁぁぁぁぁ射ぐ、んぁ射く」
俺は遥登の喉壁目掛けて雄汁を放った。しつこく遥登の舌が絡んでくる。ちんぽが遥登の口から放たれた。視線がぶつかる。遥登の喉がゴクンと鳴った。遥登が至福の表情を浮かべてる。
「はぁ美味ぇ」
気付くと遥登のちんぽは天を衝いている。反り返り血管が浮き出ていた。
「褌解いてくれよ」
「うん」
俺の褌が解かれる。ベッドに押し倒された。俺の上になった遥登。唇を寄せてくる。荒々しく舌を捻じ込まれた。遥登の勃起が俺のちんぽに擦り付けられる。俺のちんぽが芽吹き始めた。
「へへ勃ったぜ」
遥登は俺の上に跨る。後手で俺のちんぽを掴むとおまんこ口に宛がった。腰が沈めてくる。俺のちんぽが呑み込まれ始めた。
「んぁぁぁぁぁ堪んねぇ…兄貴のちんぽ挿いってくる。んぁぁぁぁぁぁ硬てぇ」
遥登の腰が上下に抽動される。その動きに合わせて俺は腰を突き上げた。遥登に俺を抱き起こさせる。向かい合う体勢になると唇を合わせた。優しく抱きしめる。首筋を摩ってやった。
「遥登ぉもっと感じさせたるからな。しっかり俺に捕まってろよ」
俺は遥登の脚を下から抱える。床に脚を着いた。
「うぉぉぉぉぉぉ」
遥登を抱えながら俺は立ち上がった。
「うぁぁ凄ぇ…駅弁凄ぇ…」
遥登のカラダを少し浮かせる。落ちてくる所をガツンと突き上げた。
「あぁぁぁぁぁぁんく駄目ぇ…そんなぁ」
揺動させながら部屋の中を動き捲くる。俺にしがみ付く遥登。恍惚とした表情を浮かべている。ガシガシ腰を突き上げた。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁ駄目ぇ射く…洩れる、んぁぁぁぁ射く」
腹に生暖かい感触が伝ってきた。
「射っちまったのか」
「うん…兄貴気持ち良過ぎる」
「まだまだだぞ」
「うん」
ベッドに戻ると遥登の両脚を抱え直した。遥登の内壁がぎゅうっと俺を締めてくる。俺は真上から突き込んだ。グショッグショッグショッ…ジュグッジュグッジュグッ卑猥な交尾音が部屋に轟いた。
「あぁぁぁぁぁ射っちゃう…また射く…んぁぁ洩れる」
ドビュッドビュッドビュッ…ビュビュッビュビュッビュビュッ…ビュッビュッビュッ遥登は2度目のトコロテン発射しする。放たれた乳白色の粘液が遥登の顔の上に降りてきた。
「うぁぁぁぁぁぁんぉ…俺もやべぇ。遥登種付けるからな。俺のガキ孕めよ」
パンパンパンパンパンパン…パンパンパンパンパンパン…パンパンパンパンパンパン俺の腰が劣動する。遥登の内壁が急激に収縮した。
「あぁぁぁぁぁぁ射く…んぁぁ射く」
俺は遥登の中で雄叫びを上げた。
「あぁぁぁぁぁ俺も…また…射ぐ…んぁぁ射く」
ドビュッドビュッドビュッ…ビュビュッビュビュッビュビュッ…ビュッビュッビュッ遥登はまた白濁汁を噴き上げた。3発目のトコロテンで……
俺はちんぽを引き抜くと遥登の隣にゴロンとなる。遥登がカラダを擦り寄せてきた。健気な表情を浮かべている。俺の心臓が抉られた。
「兄貴ぃ俺と亮さんどっちがいいんだ」
「バカたれ亮とはしゃぶりあったり兜合わせしただけの仲だからな。お前の方がいいに決まってるだろ」
ほっぺにチュッとする。
「お前こそどうなんだよ。亮に掘られて哭いてたぞ。それも可愛かったけどな」
「兄貴の方がいいに決まってるだろ。それに俺のおなかの中には兄貴のガキいるんだからな」
「バカたれ」
コツンと遥登のおでこを小突いた。
「俺のほうがいいって言う証拠見せてくれよ」
「証拠って……」
「もう1回やって欲しいっす」
結局この後俺達は盛り続けた。陽が傾き始める。茜色の空が広がっていた。遥登と知り合い深い関係になったのは事実。俺の為に髭坊主にした。”兄貴”って慕ってくる。男に抱かれる喜びも覚えた。だが遥登には彼女が居る。遥登にとっては普通の生活をした方がいい筈だ。俺の心の奥深い所に遥登は澄み始めている。だが遥登とはこれっきりにしたほうがいいのかも知れない。遥登はどう思っているだろう。遥登の本音を知りたかった。
「遥登」
「えっ何……」
「彼女とは旨くいってるんだろ」
遥登は首を大きく横に振った。
「別れた」
「えっ……」
「兄貴とやってから駄目なんだ」
「えっ…勃起するけど中折れするんだ」
「えっ……」
「試しに違う女とやってみた。でも同じだった」
視線がぶつかる。遥登が真直ぐに俺を見てきた。
「女抱けねえカラダになっちまったんだぞ。兄貴責任とれよな」
「判った。出掛けるぞ」
俺の脳裏にある場所の面影が映る。俺はそこで告ろうと思った。
「えっ何処に」
「いい所だ。先にシャワー浴びるぞ。汁だらけだからな」
「うん」
俺達は浴室に入った。浅黒い遥登の後姿が風呂の灯りに照らされている。
「兄貴洗ってやるよ」
「いいよ」
「俺兄貴のカラダ洗いたいんだ」
視線がぶつかった。子供のような目をしている。
「判った。洗ってくれよ」
俺は風呂椅子に座った。遥登はボディタオルにソープを泡立てる。首筋から背中を洗い始めた。
「今度は前っすよ」
「ああ判った」
胸から腹と洗われる。股間にボディタオルが当てられた。グイッグイッグイッと遥登のちんぽが勃ち上がる。一気に天を仰いだ。
「あ、兄貴、俺……」
遥登がはにかんでいる。こんな所も可愛い。
「抜いてやろうか」
「兄貴は」
「俺はいい。勃ってねぇし……」
「じゃぁ勃ったらやるんだな」
カラダのあぶくがシャワーで洗い流された。
「兄貴立ってくれよ」
「無理だぞ」
遥登が跪いた。ちんぽを咥えられる。舌が絡んできた。俺のちんぽに活力が漲る。俺のちんぽは遥登の口中で勃起した。
「バカたれ。また搾りとるのか」
「うん」
遥登が立ち上がる。ちんぽ同士が触れ合った。遥登がちんぽを擦り付けてくる。俺は2本のちんぽを合わせ持つとゴシゴシ扱いた。
「あぁぁぁいい兄貴のちんぽいい」
「俺もいいぜ。堪んねぇ」
遥登が4つの金玉を合わせる。ゴリゴリと捏ねくりまわした。カリとカリ、竿と竿激しく擦れ合う。金玉同士がぶつかり合った。唇を合わせる。舌を絡めながらちんぽを扱いた。
「はぁいぃ…」
「んぁぁいぃ」
触れ合った亀頭から我慢汁が溢れている。クチュックチュックチュッ卑猥な音が浴室に響いた。
「あ、兄貴…射きそうっす」
「俺もだぜ」
遥登の乳首に指を這わせる。指の甲で掻き上げてやった。
「あぁぁぁぁぁんぁぁぁはぅ…射ぐ…射く…射く」
「んぁぁぁぁんぉぉあぁぁぁ射ぐ、射く、んぁ射ぐ」
ドビュッドビュッドビュッ…ビュッビュッビュッ…ビュビュッビュビュッビュビュッ
ドビュッドビュッドビュッ…ビュビュッビュビュッビュビュッ…ビュッビュッビュッ
2本のちんぽから白濁汁が同時に噴き上がった。遥登を抱き寄せる。軽く唇を合わせた。
「今度は俺が洗ってやるからな」
「うん」
遥登を風呂椅子に座らせる。首筋から胸、腹、下肢と洗っていく。萎えたちんぽが濃い陰毛の中でふてぶてしくぶら下がっている。後ろを向かせると背中を洗ってやった。
「立てよ。流してやるからさ」
シャワーで泡をを流しながらケツ穴に指を滑らせた。
「あぁぁぁぁぁぁぁ…あっ兄貴ぃまた感じちゃうだろ」
「ハハハ悪かったな。上がるぞ」
「うん」
遥登に褌を締め込んでやった。
「カッコいいぞ」
鏡の中には逞しい日本男児が写っていた。
褌 (2)
「なっお前ガタイいいから似合ってるぜ」
「そっすか…ちょびっと恥ずかしいっす」
鏡の中の遥登と視線がぶつかる。眩いばかりの光を放っていた。
「兄貴のちんぽ包んでたやつだと思うと勃ちそうになるよ」
「バカたれ。たくもう…お前って奴はよぉ可愛いぜ」
後ろからぎゅっと抱き締めてやった。
「これ着ろよ」
「浴衣っすか」
「あぁ」
俺は紺地、遥登は白地の浴衣を羽織った。
「行くぞ」
「うん」
車を出した。運転するのは俺。遥登が助手席にのった。車窓から覗く満天の星空。車内では遥登がはしゃいでいる。車を転がすこと15分。俺達は小さな川に着いた。
「ここだぜ」
「うん」
川原に降りる。奥の方まで歩いていった。
「あっ凄ぇ」
「なっ綺麗だろ」
「うん」
川面に蛍達が飛び交っている。暗闇のなか優しい輝きが目に映った。
「なぁ遥登」
「来年も一緒に蛍見に来てくれるか」
「えっ」
「付き合ってくれって言ってんだ。俺に責任取らせてくれるよな」
「うん」
遥登の手を握る。途轍もなく大きな温もりを感じた。大きな岩の上に並んで腰掛ける。ぼんやりと幻想的な光を眺めていた。
「なぁ兄貴」
「ん、何だ」
「俺さ、最初兄貴に犯られてからずっと兄貴の事思ってたんだ。メール貰うと凄ぇ嬉しかったよ。昨日無性に逢いたくなったんだ。亮さん居るって聞いた時ちょっと悩んだけど来て良かった」
蛍達の放つ光が遥登に当たっている。何か遥登の顔がキラキラしてみえた。
「顔見た瞬間、凄ぇほっとしたんだ。俺兄貴の事好きだって実感できたんだよ。それに……」
「それに……何だ」
「俺女と出来なくなったろ。でもさ兄貴の事考えるとビンビンに勃起した。千擦りのおかずは兄貴さ」
遥登の手をぎゅっと握る。遥登が握り返してきた。時間が静かに流れる。蛍達が何処かに消えた。微かな夜光に包まれる。何組か居た見物客達も居なくなった。
「兄貴ぃ…キスしたい」
遥登の肩をそっと抱いた。顔を近づける。唇が触れ合った。一瞬離れる。またキスをした。舌が絡んでくる。何時の間にか濃厚なキスになった。
「この逞しいガタイ。俺だけのもんだからな」
「あぁ判ってる」
「ここもだぞ」
俺のちんぽがギュッと握られた。
「ねぇ兄貴…早く帰ってしよ」
「まだ出し足りねぇのか」
「うん、足りねぇ」
俺の手を取られる。股間に導かれた。そこは既に息づいている。俺達を乗せた車が動き始めた。
[ 2015/07/17 19:52 ] | TB(-) | CM(0)