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海の男達⑦

 翌朝目が覚めると横には哲朗がまだスヤスヤと寝息を立てていた。その寝顔はまだあどけなさが残っている。右手には俺のちんぽをしっかりと握っていた。そっとベッドを抜け出した。シャワーを浴びて朝飯の用意をする。暫くすると哲朗が起きてきた。シャワーを浴びさせ一緒に朝飯を済ませる。御仏壇に手を合わせご両親に挨拶を済ませた。
「忘れ物ねぇな」
「うん」
「これ持ってけ」
俺は哲朗に2つのお守りを渡した。一つは神社で買ってきた物。もう一つは俺が手作りしたお守りだ。
「お守り…ありがとう」
「一つは俺の手作りだぜ。中には俺の陰毛とちんぽの写真が入ってるんだ」
「へへ…しっかり守ってくれそうだな」
「うん」
視線が交差した。瞳の奥から2つの光が見える。海の男の力強い輝きとチョッと弱々しい俺にだけ見せてくれる輝きだ。
「性処理頼むんじゃねえぞ」
「しねぇよ」
「溜った時はどうすんだ」
「DVD見ながら大悟の事思って千擦りする」
「よし……」
俺は哲朗の股間を握った。
「誰のもんだ」
「大悟のもんだよ」
「よ~し良く言った」
俺はニヤッと笑うと哲郎に目を遣った。
「じゃぁ儀式だ」
「えっ儀式って何だ」
「俺が決めた。出港日の朝の儀式だ」
哲朗を壁に押し付け俺は跪いた。
「何だよ」
「金玉の中を少しでも軽くしてやることにした」
ベルトを外しジッパーを下げる。六尺の中からちんぽと金玉を引っ張り出した。手で軽く握る。昨夜あれだけ出したのにムクムクと頭をもたげてきた。金玉袋に吸い付くと舌を這わせる。今度は1個ずつ口に含みコロコロ転がしていった。優しく金玉を握る。同時にちんぽを扱いてやった。
「う、ううんはぁはぁ」
ちんぽを舐め上げる。亀頭の割れ目に舌を転がした。
「美味ぇぜ。哲郎のちんぽ」
今度はちんぽを咥え込んだ。根元までえ咥える。喉壁でぎゅぅぎゅぅと締め付けてやった。舌をネットリと絡ませる。哲朗の手を取り俺の頭を抑えさせた。ガシガシと俺の喉を突いてくる。我慢汁が俺の口の中で拡がった。ジュポッジュポッジュポッ…ジュルッジュルッジュルッ尺八音が一時の別れを惜しむように切なくそして淫靡に轟いた。
「んぁぁぁ、んぉぉぉ、射かすぜ…んぉぉぉぉぉ」
俺は握っていた金玉を軽く握った。
「あぁぁぁぁぁぁぁいっ射くっっっ」
俺の喉まんこに打ち付けられた。ちんぽが解き放たれる。ゴックンと喉を鳴らしながら俺は呑み込んだ。濃密な汁が喉を通る。体内へと流れていった。
「大悟…」
俺はまた哲郎のちんぽを咥える。残り汁を舐め摂った。哲郎のちんぽが口から放れる。ウエットティッシュで綺麗に拭ってやった。
俺は立ち上がる。哲郎の口を唇で塞いだ。甘く切ない…濃密なキス。本当はずっとこうしていたかった。
「さ、儀式は終わったぜ。行こうか」
「うん」
俺達は家を後にした。車で港へと向かっている。助手席には哲郎が悟朗を抱いていた。どこの家庭でもありそうな風景。だが俺は最高な幸福感を感じていた。
「なぁ大悟、愛してるよ」
「うん俺も愛してる」
キュンキュンキュン…哲朗に抱かれていた悟朗が吠えた。
「悟朗も愛してるよ」
「俺もだ悟朗愛してるよ。一緒に哲朗の帰り待ってような」
クーンクーンクーンと甘えた声で鳴いた。港に着くと乗組員と見送りの人達でごった返している。山さんと内村さんが寄ってきた。
「おお元気か……」
山さんが声にする。
「バリバリ元気っすよ」
哲朗の勇健な声で言った。
「やり過ぎてクタクタになってんじゃねぇのか。新婚さんだしよ。菅ぁお前のことだ。夕べはいっぺぇしたんだろ。4箇月やれないからってよ。何発したんだ」
「何バカな事言ってんすか?ったくもう……」
図星のことを言われ哲朗の声ば微妙に弱かった。俺は首を傾げる。指折り数えてみた。
「どうした。吉家」
山さんが俺を見てきた。
「多分少なくても5発はしたような気がするっす」
「大悟余計なこというんじゃねぇ」
「今朝の俺の口ん中での1発は確実なんすけどね」
俺は言葉を続けた。
「だ、大悟。バカたれ。俺達の性生活ばらすんじゃねぇ」
「5発かよ。それに朝1発」
山さんが飽きれたような表情を浮かべている。内村さんがクスリと笑っていた。
「おっ犬飼ったのか」
内村さんが悟郎を見ている。優しい目をしていた。
「ハイ長男の悟朗っす」
哲朗が嬉しそうに声を上げた。。
「悟朗…お世話になったおじちゃん達だぞ。挨拶しろよ」
キュンキュンキュンと甘く吠える。内村さんと山さんをつぶらな瞳で見ていた。
「吉家…また世話になりてぇな」
山さんが卑猥に言った。
「ハイハイハイ俺も世話になりてぇ」
内村さんが手を挙げながら声にする。朴訥な男がはしゃいでいた。
「駄目っすよ。俺のもんすからね」
意表を付く2人の言葉に哲朗は素っ頓狂な声をあげる。2人は顔を綻ばせた。哲郎が目配せしてくる。少し先に船長と機関長、料理長が居た。
「じゃぁこいつのこと宜しくお願いします」
「おお任せとけ」
山さんが声にする。内村さんが隣でにっこり微笑んでいた。
「こいつの事宜しくお願いします」
俺はペコリと頭を下げた。
「おお任せとけ」
船長が豪快な声を上げる。
「吉家…お前の後釜も決まったぞ」
料理長の声が明るく響いた。
「えっそっすか。良かったすね」
「大事な事だからな」
機関長がポツリと声にした。
「性処理係っすか?」
「うんそうだ。人間の三大欲ってな睡眠欲、食欲、性欲なんだ。それを充たしてやらねぇとストレスが溜まる。この船は狭いながらも全員個室でゆっくり眠れる。シャワーもいつでも浴びられる。料理は小宮がその腕を振るってくれる。後は性処理だ。性処理してくれる奴が居た方が良いに決まってる。ストレス溜まらないようにしてやるのが俺の仕事のひとつだからな。この前はお前が美味いもん作ったり性処理やってくれたから大漁に繋がったんだぞ」
船長が言い放った。
「そうっすか?そう言って貰えると嬉しいっす」
「船長の性処理係としての適性見抜く眼力はずば抜けてるよな。今迄断った奴いないもんな」
料理長の声が明るく聞こえた。
「面接の時何となく判るんだよな」
「それで取り敢えず船に乗せちまってから話切り出すんだよな。それでも後でトラブルにもなってないしな。凄腕だよな」
料理長が言った。
「稼げる話だし人の為になる事からな。それになぁ面接の時やんわりとだけど言ってるんだぜ。他の業務も有るけどそれは追々相談させてもらいながら決めるからってな。なぁ…吉家」
「良く覚えて無いっすけどそうだったかも知れないっすね。何れにしても最初戸惑ったけどやって良かったと思ってますよ。哲朗ともこうなれた訳っすっからね。なぁ哲朗」
「う、うん」
哲朗の耳たぶが真っ赤になっていた。
「おぉっあちぃなぁノロケかよ」
機関長のおどけた声を上げていた。
「あっこれ差し入れっす。チョコパイとフルーツタルト作ったんで皆さんで食べてくださいね」
包みを船長に差し出した。
「おっ済まんな。お前のデザート評判良かったからなみんな喜ぶぜ」
「こいつのデザートは俺以上ですからね」
料理長にそう言われるとヤッパ凄ぇ嬉しい。
「菅イイ嫁さん…ん?婿さん……ん?……何か判んねぇけどイイ奴と巡りあったな。料理も美味い。ケーキも作れる。そして床上手だしな」
船長の声が優しく響いた。
「船長床上手は余計っすよ」
俺が言った。
「そんな事ねぇぞ。お前のケツはまんこよりもイイって評判だったし尺八もちんぽの触り方も歴代の性処理係の中でも郡を抜いてるってみんな言ってるぞ。勿論俺ももそう思ってる。だから今迄性処理頼まなかった奴らもやって貰ったんだぜ。なぁ小宮」
「うん俺もお前の評判聞いて行ってみたけど評判通りだったな。それに後処理も丁寧にやってくれたからな。女でも中々しねぇぞ」
「何かやりたくなってきたな」
機関長が卑猥な声を上げた。
「俺もだ」
料理長が言った。
「俺もだ。やべぇ勃ってきたぜ」
船長の声に淫猥さが含まれている。
「駄目っす…駄目っす…」
哲朗が手を広げ3人から俺を防御した。
「ハハハ…冗談だぜ」
機関長か高笑いしながら声にする。悟朗がキュンと鳴き声を上げた。
「長男の悟朗っすよ」
俺が嬉しそうに声にする。
「抱かせろよ」
悟朗のリードを外すと船長に渡した。悟郎が抱かれている。クーンクーンと鳴き声を上げるとペロペロと頬っぺたを舐めていた。
「可愛いなぁ」
「悟朗…俺の初めての人だぜ。でもなそのお蔭でお前のもう1人の父さんと一緒になれたんだからな」
「吉家余計な事言うな…それより今度航海終わったら俺と不倫しねぇか」
俺のケツをそっと撫でた。
「だ、駄目っすよ。俺の者っすから」
和やか雰囲気、朗笑する男達。そんな中哲朗に目を遣る。顔は笑っていたけど目は笑っていなかった。表情も何気に翳ってた。
「あっ船長すんません。チョッとこいつに用があるんで、すぐ戻ってきます」
哲朗に目を遣る。視線の奥から哀歓漂う光が見えた。
「チョッと来い」
「何だよ」
俺は人気のない方へ哲郎を連れて行った。
「何でそんな暗い顔してんだよ。これから船乗るんだぜ。そんな状態でどうする」
「暗かねぇよ」
哲朗はふて腐れたように声にした。
「俺の目は誤魔化されねぇぞ」
ジッと哲朗の目を見る。瞳の奥から微かだがくすみが見えた。
「みんな大悟とやりたいって言うしよ」
「冗談に決まってるだろ」
「そんなの判ってる。でも大悟淫乱だからあんなにもててる大悟見たら俺がいない間に浮気してそんで最悪いなくなってるんじゃないかなって気したんだよ」
「確かに俺は淫乱だ。でもそんな事する訳ねぇだろ。バカたれ。それに悟郎もいるんだぞ」
コツンとグーで頭を小突いた。
「別れた女房もそうだった」
「一緒にするな」
「しねぇとは思ってる。だけど心配になったんだよ」
「しねぇよ。俺にはもうお前しかいないんだからな。心配するな。その為にDVDに動画一杯焼いたんだろ。溜まったらそれ見て千擦り扱くんだろ」
「うん」
俺は哲朗の手をとって股間に導いた。
「誰のもんだ」
「俺のもんだ」
「お前のものを使っていいのは俺の右手だけだろ」
「うん」
今度は左胸に手を誘導した。
「ここもお前のもんだぜ」
「うん判ってる」
「指輪に何て刻印してあるんだ」
「Yours Forever」
「永遠にお前のものってことだよな」
「うん」
「俺だって一緒に居たいんだぜ」
「うん」
もう一度哲朗の左手を取る。俺の左胸に当て右手を股間に当てさせた。
「今、気ぃ送るからな」
「うん」
「こっち向け」
「うん」
俺は唇を寄せていった。哲朗から唇を合わせてくる。短いちょっと切ないキス。哲朗の男の薫りが俺を包んでくれる。哲朗の目から涙が一滴伝っていた。
「涙は禁物だぜ」
俺は舌で拭ってやった。
「大丈夫だな…哲朗」
「うん…お前達の為にも頑張ってくるぜ」
「うん…悟朗と一緒に待ってるからな」
「大悟…」
「ん、何だ」
「お前強いな。そして暖っけぇ。また好きになった」
いつもの明るい哲朗に戻っていた。
「俺お前を信じてるしお前もそうだと思ってる。式も挙げたし指輪も交換した。結婚証明書はあるけど法的効力は一切ないだろ。だからだ」
哲朗をじっと見る。そして言葉を続けた。
「お前が望むなら俺は籍入れてもいいぞ」
「えっ……」
「婚姻は無理だけど養子縁組みは出来るからな」
「う、うん」
突然の俺の言葉に戸惑いの表情を浮かべている。直ぐ様戻った。目の奥から光輝が放たれている。真っ直ぐに俺を見てきた。
「大悟……」
「ん、何だ」
「何でもねぇ。早く行こうぜ」
俺達は船長達の所へ戻った。
「菅…吉家に抜いてもらってたのか」
船長が隠微に声にした。
「ヘヘッ実は……嘘っす。嘘っす。家のことでちょっと聞かれただけっす」
哲朗が明るく応える。船長の顔付きが変わった。
「おーいみんな集まれ。吉家じゃあな」
「ハイ」
少し先の方でミーティングが始まっている。新しい処理係が紹介されていた。年は俺より少し若く見える。筋肉質の男だった。出港の時間が迫っている。少し張り詰めた空気になった。
「おおそうだな。みんな行くぞ」
船長が声を張り上げた。
「いってらっしゃい…」
俺は明るく元気に声を掛けた。
「ほら悟朗も…ご挨拶しろよ」
キュンキュンキュン…キュンキュンキュン
船が汽笛を鳴らした。晩夏の青空が広がっている。
空 (2)
哲郎を乗せた船が出港。俺と悟朗は家族としてそれを見送った。
「悟朗、これから日中は独りになるぞ。大丈夫かぁ」
クーンクーンクーンと可愛い悟朗の哭き声。抱き上げギュッと抱きしめる。ぺろぺろ俺の頬を舐めてきた。スマホがメール着信を知らせる。哲郎からだ。
”入籍してぇ”
”了解”俺は返信した。はにかみながらメールを打っている哲朗の顔が浮かんでくる。航海終了後俺達は入籍した。表札を吉家哲朗、大悟、悟朗に記されている。俺、哲朗、悟朗、大切な家族。これからもずっと……あれから2回の航海を終えた。俺は会社にも慣れ3級だけど無線の資格も取得。これから2級、1級と目指していこうと思っている。多分俺は性処理メインで船に乗せられた。料理の腕はは副産物だと思っている。小宮料理長がいるからだ。簡単な手伝いだけで済むと思っている。でも其れが縁で哲郎と連れ合いになれた。そして就活に苦しみぬいた俺が今総務課員として働いている。この縁を大切にしていきたい。俺が充幸漁業に入社してから20ヶ月が経とうとしている。”ただ今”キュンキュンキュン悟郎が駆け寄ってきた。

嘘が付けない哲郎。ある日聞いてみた。
「性処理して貰ったか」
俺が視線をぶつける。瞳の奥が微かに翳った。
「う、うんして貰った。御免な」
哲郎は素直に白状した。こんなこともある。前回の航海が終わって数日経った時のことだ。一戦を終え抱き合っている。チョッと鎌を掛けてみた。
「なぁ哲朗、俺のまんこと性処理係のまんこどっちがいい?」
「そりゃぁ勿論大悟の方だぜ」
しゃべった後”シマッタ”と言う表情を浮かべていた。こうして毎回俺に陰毛剃られてる。本音を言うと男だから溜まる物は溜まる。性処理位して貰っても構わない。必ず俺の所に帰ってくるんだから……明日今回の航海が終え帰港する。目を瞑ると哲郎の顔が浮かんできた。俺のまんことちんこが疼いてくる。キュンキュンキュン…悟朗がじゃれてきた。哲朗が明日帰ってくるのが判ってるかのように…季節は秋。爽やかな風が窓から入ってくる。次の出港まで1箇月。いっぱい新たな歴史を刻みたい。紅葉狩りにでも行こうと思っている。俺と哲郎と大悟とで……

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[ 2015/10/02 14:56 ] 海の男達 | TB(-) | CM(0)

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