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筋肉野郎の恋①

 俺は一之瀬 龍吾21歳になる髭坊主の大学3年生。プロレス研究会に所属している。筋肉をデカくしたかった俺。プロレス研究会の練習の他にジムにも通い筋肉を苛めている。スリム体型だった俺。今身長172㌢体重68㌔になった。プロレス研究会では学園祭を始め、年に数回興行がある。俺の細マッチョのガタイは女の子に評判が良かった。女子から言い寄られる事が何度も有る。女に困ったことは無かった。付き合った女も居る。勿論男と女の関係になった。だが俺の中で何かが変る。プロレス研究会にジム。大きな筋肉を持つ男達にを憧憬の目で見る俺が居た。季節は厳寒の冬を迎える。凛冽の凄みをたたえた寒さが襲ってきた。もう直ぐ大学4年を迎え、本格的な就活生活が始まる。街を歩いていると占いの館を見かけた。良く当る覆面の占い師居ると聞いたことがある。将来を占って貰う事にした。覆面をした男がタロットカードを捲っている。俺に視線をぶつけてきた。
”貴方の人生に大きな影響を与えてくれる人に出会うと出ています。キーワードは赤と黒。時期は今年の春です”
季節が巡る。春を迎えた。公園の桜の木が満開になっている。俺は占いの事など忘れていた。何時ものようにジムに来ている。始めて見るゴツい男がエアロバイクを漕いでいた。顔には玉のような汗を掻いている。程なくしてエアロバイクを降りた。首に巻いたタオルで汗を拭いている。Tシャツを脱ぐと黒地に赤をあしらったタンクトップを着ていた。
髭
バーベルを上げている。太い首、盛り上がった胸と肩の筋肉。下肢も太く、剛毛で覆われている。歳の頃は30歳位で背丈は同じ位だ。顎と口に髭を蓄えている。プロレスラーのような厚い筋肉を纏っていた。
「今晩は、いい筋肉してますね」
「あっどうも……俺何か大したこと無いっすよ。貴方の方こそ凄いっすね。羨ましいっす」
男の声に俺は応える。俺と堀越さんとの出会いだった。名前は堀越 将信、歳は29歳と言う。今日このジムに入会したと聞いた。この日を境に堀越さんとの付き合いが始まる。ジムで一緒になると筋トレした。堀越さんは俺のカラダをベタベタと触ってくる。だけど嫌では無かった。色々判ってくる。職業は弁護士。趣味でプロレス教室に通っていると言う。共通の話題も出来る。自然と距離が縮まった。溢れる知性に憧れのガタイを持っている。時折見せる屈託の無い笑顔。何時しか俺は魅かれていた。季節が巡り、初夏を迎える。そんな或る日ジムに行くと堀越さんがダンベルを上げていた。黒地に赤をあしらったタンクトップを着ている。あの占い師の言葉を思い出した。トレーニングが終わる。シャワーを浴びた。今サウナに入っている。交わす軽い会話。堀越さんの顔が綻んでいる。何時しかサウナ室には俺と堀越さんだけになった。視線が交差する。堀越さんの瞳の奥から火照った光が見えた。
「一之瀬君……」
堀越さんが声を上げる。その音色が掠れていた。俺のカラダが微動する。ちんぽが微かに反応した。
「嫌か……」
俺は首を横に振る。その時サウナ室のドアが開いた。咄嗟に離れる俺達。何も無かったようにサウナ室を出た。着衣を整える。俺達はジムを出た。間近のラーメン屋に入る。俺は醤油、堀越さんは塩ラーメンを食べた。これから何かが起きる。俺は一抹の不安と期待感を覚えた。俺達はラーメン屋を出る。初夏の風が優しく頬を撫でてきた。時刻は8時を回っている。街燈の灯りがやけに隠微に見えた。
野球場の脇を通る。俺の手が握られた。
「我慢出来ねぇ」
俺の手が引かれる。大きな木の陰に連れてかれた。木に押し付けられる。唇が寄ってきた。軽く触れ合うと舌が入ってくる。俺の口の中を堀越さんの舌がくまなく這ってきた。背中に回された腕に力が籠る。俺も何時しか舌を絡めていた。静かに唇が離れる。堀越さんが眩い視線を浴びせてきた。ゆっくりと歩み始める。俺達は妖しいネオンが燈る建物の前で脚を止めた。
「入るぞ」
堀越さんが声を上げる。俺は頷いた。極度の緊張を覚える。堀越さんがタッチパネルで部屋を選んだ。部屋の前にくる。ドアを開けると照明を燈した。ブルーの灯りがベッドを淫猥に照らしている。俺達はソファーに並んで座った。堀越さんに肩を抱かれる。俺のカラダがガクガク震えた。
「おっ俺……」
「もしかして初めてか。男とやるの」
俺は頷いた。優しく抱き締められる。堀越さんの吐息が耳裏に掛かってきた。
「優しくしてやるからな」
「うん」
堀越さんの言葉に俺は小さく声を上げた。俺はこれから始めての経験をする。俺の人生に大きな影響を及ぼす人と出会うと言う。多分それが堀越さんだと思った。

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[ 2016/12/23 11:57 ] 筋肉野郎の恋 | TB(-) | CM(0)

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