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路線バスの旅②

 それから2週間程経過した。仕事が終わる。家路についた。改札口に向かっている。見覚えのある緑のポロシャツを着ている男が立っていた。啓佑……改札を出る。視線がぶつかった。
「よっ、祥貴さん」
啓佑の野太い声が耳に響いた。
「啓佑……」
啓佑の目からは涙が一滴頬を伝っている。
「逢いたかった」
「俺もだぜ」
「今日逢えなかったらもう諦めようって……」
「えっ……」
啓佑は3日前から俺の帰宅時間に合わせて待っていたと言う。昨日と一昨日は俺は泊まりの出張だった。逢える筈もない。こうまでして俺に逢おうとした啓佑。愛おしさが倍増した。季節は初夏から夏に向かっている。啓佑の額からは汗が滲んでいた。啓佑は付き合っていた男と別れたらしい。度重なる男の浮気にも啓佑は耐えていた。だがその男は今度結婚すると言う。憂さ晴らしに出掛けた路線バスの旅。そこで俺と知り合った。
「あの時の電話そいつからだったんだな」
「うん。あやふやになってたけど正式に別れたんだ」
「良く逢いに来てくれたな。嬉しいよ」
「祥貴さん……」
「さっ帰るぞ。あの時の続きしねぇとな」
「うん」
啓佑の顔付に明るさが戻っていた。生温い風が纏わりついてくる。だがそんな風もやけに爽やかに感じた。今俺んちのマンションの玄関前に居る。鍵をガシャリと解いた。
「まぁ上がってくれよ」
「うん」
リビングに通した。ソファーに並んで座る。啓佑はキョロキョロ部屋を見渡していた。
「綺麗にしてるんすね」
「そうか荷物出てないだけだけどな」
優しく抱き寄せる。ほっぺにチュッとした。
「ピザ頼むからな」
「うん」
「今晩泊まってくか」
「えっいいの」
「あぁいい」
啓佑がにっこりと微笑んだ。
「その前にシャワー浴びようぜ」
「うん」
脱衣所で着ている物をバサバサ脱いでいく。啓佑は六尺を締めていた。
締めてきたのか」
「うん」
「カッコいいぞ」
「ありがと」
「ちょっと待ってろ」
俺は着替え用のとTシャツ、それに部屋着替わりの甚平を渡した。
とかは洗濯機に入れとけよ。また来るだろ」
「うん」
視線が交差する。瞳の奥から眩い許りの光が放たれていた。シャワーを浴びる。俺達はを締め直した。インターホンが鳴る。ピザ屋だ。
「啓佑出てくれよ」
俺は財布を渡した。
「ハーイ」
テーブルにはピザ、サラダ、チキンが並んだ。俺達は向かい合って座る。ビールをグラスに注ぎ合った。
「再開に乾杯」
カチンと触れ合った。ピザを食い酒を飲む。この前の旅の事で話が弾んだ。
「お前この前凄ぇ積極的だったよな。バスん中で挑発してくるし、ケツ触ってくるしよ」
「俺、あん時普通の精神状態じゃなかったからな。凄ぇタイプの兄貴見て抱かれたいって思ったんだ。そしたら嫌な事忘れられるかなってさ」
何時の間にか啓佑は俺の事を兄貴と呼んでいる。とてもいい響きに聞こえた。視線が交差する。啓佑が言葉を続けた。
「1日一緒にいたら好きになっていた。連絡先交換してなくって…俺…俺」
啓佑の目から涙がボロボロ零れている。俺は啓佑の隣に座った。ぎゅっと抱きしめる。
「時間取り戻そうな」
「うん」
俺達は立ち上がった。啓佑の手を握る。心臓が早鐘のように高鳴った。寝室のドアを開ける。灯りを燈した。啓佑を抱き寄せると軽く唇を合わせる。一旦唇を放しまた寄せていく。舌を挿れる。啓佑の口の中をくまなく愛撫した。
「はぅ…んん、ん」
音にならない吐息が俺の性感を昂ぶらせる。股間を触るとドクドクと息づいていた。甚平を静かに脱がせる。俺も着ているものをかなぐり捨てた。
脱ぐ (2)
2本の勃起が近づいてくる。触れ合った。逞しい腕を手で擦る。もう片方の手の平で胸から肩の辺りをを上下に摩った。啓佑の心臓音が伝ってくる。金玉に響いてきた。俺は跪く。金玉の付け根に舌を這わせる。真ん中の縫い目を舐め上げた。
「あ、んん、はううっ…」
金玉袋に唇を寄せると軽く甘噛みしてやる。一つずつ口に含むと舌を這わせた。
「んお…んはぁ…はぅぅぅ」
ちんぽをを軽く握る。親指の腹で亀頭の括れを摩ってやった。
「あぁぁ…兄貴ぃ」
竿の根元から裏筋に向かって舐めあげる。何度も繰り返した。
「あふっ…んぉぉぉ…あぅぅ」
亀頭を唇で挟む。ひと息に根元迄呑み込んだ。濃い陰毛に俺の顔が埋まっていく。口の中に我慢汁が溢れてきた。喉奥の粘膜に啓佑のちんぽが触れてくる。唇を窄め舌をちんぽに絡ませた。
「あふ…兄貴ぃ…堪んねぇ…いいっ…」
啓佑は俺の頭を押さえ付けた。腰を前後に動かしてくる。喉奥で締め付けてやった。
ガシッガシッガシッ…ガシッガシッガシッ…逞しい啓佑の腰が俺の喉まんこを犯してくる。俺の喉奥を犯してくる。俺は喉壁をぎゅうと締め付けた。
「あぁぁぁぁんぁぁぁ…駄目ぇ…射っちゃう…口離せよ…駄目だ」
俺は啓祐のケツをガシっと押さえ付ける。尚も顔を前後に動かした。
「んぉ…んぁ…はぁぁぁいいっ、いいっ凄ぇ…あぁぁぁぁぁぁぁぁい、射っちゃう…あぉぉぉ射く、射くぅ」
生暖かく濃い男の汁が喉奥にぶち当たってきた。ちんぽを解き放つ。啓佑を見上げる。俺の喉がゴクンと鳴った。金玉を軽く握ってやる。ちんぽを下から上へと摩ってやった。残り汁が洩れてくる。俺は舌で拭ってやった。
「兄貴、凄ぇ気持ち良かったすよ。汁呑んでくれたんだ」
「ああ美味かったぜ。雄くせぇ味がしたよ」
立ち上がり、啓祐を抱きしめる。唇を合わせた。
「お前の汁だぜ」
「何かまじぃ…」
頭を優しく撫でてやった。ベッドに横になる。啓佑が隣に滑り込んできた。啓佑のちんぽに手を這わせる。萎えることなくギンギンになっていた。啓佑の上に重なる。乳首に指を這わせた。同時に首筋を舐め上げる。
「ん、ん、んん、あぅ」
今度は乳首に舌を這わせる。ジュルジュル舐め上げた。啓佑のカラダが微動する。ちんぽとちんぽが触れ合った。俺の腰が上下に動く。亀頭同士が擦れ合った。
「あぁぁぁ…兄貴のちんぽ暖ったけぇ」
「俺もいいぜ。啓佑よぉ」
俺の手が伸びる。啓佑のケツの穴を摩った。
「使えるのか」
「うん、でも……」
啓佑が俺のちんぽを握ってきた。
「デカ過ぎっす」
「優しくしてやるからな」
俺は啓輔の両脚を抱え上げる。腰の下に枕を敷いてやった。
「自分で脚押さえてみろよ」
「うん」
ケツ毛を掻き分ける。薄桃色の穴が現れた。穴にちゅっとする。そっと撫で上げた。
「あっ……」
ジュルッジュルッと舐め上げる。唾液を溜めると穴に塗り込めた。舌を尖らせ中に挿れる。今度は舌先で穴を小突いてみた。
「あっ…あぁぁ」
舌を指に代える。ゆっくりと中に挿れた。
「あぁぁぁ…ん、んぁ」
ローションを穴に塗り込める。指を抽動させた。指を2本3本と増やしていく。内壁を擦りあげた。
「あぁぁぁ…んぁ…はぅ」
「柔らかくなってきたぜ」
中を解しながらちんぽを握ってやる。指腹で亀頭をなぞってやると我慢汁が溢れてきた。ローションを俺のちんぽに塗りたくる。啓佑の穴にも塗り足した。ちんぽを穴口に当てる。ゆっくりと腰を前に進めた。
「大丈夫か」
「うん」
亀頭が呑み込まれる。啓佑の顔が歪んだ。
「痛ぇか」
「痛くなんかねぇ」
「痛ぇんだろ」
啓佑は首を左右に振る。俺の腰を押さえるとグイッと引いた。ズボズボ挿いっていく。一気に根元まで呑み込まれた。啓佑の目からは涙が零れている。俺は指でそっと拭ってやった。
「やせ我慢しやがってよぉ」
唇を合わせる。舌を深く挿れた。啓佑の舌が絡んでくる。俺は絡め返してやった。乳首に舌を這わせる。もう片方の乳首を指の甲で掻き上げた。今度は耳裏に舌を這わせる。耳を唇で挟さみ舌先を滑らせるように縁に沿って舐めた。俺は動かすことなく乳首、首筋、耳裏を執拗に愛撫する。きゅうっと穴が俺を締め付けた。萎えていたちんぽが息を吹き返している。
「兄貴ぃ…奥の方が疼いてきた」
「判ったぜ」
俺は腰を少し引く。グイッと突いてみた。
「あぁぁぁぁぁぁ…駄目だ…ん…んん」
ドピュッ…啓輔のちんぽがら乳白色の粘液が飛び出てきた。
「兄貴ぃ俺」
トコロテンしたな。これからが本番だからな」
俺の腰が突動する。啓佑の内壁が震撼した。
「あぁぁぁぁ…いぃ…気持ちいぃ」
「何処がいいんだ」
「ケツが…んぁぁぁ」
「ケツじゃねぇ。まんこだろ。はっきり言ってみろ」
啓佑が押し黙る。目はトロンとしていた。
「言え、啓佑…止めるぞ」
俺は腰の動きを静かに止めた。
「あ、兄貴ぃ」
腰をクイッと軽く突くと直ぐに止めた。
「言ってみろ」
「俺の、まっまんこ兄貴のちんぽで突いてくれよ」
「判ったぜ」
啓佑の瞼にキスをする。ガシガシ腰を突き始めた。
「あぁぁぁぁぁ…兄貴ぃ…いぃ」
啓佑カラダが左右に捩れる。ちんぽは血管を浮き立たせ反り上がっていた。突き込みながら乳首を舐めてやる。啓佑のおまんこが収縮した。
「んぁ堪らんぜ。締まる」
「んぁぁぁぁぁ…気持ちいぃ…あぁぁぁぁぁ感じる」
ジュグッジュグッジュグッ…グシュッグシュッグシュッ結合部からは淫猥な音が響いてきた。
「あぁぁぁ当たるぅ…やべぇ」
「ここだな。突いてやるからな」
俺の腰が猛動する。啓佑のカラダがガクガク震えた。金玉を軽く摩ってやる。
「あぁぁぁぁぁぁ…射ぐ…射く…洩れるぅ」
ドピュッドピュッドピュッ…ビュビュッビュビュッビュビュッ…ビュッビュッビュッ啓佑が白濁汁をトコロテンで噴き上げる。その汁は宙を舞い啓輔のカラダの上に降りてきた。
「やべぇ…おっ俺も…んぁぁ締まるぜ。種付けるからな」
啓佑の首が縦に振られた。
「んぁぁぁぁぁ…あぁぁ…射ぐ、射く…射くぅ」
啓佑の奥壁目掛けて雄汁を叩きつけた。ズニュッとちんぽを引き抜く。啓佑の上に倒れ込んだ。
「気持ちよかったぞ。お前の良過ぎるからヘトヘトだぜ」
「俺も良かった」
啓佑が逞しいカラダを寄せてくる。俺は抱きしめた。
「シャワー浴びるか」
「うん」
一緒にシャワーを浴びる。啓佑のカラダを丹念に洗ってやった。
「四つん這いになってみろよ」
「えっ…またやってくれるのか」
「違う。俺のデカ魔羅受け入れたんだからな。傷あるか見てやるだけだ」
ケツ穴を両親指で広げてみた。
「大丈夫みたいだな」
浴槽に向かい合って浸かる。脚が交差した。
「兄貴ぃ……」
「ん、何だ」
ごついカラダが寄ってくる。唇を重ねた。
「俺さ…今日抱かれてもっと好きになってしまった」
「幸せになろうな」
「うん」
「上がるか」
俺達は浴室を出る。を締め直した。ベッドに入る。啓佑が甘えてきた。俺の胸に顔を埋める。頭を撫でてやった。何時しか寝息を立てている。可愛い寝顔を見せながら……
[ 2015/05/24 19:46 ] 路線バスの旅 | TB(-) | CM(0)

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