俺は折田宣政健康運動指導士をしている。仕事内容は保健医療関係者と連携して安全で効果的な運動プログラムを提案指導することだ。31歳の体育大出身の髭坊主。ガタイは良いと言われる。最初リハビリセンターに勤めていた。だが今はフリーで遣っている。苦学生だった俺。家からの援助は無かった。学費に生活費。奨学金とバイトで賄っていた。奨学金を早く返済したい。学生時代世話になった派遣会社のキャリアアスクに相談する。実力を付けてフリーになったらと言う回答を貰った。俺の不得意は栄養学。セミナーに通った。栄養学だけでなく俺は色んなスキルを得る。そして5年前フリーになった。キャリアアスクから幾つかの会社を紹介される。スポーツクラブ、病院、介護施設。奨学金の返済も終わる。お蔭様で少しは余裕が出来た。六畳一間の安アパートに住んでいた俺。半年前1LDKのマンションにも越せた。天井が高く、カウンター型のキッチンも付いてる。ベランダからの眺望もいい。結構気に入っている。男を連れ込もうと買ったダブルベッド。残念ながらその為には1度も使っていない。そんな或る日、スマホが電話着信を知らせる。キャリアアスクからだった。来月日本語能力試験の模擬試験があると言う。この試験は多くの外国人が受ける。看護師等の資格を取るのに必須のものもある筈だ。俺の役割は相談所のチーフ。時間が空いたら巡回もして欲しいとのことだった。何度もしたことのあるこの手のバイト。主任監督も数回遣らせて貰った。髭も剃らなければならない。一瞬躊躇いを覚える。だがキャリアアスクは恩義ある派遣会社。今の俺が有るのもキャリアアスクのお蔭だと思っている。俺は引き受けた。模擬試験当日、俺は目覚める。髭を剃り洗顔を済ませた。鏡の中の俺。何となく幼く見える。キッチンに立った。クロックムッシュ、ツナサラダそして野菜スープ。朝飯の用意をしながら弁当を作る。食事を済ませ着衣を整え俺は出掛けた。梅雨の合間の青空がが広がっている。
朝の爽やかな風が頬を撫でてきた。会場の逞雄学園は自宅から50分程の距離。予定通り俺は着いた。キャリアアスクからは14名参加する。試験本部に入った。中は多くの人達でごった返している。腕章とひらがなで記されたネームプレートを首から下げた。打ち合わせが終わる。其々が動き始めた。午前9時50分相談所の設営が終わる。教室に入れるのは12時。12時半から試験説明が始まる。俺達はマニュアルを読み返しながら待機していた。午前11時が迫っている。受験生達が見え始めた。忙しくなる。色々質問された。トイレは何処ですか……待機所は……一つひとつの事に丁寧に対応する。ひとりの青年が俺に目を呉れた。褐色の肌の髭坊主。歳は20歳代前半に見える。背丈は俺と然程違わない。172㌢前後に見える。短パンから覗く毛深い脚。着衣の上からでも逞しさが伺えた。明らかに狼狽えてるのが判る。顔付きに悲壮感が漂っていた。
「す、済みません」
「どうしました」
「受験票に張る写真を用意して来なかったんです」
「そうですか。試験開始に間に合えば問題ないですよ」
「何処で写真撮れば良いんですか」
かなりしっかりした日本語で話してきた。日本人に見える。だがこの試験日本人は受けない。中国か韓国の人だと思えた。
「ここから7~8分の所にあるのは知ってますが其処でもいいですか」
「お、お願いします。教えてください」
「判りました。正門を出て左に曲がります。陸橋を登ってください。降りると100㍍位先に南逞雄の駅があります。駅の脇に大きな100円ショップがあります。その前に証明写真ボックスがありますよ」
「あっありがとうございます」
青年が歩き出そうとした。
「あっハサミと糊なかったら買ってきて下さいね。貸し出しは出来ませんから……」
「あっありがとうございます」
満面に笑みを浮かべながら、青年は走り去っていった。30分程経過する。あの青年が戻ってきた。俺達に会釈する。青年足早に教室へと向った。試験が始まる。俺達は交代で食事を摂った。順調に試験が進んでいると言う。俺は午後の巡回に回る。2号棟の3階を歩いていた。試験のひとつが終わる。ドアが開いた。試験生達が出てくる。少し古めの校舎。さながらドラマのワンシーンを見ているようだった。
「折田さん……」
爽やかな声が耳元で響く。俺は振り向いた。至近距離に青年の顔がある。触れそうになった。
「今日はありがとうございました。助かりました」
「ああ良かったな」
青年が鞄からお菓子を取り出した。
「えっ……」
「これ良かったら食べてください」
少し強引に俺はお菓子を渡される。青年が立ち去る。すれ違い様に手の甲が俺の股間を微かに摩った。メモが添えてある。ありがとうございます。キム・ジョンホとしっかりした字で書かれている。メアドと電話番号が記されていた。ジョンホの真意は判らない。何故この俺に……頭の中を色んな妄想が走り去った。お菓子とメモをスラックスのポケットの中に入れる。巡回を終え、俺は相談所へ戻った。時刻は4時5分。試験は無事に終わった。相談所を撤収する。俺達は本部へと戻った。夕刻5時解散する。俺は駅への道を歩き始めた。まだ明るい梅雨の空。雲間から微かな光が射してきた。今帰りの電車に乗っている。俺はポケットから頂いたお菓子を食べた。仄かな甘さが口の中に広がる。お菓子を食べながらあのメモを覗いた。ジョンホの顔、カラダが蘇る。俺はメールしていた。
”お菓子ありがとう。美味かったよ。今何処にいるんだ。良かったら飯でも食べないか”
程なくして返信される。バイトだから駄目だと書かれていた。だがこの日からメールと電話のやり取りが始まる。色んな事が判ってきた。韓国人のジョンホ。今理学療法士になる為大学に通ってると言う。親の反対を押し切って来日したジョンホ。ジョンホの家は裕福とは言えないらしい。その為親の援助は殆ど無いと聞いた。奨学金とバイトで賄っているらしい。ジョンホは高校時代韓国の恋話を翻訳している会社でバイトしていた。卒業するとその会社に就職する。その後兵役を終わらせ、復職した。ひたすら頑張り貯金する。溜めた金で来日したと言う。俺と少し似ている。だが俺は日本人ジョンホは韓国人。かなりの苦労があったと思った。理学療法士は日本語能力試験の”N1”が必須。去年の秋試験には落ちたと言う。奈良、京都そして鎌倉。美しい日本で暮らしたいという思いが強かったらしい。高校の時始めたSNS。日本の友達も出来、優しさが判ったと言う。少しでも力に成って上げたいと思った。下心もあったのだけど……ジョンホも俺の事を色々聞いてくる。仕事に学生時代の事、色々共通点の多い俺とジョンホ。次第に距離感が縮まるのが判った。
夜ベッドに潜る。ジョンホの事が頭を過ぎった。屈託の無い笑顔、汚れのない目。Tシャツから覗く腕は太かった。あの男を抱きたい。俺はちんぽを握る。ジョンホを思い出し激しく扱き立てた。
「ジョンホもっとおまんこ絡めてこいよ」
「うん、もっと激しく突いて欲しいっす。あぁぁんぁ」
俺は突き込みながらジョンホをちんぽを激しく扱く。ジョンホのちんぽが微かに膨らんだ。
「あぁぁ駄目射っちゃう」
「一緒に射かすぜ」
ジョンホが頷いた。
「あぁぁ射ぐ。んぁぁんぉ射く。あぁぁ射ぐ」
ドビュッドビュッドビュッ…ビュビュッビュビュッビュビュッ…ビュッビュッビュッジョンホは白濁汁を吹き上げた。
「俺も射く。あぁぁあぁジョンホ。あぁぁぁぁ射ぐ」
俺は妄想の中ジョンホの中で精を放った。隣町に住む俺とジョンホ。だが簡単には逢えなかった。ジョンホのバイト先は韓国料理店。平日2~3日間学校が終わるとバイトしている。土曜日は日中シフトされ、たまに日曜日も出てると言う。日本語を話せるジョンホは重宝されてるみたいだ。だがジョンホは学生。当然勉強もしている。将来資格を取るために……
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