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ジョンホの願い②

 ジョンホを巡り合い1週間が経過する。ジョンホのバイトは今日は午後6時で終わると聞いた。日本が大好きなジョンホ。だが食事はコンビニ弁当やバイト先での賄いが多いと聞いた。今日は美味い日本食をご馳走してやろうと思っている。ジョンホも楽しみにしているみたいだ。今待ち合わせの駅前に居る。程なくしてジョンホが現れた。
「よぉ元気だったか」
「うん、折田さんからのメールとか電話で聞く声が俺に元気くれたよ」
「そうか嬉しいぜ。そう言って貰えるとさ」
「折田さん髭生やしたんだ」
「あの時は髭NGだったからな」
視線が交差する。ジョンホの瞳の奥から眩い光が見えた。
「行くぞ」
「うん」
俺の声にジョンホが応える。俺達は老舗の和食屋へと向った。厳かな建物が見えてくる。灯りが煌々と照らしていた。重厚な引き戸を開ける。多くのお客様で賑わっていた。
「予約していた折田ですが……」
「折田様お待ちしておりまさた」
俺達は窓際のテーブル席に案内される。テーブルを挟み向かい合って座った。
「凄ぇ立派な店っすね」
ジョンホが感嘆の声を上げる。中ジョッキが運ばれてきた。
「俺達の再会に乾杯」
俺の声にジョッキが触れ合った。次々に料理が運ばれてくる。ジョンホの目が輝いた。
「はぁ美味ぇっす」
料理を喰らうジョンホ。顔を綻ばせていた。色んな話題で盛り上がる。穏やかな時がゆったりと過ぎた。この1週間俺は触れてこなかった事がひとつ有る。俺はジョンホに視線をぶつけた。
「ジョンホ俺に何で連絡先教えてくれたんだ」
一瞬ジョンホの顔が赤く染まる。酒のせいではないと思った。
「……」
俺の言葉を黙殺するジョンホ。俺は真っ直ぐに見た。
「た、タイプっす。それに優しそうだったから……」
「お前ゲイなのか。俺のちんぽさり気無く触ってきたもんな」
俺はちっちゃな声で言う。ジョンホの顔がまた紅潮する。そしてジョンホは頷いた。
「もっもしかして折田さんがそうだったら抱いて貰えるかも知れないと思った。もし違ってもタイプの人と仲良くなりたかったんだよ」
俺はジョンホに視線を飛ばした。
「お前いい目してるな。俺もお前と同じだぜ。この前な、お前を思ってセンズリ扱いた」
「センズリって……」
「日本ではオナニーのことセンズリっても言うんだ」
「だったら俺も同じっすよ」
会話が弾んだ。ジョンホが色々と語ってくる。俺を真っ直ぐに見てきた。
「俺さ、初めての人って日本人なんだ。韓国で務めていた会社の日本人スタッフ。俺が兵役に行くまで続いてた。だけど戻ってくると帰国してたんだよ。凄く優しかった。もっと好きになった。日本をね。その人に折田さん良く似ているんだ」
「その人に未練はねぇのか」
「うん、無い。2年間兵役に行っている間に俺の心から消えていたから……」
微かにジョンホの顔が翳る。多分だけどまだ心に残っているだろうと俺は思った。今夜俺はこいつを抱く。そして初体験の男を完全に払拭してやろうと深く思った。
「出るぞ」
「うん」
会計を済ませる。ジョンホが俺に目を呉れた。
「ご馳走様でした」
「ああ、構わねぇよ」
タクシーを止める。俺達は乗り込んだ。運転手に行き先を告げる。車は転がり始めた。15分程経過する。俺の住むマンションに着いた。タクシーを降りる。俺はジョンホに視線を飛ばした。
「ホントにいいんだな」
「うん」
俺の声にジョンホが応える。俺達はエレベーターに乗り込んだ。6階で停まる。鼓動が高鳴ってきた。ドアの鍵を開ける。ドアが開きバタンと締まった。俺の後にいるジョンホ。荒い息遣いが聞えた。浴槽の邪口を捻る。ジャージャーお湯が流れてきた。今リビングのソファーに並んで座っている。時間がゆったりと過ぎた。
「お前日本の文化好きだろ」
「うん」
俺の言葉にジョンホが応えた。
「日本の文化教えてやるからな」
「えっ」
ジョンホがキョトンとしている。俺はニッと笑みを浮かべた。寝室に入り直ぐに戻ってくる。手には2本のを持っていた。
「締めてやるからな」
「えっ」
だぜ。これも日本の文化だからな。さぁ風呂入るぞ」
「うん」
脱衣所で着ている物をバサバサ脱いだ。晒されたジョンホのガタイ。予想以上に逞しかった。兵役で鍛え抜かれた筋肉。胸と肩は盛り上がり、腹筋はしっかりと割れている。今も自宅で鍛えてると言う。掛け湯をする。向かい合って浴槽に浸かった。俺はにじり寄る。毛深い脚同士が交差した。唇を寄せていく。軽く触れ合うと舌を挿れる。俺達は舌を絡め合った。キスしながらジョンホのちんぽを握る。瞬く間に勃ち上がってきた。今度は乳首に指を這わせる。ジョンホのカラダが微動した。唇が静かに離れる。ジョンホに目を遣った。
「若いな。ビンビンだぜ。幾つになるんだ」
「今日で26歳っす。言って無かったけど今日誕生日だったんです。誕生日に折田さんと会えると思ったとき凄ぇ嬉しかったよ」
「誕生日だったんだな。何かプレゼントしてやらねぇとな」
「豪華な料理ご馳走して貰ったんで充分っすよ」
視線が交差する。またキスをした。
「上がるぞ」
「うん」
カラダを其々洗い、風呂を出た。の端をジョンホに咥えさせる。を股間に通した。その途端グイッグイッグイッとジョンホのちんぽが勃ち上がってくる。布地を膨らませた。
「これじゃ締められねぇぞ。1発抜いてやるからな」
俺はジョンホの後に回り込んだ。チョンホを鏡に向かせる。腕を回しちんぽを握るとゴシゴシ扱き始めた。
「見てみろよ。いやらしいぜ」
「恥ずかしいっす」
鏡の中のジョンホ。ちんぽを勃たせ、顔を赤らめている。先っぽからは我慢汁が溢れ出ていた。もう片方の腕を回すと乳首を摩る。今度は首筋を舐め上げた。ジョンホのカラダがビグビグ震える。クチュックチュックチュッ卑猥な音が鳴り響いた。
「あぁぁあぁ気持ちいい」
扱く速さを増していく。同時に耳裏に舌を這わせた。ジョンホの表情がトロンとしている。俺は手の動きを止めてみた。
「酷てぇ。もうチョッとで射きそうだったのに……」
「射きてぇか」
「うん」
「判った。今射かせてやるからな」
俺はジョンホの足許に跪いた。金玉を軽く握る。ジョンホのちんぽを頬張った。俺の顔が前後に抽動する。ジョンホの手を取ると俺の頭を抑えさせた。ジョンホの腰がガシガシ動く。ちんぽが俺の口の中をまい進してくる。ジュボッジュボッジュボッ…ジュルッジュルッジュルッ淫猥な尺八音が鳴り渡った。
「あぁぁ射っちゃう。折田さん口離してくれよ。じゃねぇと俺、あぁぁあぁ」
俺はジョンホのケツをガッツリ抑える。顔を激しく前後に動かした。
「あぁぁんぁ射ぐ。あぁぁんぉ射く。うぉぉぉぉぉ射くっ」
濃厚な汁が喉奥にぶつかってきた。金玉を優しく摩ってやる。静かにちんぽを口から離した。ジョンホを見上げる。俺の喉がゴクンと鳴った。濃厚な汁が喉を通る。体内へと流れていった。
「美味かったぜ。お前の汁」
「呑んだんすか」
「ああ呑んだ。お前のだから呑みたかったんだぜ」
俺は立ち上がる。ジョンホを抱き寄せ唇を寄せていった。唇を合わせる。軽く舌を絡めると唇を離した。
「どうだ。お前の汁美味ぇだろ」
「まずいっす」
ジョンホが複雑な表情を浮かべていた。ちんぽからジョンホの残り汁が垂れている。俺は跪くとその汁を舌で拭い取った。俺は立ちあがる。ジョンホにを締めこんだ。逞しいジョンホのガタイに良く似合っている。
褌 (7)
俺も褌を締め込んだ。部屋着代わりのスウェットを其々羽織る。リビングに戻った。今ソファーに並んで座っている。缶ビールのプルトップをプシュッと開けた。
「改めて誕生日おめでとう」
「ありがとうございます」
俺の声にジョンホが応えた。冷たいビールが喉越し良い。ジョンホが目を輝かせながら色々語ってくる。俺はうんうんと頷いた。
「お前明日休みだろ。泊まってけよ」
「いっすか」
「うんいい」
ジョンホを抱き寄せる。仄かに若オスの薫りが漂ってきた。

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[ 2016/07/09 17:56 ] ジョンホの願い | TB(-) | CM(0)

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