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筋肉野郎の恋⑦

 海斗は男同士の行為を知っている。だがそれはそんなに深いものでは無いと思った。今日俺は全てを教える。そして俺だけのものにしたかった。ローションを俺のオス穴に塗り込める。海斗の上に跨った。海斗のちんぽを後手で握る。俺の穴口に宛がった。カラダを静かに沈める。海斗のちんぽが俺の中に入ってきた。
「あぁぁいいぜ。入ってくる。お前のちんぽ堪らんぜ」
俺が喘ぎ声をを上げる。瞬く間に海斗のちんぽを受け入れた。俺のカラダが上下に抽動する。海斗が腰を突き上げた。海斗に視線をぶつける。男の本性が剥き出しになっていた。
「気持ちいいのか」
「いっす凄ぇ気持ちいい。んぁぁ締まるぅ」
海斗を抱き起こした。向かい合う体位になる。唇を寄せていく。静かに唇を合わせると舌をこじ挿れる。俺達は舌を絡め合った。キスしながら海斗が俺の乳首を摩ってくる。俺も海斗の乳首を弄った。俺が仰向けになる。海斗が圧し掛かってきた。海斗の腰が突動する。ちんぽが俺の中をまい進してきた。
「堪んねぇ。んくぅ気持ちいい」
「俺もいいぜ。もっと激しく突いてこいよ」
海斗の言葉に俺は応える。俺達の動きが律動した。海斗の亀頭を奥壁で感じる。突き込みながら海斗は俺のちんぽを扱き始めた。まんことちんぽの粘膜同士が交わる。ジュグッジュグッジュグッ…グショッグショッグショッ結合部からは火照った音が鳴り響いた。
「りゅ、龍吾さんやべぇ射きそうっす」
「いいぞ。射けたっぷり種付けろよ」
海斗がコクコク頷く。パンパンパン…パンパンパン…パンパンパン筋肉同士がぶつかり合った。
「あぁぁんぉぉ射ぐ。あぁぁあぁ射く。うぁぁあぁぁ射くっ」
海斗の濃厚な種汁を奥壁で感じる。俺は一気に上り詰めた。金玉の奥がジンジンしてくる。俺のちんぽが激しく扱き捲くられた。
「あぁぁんぉ射ぐ。あぁぁあぁ射く。うぉぉうぁぁ射くっ」
ドビュッドビュッドビュッ…ビュビュッビュビュッビュビュッ…ビュッビュッビュッ俺は白濁汁を吹き上げた。その汁が宙を舞い、揺動しながら落ちてくる。俺のカラダの上に舞い降りた。海斗がどっさりと俺の上に倒れてくる。その弾みでちんぽが引き抜かれた。海斗を抱きしめる。軽く唇を合わせた。
「俺のまんこどうだった。気持ちよかったか。俺は凄ぇ良かったぜ」
「凄ぇ良かった」
俺の言葉に海斗は応える。俺の胸に頬擦りしてきた。
「龍吾さん俺さぁ……」
海斗は自分の性向を自認出来なかった。そんな時奈央にsnsを通じて誘われる。もしかしたら普通に戻れるかも知れないと思ったと聞いた。逢ったのは4回。カラダの関係は無かったと言う。そして俺との出会い。見ただけで濡れてきたと聞いた。ごついプロレス体型、そして髭坊主。放たれる柔和な目の光。見ているだけで濡れてきたと言う。今夜飯に誘われた時チャンスが来たと思ったと聞いた。俺に抱かれたかったと言う。聞いた時マジ嬉しかった。今夜積極的に出てくれた海斗。その海斗を一層愛しく思えた。
「海斗、正座しろ」
「うん」
俺達は正座してベッドの上で向かい合った。海斗を真っ直ぐに見る。瞳の奥から一途な光が見えた。
「海斗、俺だけの者になってくれ。付き合って欲しい。駄目か」
「そんなこと無いっす。俺の方からお願いしたいっす」
海斗を抱き寄せる。唇を寄せていく。静かに触れ合うと舌を挿れる。俺達は舌を絡め合った。仄かな男の薫りに包まれる。俺達はこの日を境に付き合い始めた。
 翌日出勤するとプロレス塾”将”のブログが炎上している。たくさんの抗議の書き込みがされていた。電話も鳴り続ける。事実関係が判らない俺達。アクセス解析する。リンク元は”奈央の独り言”と言うブログだった。掲載されてる写真はあの奈央とは明らかに違う。とても可愛い女の子が載っている。ある記事が書かれていた。タイトルは最低な2人の男。内容は驚愕のものだった。
”この記事を書くかハッキリ言って悩んだけど、私の受けた仕打ちが余りにも酷かったのでする事にした。あれは先週の日曜日。私はWI-FI設置、調査、パソコンのセットアップのバイトに行った時の事だった。場所は某大学。食堂も売店も閉鎖されていると言う。料理が得意な私はお弁当を用意して出掛けた。お昼休み控え室で其々御飯を済ませる。私は弁当を鞄に仕舞うと席を外した。戻ってくると私の机の上にコンビニ袋に入ったゴミが置いてある。誰だろうと隣の人に聞いた見た。このゴミ誰のかご存知ないでしょうかと……俺も一服して今戻ってきた所から知らねえよと言われたの。別にゴミの処理位平気だったからそのごみは私はバッグに仕舞ったよ。仕事が終り、彼氏と待ち合わせてカフェに入った。そしたらあいつが誰かと話してる。立ち聞きする積りは無かったけどその時判った。あのゴミの放置者はあいつだって……私プツンと切れて、あいつに詰め寄った。誤れってね。そしたら試合で勝ったら誤るって言われたんだ。そんなの関係無い。ただ謝罪してかったけど私はその雰囲気に負け、頷いていた。あいつは一之瀬 龍吾と言ってプロレス塾の塾長をしてるらしい。インストラクターもしてると言う。私と彼氏はタクシーに乗せられた。私は女の子それもこんなに可愛い。試合するって言っても当然女子だと思った。私はこれでも空手2段。負けるはずなんて無い。でもね。相手はあの男。そう塾長をしているあの男だった。回りには彼氏も女性の塾生も居たよ。だけど誰も止めようとしなかった。私はそれでも善戦したよ。でも私は力尽きた。酷いと思わない。こんな可愛い女の子を大の男が相手するなんて……その上私の彼氏は何時の間にかいなくなっていた。私悔しさが込上げてきたよ。だから彼氏も振ってやった。私にベタ惚れだったけどね。でもそんな最低の男。せいせいしたよ”そんな彼氏職業は警察官。一般市民が酷い目に有っているのに何の手助けもしなかった。今も眠れない夜が続いている。矢張り悔しい。涙がボロボロ零れてきた。このブログ画像は違うが多分あの奈央。記事内には俺と海斗の写真も貼り付けられていた。プロレス塾”将”のURLそして海斗が勤務する交番も書かれている。俺達は対応に戸惑った。海斗に連絡する。交番にも抗議電話が相次いでいると言う。俺達は深慮する。緊急記者会見をすることにした。時刻は5時。プロレス塾のリング前に席が設けられた。カメラが回っている。フラッシュが焚かれた。俺と海斗そして堀越オーナーと雄壕大学の山岸さんが席に着いている。記者会見が始まった。
「本日はお忙しい中、ご足労頂きましてありがとうございました。私プロレス塾オーナーをしております堀越です。冒頭に申し上げますがあの記事は捏造です。彼女は試合などしていません」
堀越オーナーが淡々と述べた。
「雄壕大学事務長の山岸です。それにゴミ放置したのは彼女で、証言も取ってあります」
場が騒然とするした。次々の質問が飛び交ってくる。俺達は事実関係をひとつずつ丁寧に説明した。
「それに俺やあいつの彼氏ではありません。snsであいつからお付き合いしたいと言われたのは事実です。あくまで友達。でも今回の事を目の当たりにして嫌になりました。だからラストメールを俺から送ったんです」
海斗が言い切った。どよめきが起る。記者会見が終わった。いつものように時が流れ始める。メディアと警察が動き始めた。奈央のブログが炎上している。次々とアップされる奈央の裏の顔。いろんなサイトで奈央の事が書かれている。結局奈央は逮捕された。ゴミ放置と言うちっちゃなマナー違反。だがそれが奈央の人生を狂わせた。大学を強制退学される。就職内定も取り消されたのだから……だが裏腹にプロレス塾”将”は注目された。塾生も増え、今まで以上に活気付いている。俺と海斗の夏から今。愛が深くなっている。夏祭り、海そして温泉。色ん思い出も出来た。夏に行った六尺ビーチ。逞しい海斗のガタイにが良く似合っていた。
褌 (15)
都合を付け合い御飯する。勿論その後はまぐわった。あの晩以来海斗は俺に挿れる事はない。嵌められる方が良いと言う。逞しさと可愛さと兼ね備えた容貌と心を持つ海斗。俺の心の奥深い所に棲み始めている。かなりの確立でトコロテンもするようになった。そんな海斗。今ゲイを自認している。これからはゲイとして前向きに生きたいと言っていた。季節は師走を迎える。この前行なわれた塾のクリスマスイベントが行われた。プロレスの試合にグッズ販売。盛況のうちに終わった。

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[ 2016/12/23 10:38 ] 筋肉野郎の恋 | TB(-) | CM(0)

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