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波濤⑤

 今俺達は一丁で、ソファーに並んで座っている。缶ビールのプルトップをプシュッと開けた。冷たいビールが喉を通る。カラダに沁みた。
「お前の温もりを感じる。興奮するぜ」
蒼斗さんが声にする。瞳の奥から妖しい光が見えた。俺の手が取られる。蒼斗さんの前袋に導かれた。其処は息衝いている。俺のちんぽも反応してきた。これから始まる淫儀。性腺曲線が急上昇する。蒼斗さんが手を握ってきた。
「あっち行くか」
「うん」
蒼斗さんの声に俺は応える。俺達は立ち上がった。寝室に入る。カーテンの隙間から午後の光が差してきた。
「蒼斗さん」
「何だ。それに蒼斗で良いぜ。よそよそしいからな」
俺は蒼斗に抱き付いた。
「好きになりそうっす」
「俺は、もうなってるぜ。だから部屋に呼んだんだ。こうなりたくてさ」
俺の声に蒼斗が応える。唇が寄ってきた。静かに触れ合う。舌が入ってくる。俺達は舌を絡め合う。キスしながら前袋を触り合った。唇が離れる。視線が交差した。
「横たわれよ」
「うん」
蒼斗の声に俺は応える。俺はベッドの上に仰向けになった。蒼斗が重なってくる。俺は唇を奪われた。したが入ってくる。舌を絡め合う。同時に乳首を摩られた。唇が離れる。今度は乳首に舌が這ってきた。ジュルジュル舐め上げられる。空いてるもう片方の乳首を軽く抓まれた。
乳首 (4)
「あぁぁんぁ、いい。気持ちいい」
俺が声を上げる。蒼斗のカラダが下にずれた。俺の金玉が1個ずつ咥えられる。今度はちんぽに舌が這い、ジュルジュル舐め上げられた。
「美味ぇぜ」
蒼斗が声を上げる。俺のちんぽが咥えられた。
「俺も欲しいっす」
俺が声にする。蒼斗のカラダが反転した。眼前に差し出された蒼斗の勃起魔羅。長さは父さん父さん変わらない。だが其奴は太くて存在感を示している。俺は喰らい付いた。俺の顔が前後に動く。我慢汁が口の中に広がる。ジュルッジュルッジュルッ…ジュボッジュボッジュボッ火照った尺八音が鳴り響く。金玉の奥で潮流が蠢き始めた。
「ん、んん、ん」
「んん、ん、んん」
2人の口からくぐもった声が洩れる。俺の腰がガシガシ動く。蒼斗が俺の頭を押さえる。グイグイ手間に引かれた。喉奥に蒼斗の亀頭がぶつかってくる。俺は蒼斗の口の中でオス汁を放った。蒼斗の濃い陰毛が肌を撫でる。蒼斗の濃厚な汁が喉奥にぶつかってきた。其々のちんぽが放たれる。蒼斗がカラダを反転させた。俺は抱き寄せられる。唇を合わせた。舌を絡めながら口の中のオス汁を行き来させる。静かに唇が離れた。2人の喉がゴクンと鳴る。濃厚なミックスジュースが体内へと流れ落ちていった。
「はぁ美味ぇ」
2人の声が重なった。
「まだまだだぜ」
「うん」
蒼斗の声に俺は応える。蒼斗のちんぽは萎えること無く、息衝いていた。血管が浮き出ている。俺のちんぽもビンビンになっていた。蒼斗が俺のオス穴を摩ってくる。俺のカラダは微動した。
「いいよな」
「うん」
蒼斗の声に俺は応える。俺は自ら両脚を抱え上げた。俺のオス穴が幾度と無く舐め上げられる。尖らせた舌が入ってきた。今度はローションが塗り込められる。指が中に入ってきた。中を掻き撫でられる。俺のカラダが震えた。
「あぁぁんぁ」
俺の声が洩れてくる。蒼斗に目を遣った。男の本性が剥き出しになっている。穴口にちんぽを宛てがわれた。
「挿れるぜ」
「うん」
蒼斗の声に俺は応える。久しぶりの男との合体。蒼斗の太棹が入ってくる。だが痛みは無かった。
「入ったぜ。亮治のまんこ堪らんぜ」
「うん、俺も……あぁ、まんこ疼く」
蒼斗の腰が動き始める。内壁が激しく擦られた。
「あぁぁんぉ、いい。堪まんねぇ」
俺が声を上げる。蒼斗の腰が突動した。ちんぽが俺の中をまい進してくる。俺のカラダが左右に捩れた。
「あぁぁあっ感じる」
俺が喘ぎ声を上げる。蒼斗の腰がガシガシ動く。ちんぽが俺の中を疾駆してきた。
「あぁぁんぁ、やべぇ。其処やべぇ」
「此処だな。おめぇの感じる所見付けたぜ。突いてやるからな」
俺の言葉に蒼斗が応える。突き込みが激しくなった。突き込みながら蒼斗が唇を寄せてくる。唇同士が触れ合った。舌が入ってくる。繋がりながら俺達は舌を絡め合う。静かに唇が離れた。蒼斗の腰が猛動する。ちんぽが俺の中を爆進してきた。
「あぁぁあぁ、当る。んぁぁいいよぉ」
「可愛いぜ。亮治ぃもっと哭かせてやるからな」
俺の喘ぎに蒼斗が応える。突き込みながら蒼斗は俺の乳首を弄ってきた。ヌチャッヌチャッヌチャッ…グショッグショッグショッ結合部からは昂ぶった音が鳴り渡る。俺の勃起魔羅から一雫我慢汁が垂れてきた。
「あぁぁうぅ。あっあっ凄ぇ」
俺が声を上げる。突かれる毎に俺は哭き捲った。突き込みながら蒼斗は俺のちんぽを扱き立てる。金玉の奥が熱くなってきた。
「やべぇ。射っちゃう」
「俺もやべぇ。おまんこもっと絡めてこいよ」
俺の声に蒼斗が応える。蒼斗のちんぽにまんこ壁を絡めた。パンパンパン…パンパンパン肉と肉が打つかる。奥壁を蒼斗のちんぽで抉られた。
「あっあぁぁ射く。あぁぁあぁ射ぐ。んぉぉあぁ射くっ」
蒼斗が声を上げる。俺の奥壁に蒼斗のオス汁が打ち当たってきた。射きながら蒼斗は俺のちんぽを扱き捲る。俺は一気に昇り詰めた。
「あぁぁんぉ射ぐ。んぁぁんぉ射く。あぁぁあぁ射ぐっ」
俺が声を上げる。ドビュッドビュッドビュッ…ビュビュッビュビュッビュビュッ…ビュッビュッビュッ俺は白濁汁を吹き上げた。蒼斗の亀頭が俺の内壁を摩ってくる。静かにちんぽが引き抜かれた。蒼斗が俺の隣に横になる。自然に唇を合わせた。男同士の激交尾。その余韻を感じながら暫くの間抱き合っていた。時が流れる。俺は冷蔵庫にある物で夕飯を作った。今、テーブルを挟み、向かい合って座っている。料理を食らう蒼斗。柔和な笑顔を浮かべていた。穏やかな時が過ぎる。時刻は8時を回っていた。
「じゃぁ帰るな」
「分かった」
俺の声に蒼斗が応える。玄関迄送ってくれた。
「亮治の父さんの代わりには慣れないと思うけど、それに近い存在にはなりたい。付き合ってくれるよな」
「うん、凄ぇ嬉しいっす」
唇が寄ってくる。唇同士が触れ合った。舌が這いってくる。俺達は舌を絡め合った。唇が離れる。視線が交差した。
「じゃぁまた」
「うん、またな」
俺の声に蒼斗が応える。俺は蒼斗のマンションを後にした。なんか凄くほっこりしている。俺と蒼斗の付き合いが始った。週に2~3日の逢瀬。週末は殆ど一緒に過ごした。この前行ったディズニーランド凄ぇ楽しかった。今一戦交じ終え蒼斗とソファーに並んで座っている。軽く飲み始めた。
「俺さ、将来は体育教師になろうと思ってんだ。もう3箇所願書出してる」
「そうか。頑張れよ。俺さ雄憲学園で体育教師してんだ。協力するぜ」
俺の声に蒼斗が応える。俺達の共通の話題が出来た。季節は秋本番。公園の木々が色付いてる。凛の親父っさん居酒屋に行った。凛が付き合っていた男共のDNA鑑定が済んだと言う。中には難色を示した奴も居るらしいが……結果誰とも一致しなかったと言う。淫奔な女、凛。ゆきずりの男ともやってたらしい。凜は結局堕胎し、絶縁された。渡された現金が入った茶封筒。俺は固辞した。疎遠だったあの人。父さんに連絡が有った。務めてたスーパーの従業員と結婚すると言う。今度こそ幸せになって欲しいと思った。蒼斗のことは既に父さんに言ってある。父さんにも新しい彼氏が出来たと言う。正月に4人で新年会をすることなった。季節は師走。俺と蒼斗の部屋の大掃除を済ませる。俺達は俺の実家へ向った。始めて会った航佑さん。38歳で浅黒く、坊主頭で髭を蓄えている。着衣の上からでも勇猛さが伺えた。師走の朝。今4人でリビングのテーブルを囲んでいる。スポーツ、そして日々の出来事。航佑さんは父さんが以前通ってた、キックボクシングジムの仲間だと言う。父さんと俺の事も知っていた。
「亮治君、去年は修羅場あったみたいだな」
「そうっす。父さんに助けて貰いました」
航佑さんの声に俺は応える。航佑さんが柔和な笑顔を浮かべていた。
「これからきっと良いことあるぞ。あっもう有るみたいだな」
航佑さんが言葉にする。蒼斗に目を遣っていた。
「ハイ、俺達、最高の伴侶なんですよ。小父さんと航佑さんもそうなんでしょ」
「ああそうだよ」
蒼斗の声に父さんが応える。目が細くなっていた。
「今度、航佑と一緒に住もうと思ってるんだ。伴侶だからな。お前達はどうするんだ」
「亮治の就職が決まったら、一緒に住もうと思ってます」
父さんの声に蒼斗が応える。俺は頷いた。
「そろそろ始めるか」
父さんが声を上げる。俺達は立ち上がり、大掃除を始めた。時刻は4時に迫っている。家中ピカピカになった。明けたばかりの空が、朝の冷気と共に新鮮に輝いている。明日は大晦日。俺と父さんでオープン型のキッチンに立った。おせち料理を作り始める。リビングでは蒼斗と航佑さん寛いでいた。年越しを済ませる。輝かしい新年を迎えた。一緒に行った初詣。水舎で手を洗い、口をすすぐ。行列の最後尾に並んだ。俺達の番がくると、二礼二拍一礼する。其々の思いを願った。俺が願ったのは就職、そしてみんなの幸せ。蒼斗と同じ学校に行ければと思ったけど募集は無かった。其々おみくじを引く。俺は中吉。みんなで結んだ。願いを込めて絵馬を書く。父さんが就職成就のお守りを買ってくれた。今俺達はテーブルを囲んでいる。テーブルの上に並んだ大きな3段重。盃におとそを注ぎ合った。
「明けましておめでとう」
父さんが声を上げる。俺達は頷いた。おせちを口にする。おとそを飲んだ。父さん、航佑さんそして蒼斗。お年玉を頂いた。色んな事で話が盛り上がる。和やかな中、新年会が終った。穏かに過ごした年末年始。勿論、やり収め、殿始めも終やったけど……

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[ 2018/09/10 13:42 ] 波濤 | TB(-) | CM(0)

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