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流罪①

 俺は赤松 虎剛(こてつ)Robustと言うロードバイクショップを営んでいる。ロードバイクからレース着そして小物。扱ってるのはロードバイクに関わるものが主だ。最近始めたのがトライアスロン。その為のグッズも扱い始めた。店の傍らにあるトレーニングジム。マルチマシンどダンベル、バーベル位しかないが主にお客様が使っている。俺も何度か大会には出たが大した成績は残せ無かった。ロードバイク好きが始めた店Robust。スタッフに恵まれある程度利益もでるようなった。ひとり問題ババアがいるのだけど……
結婚を前提に付き合ってる彼女がいる。Robustが衣料門を発注している会社のお嬢さんだ。池上 春乃26歳。見た目は美人だ。紹介されて最初は普通だった。映画を観てカフェでお茶そしてドライブ。だが驚いたのはバレンタインディだった。この日は奢ってくれると言う。行った場所は牛丼屋、渡されたプレゼントは弟さんが着ていたシャツだった。少し臭う。袖口は擦り切れていた。
「今、古着が流行ってるのよ」
春乃が声にする。俺は唖然とした。念のために古着屋で鑑定。思った通り価格はゼロてか、付けられないと言うことだった。よく月のホワイトデーは高級レストランでプレゼントはブランドバッグ。俺は少し不信感を持ち始めた。そして俺の誕生日。場所はフードコートだった。プレゼントは雑誌の付録。春乃は用があると言い出ていった。季節は初夏を迎える。青い空がウザく感じた。
木漏れ日 (3)
取引先の手間、動き辛い。現にご家族は良くしてくれる。俺は距離を置くことしか出来なかった。今までの事は非公開だがSNSで日記に付けてる。そんなある日春乃からメールが配信された。
”出会って6か月目の記念日どうする”
”えっ何それ聞いてないよ”
俺は返信した。
「毎月記念日作ったから宜しく」
春乃からのメール。すぐ様俺はNGと返信した。電話とメールを着拒。だが春乃はしつこい。今度は店に電話くるようになった。電話先でヒスる、ヒスる。それも録音したが仕方なく会うことにした。
「大変ですね」
事情を知ってるスタッフの声。俺はこの時復讐を決意した。高い店は要求されない。だがプレゼントはグレードアップしていく。一度1万位のブランド物のトレーナーを持って行ったらキレられた。
「私ってこれだけの価値なの」
春乃が声を張り上げる。店内にその声が響く。彼女は店を出て行った。プンスカ何かを喚いていたか……結局この日は友達を呼び、心置きなく食事を楽しんだ。俺はふと思う。春乃はプレゼントを受け取り、食事をするとすぐ帰っていく。余程俺の事が嫌いか男がいるのだと思う。だがそれはすぐ分かった。或る日の午後店内はそこそこ客が入っている。1人の男が現れた。
「先輩、ちょっと相談いっすか」
智也が声にする。こいつはサークルの後輩でなんでも言う事を聞く。いわゆる俺の子飼い。その分俺も可愛がってる。今度の大会に出ると言う。バイクの価格のことだと思った。
「先輩…….」
「値段が。考えとくよ。まあ座れよ」
智也の声に俺が応える。俺達は席に着いた。スタッフの紬に声を掛けた。紬は今年入社の23歳。美人ではないが愛くるしくお客様からの評価も良い。トレーナーの資格は持ってるがカウンター業務に雑務をやらせている。カウンターではお得意様にお洒落なドリンクも提供している。後は普通に販売員だ。
通の販売員だ。智也を持ち上げるよう目配せする。キャラメルラテを出してくれた。
「智也さんてカッコいいですね。私ファンなんです。頑張ってくださいね」
紬が声にする。智也の目尻が下がっていた。
「彼女出来たのか」
「いや彼女じゃないっすどやり友ならいるっすよ」
智也が声にする。画像、ラインのやり取りを簡単に見せてくれた。
「おまえにベタ惚れじゃねぇか」
「そうなんすけどもう別れるす。股緩い奴はいっす。真人とも付き合ってるんだよね」
俺の声に智也が応える。悩ん中が俺は智也に話そうと思った。
「そいつな実は俺の彼女らしい奴なんだ」
「えっ」
俺の言葉に智也が応える。俺は今までの経緯を話した。
「分かりました。何でも協力するっす」
智也が声にする。俺は頷いた。こう言う時の智也の行動力は凄い。人望が厚い智也。協力してくれる友達か4人集まった。ネットで俺から奪ったブランド品をネットて売ってた事実も判明する。何と週1回だけど風俗で働いていた。男達に貢いでた春乃。股を開かない日はないと思われる。智也に春乃のSNSを見せられた。
「多分先輩の事だと思うけど……」
智也が声にする。表情に翳りが見えた。2つの記事が目に止まる。俺は見入った。
”結婚前提で付き合ってる奴がいるって前書いたけどゴリゴリの筋肉で気持ち悪い。カラダ触られるなんて絶対嫌だね”
”あいつと結婚しても家事はやらないし、仕事も辞める。エステにネイル、ジム自分磨きに精を出すよ。食事は全て外食勿論毎日高級ランチにディナー。朝ご飯は忙しいからあんたが早起きして作ってね。掃除はルンバで十分ね。寝室は勿論別。子供はあんたとは作らない。
勿論Hは無しね。勿論男遊びはするよ。ホストにも行ってみたいな”
俺の怒りは沸点に達する。封印していたSNSの日記を公開した。智也に企みを提案する。いくつかの情報を提供。俺を誘いたくなるように仕向けた。、、季節が巡る。秋を迎えた。空には虹が架かっている。勇輝がRobustへの就職内定した。トライアスロンの練習があるから基本残業はない。いつのこらからか勇輝は俺の事を虎兄ぃと呼んでいる。ご両親には止められるが俺は構わなかった。懐いつくる勇輝が可愛い。公言したいないが成績次第では最大限のバッグアップしようと思ってる。勇輝は可能性があるがメンタルが弱い。そこを改善して、遣りたかった。受信した春乃からのメール。”食事奢るから会わない。私もプレゼント持ってくからさ。私VUITTONの新作バッグ欲しいんだ”画像が添付されている。春乃との最後の晩を迎えた。時刻通りにレストランに行く。俺はVUITTONの福を抱えていた。
「お前からのプレゼントって何珍しいよな」
俺が声にする。シールのリボンは付いてたけど街頭で、配られてる。ボールペンだった。俺は無言で立ち上がる。店を出ようとした。
「ちょ」
「会計宜しく」
春乃の声に俺が応える。俺はVUITTONへ向かった。バッグを3つの財布と交換する。アポを取り春乃の家に向かった。今、春乃のリビングでテーブルを囲んでいる。義母さんがお茶を出してくれた。
「春乃さんとの結婚は無理です」
俺が声にする。ご両親と弟は唖然としていた。5人の男との不貞、スマホのスクショ、俺から奪ったブランド品の売却。俺は証拠を投下した。義父さんが青ざめている。義母さんは泣き削れっていた。春乃のSNSを見せるご両親は土下座した。ドアが開く音がする。春乃が帰って来た。
「座りなさい」
義父さんが声にする。春乃がソファーに座ろうとした。
「そこじゃねぇ。床に座れ」
義父さんが声を上げる。へてくされながら春乃は床に座った。
「これが俺が貰ったプレゼントです」
俺が声にする。俺は3つのプレゼントをテーブルに並べた。
「あっこれ俺が捨てた奴だよ」
勇輝が驚きの声を上げる。俺はそのシャツをビニール袋からとりだすと、春乃の鼻先に当てた。咽ぶ春乃。今度は涙目になった。
「お前さ俺がブランド物のトレーナープレゼントした時私の価値ってこんなものって言ったけど、俺の価値は幾らだ。ゼロか」
俺が冷たく言う。春乃が押し黙る。いきなりだけどケラケラ笑い出した。
「単なる金づるよ。気付かなかったの。バカね」
春乃が声にする。その時義父さんのパンチが春乃に飛んだ。
気付くと電話が着信している。さっきのレストランからだった。
「こいつレストランに飲食代3万払ってねぇみてぇだ。これから行ってきます」
俺が言う。春乃からの誘いのメールを見せる。義母さんが激怒。春乃の財布から金を出すと俺に渡してくれた。
「俺らも行きます」
義父さんが声にする。俺達は池上家を後にした。初秋の風が肌を撫でる。爽やかな風が何故かうざい。勇輝が運転する車が転がり始める。俺達はレストランに着いた。店長に謝る。お金を渡した。
「まだ食事出来ますか」
「コースは終わってますが通常メニューなら大丈夫ですよ」
俺の声に店長が応える。店長が柔和な笑みを送ってくれた。
「赤松様、ご案内致します」
店長が声にする。俺達はテーブルを囲んだ。リブステーキセット、サイコロカルビ、サラダ。勇輝は小ジョッキジンジャーエルとデザートを頼んだ。グラスにビールを注ぎ合う。其々が触れ合った。
「さっき店長から聞いたけど色々連絡取ってたみたいだけど誰も来なかったみたい。みんな
に捨てられたのかな」
俺が声にする。場は重たかった。
「でもさこんなに嫌いなら付き合い止めれば良かったのにね。俺もバカだよな。兆候はあったもんな」
俺が声にする。俺はにっと笑みを浮かべた。
「御社との取引は……やめません。勇輝君との内定ま取り消しませんよ。悪いのはあなた方ではありませんからね」
俺が声にする。俺はバッグから3つの包みを取り出した。
「あいつから要求されたバッグと交換して貰いました。どうぞお納めください。これからも宜しくです」
俺が言う。義父さんが涙ぐんでいる。勇輝と義母さんはボロボロ泣き出した。
「でも春乃から謝罪の言葉が欲しかったな」
俺が声にする。池上家の3人は平謝りするだけだった。其々が涙を拭う。義父さんがお会計を済ませる。俺はマンションまで送って貰った。何か虚しい。冷蔵庫の缶チューハイを2本グビグビ飲み眠りに就いた。

黒蟻王

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[ 2019/08/11 21:55 ] 流罪 | TB(-) | CM(0)

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