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憲太郎先輩①

 俺は向居 翔治32歳の髭坊主でガス会社で管理課長をしている。大学の時は柔道に励んでいた。ゴッツイ顔の俺。こんなおれでも結婚できた。妻は祐李。デパートの紳士服売り場に勤務している。行くと接客してくれるのは祐李。1度ランチに誘った。祐李は美人ではない。だが愛くるしかった。そこが好きになったと思っている。たまに聞くプレゼントに食事をタカる女。祐李はそんな事は無かった。誕生日、クリスマスにはブランドバッグ、アクセを俺の意思でプレゼントしたけどな。そしてプロポーズ。俺達は結婚した。新居は義実家と俺の実家な真ん中辺りだ。義実家と俺の実家も頗る仲が良い。共通共通の趣味のゴルフ。義父さんと親父そして俺。たまに3人で回っている。その後は決まったように飲みにいった。母親同士も仲がいい。生花と言う共通の趣味かあるからだと思う。お互いなの家を行き来している。いま俺の実家玄関の花は義母さんが生けた。家内安全の意味があると言う。結婚生活は至って順調た。家事も勧すんで手伝っている。結婚して2箇月が経過した。発覚した祐李の妊娠。長男が生まれる。産休、育休が終わり祐李は週3日のパーとして復職した。長男の周斗もう5歳になる。5歳長男の周斗と3人仲良くやっていると思ってた。昨年当たりから祐李は、変わり始めた。朝飯はトースト1枚、夕飯は惣菜かレトルト。徐々に掃除も洗濯もしなくなった。下着、洋服が派手になる。スマホを離さなくなった。何度話し合う。だが罵詈雑言を浴びさせるだけだった。俺の脳裏を過ぎったのは不貞の2文字。夜の営みはレス。俺は思惟する。一時的な事かも知れん。少し泳がせてみる事にした。目覚めると祐李はまだスヤスヤなと寝息を立てている。そっとベッドを抜け出した。子供部屋に行く。周斗が大好きなクマのプーさんのぬいぐるみを抱いて眠っている。枕元に有った周斗のノートに気付く。ペラペラと巡ってみた。俺は驚愕する。僕あの伯父さん嫌い。僕を打ったり蹴ったりするし、ベッドでママともくもくしてる。そんな日記が何日分もあった。周斗の登園準備をする。俺はキッチンにメモを残した。”いつもご苦労様、そしてありがとうと……今日はマックでご飯するからゆっくりしててね”と……
「今日はマックで朝ご飯しようか」
「やったぁ」
俺の声に周斗が応える。保育園迄送っていく。駅迄行くと電車に乗り込んだ。職場迄は4駅。15分程掛かる。運良くこの日は座れた。浮気されてるかもしれない。それに周斗がネグレストされてれかも知れない。おれは親父にメールした。ランチタイムになる。親父からメールが届いてた。詳しい話聞きたいので家に来て欲しいと……俺は了解のメールした。上司に話し4時で早退。一旦家に帰った。休みの筈の祐李はいない。寝室で微かだが、祐李の喘ぎ声が聞こえてる。俺はスマホのボイスメモにその様子を録音した。そっと家を出る。車を走らせた。保育園に行く。周斗を迎えた。車中で笑顔で色んなことを話してくる。俺はこの笑顔を絶やしてはいけないと強く思った。実家に着く。リビングに入る。場が凍て付いていた。お袋が周斗を外に連れて行く。俺は今迄の経緯を話した。音声データ、俺の日記。最後に周斗の日記をみせた。祐李の両親がボロボロ涙を流してる。2人一緒に土下座した。
「翔治君、どうしたい。協力はいくらでもする。金も出す」
「取り敢えず証拠集めます。ぐうの音が出ないようにね……」
義父さんの声に応える。俺は決意さた。地獄に落としてやると……外に出てたお袋が戻ってきた。周斗を病院に連れてったと言う。大小の痣が見つかった。お袋の目からは涙が溢れてる。バッグの中から診断書を出し、親父に渡した。
「徹底的にやりなさい。協力するからな」
親父がこえにする。言葉に怒気が含まれていた。周斗を義実家、実家共に溺愛している。俺は2つの実家から力強い勇気を貰った。探偵を依頼した俺。2週間程経過する。初回の報告書が届いた。結果は真っ黒。そればかりか俺を蔑める罠も仕掛けて有った。それは電車のなかつで迷惑防止条例をでっち上げる。俺に冤罪に追い込むと言うものだった。炊事、洗濯、掃除。いつの間にか俺がやっている。定時が俺は5時。お迎えもどうにか間に合った。季節は夏。眩しいなつの光線が痛い。
空 (4)
周斗を保育園に送る。電車に乗り込んだ。
「よぉ翔治、久しぶりだな」 
俺の前に座っている男が声にする。声の主は憲太郎先輩。学年は1つ上、部活は剣道部、柔道部の俺とは接点はない。だが学食等で声をかけられ、たまにランチした。憲太郎先輩はゲイ疑惑がある。ゲイに嫌悪感はないけど何となく距離を置いた。経済学部の俺憲太郎先輩は法学部。俺は憲太郎先輩の胸元に光る弁護士バッチを見付けた。
「先輩、弁護士なんすね?」
「ああ、どうした」
俺の問いに先輩が応える。俺は先輩な目を遣った。
「相談したい事があるんですが……」
「その先に事務所あるからこれからくるか」
俺の声に先輩が応える。焦燥している俺。直ぐに会社の上司宛にメールした。了解を得る。偶然にも俺の会社と同じ駅だった。電車を降りる。事務所へ向かった。応接室に通される。女性の職員がお茶を出してくれた。先輩に経緯を説明する。証拠も提示した。
「証拠も揃っている。俺が何とかする。まずは冤罪を片付ける。罠を仕掛けてみるか」
先輩が声にする。その音色は心強かった。色々打ち合わせをする。俺は正式に依頼した。会社に戻る。上司に報告していると社長が割り入ってきた。
「頑張れよ。必要な時はいつでも休んでいいからな」
社長が声にする。優しい言葉を貰った。義父さんと親父にメールで詳細を伝える。憲太郎先輩が弁護士で親身になってくれた事も報告した。これで祐李は実家に帰りづらい。ただ全てはこれからだ。実行犯は黒池 莉緒 27歳。祐李の高校の同級生だと探偵から聞いた。粗方の俺が電車に乗る時間を把握している筈だと思っている。先輩もそう言っていた。いつものように周斗を保育園に送っていく。今、駅のホームにいる。1両の電車が入ってきた。茶髪にグラサンの女が降りてくる。俺達の後ろに並んだ。下車駅でない降りた女。明らかに時は不自然な動きをしている。グラサンではっきり分からんが多分莉緒だ。
「何もするなよ。あっちから近づいて来るからな。何があっても否定しろよ」
先輩が俺の耳元で囁く。俺は頷くと電車に乗り込んだ。
「ふう、どうにか座れたぜ」
先輩かボソッと言う。先輩はスマホを弄っている。俺は先輩の斜め前の吊り革を左手で掴んだ。右手には鞄を持っている。席は埋まってるが混んでる程ではない。吊り革も結構空いている。女がにじり寄ってきた。女に右手を握られる。真上に手を上げられ、鞄は床に落ちた。
「この人にお尻触られた」
女が喚く。車内が騒然となる。先輩が立ち上がった。
「お嬢さん、俺見てましたから次の駅で降りて駅事務所迄行きましょう」
先輩が声にする。女はしたり顔を浮かべてた。電車が駅のホームに入る。降りると駅事務所に向かう。俺は女に名刺を2枚渡した。先輩からメールが着信する。”警察が来るまで黙秘しろ”俺は先輩に視線をぶつけ、小さく頷いた。駅事務所の前にいる。緊張してきた。中に入る。駅員が視線を浴びせてきた。
「どうなさいました」
駅員が声にする。俺達3人に目をくれた。
「こいつが私のお尻を触ったんだ。示談金を払え」
女が喚き続ける。地獄の入り口なのに……俺達は事務所内に連れて行かれる。席に着く。おれへの尋問始めた。
「俺はやっていません。後は黙秘します」
「認めなさいよ。目撃者もいるのよ。ねぇ」
女が言い張る。先輩は女の言葉を黙殺した。駅員が上司らしき人に相談している。警察が呼ばれた。10分程で2台のパトカーが着く。先輩と女を同乗させようとしてきた。
「被疑者の弁護士政木です」 
先輩が言い切る。俺と先輩、そして女は別々のパトカーで署に向かった。署に着くと別々の取調室に入室する。警察官と先輩の視線が交差した。
「あっ政木先生」
警察官が声にする。先輩と知合いらしかった。「先生、今日は……」
「迷惑行為の冤罪だ。動画もとってある。それと音声データと画像だ。こいつを嵌めようとしてる」
先輩が声にする。証拠を渡すと警部補が確認した。
「念の為、微物とDNA検査してくれ」
「分かりました」
先輩の声に警部補が応える。鑑識が呼ばれ、検査が終わる。既に女は被害届けを出して出社したと言う。俺は虚偽告訴罪、名誉毀損罪で被害届けを出した。俺達は釈放。パトカーで先輩が車を停めてある駅駐車場迄送って貰った。パトカーを降りる。先輩が何処かに電話していた。
「あの女と責任者にアポ取れた。いくぞ」
「ハイ」
先輩の声に俺が応える。俺達を乗せた車が動き始めた。20分程車が転がる。女が務める商社に着いた。7階建のビル。結構大きい。1階の受付の前に立った。
「弁護士の政木と申します。経理の黒池さんと目黒課長にお約束させて頂いて参りました」
先輩が声にする。受付の女性が電話で確認していた。
「こちらでお待ちください」
受付の女性が声にする。俺達は応接室に通された。2人が入ってくる。俺達は立ちあがり、先輩と課長が名刺交換すると、席に着いた。
「本日は貴重な時間を取って頂きありがとうございます。黒池さんは虚偽告訴罪、名誉毀損罪の疑いがあります。御社にも立場があると思いますので課長にも同席して頂きました。まずこれをご覧ください」
先輩が声にする。音声と動画のデータを再生した。
「貴女は計画的な冤罪事件を起こした。そうですよね。黒池さん」
「ハイ……」
先輩が声に女が応える。結局女はゲロった。
「協力してくれますよね」
「ハイ、判りました」
先輩の声に女が応える。先輩が俺に目をくれた。
「こちらも善処します」
先輩が言う。俺達は応接室を後にする。2人が深々と礼をしながら送ってくれた。

大噴火

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ノンケ体育会OBデカマラ獣

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[ 2019/12/22 22:47 ] 憲太郎先輩 | TB(-) | CM(0)

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