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蛍③

 目覚めると遥登はまだ眠っている。俺はそっとベッドを抜け出した。キッチンで朝飯を作る。焼き魚に目玉焼き、サラダ。べたな朝食。程なくして遥登が起きてきた。
「おはようございます」
「良く眠れたか」
「ハイ」
「ずっと俺のちんぽ握ってたもんな」
「えっそっすか」
遥登がにんまり笑っていた。
「飯出来たから運んでくれよ」
「ハーイ」
テーブルを挟み向かい合って座った。
「頂きます」
「いっぱい食えよ」
「うん」
2人で向かえた初めての朝。窓からは優しい陽光が差し込んでいる。まったりとした時間が過ぎて行く。ソファーに並んで座っている。珈琲のほろ苦い薫りが漂ってきた。
「どこか出掛けるか」
「ううん、このままでいたい」
遥登が甘えるように抱きついてくる。ぎゅっと抱き締めてやった。ゆっくりと2人の時間が流れる。微かに薫る遥登の匂いが心地よく感じられた。
「兄貴ぃ」
「えっ何だ」
「褌締めてみたいっす」
「あぁ判った。こっち来いよ」
寝室に入る。クローゼットから褌を取り出した。
「脱げよ」
「うん」
遥登は着ているものをバサバサ脱いで行く。逞しいカラダが露わになった。褌の端を咥えさせる。股間に布地を通した。グイッグイッグイッと遥登のちんぽが頭をもたげてくる。一気に天を衝いた。
「遥登……」
「あっ兄貴ぃ」
遥登が抱き付いてくる。股間のものが俺を刺激した。
「やりたいのか」
「うん」
「昨日いっぱい出したろ」
「でも…兄貴といると金玉に汁溜まってくるんだよ。兄貴のせいだからな」
「判った。可愛がってやるからな」
俺は着ているものを脱ぐと褌一丁になった。遥登が俺の足許に跪く。俺の前袋に下を這わせてきた。
「はぁ…いい匂いする」
俺のちんぽが前袋から引っ張り出される。遥登は俺のちんぽを握り締めると舌を這わせてきた。ジュルジュル舐め上げられる。今度は舌がジグザグに降りていった。亀頭が唇で挟まれる。遥登はゆっくりと呑み込み始めた。喉壁でぎゅうと締め付けられる。強い快感が襲ってきた。一端ちんぽが放たれる。遥登が俺を見上げた。
「美味ぇっす。兄貴のちんぽ美味ぇ…俺汁呑みてぇ」
遥登が俺のちんぽをしゃぶり始める。顔を前後に抽動させる。俺の手が取られた。遥登の頭に置かされる。俺の腰が突動し始めた。金玉袋を握られる。俺は遥登の喉壁を擦り捲くった。遥登を見下ろす。健気な表情を浮かべている。金玉の奥で雄汁が蠢き始めた。
「うぉぉぉぉぉぉ射かすぜ。んぁぁぁぁぁぁ射ぐ、んぁ射く」
俺は遥登の喉壁目掛けて雄汁を放った。しつこく遥登の舌が絡んでくる。ちんぽが遥登の口から放たれた。視線がぶつかる。遥登の喉がゴクンと鳴った。遥登が至福の表情を浮かべてる。
「はぁ美味ぇ」
気付くと遥登のちんぽは天を衝いている。反り返り血管が浮き出ていた。
「褌解いてくれよ」
「うん」
俺の褌が解かれる。ベッドに押し倒された。俺の上になった遥登。唇を寄せてくる。荒々しく舌を捻じ込まれた。遥登の勃起が俺のちんぽに擦り付けられる。俺のちんぽが芽吹き始めた。
「へへ勃ったぜ」
遥登は俺の上に跨る。後手で俺のちんぽを掴むとおまんこ口に宛がった。腰が沈めてくる。俺のちんぽが呑み込まれ始めた。
「んぁぁぁぁぁ堪んねぇ…兄貴のちんぽ挿いってくる。んぁぁぁぁぁぁ硬てぇ」
遥登の腰が上下に抽動される。その動きに合わせて俺は腰を突き上げた。遥登に俺を抱き起こさせる。向かい合う体勢になると唇を合わせた。優しく抱きしめる。首筋を摩ってやった。
「遥登ぉもっと感じさせたるからな。しっかり俺に捕まってろよ」
俺は遥登の脚を下から抱える。床に脚を着いた。
「うぉぉぉぉぉぉ」
遥登を抱えながら俺は立ち上がった。
「うぁぁ凄ぇ…駅弁凄ぇ…」
遥登のカラダを少し浮かせる。落ちてくる所をガツンと突き上げた。
「あぁぁぁぁぁぁんく駄目ぇ…そんなぁ」
揺動させながら部屋の中を動き捲くる。俺にしがみ付く遥登。恍惚とした表情を浮かべている。ガシガシ腰を突き上げた。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁ駄目ぇ射く…洩れる、んぁぁぁぁ射く」
腹に生暖かい感触が伝ってきた。
「射っちまったのか」
「うん…兄貴気持ち良過ぎる」
「まだまだだぞ」
「うん」
ベッドに戻ると遥登の両脚を抱え直した。遥登の内壁がぎゅうっと俺を締めてくる。俺は真上から突き込んだ。グショッグショッグショッ…ジュグッジュグッジュグッ卑猥な交尾音が部屋に轟いた。
「あぁぁぁぁぁ射っちゃう…また射く…んぁぁ洩れる」
ドビュッドビュッドビュッ…ビュビュッビュビュッビュビュッ…ビュッビュッビュッ遥登は2度目のトコロテン発射しする。放たれた乳白色の粘液が遥登の顔の上に降りてきた。
「うぁぁぁぁぁぁんぉ…俺もやべぇ。遥登種付けるからな。俺のガキ孕めよ」
パンパンパンパンパンパン…パンパンパンパンパンパン…パンパンパンパンパンパン俺の腰が劣動する。遥登の内壁が急激に収縮した。
「あぁぁぁぁぁぁ射く…んぁぁ射く」
俺は遥登の中で雄叫びを上げた。
「あぁぁぁぁぁ俺も…また…射ぐ…んぁぁ射く」
ドビュッドビュッドビュッ…ビュビュッビュビュッビュビュッ…ビュッビュッビュッ遥登はまた白濁汁を噴き上げた。3発目のトコロテンで……
俺はちんぽを引き抜くと遥登の隣にゴロンとなる。遥登がカラダを擦り寄せてきた。健気な表情を浮かべている。俺の心臓が抉られた。
「兄貴ぃ俺と亮さんどっちがいいんだ」
「バカたれ亮とはしゃぶりあったり兜合わせしただけの仲だからな。お前の方がいいに決まってるだろ」
ほっぺにチュッとする。
「お前こそどうなんだよ。亮に掘られて哭いてたぞ。それも可愛かったけどな」
「兄貴の方がいいに決まってるだろ。それに俺のおなかの中には兄貴のガキいるんだからな」
「バカたれ」
コツンと遥登のおでこを小突いた。
「俺のほうがいいって言う証拠見せてくれよ」
「証拠って……」
「もう1回やって欲しいっす」
結局この後俺達は盛り続けた。陽が傾き始める。茜色の空が広がっていた。遥登と知り合い深い関係になったのは事実。俺の為に髭坊主にした。”兄貴”って慕ってくる。男に抱かれる喜びも覚えた。だが遥登には彼女が居る。遥登にとっては普通の生活をした方がいい筈だ。俺の心の奥深い所に遥登は澄み始めている。だが遥登とはこれっきりにしたほうがいいのかも知れない。遥登はどう思っているだろう。遥登の本音を知りたかった。
「遥登」
「えっ何……」
「彼女とは旨くいってるんだろ」
遥登は首を大きく横に振った。
「別れた」
「えっ……」
「兄貴とやってから駄目なんだ」
「えっ…勃起するけど中折れするんだ」
「えっ……」
「試しに違う女とやってみた。でも同じだった」
視線がぶつかる。遥登が真直ぐに俺を見てきた。
「女抱けねえカラダになっちまったんだぞ。兄貴責任とれよな」
「判った。出掛けるぞ」
俺の脳裏にある場所の面影が映る。俺はそこで告ろうと思った。
「えっ何処に」
「いい所だ。先にシャワー浴びるぞ。汁だらけだからな」
「うん」
俺達は浴室に入った。浅黒い遥登の後姿が風呂の灯りに照らされている。
「兄貴洗ってやるよ」
「いいよ」
「俺兄貴のカラダ洗いたいんだ」
視線がぶつかった。子供のような目をしている。
「判った。洗ってくれよ」
俺は風呂椅子に座った。遥登はボディタオルにソープを泡立てる。首筋から背中を洗い始めた。
「今度は前っすよ」
「ああ判った」
胸から腹と洗われる。股間にボディタオルが当てられた。グイッグイッグイッと遥登のちんぽが勃ち上がる。一気に天を仰いだ。
「あ、兄貴、俺……」
遥登がはにかんでいる。こんな所も可愛い。
「抜いてやろうか」
「兄貴は」
「俺はいい。勃ってねぇし……」
「じゃぁ勃ったらやるんだな」
カラダのあぶくがシャワーで洗い流された。
「兄貴立ってくれよ」
「無理だぞ」
遥登が跪いた。ちんぽを咥えられる。舌が絡んできた。俺のちんぽに活力が漲る。俺のちんぽは遥登の口中で勃起した。
「バカたれ。また搾りとるのか」
「うん」
遥登が立ち上がる。ちんぽ同士が触れ合った。遥登がちんぽを擦り付けてくる。俺は2本のちんぽを合わせ持つとゴシゴシ扱いた。
「あぁぁぁいい兄貴のちんぽいい」
「俺もいいぜ。堪んねぇ」
遥登が4つの金玉を合わせる。ゴリゴリと捏ねくりまわした。カリとカリ、竿と竿激しく擦れ合う。金玉同士がぶつかり合った。唇を合わせる。舌を絡めながらちんぽを扱いた。
「はぁいぃ…」
「んぁぁいぃ」
触れ合った亀頭から我慢汁が溢れている。クチュックチュックチュッ卑猥な音が浴室に響いた。
「あ、兄貴…射きそうっす」
「俺もだぜ」
遥登の乳首に指を這わせる。指の甲で掻き上げてやった。
「あぁぁぁぁぁんぁぁぁはぅ…射ぐ…射く…射く」
「んぁぁぁぁんぉぉあぁぁぁ射ぐ、射く、んぁ射ぐ」
ドビュッドビュッドビュッ…ビュッビュッビュッ…ビュビュッビュビュッビュビュッ
ドビュッドビュッドビュッ…ビュビュッビュビュッビュビュッ…ビュッビュッビュッ
2本のちんぽから白濁汁が同時に噴き上がった。遥登を抱き寄せる。軽く唇を合わせた。
「今度は俺が洗ってやるからな」
「うん」
遥登を風呂椅子に座らせる。首筋から胸、腹、下肢と洗っていく。萎えたちんぽが濃い陰毛の中でふてぶてしくぶら下がっている。後ろを向かせると背中を洗ってやった。
「立てよ。流してやるからさ」
シャワーで泡をを流しながらケツ穴に指を滑らせた。
「あぁぁぁぁぁぁぁ…あっ兄貴ぃまた感じちゃうだろ」
「ハハハ悪かったな。上がるぞ」
「うん」
遥登に褌を締め込んでやった。
「カッコいいぞ」
鏡の中には逞しい日本男児が写っていた。
褌 (2)
「なっお前ガタイいいから似合ってるぜ」
「そっすか…ちょびっと恥ずかしいっす」
鏡の中の遥登と視線がぶつかる。眩いばかりの光を放っていた。
「兄貴のちんぽ包んでたやつだと思うと勃ちそうになるよ」
「バカたれ。たくもう…お前って奴はよぉ可愛いぜ」
後ろからぎゅっと抱き締めてやった。
「これ着ろよ」
「浴衣っすか」
「あぁ」
俺は紺地、遥登は白地の浴衣を羽織った。
「行くぞ」
「うん」
車を出した。運転するのは俺。遥登が助手席にのった。車窓から覗く満天の星空。車内では遥登がはしゃいでいる。車を転がすこと15分。俺達は小さな川に着いた。
「ここだぜ」
「うん」
川原に降りる。奥の方まで歩いていった。
「あっ凄ぇ」
「なっ綺麗だろ」
「うん」
川面に蛍達が飛び交っている。暗闇のなか優しい輝きが目に映った。
「なぁ遥登」
「来年も一緒に蛍見に来てくれるか」
「えっ」
「付き合ってくれって言ってんだ。俺に責任取らせてくれるよな」
「うん」
遥登の手を握る。途轍もなく大きな温もりを感じた。大きな岩の上に並んで腰掛ける。ぼんやりと幻想的な光を眺めていた。
「なぁ兄貴」
「ん、何だ」
「俺さ、最初兄貴に犯られてからずっと兄貴の事思ってたんだ。メール貰うと凄ぇ嬉しかったよ。昨日無性に逢いたくなったんだ。亮さん居るって聞いた時ちょっと悩んだけど来て良かった」
蛍達の放つ光が遥登に当たっている。何か遥登の顔がキラキラしてみえた。
「顔見た瞬間、凄ぇほっとしたんだ。俺兄貴の事好きだって実感できたんだよ。それに……」
「それに……何だ」
「俺女と出来なくなったろ。でもさ兄貴の事考えるとビンビンに勃起した。千擦りのおかずは兄貴さ」
遥登の手をぎゅっと握る。遥登が握り返してきた。時間が静かに流れる。蛍達が何処かに消えた。微かな夜光に包まれる。何組か居た見物客達も居なくなった。
「兄貴ぃ…キスしたい」
遥登の肩をそっと抱いた。顔を近づける。唇が触れ合った。一瞬離れる。またキスをした。舌が絡んでくる。何時の間にか濃厚なキスになった。
「この逞しいガタイ。俺だけのもんだからな」
「あぁ判ってる」
「ここもだぞ」
俺のちんぽがギュッと握られた。
「ねぇ兄貴…早く帰ってしよ」
「まだ出し足りねぇのか」
「うん、足りねぇ」
俺の手を取られる。股間に導かれた。そこは既に息づいている。俺達を乗せた車が動き始めた。
[ 2015/07/17 19:52 ] | TB(-) | CM(0)

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