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髭の僧侶②

 そんな或る日夕刻お墓参りをして寺務所に行く。何時ものようにお茶しながら話した。一緒に居るだけでほっとする。何時しか時刻は7時を回っていた。
「但野さん明日仕事休みですよね。もし良かったら今日泊まっていきませんか」
「えっ……」
「たまにはゆっくり飲みましょうよ」
「ご迷惑じゃないんですか」
「ハイ」
にっこりほほ笑む住職さんがそこに居た。同じ敷地内にある住職さんの家。玄関の引き戸が開く。初めて入った住職さんの家。対面型の台所そして繋がっている食堂。そこには楠1枚板の黒光りするテーブルがあり座布団を敷かれた木の椅子が4脚置かれていた。白い漆喰の壁と良く調和している。隣接して和室の居間があった。そこには大きな座卓が置かれてある。年代物の茶箪笥が鈍い光を放っていた。
「但野さん…風呂に湯溜まったので入ってください。私は料理の準備しますので……」
風呂場に案内された。
「あっ着替え置いておきますね。、私ので嫌じゃなかったらお使いください」
「ありがとうございます」檜風呂に浸かる。木の薫りに身も心も癒された。風呂に浸かりながら色々な事を思い巡らす。亮一の事。住職さんの事。この数か月の月忌命日の事。そして今夜何かを期待する俺が居た。和尚さんのを締める。このを住職さんが締めていたと思うと僅かに興奮を覚えた。亮一が亡くなってから今まで覚えた事の無い感覚が沸き起こってくる。亮一と初めて会った時の感覚に似ていた。濃紺の作務衣を上に羽織ると食堂に行く。盛り沢山の精進料理が並んでいる。程なくして俺とすれ違いに風呂に入った住職さんが茶灰の作務衣を纏い現れた。
「凄く美味そうな料理ですね」
「そう言って貰えると嬉しいです」
グラスにビールを注ぐとカチンと触れ合わせる。視線が交差した。眩いばかりの眼光を放っている。厳しさの中に優しさを感じた。料理を頂き酒を飲み交わす。俺が亮一の事を語るとうんうん頷いてくれた。住職さんは俺に諭すように色んな話を聞かせてくれる。話が盛り上がった。ビールが日本酒に換る。酔いが少し回ってきた。住職さんの顔もほんのり朱に染まっている。徳利とぐい飲みを手に持ち俺の隣に座った。
「さぁ飲みましょう」
「ハイ……」
俺のぐい飲みに酒を注ぎ即してきた。俺も和尚さんのぐい飲みに酒を注ぐ。横を見る。視線がぶつかった。
「但野さん……」
突然唇が奪われた。舌が深く挿いってくる。舌が絡んできた。俺も絡め返す。住職さんさんの手が作務衣の襟を割り入り挿いってきた。乳首を指が這ってくる。俺の躰がガクガク震えた。
「亮一さんの代わり私じゃ役不足ですか?」
頭を横に振る。
「お、俺住職さんと話してると安らいだ。家帰るとまた逢いたいなって……」
住職さんを見る。優しくて男らしい目。躰の芯がゾクゾク震えた。
「亮一は亮一、住職さんは住職さんっす。俺住職さんの事好きっす」
住職さんは俺を抱きしめてくれた。
「大切にしてやるからな」
「うん、嬉しいっす」
「但野さん……」今度は俺の方から唇を合わせた。ネットリと絡んでくる住職さんの舌。躰が火照ってきた。
「但馬さん」
「信勝でいいっす」
「判ったぜ。信勝。俺の事は将崇と呼んでくれよ」
言葉遣いが変わった。砕けている。更に親近感が湧いた。2階に上がる。鼓動が激しくなった。寝室の引き戸が開く。2組の布団が敷いてあった。作務衣を脱ぐ。将崇さんも裸を俺に晒した。予想以上に逞しい躰。分厚い胸。盛り上がった肩。ぶっとい二の腕。堅そうな腹筋。腹の辺りから続く剛毛群が腿そして脛を覆っている。前袋から食み出た陰毛。男の証が前袋を盛り上げている。
六尺一丁になると誘われるまま、片方の布団に入った。和紙で出来たスタンド卑猥に灯りを燈す。
褌 (6)
唇が寄ってきた。俺の方から合わせにいく。舌が挿いってくる。将崇さんの薫りに包まれた。ネットリと絡んでくる将崇さんの舌。俺も絡めていく。心臓音が伝ってくる。激しく昂揚していくのが自分でも判った。我慢汁が溢れてくる。濡れてきた。前袋が触られる。
「信勝、濡れてるぜ。感じさせたるからな」
首筋を舐め上げられた。躰がビクビク震える。耳の中に舌が挿いってきた。舌が這いまわる。耳を攻められながら前袋が撫で回されたり軽く握られた。乳輪に舌が這い円を描くように這ってくる。
「あっ…んぁ…あぁぁ」
「感じるみてぇだな。乳首勃たせてよぉ」
乳首が甘噛みされるのと同時に前袋がギュッと握られた。
「あ、将崇さん…直に触って欲しいっす」
「へへ堪らなくなってきたみてぇだな」
俺のが解かれた。プルンと飛び跳ねるように俺はちんぽをを晒す。ちんぽが直接握られた。トクトク汁が溢れてくる。裏筋に親指の腹で擦られ金玉を軽く握られた。将崇さんの熱が伝ってくる。指が優しく金玉を掻き上げ裏筋を甚振り回された。俺はガクガク躰を震えさせる。将崇さんの手の指が俺のケツ穴に這った。
「使えるんだろ」
「うん、ただ……」
「何だ。言ってみろ」
「ずっと使ってなかったから……」
「優しくしてやるから俺に任せとけ」
「うん」
両脚が抱え上げられた。蟻の門渡りを舐めらえる。金玉を1個ずつ咥えられ舌を転がせてきた。その間も俺のちんぽは弄られまくる。ケツ穴に息がふぅと吹きかけられた。舌が這ってくる。久しく感じたことがない感覚が湧き起ってきた。
「信勝、凄ぇ。穴がヒクヒクしてるぜ」
舌が挿いってくる。何度も出し入れされる度に俺の穴は自然に緩んでいった。舌が指に代る。ゆっくりと中に入ってきた。中でグリグリ回転させてるのが判る。
「あっあぁ…あっ」
将崇さんの顔がにたりと笑った。
「前立腺に当たったみてぇっだな」
執拗にそこを小突かれる。俺の躰が左右に捩れた。指が2本3本と増えてくる。
「凄ぇぜ。指をヒクヒク締め付けてくるぜ」
一端指が引き抜かれる。ローションをたっぷりと塗りこめると3本の指が挿いってきた。ぎゅうっと2本の指が穴を広げ残りの1本が壁を掻きむしる。穴を広げられながらちんぽが咥えられた。ジュルジュルと卑猥な音が耳に響く。穴とちんぽを同時に責められた。躰の芯が震撼する。
「あ、あぁっ…あっ」
苦痛とは違う切ない声が口から洩れた。
「そろそろ大丈夫そうだな」
将崇さんがを解いた。弾けるように飛び出たちんぽ。濃い陰毛の中からそそり勃ち見事なまでに反り返っている。腰の下に枕を置かれた。そして脚を抱え直される。将崇さんは自分のちんぽにローションを塗ると俺のケツ穴に宛がわれた。
「挿れるぞ」
「うん」
「力抜けよ」
俺は大きく息を吸うとゆっくりと吐いた。将崇さんと視線が絡まる。獲物を狙う獰猛な野獣のような光を放っていた。早くひとつになりたい。俺の躰が脱力した。将崇さんの腰がゆっくりと沈んでくる。少し挿れては少し引く。ゆっくりと俺の中に挿いってきた。
「大丈夫か」
「うん」
歯痒いような痛みが押し寄せる。雄穴は根元まで呑み込んだ。
「挿いったぜ。痛くねぇか」
「ちょびっと痛かったけど大丈夫だよ」
将崇さんは躰を折り曲げると瞼にキスしてくれる。そして唇に軽く唇を触れさせた。
「可愛いな。信勝は……」そして唇を合わされ舌が挿いってくる。将崇さんの背中に手を回すと貪るように舌を絡めた。
クイッと将崇さんの腰が動く。躰がビグッと反応する。唇が離れた。
「あっ…あぁ」
思わず声が洩れた。
「信勝、可愛がってやるからな」
これはコクリと頷く。将崇さんの腰が突動し始めた。
「いいまんこだぜ。俺のちんぽに絡んでくる」
突き込みながら乳首が弄られる。今度は指の甲で掻き上げられた。
「あっ…あぁ…いい…ま、将崇さん…いい」
「気持ち良くなってきたみてぇだな。これならどうだ」
突き込みが激しくなってきた。同時に乳首に舌が這ってくる。甘噛みされた。激しい将崇さんの突き込み。俺のまんこは翻弄された。視線がぶつかる。額には汗が滲んでいた。
「おらよ、突くぜ。俺を感じろよ」
「う、うん…あぁぁ…んぁぁ…気持ちいいよぉ」
将崇さんのちんぽがうねりながら壁を擦ってきた。
「んくぅ…いい…まんこ擦れて気持ちいい…んぁぁぁぁぁ将崇さん…堪んねぇ」
「んぉぉぉぉぉ俺もいい…んくぅ…気持ちいい…締まるぜ」
将崇さんの腰が前後だけじゃなく至る所を突きこんでくる。未知の部分が擦られてきた。
「堪らんぜ。お前のまんこよぉ。突けば突くだけ絡んできやがる。あぁぁ…気持ちいい…あぁあぁ」
「いい、いぃ…気持ちいい…んぁぁんぉ…あぁぁぁぁぁぁ、んくぅ」
「もっと哭け、お前みてぇな男臭い奴が哭いてるとそそられるぜ」
両脚を抱え上げられそのままを頭の方に押し倒される。両脚が床と平行になった。俺のちんぽは目前まで迫ってくる。上から突き刺すように腰が打ち付けられた。
「あぁっあぁっ…あぁぁ奥の強張りが取れて壁が纏わりついてくるぜ。堪んねぇ…気持ちいい」
「あぁぁぁぁぁぁぁ…んぉんぉんぉ…んぁ…はぁ。はぅ、ぐふっ…堪んねぇ…い、いぃ…やべぇ…あ、当たる」
ヌチャッヌチャッヌチャッ…グショッグショッグショッ…ジュグッジュグッジュグッ昂ぶった音が部屋に鳴り響いた。
「将崇さん。お、俺もう…射きそうだ」
「俺もそろそろやべぇ、一緒に射かすぜ」
将崇さんの腰の動きが加速する。烈火のごとく突きこんできた。
「駄目だ。射っちゃう。あぁぁぁぁぁぁぁぁ…んぁんぁんぁ…んくぅ…射く、射ぐ」
ドビュッドビュッドビュッ…ビュビュッビュビュッビュビュッ…ビュッビュッビュッ
俺のちんぽから白濁汁が噴きあがる。そして顔、胸、腹にまき散らした。
「あぁぁぁぁぁぁ…締まるぅ…んぉんぉ…はっ、信勝種注ぐからな、い、射ぐ…射くっっ」
生暖かい将崇さんの雄汁が雄膣に打ち付けられる。強烈な幸福感を感じた。将崇さんは名残惜しげに俺からちんぽを引き抜く。そして隣に横になった。
「信勝、気持ち良かったぜ」
「うん、俺も気持ち良かった」
顔に捲き散ったまき散った俺の汁を舐めとってくれた。そしてそっと唇にキスをする。舌が絡み合い口の中で俺の汁の味が広がった。俺は甘えるように将崇さんの胸に顔を埋める。将崇さんが優しく抱きしめてくれた。将崇さんの顔付きが穏やかになっている。
「信勝、これっきりじゃねえよな」
「うん」
「これからも付き合ってくれるよな」
「ハイ、将崇さん」
俺は抱きついた。将崇さんがきつく抱きしめてくれる。逞しい躰に包まれながら激しい交尾の余韻を感じた。シャワーを一緒に浴び、褌を締め直すと布団に潜る。手を繋ぎながら眠りに付いた。今夜の事俺は忘れない。俺の心の中に空いた風穴が埋まった。安堵する自分が居る。繋いだ手から温もりを感じた。
[ 2015/03/14 20:31 ] 髭の僧侶 | TB(-) | CM(0)

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