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鉄道員④

 今日恒のBirthday。繁華街のある駅で待ち合わせた。待ち合わせ場所にはダークなスーツを着た恒が立っている。いつもより一層凛々しく見えた。
「待ったか」
「俺も今来たとこっす」
「じゃぁ行くか」
「うん」
向かったのはフレンチのレストラン。煌々と灯りを燈し俺達を待っている。店の中に入った。
「阪上ですが……」
「阪上様お待ちいたしておりました」
俺達は奥の窓際の席に案内された。テーブルを挟み向かい合って座る。恒は緊張した面持ちをしていた。運ばれてきたグラスワイン。俺達は胸の前に抱えた。
「おめでとう」
「ありがとう。純兄ぃ」
程よい甘みと酸味を兼ね備えたワインが喉を通っていく。視線が交差する。恒が柔和な表情を浮かべていた。
「ハイ…これ」俺はラッピングした小さな包みを渡した。
「えっ……」
「開けてみろよ」
「うん」
箱の中身はシルバーのベルトで文字盤が黒の腕時計。
「ありがとう」
「裏見てみろ」
「えっ」
時計の裏側には刻印を入れた。Fear Beloved 最愛の男と……
「嬉しいっす」
恒が満面に零れそうな笑顔を浮かべている。次々に料理が運ばれてきた。豊かでコクのある香りが漂ってくる。
「美味いな」
「うん」
食後の珈琲とプチフールが運ばれてきた。生クリームの仄かな香りが口の中に広がってくる。恒も美味そうに頬張っていた。
「出るぞ」
「うん」
レストランを出ると次のBirthday会場へと向かった。
「何処行くの」
「良い所だ」視線がふつかる。恒の瞳が雀躍とした光を放った。
初夏の風が優しく俺達を包んでくれる。満天の星空が何かを語っているみたいだ。これから起こる誕生日の淫らな儀式を祝うかのように……裏道に入ると一軒の建物の前に立った。間接照明が薄オレンジ色の壁を淫猥に照らしている。ドックンドックンと鼓動が早くなった。
「ここ入るぞ」
「うん」
タッチパネルで選んだのは白と黒が基調の部屋だ。部屋に入る。灯りを燈した。壁際にはエックス字架が備えられている。傍らには紅色の隠微な拘束椅子が置かれていた。ソファーに並んで座る。恒の肩を抱いた。
「どうだ。此処」
「うん、ドキドキしてきた」
「今日は久しぶりに縛ってやるからな」
「うん」
恒の目が隠微に光った。
「その前に風呂だ。もう湯溜っただろ」
「うん」
俺達はスーツを脱いだ。露呈されるカラダ。何度も見ている恒の裸だけど今夜はやけに艶かしく見える。カラダを洗い合うと浴槽に並んで浸かった。恒は俺の肩にもたれ掛ってくる。俺は優しく抱いてやった。横を向く。恒の顔が近づいてくる。唇が静かに触れ合った。
「今夜は誕生日だからな。いっぱい可愛がってやるぞ」
「うん」
俺はそっと恒の毛深い太腿を撫でてやる。手で恒の左胸を覆うと激しい心臓音が伝ってきた。
「上がるか」
「うん」
俺達は風呂を上がるとを締めこんだ。部屋に戻ると淫猥な赤いライトが部屋を照らしている。その灯りに興奮を覚えた。恒と視線が交差する。俺は鞄から荒縄を取り出した。
「あっ…俺」
恒の前袋が盛り上がっている。縄に欲情しているみたいだ。俺はを解いてやる。弾けるようにちんぽが飛び出してきた。
「淫乱なちんぽだな」
指で恒のちんぽを弾いた。
「あっあぁ…」
「始めるぞ」
俺は恒のカラダに縄を打ち始める。逞しいカラダに縄が食い込んでいく。恒のカラダが微動する。股間に縄を通した。縄をちんぽの付け根に絡める。俺は恒を縛り上げた。恒のちんぽは更に硬度を増している。反り上がったちんぽが腹にくっついていた。視線がぶつかる。恒は完璧に昂揚していた。跪くと打ち紐で金玉を1個ずつ縛る。軽くまんこ穴をなぞった。
「あぁぁ…あっ」
「嬉しいのか」
「凄ぇ嬉しいっす」
「ここからも涙垂らしてるもんな」
我慢汁で濡れそぼっている恒の亀頭を指で摩った。
「ぅう…あっ」
俺は恒をエックス字架に張り付ける。恒から解いたで目を覆ってやる。
目隠し
「恒……」
唇を寄せていく。軽く触れ合わせた。ちんぽを握ってやる。無茶苦茶熱い。熱を帯びている。乳首に舌を這わせる。同時にちんぽを扱いてやった。
「あぁぁ…いぃ、気持ちいぃ」
クチュクチュと卑猥な音が響き渡る。空いてる手で張り詰めた金玉を揉んでやった。
「んぁぁんぉ…いぃ…堪んねぇ」
「いいのか…恒」
「いっす。気持ちいっす」
ローションを指で掬う。恒のおまんこに塗りたくる。指を静かに挿入した。
「あっあぁぁ…んぉ」
指が穴の中を掻きまわす。執拗にちんぽを扱き捲くる。指腹で亀頭をなぞった。
「あぁぁ射きそうっす…んぁんぁ…はぁ」
俺は手の動きを止める。首筋を舐め上げた。
「くふっ」恒は不満気な声を上げた。
俺はまたちんぽを扱いてやる。裏筋を撫で擦った。
「んぁんぁんぁ…駄目射っちゃう」
また手の動きを止める。幾度となく寸止めを繰り返した。
「あっ純兄ぃ」
「射きてぇのか」
恒の首が縦に動いた。
「おらよ。扱いてやるからな」
ゴシゴシゴシと恒のちんぽを扱き捲くる。クチュックチュックチュッと淫らな音が耳に響いてきた。
「あぁぁぁぁぁ純兄ぃ射っちゃう…んぁぁあぁぁ」
俺は跪く。恒のちんぽを口に頬張った。
「あっあっ純兄ぃやべぇ。んぉぉ…ぅぅぅ…んぁぁぁぁぁぁ射く…射ぐ」
ドブッドブッドブッ…ズグッズグッズグッ…ドグッドグッドグッと俺の喉まんこに打ち付けられた
。俺は立ち上がる。目を覆ているを外してやった。視線が交差する。俺は喉をゴックンと鳴らした。恒が打ち付けた雄汁俺の喉を通る。体内へと流れていった。
「あ、純兄ぃ呑んだのか」
「あぁお前の汁だからな。呑みたかったぜ。美味ぇ」
「ありがとう純兄ぃ…お、俺嬉しい」
「気持ち良かったか?」
「うん」
「まだまだだからな」
恒をエックス字架から解き放つ。今度は拘束椅子に座らせる。脚と腕を固定した。
「見てみろ。大股開いて卑猥だぜ」
恒の顔を手で掴まえ鏡に向けさせる。自らの隠微な姿に恍惚とした表情を浮かべていた。
「純兄ぃ……」
恒の口が薄く開いた。
「しゃぶりてぇのか」
恒の顔がコクンと頷く。俺は恒の脇に動くとちんぽを咥えさせた。
「美味ぇ」
恒の舌が俺のちんぽに絡んでくる。ちんぽに血液が充たされてくるのが判った。恒の頭を手で覆う。ガシガシ腰を打ち付けた。指を恒の乳首に這わせる。弧を描くように転がした。
「ん、んん、ん」恒は俺のちんぽをしゃぶりながらカラダを震わせた。
「凄ぇ乳首勃ってきたぜ」
手を伸ばし恒のちんぽを摩る。竿から裏筋目掛けて指を這わせた。
「あぁぁ、んぁ」
ちんぽを引き抜く。恒の頬をちんぽで軽く叩いた。
「これから本番だからな」
恒の穴を指でなぞる。穴がヒクヒクと蠢いていた。穴口にちんぽを触れさせる。軽く動かした。
「あぁ…あぅ…あっ」
ちんぽで穴の周りを撫で擦る。
「あっ…あっ…んぁぁ」
俺はちんぽを挿れることなく穴口をちんぽで何度も摩った。
「くふっ…あっ純兄ぃ」
恒が焦燥とした表情を浮かべる。俺はグイッと腰を突いた。
「あぁぁぁぁぁぁ…いっ、いぃ」
恒の穴が俺のちんぽを呑み込み始める。内壁が蠢く。ちんぽが確実に中に挿いっていった。
「んぁぁ…純兄ぃのちんぽぉ堪んねぇ。挿いってくる」
ゆっくりと押し込んでいく。搖動する内壁。ぎゅうっと押し込んだ。
「あぁぁ…んぁ…硬てぇ、デケぇ」
「挿いったぜ」
カラダを折り曲げ唇を合わせた。舌を絡ませ合いながら乳首をクリクリ弄る。恒のヒダがぎゅうぎゅう締め付けてきた。クイッと軽く突く。恒の内壁は弛緩と収縮を繰り返した。
「純兄ぃ切ねぇよ。まんこ切ねぇよぉ。早く動いてくれよ」
またクイッと軽く突く。感じてるのか?恒の目の回りが桜色に染まっている。
「純兄ぃ…純兄ぃ」
「いくぜ」
恒の頭がコクコク縦に動いた。俺は腰を動かし始める。
「んぁ…ぃ、ぃい…んぁぁ…ぁい、うぅぅ」
腰の動きを早くする。
「凄ぇ…おまんこ纏わりついてくるぜ」
「んぁぁ…んぉぉ…あぅ…あぁぁあぁぁいい…擦れる。あ、純兄ぃ」
恒の喘ぎ声が大きくなっている。燻っていた官能の火種が炎のように燃え上がってきた。
「哭けよ。恒。お前の哭き声そそられるぜ」
「あぅあぁ…あぅあぁ…いい、気持ちいい。堪んねぇ。んぁぁぁぁぁぁんぁ」
突き込みを深く重たくした。大きく引いてグサッと差し込む。
「あっ駄目…も、洩れる…」
ビシャービシャービシャーと潮を噴く。
「凄ぇぜ。いっぺぇ洩れてるぜ」
縦横無尽に内壁を擦りまくった。
「あぁぁぁぁまた…洩れる…やべぇ」
またビシャービシャービシャーと潮を噴いた。
ガシガシガシ…ズゴッズゴッズゴッ…ガツンガツンガツン俺は腰を激しく波動させる。その巨波が恒を襲った。
「あぁぁぁぁぁ…純兄ぃ…いっ…やべぇ」
「いいぜ。射けよ」
荒縄で覆われた恒のカラダがガクガク震えてる。俺の腰が激しく動き奥の壁をグリッと擦った。
「んぁぁぁぁぁんぉぉぉぉぉぉぉ…射ぐ…射く…でっ出る」
ドビュッドビュッドビュッ…ビュッビュッビュッ…ビュビュッビュビュッビュビュッ
恒のちんぽから白濁汁が射ち放れた。
「まだまだだぜ。恒よぉ…おら突いてやるからよぉ。感じろよ」
「んぁぁぁぁぁぁ感じるぅ純兄ぃのちんぽ堪んねぇんぁんぁんぁ当たる当たる」
俺の腰が激しく突動した。
「んぁぁんぁぁ駄目…また、また射きそう」
「射け恒、俺も射かすからよぉ一緒に射かすぜ」
恒のヒダが激しく収縮する。蠢動する雄膣。金玉の中で荒々しい潮流がうねりながら捌け口を探し
ている。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…んぁんぁんぁ…射く…射ぐ…射くっっっ」
ドビュッドビュッドビュッ…ドビュビュッビュッビュッ…ビュビュッビュビュッビュビュッ
恒のちんぽから白濁汁が舞い降りた。
「凄ぇまんこだ。堪んねぇ…射くぜ。んぉぉぉんぁ射ぐ…射く…射ぐ」
俺は恒の中で戦慄いた。ちんぽを引き抜く。視線が交差する。恒は眩い光を放っていた。
「純兄ぃ」
俺は恒の脇に立つ。恒が俺のちんぽを頬張った。
「美味ぇか」
「うん」
恒の口元が綻んでいた。恒を拘束椅子から降ろしてやる。縄も解いた。
ベッドにゴロンと横たわった。
「おいで恒」
「うん」
恒は俺の隣に横たわると胸に顔を埋めて甘えてくる。頭を撫でてやった。
「気持ち良かったな」
「うん……」
「すっかりトコロテン体質になったな。潮も良く噴くしよ」
「こいつのせいだからな」
俺のちんぽがぎゅっと握られた。
「純兄ぃ」
「ん、何だ」
「何でも無い」
ドキッとするような可愛さを感じる。心臓が深く抉られた。軽くシャワーを浴びる。身繕いすると俺達はSMホテルを後にした。家に帰りベランダに出る。満天の星空が降り注いできた。
「満月だな」
「うん」
「なぁ淫乱なお前が俺1人で満足できるのか。他の奴に縛られたくならねぇのか」
「ならないっす。純兄ぃだから縛られても感じるんだからさ」
「ホントだな。浮気したら陰毛そるからな」
「純兄ぃこそ、陰毛剃られないようにしろよな」
恒が俺の手を握ってくる。温もりを感じる手だ。俺もぎゅっと握り返す。指と指が絡まり合った。
「俺さ、不安なんだ」
「えっ……」
恒の顔が微かに翳る。夜目にもそれが判った。
「俺純兄ぃとずっと一緒に居たい。でも純兄ぃが俺に飽きて居なくなりそうな気がするんだ」
「そんなことねぇよ。心配するな」
「でも……」
「そんなに心配なら、越して来いよ」
「えっ……」
「なっいつも側にいると安心できるだろ」
「うん、凄ぇ嬉しいっす」
恒の顔から翳りが消え輝くような笑顔を浮かべていた。
「恒……」
「ん、何」
「まだ言って無かったよな」
「えっ」
「好きだぜ。恒」
「俺も……大好き。純兄ぃ」
自然に唇が寄っていく。軽く唇が触れる。いつしか濃厚なキスに移り変わっていく。舌が絡み合う。カラダが蕩けそうになる。ちょっぴり切なくそして甘いキッス。永いキッスが終わった。

あれあら一年が経つ。季節は廻ってまた初夏。今俺達は一緒に住んでいる。美味い料理と恒のカラダを堪能している。そして心の絆も一層深くなった。誕生日に貰った腕時計。俺が恒に贈ったものと同じ奴だ。Fear Beloved 最愛の男と……と刻印されてる。恒のカラダを抱いていると、ごつごつとした異物のような感触を覚える。その感触は俺を愛しい気持にさせ、恐ろしいくらい固く勃起させた。たまに玄伍と誠と一緒に御飯に行く。玄伍の企画する乱パにも参加する。俺と恒に許されている公認浮気だから……恒が他の奴に犯られて善がってるの見るとちょっぴり妬けるけど興奮もする。来週行われる乱パにも参加する。恒が10人の男達に回される予定だ。天を仰ぐ。初夏の空が広がっていた。
空 (11)
[ 2015/03/29 14:37 ] 鉄道員 | TB(-) | CM(0)

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