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大翔(ひろと)③

季節は初夏。
緑
肌に触れる風が心地よい。何時ものように時が流れる。俺は相変わらず仕事と家事を熟した。大翔も順調に彼女と付き合っているかと思っていた。
「ただいま……」
大翔の表情に翳りがあった。
「おかえり」
「父さん……」
「どうした。何かあったのか?」
「振られた」
目が真っ赤になっていた。
「理由は判るのか?」
「他に好きな男が出来たらしい。元々俺は新しい彼氏が出来るまでの繋ぎで好きでもなんでもなかったってさ」
「Sexまでしたんだろ?」
「うん…これは噂だけどかなり好き者らしいよ」
「女はいくらでもいるからな。あの子の事は忘れろ」
この日は食事中も会話が無く重たい雰囲気だった。
「呑むか?」
ビールを差し出した。
「俺未成年だよ」
「今夜は特別だ」
酒が入りチョッと顔を赤らめている。振られて可哀そうと思う親心とまだ俺の手元に残っている安堵感とが入り混じっていた。目を瞑る。色んな事が頭の中を駆け巡った。大翔を育てる為やったバイト。そして男を知った。男との行為に嵌りはしなかったけど俺の奥深い所に根深く棲んでいる。大翔俺の息子。子供としてでは無く男として見ている時がある。頭の中がグシャグシャになってきた。就寝前布団に入っている。大翔が俺の部屋に来た。
「どうした」
「チョッと話したいことあるんだ?」
「ああ何だ?」
俺は起き上がって布団の上で胡坐をかいた。大翔も俺の前に座ると真っ直ぐに俺を見てくる。ぼそっと口を開いた。
「俺さ、もしかしたらなんだけど女の子じゃぁなくって父さんが好きなのかも知れない」
「ああ親子だからな」
「そうじゃなくって……」
何か思いつめた切なさ溢れる表情を浮かべている。
「俺、千擦り扱く時って思い浮かべるのは女じゃぁなくて父さんなんだ。3人の女の子と付き合ったけどあまり楽しくなかった。俺父さんと一緒の方が楽しいんだ」
大翔が視線をぶつけてくる。また語り始めた。
「この前童貞捨てたのは向うからやりたいって言われたからだよ。振られた時涙が出てきたのは辛かったとか悲しかったからじゃぁ無くって多分馬鹿にされたような気がして悔しかったからだと思うんだ。父親を好きになるなんて普通じゃ無いのは判ってる。それを打ち消したくて女の子と付き合っていたような気がするんだ」
「もう言うな。判ったからお前にそこまで言わせて悪かったな」
「父さん」
俺に抱き付いてくる。俺は大翔をギュッとと握りしめた。大翔が俺を好きだって……それも親としてではなくて男として……若干17歳の大翔。こいつなりに悩んでいた。この時俺の心に棲んでいる黒い天使が囁いてくる。
「父さん…」
理性を制御出来ない。次の瞬間俺は大翔の唇を奪っていた。
接吻 (1)
大翔のカラダがビクッとする。俺は唇を離した。
「す、すまん」
「チョッとビックリしただけだよ」
今度は自分から唇を合わせてくる。舌を挿れると俺の舌に絡めてきた。柔らかい大翔の舌が俺の舌に纏わりついてくる。堪らない気持ちが芽生えてきた。きつく抱きしめる。大翔の薫りに包まれた。
「父さん、今夜一緒に寝ていい?」
「ああいいよ」
俺が布団の横を空けると滑り込んできた。
「父さん…俺…」
また唇を合わせた。股間に手を当てるとそこは既に息衝いている。大翔のトランクスの中に手を忍ばせた。ちんぽを握る。先端からは先走りが洩れ亀頭を濡らしていた。大翔の着ているものを一枚一枚脱がしていく。俺も裸になった。大翔の顔が真っ赤に紅潮している。俺のちんぽに血液が集まってきた。
耳裏から首筋に舌を這わせていやる。指で乳首を撫でてみた。大翔のカラダが微動する。
「あぁぁ…ん、ん、父さんいい…」
舌を乳首に這わせる。次に乳輪に円を描くように転がした。同時にちんぽを軽く握ってやる。俺の手の中でビクビクと震わせていた。金玉を軽く握りながら舌先を先っぽの括れをなぞる。竿に舌を這わせた。
「ん、あ、あぅ…んぁ…あぅぅ」
切なげに甘い吐息を洩らしている。表情はトロンとさせていた。俺の性感を充分に刺激してくる。俺の舌が這い上がり亀頭を唇で挟んだ。舌を大翔の亀頭に当てる。絡ませてみた。
「んっ…ぐふっ…んぐ、んんっ…」
喉を拡げる。根元まで呑み込んだ。大翔の両手を取ると俺の頭を押さえさせる。大翔はガシガシと動かし始めた。男の汁が俺の口の中に充満してきた。
「あっ父さん…駄目…射っちゃう…俺の頭から手を放し口からちんぽを抜こうとしている。俺は大翔の腰をガッチリ押さえつけ尚も顔を前後に動かした。
「あぅぅぅぅぅんぉ…射く~射くぅぅぅ…っっっ」
俺の喉奥に生暖かい汁が打ち込まれてた。
「と、父さん」
視線がぶつかる。俺は喉をゴクンと鳴らした。大翔の汁が喉を通る。俺の体の中に流れ落ちた。
「気持ち良かったか?」
「うん…俺の呑んだの?」
「ああ…美味かったぜ」
顔を見られるのが恥ずかしいのか俺にギュっと抱き付いてきた。
「大翔…可愛いぜ」
唇を合わせた。舌を絡める。
「お前の汁だぜ」
「なんかまじぃな」
「俺は美味かったぜ」
「父さん」
「寝るか?」
大翔は首を横に振る。一途な目で俺を見てきた。
「俺も父さんの欲しい」
俺のちんぽに武者ぶり付いてきた。唾液を溜め舌を必死に絡めてくる。その拙い舌技が妙に俺を昂ぶらせた。俺のちんぽが放たれる。亀頭が唇で挟まれた。ゆっくりと根元迄呑み込まれる。
ジュルッジュルッジュルッ…ジュボッジュボッジュボッ…尺八音が耳に入り金玉の奥が熱くなってきた。
「口離せ…あぅぅ…んぁんぉ…やべぇ…」
尚もジュルジュルと抽きしゃぶっていった。
「あぉぉぉぉあぅぅぅぅぅあぁぁぁぁぁ射く。うぁ…射くっうぅぅ」
俺は大翔の喉奥目掛けて雄汁を放った。俺はちんぽを引き抜く。視線が交差する。躊躇いの色が伺えた。
「ほら出せよ」
俺はティッシュを数枚取ると大翔に差し出した。大翔は首を横に振る。チョッと躊躇っていたように見えたがゴックンと喉を鳴らした。
「バカやろ呑んだのか?」
「うん父さんも呑んでくれたし俺も呑みたかった」
「大翔気持ち良かったよ」
「うん、そう言って貰えると俺嬉しいっす」
俺の腕の中でスヤスヤと寝息を立てていた。この日を境に大翔は俺の部屋で一緒に寝ている。いつも布団を二組並べて敷く。何時の間にか俺の布団に潜り込んでくる。そんな所も可愛く思えた。
[ 2015/05/04 16:59 ] 大翔(ひろと) | TB(-) | CM(0)

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