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大翔(ひろと)②

この前の日曜日。部活が終わって夕方帰ってきた時の事だった。
「父さん、たまには銭湯でも行かない?」
「あぁいいぜ」
別に断る理由もないので近くの銭湯に車を走らせた。脱衣所で脱衣する。何度も見てる息子の裸。改めてみると筋肉も充分に鍛えられ逞しい男に育っていた。脛、腿の毛は程々だったが陰毛は鬱蒼と生い茂っている。真ん中に潜む男の証はズル剥けになっていた。下湯を掛ける。サウナに入った。
「大翔いい筋肉ついてるな」
胸と腕の筋肉を軽く触った。
「俺は父さんの筋肉結構好きだよ。腹筋もしっかり付いてるし胸の筋肉も盛り上がってるしさ」
大翔も俺の胸と腹に触ってくる。俺と大翔の間ではこれ位のスキンシップはごく当たり前のことだ。1人居た客がサウナ室を出ていく。俺と大翔2人だけになった。
「千擦りちゃんと扱いてるのか?」
ちんぽを軽く握ってやった。
「と、父さん…」
サウナの熱の為なのか恥ずかしいのか真っ赤になっている。無茶苦茶可愛く思えた。息子としてなのか男としてなのか判らないけど……銭湯を出て車に乗り込んだ時ふと大翔の喜ぶことをしてあげたくなった。
「大翔…腹減ってるか?」
「うん」
「チョッと遠いけど…一年位前に行ったレストラン覚えてるか?」
「覚えてるけど…」
「あそこ行くか?」
「いいの?」
「ああいいよ。お前さ前からまた行きたいって言ってたもんな」
「やった~」
満面の笑みを浮かべる。何物にも代えがたい大翔の笑顔。俺は親父の顔ともう一つ違うオスの顔で見ていたに違いない。この晩俺は欲情していた。目を瞑り大翔の事を思い浮かべる。大翔のちんぽの感触が残っている手で俺のちんぽを握った。ムクムクと勃ってくる。まるで大翔に扱かれているような幻覚さえ起こした。ゴシゴシゴシゴシ…ゴシゴシゴシゴシ…俺の手が上下に動く。金玉の奥がジンジンしてきた。
「あぅぅぅうぁぁぁ」
声が洩れてしまう。聳え立った俺のちんぽからは我慢汁が溢れだしている。
乳首 (1)
乳首を摩ったり摘まんでみたりしながら扱いた。
「ん…あぅぅ…んん…ん」
金玉をギュギュッと握り扱いていく。
「ひ、大翔…」
微かに声が洩らした。金玉がジンジンしてくる。ドビュッドビュッドビュッビュッビュビュッビュッ…大量の白濁汁をまき散らした。嫌悪感が残る。男の本性を芽生えさせないよう制御させていかなければならない。そんな試練を俺自身に与えた。
1箇月位経った頃。食事中に新しい彼女が出来たと話してくれた。
「俺さ、新しい彼女出来たよ。姉妹校の女の子で同い年なんだ。へへ向うから告られたんだよな」
嬉しそうに大翔が声にする。
「そうか良かったな。今度紹介しろよ」
「それがさ、嫌みたいなんだ。写真だけでもと思って写メ取ろうとするとそれも嫌なんだってさ」
「そうかぁ色々考え方あるからな」
俺の大翔に対する特別な感情はある。だけど大翔には普通に女性と結婚して明るい家庭を築いて欲しかった。そんな事があってから1週間位経った日曜日。俺が晩飯の用意していると大翔が帰ってきた。やけに明るい表情をしている。
「ただいま…」
「おお…お帰り」
そして食事中大翔から報告された。
「父さんあいつとやっちゃった」
「何だ」
「俺童貞捨てた」
「そうかぁ良かったな」
大翔と視線が交差する。瞳の奥から微妙な光が輝いた。
「どうだった?」
「うんあいつ色々経験豊富だったみたいでリードしてくれたからどうにか上手くいったみたいだけど…」
「みたいだけど……」
「うん…俺…早かったみたいなんだ」
「そうか。それはそのうち慣れるからな。初めての時はそんなもんだよ」
「うん」
「だけどな。妊娠だけには気を付けろよ」
「うんちゃんとゴム付けてたから大丈夫だよ」
大翔が童貞を捨てた。俺に似ている。俺が童貞捨てた相手は詩織。姉妹校で同い年。大翔も一緒だ。俺と大翔。共に相手から告られている。俺は失敗した。大翔は上手くやって貰いたい。俺は思った。
[ 2015/05/04 17:04 ] 大翔(ひろと) | TB(-) | CM(0)

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