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海の男達④

 もうすぐこの航海も終わろうとしている。結局俺は全ての乗組員の性処理をするようになっていた。最初僅かな金額だけどお金を貰ってちんぽ扱いたりしゃぶったり嵌められたりする。戸惑いと共に虚しさを感じた。仕事だと自分に言い聞かせる。そして割り切れた。終わった後の”ありがとう”とか”また頼むな”って言葉。凄く嬉しかった。取っ付き難い人もいたのは事実。だけど慣れてくるとそんな人も優しく接してくれた。みんな好い人。目を瞑ると色んな事が思い出された。そんな中でも哲朗の存在は俺の中で大きく成っているような気がする。哲朗から予約が入ってると嬉しかった。哲朗が俺に好意を抱いてると感じたことも何度かあった。だけどそれは俺の勘違いだと思ってる。俺はただの性処理係だから……俺に好意を持っているなんて有り得ない。俺のケツと口に好意を持ってるだけだと思っている。今契約更新の話がきている。応じる積もりだ。航海が終わると暫らく逢えなくなる。そう思うと何か切ない。もやもやとしている。頭の中がグシャグシャになった。今回の航海も後2日。男達は4箇月振りで陸に上がる。彼女、奥さん、または風俗とかで女を抱くことで頭が一杯なのが判った。パソコンを起動する。もう予約は入ってないと思い覗いた。哲朗からの予約が入っている。和らいだ喜びが湧いた。月がおぼろげに光っている。抜き部屋に入った。何時ものように準備に取り掛る。洗浄をすると中にたっぷりとローションを塗り込めた。
「ちーっす」
ボリボリと頭を掻きながら部屋に入ってきた。
「なぁ、大悟さん今日は一杯してぇな」
「いいぜ。今日はこの後何もないからな」
俺をギュッと優しく抱きしめられた。向い合い唇が触れ合うと舌が割り入ってくる。俺は哲朗の背中に手を回しギュッと抱きしめた。切ない気持ちが俺を襲ってくる。貪るように俺は哲朗の舌に俺の舌を絡めていった。触れ合う胸からはドックンドックンと哲朗の心臓音が伝ってくる。股間の硬い物が俺のちんぽを刺激してきた。
「哲郎ベッドに座れよ」
「うん」
哲朗のベルトに手を掛ける。ベルトを外しジッパーを下ろした。
「ケツ上げてくれ」
「うん」
ボクブリごとズボンを一気に引き剥がした。グイッグイッグイッと哲郎のちんぽが勃ち上がる。巨大な姿を曝した。跪きそいつに舌を這わせる。ジュルッジュルッと舐め上げてた。唇で亀頭を挟むとゆっくり呑み込み始める。何度もしゃぶっている哲郎のちんぽ。だがそのデカさの為根元まで呑み込んだことは無かった。口の中に入ってくる。喉を開いた。また呑みこみ始める。もっと奥まで挿れたかった。
「ゲホッゲホッ」
「無理するなよ」
「好きにやらせてくれ」
嘔吐きながらも喉を目一杯拡げる。根元迄呑み込めた。
尺八 (1)
喉壁で哲郎のちんぽをぎゅうっと締め付ける。舌をちんぽに絡ませた。
「んぉぉすんげぇイイぜ。堪んねぇ。俺のちんぽ呑み込まれてる。舌絡まってくる。んぁぁぁ、いいよぉ。すんげぇ…気持ちいい」
一端ちんぽを放して哲郎を見上げる。男らしく優しい眼差しが俺の目に飛び込んできた。
「はぁ……」
甘く切なく吐息が洩れる。また根元まで一気に咥え込んだ。哲朗の我慢汁が俺の口の中に溢れ出てくる。哲朗は俺の頭を抑えると腰を激しく前後に動かし始めた。ガツンガツンと俺の喉奥に突き当ってくる。濃い陰毛が俺の鼻腔を擽った。哲朗の香りが漂ってくる。ジュボッジュボッジュボッ…ジュルッジュルッジュルッ隠微な尺八音が耳に響いてきた。
「大悟さん、やべぇ射きそうになってきた」
俺はコクコクと頷いた。しゃぶり込みながら哲朗の金玉を指で摩る。哲朗の腰の動きが更に激しくなってきた。金玉が競り上がってくる。亀頭が硬さを増してきた。
「んぁぁぁぁぁぁんぉぉぉい、射くい、射くっっ」
俺の喉奥に雄汁がぶち当たってきた。哲朗のちんぽは俺の口から引き抜かれる。俺の喉がゴクンと鳴った。哲郎の精子が喉を通る。体内へ流れ落ちて行った。
「呑んだのんすか?」
俺は首を縦に振った。
「美味かったぜ」
「他の奴のも呑むんすか?」
俺は首を横に振った。
「初めてだぜ。口に出されることは何度も有ったけどな」
哲郎に視線をぶつけた。
「哲朗のだから呑みたかったんだ。それにキスするのも哲朗だけだし俺が裸になるのもお前だけだ」
「ありがと…嬉しいよ俺」
痛い位にきつく抱きしめられた。唇が寄ってくる。俺の方から重ねにいった。舌を深く挿れる。滑らつくように絡まり合った。静かに唇が離れる。哲郎が真っ直ぐに見てきた。
「今日は俺が脱がしてやるよ」
「うん」
Tシャツを下から捲り上げるように脱がされる。短パンが膝まで下げられた。哲郎の肩に手を置くと片足ずつ外に出した。
「大悟さん」
哲郎がにじり寄ってくる。股間を手で覆われた。
「こいつも脱がしてやるからな」
「うん」
最後にトランクスを脱がせてくれた。
「大悟さんのカラダ男くせぇしエロいな」
哲朗も裸になった。向い合って立つ俺と哲郎。哲郎に抱き寄せられる。股間の物が触れ合った。2本のちんぽがグイッグイッグイッと勃ち上がる。俺達はベッドに傾れ込んだ。両頬をごつい手で覆われる。唇が重なると舌がこじ入れられた。ネットリと絡み合う舌と舌が俺の官能を擽ってくる。濃厚なキスをしながら哲朗の指は首筋耳裏に這ってきた。その指が鎖骨を通り乳首へと到達する。乳首を指腹で撫でたり指の甲で掻き上げたりしてきた。カラダがビクビク震える。今度は首筋を舐め上げると耳の中に舌が這ってきた。空いてる手の指が乳首を掻き上げる。真ん中の突起が優しく抓まれた。
「んぁぁ、んぉぉ、んくぅ…はぅ」
「大悟さんの喘ぎ声堪んねぇぜ…今日はもっと哭かせてやるからな」
哲朗はカラダを下にずらすと俺のちんぽに舌を這わせた。
「止めろよ。汚ねぇよ」
首を横に振るとそのままジュルッジュルッとしゃぶってくる。俺は生まれて初めて男にちんぽをしゃぶられた。俺の事を喜ばそうとしてくれる哲朗。途轍もなく愛おしく感じた。唇を窄めてちんぽに舌を絡めてくる。今度は喉奥まで咥え込まれた。喉壁がぎゅぅっと締め付けてくる。空いてる手でちんぽを軽く握ってきた。
「はぁ…あ、あっはぅ、はぁぁ」
ケツの奥が熱くなってくる。哲朗のちんぽが欲しくなってきた。
「て、哲朗…」
唇が哲朗の唇で塞がれ言葉を遮られた。
「判ってる。もう言うな」
俺のケツ穴にちんぽを宛がうと哲朗の腰に力が入った。ゆっくりと俺の中にそのデカいものを埋め込んでくる。抗うことなく完全に哲朗のちんぽを呑み込んだ。
「挿いったぜ」
結合部を指で摩った。がっつり入っている。何時の間にかこんなデカい奴が簡単に入るようになっちまった。哲朗の腰がゆっくりと突動し始める。俺の感じる所を探るように色んな角度で突いてきた。
「んくっんぁぁんくっ、んぁんん、、いい哲朗…気持ちいい」
「俺もいいぜ。ネットリと絡まってくる。堪らんぜ」
腰の動きが活発になり突き込みが深い所まで達するようになってきた。
「んぁぁぁんぁぁぁ、ん、んん…はぁぁ」
「感じろよ。大悟さん俺を感じろよ。もっと哭けよ。堪んねぇ可愛いぜ」
年下の哲朗から可愛いと言われても嫌な気持ちにはならなかった。ケツの中にちんぽ挿れられると感じる。だけど哲郎は格別だ。他の人の時は喘いでも結構我慢している。哲郎だと素直に感じるまま声を出せた。哲郎が激しく掘り込んでくる。突き込みながら乳首に舌が這ってきた。
「あぁぁぁぁあぁあぁぁあっ」
「大悟さんもっと気持ちよくしてやるからな」
哲郎の腰が猛動する。奥の方が擦られた。
「て…哲朗」
半開きになった唇から舌が入ってきた。口の中を舌がくまなく這い回ってくる。ガツンと突き込まれた
「はぁぁ、あぁあぁんぉ奥まで入ってる」
「俺のちんぽ、もっと感じろよ」
突き込まれる毎に声が洩れる。思いもよらない所が擦られた。
「んぁぁぁぁ、やべぇ、そこやべぇんくぅ当たるんぁぁ…んぁぁぁ」
「へへ見つけたぜ。大悟さんが女になる所見付けだぜ」
執拗にそこを突きまくられる。俺の穴はそこを突かれると激しく収縮したのが判った。
「んくぅ…堪んねぇ…凄ぇ締まりだぜ」
グショッグショッグショッ…ジュグッジュグッジュグッ…淫靡な交尾音が鳴り響いた。
「んぁぁんぁ…あぁぁぁぁぁぁ洩れる。出るぅ」
ドビュッ…ッドロッドロッ俺のちんぽから白濁汁が洩れてきた。
「凄ぇちんぽに触ってねぇのに出たぜ」
パンパンパンパン…パパンパン…パンパンパン哲朗の金玉が俺のケツタブを叩いてくる。俺のカラダが仰け反った。俺のちんぽが哲郎に握られる。突き込まれながら激しく扱かれた。
「んぁんぁあぁぁ締まるぅ。射きそうだ」
「いっ射けよ。哲郎」
哲郎の腰が烈動した。
「あぁぁぁぁぁ射く、んぉぉぉんぉぉぉ射くんぁんぁんぁ…射ぐ」
哲郎が俺の中で雄叫びを上げた。哲朗は男汁を奥の方で感じる。その壁に感触が堪らなく切ない感情を呼び起こしてくれた。
「んぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…駄目だぁ射く、んぉぉ射ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁ射くっうぅぅ」
ドビュッドビュッドビュッ…ビュッビュッビュッ…ビュビュッビュビュッビュッ俺は哲郎に扱かれながら白濁汁を噴上げた。カラダを折り曲げ哲朗の唇が寄ってくる。軽く唇を合わせた。
「大悟さん…気持ち良かったぜ」
「ん…俺もだよ。トコロテンしちまったしな」
哲郎が不思議そうな表情を浮かべながら俺を見てきた。
トコロテンって何だ」
「ちんぽに触られなくて射くことだよ。トコロテン作る天突きって器械あるだろ。あれに似てるからみたいだぜ」
「へぇそうなんだ」
俺のちんぽはまだ息衝いている。哲朗のちんぽも俺の中でビクビクさせていた。
「大悟さんのまんこ、名器だよな」
「ま、まんこかよ」
「うん…まんこだ。ちんぽ挿れるところだからな」
「まんこかぁ…」
哲朗がそう言うならそれはそれでいいと思えた。
「なぁ大悟さん…俺のちんぽ大悟さんのまんこもっと感じたがってるんだよ。もう一発イイっすか?」
俺のまんこの中でちんぽをビクビク震わせてくる。俺は応える代りにそれをぎゅぅっと締め付けてやった。哲郎に抱き起される。抱き合う体位になった。唇を合わせる。舌を絡め合いながら俺は脚を哲朗の背中に絡ませた。腰を上下に抽動させる。するとその動きに合せるように腰を突き上げてきた。哲朗の乳首が俺の乳首に触れる。乳首同士で擦りあった。
「蕩けそうなまんこだぜ。堪んねぇ」
2人の腹の間で俺のちんぽが擦られる。堪らない感覚が湧き起こってきた。
「はぅあっうぁぁぁんぁ、ん、ん、いい、気持ちイイ」
「大悟さんしっかり掴まってろよ」
「えっ……」
「いいからしっかり掴まってろ」
俺は哲郎にしがみ付いた。
「うぉぉぉぉぉ」
哲朗の腕が脚の下に入ってくる。俺を抱き抱えるようにしてゆっくりと立ち上がった。
「え、駅弁。凄ぇ。堪らねぇ。んぁぁぁぁぁぁぁ入ってくるぜ」
僅かに俺のカラダが宙に浮いた。降りてくるところを突き上げられる。
「あぁぁぁぁぁぁ突き刺さってくるぅまんこ堪んねぇ。気持ちいい」
「俺の女になれよ」
「女…?嫌だよ。男でいてぇ」
「まんこ突かれて哭いてる時は女だぜ。おら感じろよ。俺のちんぽ感じろよ。気持ちイイんだろ。もっと可愛がってやるからな」
「んくっんぁぁぁハァハァハァんぉぉぉいい…気持ちいい」
突き上げられえる俺の雄まんこ。揺動する俺のカラダ。ちんぽが突き刺さってくる。肉体労働で培った強靭な腰技が俺を狂わせた。
「なれよ。俺の女になれよ」
「う、うん。なるなる。哲朗の女になるよ」
俺は口走っていた。ベッドに戻る。腰の動きが激しくなってきた。俺は自分でちんぽを扱き始める。ヌチャッヌチャッヌチャッ…グショッグショッグショッ…ジュグッジュグッジュグッまんことちんこの粘膜同士が交差した。哲郎は激しく俺を掘り込みながら俺の乳首に指を這わせる。俺のちんぽを扱く速度が上がった。
「んぁぁぁぁぁぁ…んぁぁぁぁぁぁぁ…射く、射ぐ、うぅぅ…射ぐ」
ビュッビュビュッビュッ…ドビュッドビュッドビュッ…ビュッビュッビュッ俺は白濁汁を放出した。
「んくぅ堪んねぇ締め付けだぜ。締まるぅ、俺も射かすぜ。種仕込むからな。俺のガキ孕めよ」
俺の首が縦に振られた。
「んぁぁぁ射くうぅぅ、あぁぁぁぁぁぁぁぁ射く…うぅぅ射ぐ」
生暖かい種汁が俺の膣壁にぶつかってきた。哲郎が覆いかぶさってくる。自然に唇を合わせた。激しい男同士の交尾。気怠さと静寂が2人を包み込んでいる。哲郎のぶ厚い筋肉が心地好く感じた。哲郎のちんぽが引き抜かれる。俺の胸倉に跨ってきた。俺は哲郎のちんぽを咥える。舌を絡めると残り汁を拭い取った。哲郎のちんぽを握る。ウエットティッシュで綺麗にしてやった。俺の隣に横になる哲郎。俺は抱きついていた。
「なぁ大悟さん。俺惚れちまったかもしんねぇ」
「えっ……」
哲朗に目を遣ると真剣な顔つきで俺を見ている。
「さっきのこと覚えてるか」
「えっ……」
「俺の女になれってことだよ。駄目っすか」
「俺、男だぜ。あの時はああ言っちまったけどさ」
「判ってるよ。大悟さんは立派な男だ。それも男らしくて逞しい。女っつうのはまんこ使ってる時だけだよ。なぁ。俺だけのもんになってくれよ。俺大悟さんが誰かに犯られてるって考えただけで狂いそうになるんだよ
。胸痛くなるんだよ。切ねぇんだよ。もう性処理やめろよ」
「えっ…でもな俺にも生活があるからな。今契約更新の話は来てるけど多分性処理付きだと思うしさ」
「俺が面倒みてやるよ。じゃぁ船降りろよ」
「年上の俺がお前に面倒見てもらう訳にはいかねぇよ」
哲朗が俺に好意を持っているって感じたのは勘違いでは無かった。じゃぁ俺は?哲朗から予約が入ると嬉しかった。哲朗の雄汁。マジ呑みたかったのも事実。哲朗に対して寛容になれる。何でもして上げたい。思い起こせばいつも俺を直向きな目で俺を見てくれてた気がする。この4箇月間の色んなシーンが走馬灯のように駆け巡った。
「大悟さんの筑前煮お袋の味なんだ。それにチョコケーキ俺が好きだってぼそっと言った時翌日出してくれただろ。その辺りから俺気になりだしたんだ」
「そうなのか」
「うん、男らしくて優しくて……まんこも口も最高だしさ。後処理も丁寧にしてくれるだろ。今迄の性処理係の奴とは違ったんだよな。女だって滅多なことでしてくれねえぞ」
「そうなんだ」
哲朗の両腕が俺の肩に置かれ唇が寄ってくる。吸い寄せられるように俺は唇を合わせていた。絡み合う舌と舌。濃厚なキスが切ない気持ちを引き起こしてくれる。ドックンドックン…2人の鼓動が共鳴した。
「好きだ。大悟さん…いいよな」
野郎同士の恋愛に戸惑いはある。男らしくそして汚れのない純粋な瞳で見つめられると心が揺れた。
「俺なんかでイイのか」
「大悟さんだからいいんだよ」
「なぁ哲朗…もう1回キスして呉れるか」
荒々しさの中に温もりを感じるキスだった。哲朗の髭が心地よく肌を擽る。柔らかい舌が絡まり合った。背中に回された腕に力が籠る。哲朗の男の血潮を感じた。ふっと唇が離れる。もやもやしていたものがすっきりとした。もう迷わない。俺はやはり哲朗に恋してた。
「うん決めた。なるよお前の女に……俺も哲朗の事好きだからな」
またがっしりと抱きしめられた。
「大悟さん……」
「大悟でいいぜ」
「俺大悟のこと大切にするからな」
「うん」
またキスをする。男臭い哲朗の薫りに包まれながら陶酔しそうになった。
「なぁ哲郎、船長に相談してみるよ。これから行ってくる」
「そうか。俺も付いてくよ」
「いいよ。大丈夫だ。俺のことだからさ」
拳でゴツンと小突かれた。
「何すんだよ」
「お前だけの問題じゃねぇ。俺の問題でもあるんだからな」
「判った。じゃぁ付いてきてくれよ」
俺達はシャワーを浴びると着衣を整えた。
「行くぞ」
哲郎の声が力強く聞こえる。
「うん」
抜き部屋を出た。心がざわついてくる。顔が強張っているのが自分で判った。今船長室の前にいる。コンコンコン……ドアを叩いた。
「吉家です」
「おお入れよ」
「この前の返事にきました」
「契約更新の事だな」
「ハイ…お受けしたいと思ってます。但し性処理の業務は卒業させていただきたいと思ってます」
俺は言い切った。船長が俺を見てくる。そこには何時もの温厚な目は無かった。
「駄目だ。皆がお前の事気に入っている。今までにない最高の性処理係だってな。俺もそう思ってる。契約更新するならば性処理係付きだ」
外で待っていた哲朗が入って来た。
「失礼します」
「何だ。菅か?今吉家と話し合っているんだ。用があるなら後にしてくれ」
「いえ…俺にも関係ある事なんです。俺大悟さん…いや、吉家さんに惚れちまって…好きになってしまって…他の人に犯られてる事考えただけで胸痛くなるんです。んで…んで…思い切って告ったら吉家さんも俺の事好きだって言われて正式に付き合う事にしたんです」
船長の目はキョトンとしている。それもその筈だ。俺は単なる性処理係、それに男だから……
「えっ…男同士だぞ」
「判ってます。でも俺も吉家さんもマジなんすよ」
何時しか俺と哲朗は硬く手を握り合っていた。船長を見ると驚愕の表情を浮かべている。船長が少しきつい目で見てきた。
「駄目だ。吉家の契約更新は性処理付だ。吉家は最高の性処理係なんだぞ。俺が納得してもみんなが納得しねぇ」
俺と哲朗は土下座する。頭を床にくっつけた。
「お願いします」
俺と哲郎の声が重なった。
「顔上げろ。判ったチョッと考えさせてくれ」
俺達は船長室を後にした。
「船長の話っぷりだと俺契約更新、無理そうだよな」
「済まん…俺のせいだな」
哲朗の表情から遣る瀬無さを感じた。
「いや…いいんだ元々4ヶ月のアルバイトの積もりだったし、思った以上に稼げたしな。それに何と言っても掛け替えの無いお前と知り合えたからな」
「そう言って貰えると嬉しいよ」
後先考えないで決めちゃったけどこれでいいと思った。
「大悟、今夜一緒に寝ないか?」
「うん嬉しい。一杯Sexはしたけど一緒に寝るのは初めてだもんな」
「あっ……忘れてた」
哲郎が唖然とした表情を浮かべた。
「今日の抜き代払ってねぇ」
「バカやろ。恋人から貰えねぇよ」
「いいのか」
「いいに決まってるだろ。ほら行くぞ」
空いている抜き部屋のベッドで今眠りに付こうとしている。さっきまで2人が盛り合っていた部屋。その痕跡が男臭い薫りとして残っている。そいつに2頭の猛獣が包まれた。
「哲朗…お休み」
「大悟…お休みなさい」
俺は哲朗に優しく抱かれながら眠りについた。

理想にちんこを挿れてやるとウケは悦ぶ

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[ 2015/10/02 16:28 ] 海の男達 | TB(-) | CM(0)

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