兄貴に揺り起こされる。俺は目覚めた。眠気まなこを擦る。ぼんやりと兄貴の顔が浮かんできた。
「あっ兄貴、おはようございます」
「あぁおはよう
「準備するぞ」
「うん」
俺達は一緒にキッチンに立った。朝飯と弁当の準備を始める。トントントンとまな板を叩く包丁の音が小気味良く耳に響いた。味噌汁の香ばしい香りが鼻腔を擽る。程なくして料理が出来上がった。朝食を済ませる。ソファーに並んで座り、珈琲を啜った。多忙だった俺と兄貴。ゆっくりとした朝を過ごすのは久しぶりだった。穏やかに時間が流れる。時折イチャ付いた。時刻は11時を回っている。兄貴が俺に目を呉れた。
「晃一出かけるか」
「ハーイ」
俺達は家を出た。透き通るような水色の空が広がっている。
12月にしては気温も高い。柔らかな陽射しが俺達を照らしてくれた。向ったのは近くの公園。裸になった木々が立ち並ぶ道をのんびりと散策する。吊橋を渡ると広い芝生が有った。何組かの家族連れやカップルがピクニックしている。俺達も冬枯れした芝生の上にシートを敷いた。弁当を広げる。鮭飯と彩られたおかずが食指を動かした。缶ビールのプルトップをプシュッと開ける。冷たいビールが喉越し良く体内へ流れていった。
「美味ぇな」
「うん」
細やかな幸せを感じる。兄貴とは色んな所に出掛けた。でも今日はひときわ嬉しく感じる。隣で料理をパク付く兄貴。何時もより一層男臭く俺の目に映った。
「ちょっとぶらつくか」
「うん」
小川の畔を歩いた。せせらぎが癒される。少し行くとパンジーに囲まれた男の裸像があった。兄貴と視線が交差する。表情が少し緩んでいた。
「兄貴の方がいいな」
「俺もお前の方が断然いいぜ」
そっと手を繋ぎ直ぐ放した。
「自転車乗ろうぜ」
「うん」
兄貴の声に俺が応える。サイクリングロードを自転車を転がした。風が心地好く撫でてくる。前方に東屋が見えてくる。俺達は自転車を降りると東屋に入った。2組のカップルと1組の家族連れが仲睦まじそうに語り合っている。俺と兄貴は並んで椅子に座りいろんな話で盛り上がった。まったりとした時間が過ぎていく。気付くと広い東屋に俺と兄貴だけになっていた。
「兄貴ぃ」
俺は甘えるように声にする。兄貴は回りを見渡すと軽くキスしてくれた。
「そろそろ帰るか」
「うん、帰ってやろ」
「バカやろ」
コツンとおでこを小突かれる。兄貴の目は笑っていた。この晩飯を摂る。その後激しくまぐわった。俺のカラダも心も兄貴なしではもう生きられない。Sexするとトコロテンする事も多いし兄貴の汁呑むのも大好きになってしまった。今ベランダのベンチに並んで座りビールを飲んでいる。さっきあんなにやったのにまた抱かれたくなった。
「明日からまた仕事だな」
「うん、俺頑張るからな」
「ああ頼むな」
兄貴と視線が交差する。瞳の奥から眩い光が見えた。
「晃一、愛してるぜ」
「兄貴、俺も愛してる。ずっと一緒に居たい」
「俺もだ」
兄貴の唇が寄ってくる。俺から唇を合わせた。舌が唇を割り入ってくる。くまなく俺の口の中を愛撫された。絡み合う舌と舌。切ない気持ちが込み上げてきた。兄貴の背中に腕を回すときつく抱きしめられる。兄貴の薫りに包まれた。永くて濃厚なキス。このまま時間が止まって欲しかった。
「兄貴ぃ」
「ん、何だ」
兄貴の手を取り俺の股間に誘導した。
「ねっ…もう1回やろ」
「ホントに淫乱な奴だな」
「こんなにしたの兄貴なんだぜ。責任とれよ」
俺は頬をぷぅっと膨らました。
「判ったから怒るなよ。おらいくぞ」
「うん」
この後2発ずつ出して眠りに付いた。朝目覚めると兄貴はまだ眠っている。その寝顔は何気に可愛い。髭をそっと撫でた。布団を捲ると前袋が膨らんでいる。兄貴のちんぽを前袋から引っ張り出した。軽く手で握る。グイッグイッグイッと勃ち上がってきた。金玉を握る。ジュルジュル舐め上げた。
「うっ美味ぇ」
俺は小さな声を上げた。兄貴に目を遣る。まだ寝息を立てていた。ちんぽを咥える。顔を上下に動かした。兄貴の我慢汁が口の中に広がる。兄貴のカラダが微かに震えた。俺のちんぽと心が昂揚してくる。俺のちんぽが勃ち上がってきた。前袋に手を入れる。ちんぽを引っ張り出した。俺の顔が上下に抽動する。同時に俺のちんぽを扱き捲くる。ジュルッジュルッジュルッ…クチュックチュックチュッ…ジュボッジュボッジュボッ尺八音と扱く音が二重奏となって奏でられた。金玉の奥でオス汁が射き場を探し、彷徨い始めてる。兄貴の亀頭が微かに膨らんだ。
「ん、んん、ん、あっあぁ」
その途端喉奥に生暖かい汁を感じる。兄貴が目を覚ました。俺の喉がゴクンと鳴る。濃厚なオス汁が喉を通り体内へと流れていった。兄貴と視線が交差する。俺は兄貴のちんぽを口から放した。
「こっ晃一」
俺は瞬く間に上り詰めた。
「あぁぁんぁ射ぐ。んぉぉ射ぐ。あぁぁぁぁぁ射くっ」
ドビュッドビュッドビュッ…ビュビュッビュビュッビュビュッ…ビュッビュッビュッ俺は白濁汁を噴上げた。
「お前朝っぱらから何してんだ」
「朝のフレッシュミルク呑みたかったんだ」
「俺にも呑ませろ」
兄貴が俺のちんぽを咥える。舌が絡んできた。金玉を摩られる。オス汁を搾り取られた。
「たくもう……お前って奴はよぉ」
兄貴の顔が綻んでいた。抱き寄せられる。唇を合わせた。舌が絡んでくる。残り汁が口の中で混ざり合った。
「起きるぞ」
「うん」
一緒にシャワーを浴びる。優しさと逞しさを兼ね備えた兄貴の顔、狂猛なガタイ。やりたくなったけどこれから仕事だから我慢した。俺と兄貴の時が流れ始める。食事を済ませた。着衣を整え、今ソファーに並んで座っている。珈琲を啜った。芳ばしい香りが鼻腔を擽る。穏やかに2人の朝の時間が経過した。
「晃一そろそろ行くぞ」
「ハーイ」
玄関で軽く唇を合わせる。扉を開けた。俺と兄貴の鞄には一緒に作った弁当が入っている。俺達を乗せた車が直営店に向って動き始めた。
年の瀬が押し迫っている。俺達は始めて2人で年を越す。そして輝かしい新年を一緒に迎える。思えば兄貴との出会いは今年の春だった。始めて結ばれたのが初夏。色んな思い出が頭の中を駆け巡る。仕事で悩んでた時兄貴が救ってくれた。ランチタイムにジム、出掛けた数々の場所、偶然出合った六尺ナイト。色んなシーンが蘇ってきた。童貞を捧げる。そして処女を貰った。お揃いの腕時計が2人の時を刻み始めてる。来年はもっと色んな歴史を刻みたい。兄貴には内緒で今度レザークラフト教室に通うことを決めている。兄貴の誕生日に世界にひとつだけのものを贈りたい。季節は冬。ひんやりした風がやけに温かく感じた。
絶倫大魔王
オナビティ (バックス)
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