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明日へ③

 朝目覚めると先輩はまだ寝息を立てている。ホッペに軽くキスをするとベッドを出た。シャワーを浴びる。着衣を整えた。洗っておいた先輩のワイシャツが乾いている。軽くアイロンを掛けた。今キッチンに立っている。トントントン包丁が小気味良くまな板を叩いた。
「おはよう」
先輩が寝ぼけまなこを擦りながら起きてきた。
「あっ先輩おはようございます。シャワー浴びてきてください」
「あぁありがとな」
好きな人のために作る朝飯。何気に嬉しい。テーブルに料理を並べる。焼き魚に目玉焼き、大根とイカの煮付け。先輩が戻ってきた。ご飯と味噌汁を装う。テーブルに置いた。テーブルを挟み向かい合って座る。味噌汁の良い香りが漂ってきた。
「いただきます」
「ありがと……いただきます」
先輩が味噌汁を口には込んでいる。先輩の目が濡れていた。
「先輩……」
「済まん。こんな暖ったけぇ朝飯久しぶりだったからな」
人の家庭には色々事情があるのは判っている。だけどこの程度の朝飯で涙流すほど喜んでくれ先輩を見てると森川家の在り方に疑問を感じた。食事を済ませ珈琲を飲んでいる。笑顔を振りまきながら語る先輩。不憫に感じる。何かして上げたいと思った。俺に今出来る事何が有る。思い巡らした。殆ど使っていないスーツと靴を持ってくる。先輩に差し出した。
「先輩、このスーツと靴使って貰えませんか」
「えっ……」
「安物っすけど……俺今オフィスカジュアルなんで殆どスーツ着ないんすよ」
「そうなのか」
「先輩に使って貰たら嬉しいっす」
「いいのか」
「ハイいっす」
「済まん。恩にきるよ」
先輩が嬉しそうな声を上げる。断られるかと思ったけど切り出して良かった。背格好が同じ位の俺達。大きさも丁度良かった。
スーツG (4)
この日俺達は一緒に出勤する。嫌な通勤ラッシュも気にならなかった。
「智幸……」
「えっ、あっ後でメールする」
「ハイ」
「じゃぁな」
会社に着くとメールが着信している。
”智幸、朝飯最高に美味かった。スーツと靴チョッと情けなかったけど貰えて嬉しかったよ。ワイシャツ洗ってくれてアリガトな。この恩はいつか返させてくれよ。また遊び行っていいかな”
”恩なんて感じなくていっすよ。俺は先輩をまんこで感じたいっす。是非遊びに来て下さい”
俺は返信した。ポカンと空いていた心の空洞。ちょびっと埋まった。俺と先輩の付き合いが復活する。あれから3度俺んちで逢った。だが先輩には家庭が有る。限られた時間を最大限に使った。今リビングで先輩が立っている。俺は先輩の足許に跪いた。スラックスのファスナーを引き下げる。ちんぽと金玉を引き出した。先輩の金玉を軽く握る。ちんぽを咥えた。先輩のちんぽが硬くなってくる。俺は顔を前後に動かした。
「あぁぁあぁ堪んねぇ。気持ちいい」
俺の頭が押えられる。先輩の腰が突動した。喉奥で亀頭を感じる。濃い陰毛が肌を撫でてきた。
「あぁぁやべぇ射きそうだ。口離せよ」
俺は先輩のケツをがっしり抑える。顔を前後に抽動させた。ジュボッジュボッジュボッ…ジュルッジュルッジュルッ淫猥に尺八音が鳴り渡る。先輩の亀頭が微かに膨らんだ。
「あぁぁあぁぁぁ智幸、堪んねぇ。お前の喉まんこ気持ちいい。あぁぁんぁ射ぐ。んぁぁ射く。うぅぅ射ぐっ」
俺の喉壁に先輩の汁がぶつかってきた。ちんぽに舌を絡める。俺は静かにちんぽを口から放した。先輩を見上げる。俺の喉がゴクンと鳴った。濃厚な汁が喉を通る。体内へと流れていった。
「智幸、呑んだのか」
「うん、先輩の汁、美味ぇっす」
「バカヤロ、無理しやがってよぉ。でも嬉しいぜ」
「無理じゃないっすよ。今日は先輩の汁呑もうって決めてたから……」
この日俺は初めて男の汁を呑んだ。今日は呑みたい。先輩の汁をって決めていたんだから……でも先輩の汁はマジ美味かった。俺は立ち上がる。ギュッと抱き締めてくれた。一日の労働を終え、汗ばんだ先輩の薫りに包まれる。堪らなかった。
「済まん。帰るな」
「うん」
玄関迄見送った。軽く唇を合わせる。静かに唇が離れた。
「じゃぁな」
「うんまた……」
ドアが開き、バタンと締まる。先輩が家路に就いた。静寂に包まれる。ちょびっと寂しくなった。日によって性処理だけの時もある。でも俺はそれでも良かった。先輩が俺を必要としてくれてる。だったら俺はそれに応じたいと思った。
 俺は先輩が好き。先輩は俺の事どう思ってるんだろ……頭の中を色んな事が駆け巡る。先輩は男とは出来るけど元々女好きな筈だ。大学時代もそうだったと思う。この前ちょびっと妬いてくれた感じがする。凄ぇ嬉しかった。



猛牛

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[ 2016/02/22 16:32 ] 明日へ | TB(-) | CM(0)

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