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恋の分岐点⑧

 頼嗣さんは毎日のように見舞いに来てくれた。俺は今日退院する。頼嗣さんの目が輝いていた。
「なぁ洸太、マンションリフォームするよ」
「えっ……」
「お前と一緒に住む家だし、もう15年も経ってるからな。プランはお前に任せる。頼んだぞ」
「うん、判った」
街は春を迎える準備をしている。窓からは陽光が射し込んできた。
 退院すると忙しい日々が待っていた。リハビリにリフォームプランの立案。仕事にも復帰した。業者との打ち合わせ、建材メーカーのショールーム訪問。頼嗣さんとあれこれ見ていると夢が膨らんでくる。リフォームプランが完成して工事が始まった。
マンションの間取りは3LDK。2間ある洋室を1部屋の広い寝室にする。大き目の収納を新たに設置。内装、設備は全て一新する。リフォームプランが完成した。
街のあちこちで春は本格的に芽吹いている。俺は リハビリが終わり完治した。そんな或る日俺の両親と頼嗣さんの墓前で結婚報告をする。大安吉日に入籍した。リフォームが終わる。引越しも済ませた。ツインのベッドは処分。寝室にはクイーンサイズのダブルベッドが置かれている。玄関の表札が野口頼嗣 洸太に変わった。
 今日は俺達の結婚式、男と男の結婚式祝福してくれるはずもないのは判ってる。たった2人の結婚式、それを用意してくれた。式場はシティホテルのスイートルーム。静かな歓びが水のように湧き上がってきた。朝起きると太陽が眩しく輝いている。身体を清め真っ新な褌を締め込んだ。紋付き袴に着替える。近所の神社で永久の愛を誓い、プラチナのペンダントを掛けあった。刻印は…True Love… 真実の愛と刻まれている。視線が交差した。
「これからも宜しくな」
「俺の方こそ宜しくっす」
頼嗣さんの言葉に俺が応えた。今新婚旅行替わりの遊園地デートしている。青い空、飛行機雲が浮かんでいた。少年のように心が躍ってくる。アトラクションにいっぱい乗った。隣には大好きな頼嗣さんがいる。刻々と時が過ぎ空が黄昏色に変わった。
夕景 (2)
「頼嗣さん、俺あれに乗りてぇ」
「えっマジかよ」
俺が指差したのは大観覧車。嫌がる頼嗣さんを強引にその列に並ばせ観覧車に乗り込んだ。頼嗣さんは恥ずかしそうに頬を染めている。黄昏色の空が星空に変わった。星空が振り注いでくる。眼下には都会の夜景が広がってきた。
「洸太、綺麗だな」
「うん」
てっぺんが近づいてくる。頼嗣さんの隣に座り手を握った。
「愛してる。頼嗣さん」
「俺も、洸太愛してる」
唇を合わせる。静かに離した。
 ホテルにチェックインする。ルームサービスが届いた。ワイン、チョッと豪華な洋食膳、チーズプレート、フルーツのチーズプレート…それに小っちゃなケーキも用意されていた。
「でも何で4人分なの……」
「まあな。後で判る」
程なくしてドアがノックされる。頼嗣さんが入り口に向った。俺は驚愕する。現れたのは平居監督と若い男。頼嗣さんがにんまりしている。監督が優しい眼差しを送ってきた。
「洸太おめでとう。良かったな」
「洸太さん、頼嗣さんおめでとうございます」
若い男花束を渡してきた。
「あぁ紹介する。浩之だ」
監督の声に浩之が頭を下げる。俺と同い年と言う。髭坊主の職人。監督の彼氏と聞いた。
「お前には言ってなかったけど探して貰ったんだ。そして連絡取ったんだよ」
「吃驚したぜ。電話貰った時はな」
俺は結婚することは監督に伝えている。だが今日の事は言ってなかった。グラスにワインが注がれる。俺達は胸の辺りまで持ち上げた。
「頼嗣さん、洸太おめでとう」
監督の声に俺と頼嗣さんが頭をさげる。俺達の宴が始まった。傍らに有る花瓶には真っ赤な薔薇が生けられている。頼嗣さんのサプライズが凄く嬉しかった。小っちゃいケーキに2人で入刀する。不器用な頼嗣さんが付けたナイフのリボンが曲がってた。監督と浩之が拍手する。今度はクラッカーを鳴らされた。パン…パン小気味良く耳に響く。談笑が始まった。
「頼嗣さん、色々あったみてぇだけど洸太のこと頼のんます」
「ハイ大切にしますよ。平居さん洸太に男同士のこと教えてくれてありがとうございます。そのお蔭で一緒になれたのですから……」
監督の声に頼嗣さんが応えた。時が穏やかに流れる。程なくして監督達は帰っていった。今窓際のソファーに並んで座っている。夜景が目に飛び込んできた。
「洸太、いい人だな。平居さん」
「うん、俺の父さんっすよ。それに兄貴もできた」
「俺の事か」
「うん、兄貴……」
自然に唇が触れ合った。唇が離れる。頼嗣さんに寄り添うようにベッドに向かった。胸がときめいてくる。部屋の照明を落とした。ベッド上の間接照明が優しく照らしてくる。窓から夜光が妖しく射し込んできた。ベッド横に向かい合って立っている。頼嗣さんの顔が近づいてきた。唇が寄ってくる。唇が触れ合った。交差する髭と髭。舌が入ってくる。俺達は舌を絡め合った。背中に回した腕に力を込める。きつく抱き締められた。静かに唇が離れる。視線がぶつかり合った。
「洸太、幸せにしてやるからな」
「うん、俺も頼嗣さんを幸せにする」
俺の褌が解かれる。頼嗣さんの褌も解いた。2本の褌がベッドの上で仲睦ましく絡まり合っている。ベッドに横たわると逞しい頼嗣さんのカラダに組み敷かれてた。頼嗣さんが真っ直ぐに見てくる。何時もの優しい目。でも何げに力が籠っていた。今夜俺は完全に頼嗣さんのものになる。じゃれ付くように抱き合った。毛深い脚が絡まってくる。ドックンドックンとちんぽに血液が集まり出してきた。ギュッと抱き締められる。背中に廻された手が俺の背中や腰を撫で回してきた。俺は頼嗣さんにしがみ付く。股間に熱いものが当たってくる。俺の性腺は激しく刺激されてた。唇が寄せられる。自ずと唇が薄く開いた。唇同士か静かに触れる。ゆっくりと舌が挿いってきた。俺の口の中を味わうかのように舌が這いまわってくる。俺もその舌に舌を絡ませながら頼嗣さんの口の中を堪能した。唇が離れる。永くて濃厚なキッスが終わった。切なくて甘いキッス。これから始まる激しい初夜を予言してるようだった。耳裏に息がフッーと吹き掛けられ、舌が這ってくる。耳の内側を優しく舐め廻された。ゆっくりと首筋から鎖骨と降りてくる。今度は乳輪に舌先が転がってきた。
「ん、んぁぁはぁはぁはぁ、はふっ」
「洸太、今夜は俺達の初夜だからな。一杯哭けよ。感じさせたるからな」
俺はコクコクと頷いた。乳首を舐め上げられもう片方の乳首には指が這ってくる。執拗に何度も責められた。その度毎に俺のカラダは震える。喘ぎを洩らした。頼嗣さんのカラダが下にずれる。ちんぽに舌が這ってきた。金玉から亀頭に向かって這い上がってくる。ジュルッジュルッと淫賄な音が鳴り渡った。
「あぁぁぁあぁいい。気持ちいい。あぅあっあぅぅ、あぁぁあぁぁ」
「洸太凄ぇぜ。汁ドクドク洩れてるぜ。ちんぽこんなにギンギンにしてよぉ」
ちんぽがピンと指で弾かれる。ピュッと汁が飛び跳ねた。頼嗣さんのちんぽは完全に血管が浮き出ている。握り締めるとドクンドクンと激しく鼓動していた。カラダが火照ってくる。昂ぶった感覚が襲ってきた。
「頼嗣さん堪んねぇ。気持ちイイ」
金玉が握られる。ちんぽを上向きにすると一気に根元まで咥えられた。舌がネットリ絡んでくる。ジュポッジュポッとしゃぶり込まれた。頼嗣さんがカラダを反転させる。ちんぽが顔前に差し出された。俺は待ち望んでいたようにそれを咥える。舌を絡ませてた。ジュポッジュポッジュポッ…ジュルッジュルッジュルッと2本のちんぽがしゃぶり込まれる。ケツ穴が摩られた。俺のカラダが微動する。頼嗣さんのちんぽが引き抜かれた。
「くふっもっとしゃぶっていたかったのに……」
俺のケツ穴が激しく摩られる。カラダがガクガク震えた。
「しゃぶるか。それとも挿れられてぇのか。どっちなんだ。俺のちんぽは1本しかねぇぞ」
「挿れて欲しいっす」
「判ったぜ」
両脚を抱え上げられる。俺は自ら膝裏を抑えた。穴口に舌が這ってくる。ジュルジュル舐め上げられた。
「あぁぁあぁ気持ちいい」
ケツ穴がグイッと広げられる。尖らせた舌が入ってきた。ローションを塗り込められる。指が入ってきた。
「凄ぇぜ。いきなり3本呑み込まれた。挿れてやるからな」
俺は頷いた。ちんぽが穴口に宛がわれる。頼嗣さんが腰に力を入れた。
「んぁぁぁあぁぁぁ挿いってくる。頼嗣さんが挿いってくる。堪んねぇ」
「凄ぇぜ。洸太のまんこ絡まってくる。んぁぁ堪んねぇ。もっと絡めろよ」
「あっあっ奥まで入ってきた」
「洸太全部挿いったぜ」
濃密な陰毛に俺のケツタブが擦られて心地良い。腰をガシガシ突き込んできた。鍛えられた強靭な腰がグイグイ俺を掘り込んでくる。ちんぽがまんこの中を疾駆してきた。
「はぅぅぅんはっ、ん、あっあっあぁはぁぁ気持ちいい」
「お前の哭き顔も声も堪んねぇぜ。凄ぇそそられる」
突き込みながら頼嗣さんはカラダを折り曲げる。乳首に吸い付いてきた。
「んくっんくっんくっはぁぁいい。頼嗣さん気持ちいいよぉ」
「はあっ締まるぅ突くたびにまんこが締まってくるぜ。突けば突くほどまんこ絡まってくる。うぉぉぉ、ん、ん、気持いい」
突き込みが深く重たくなってくる。俺の未知の部分を擦られてくた。
「あっあっあぁ、そこやべぇ。凄ぇもっと突いてくれ」
「いくぜ。もっと哭け。俺を感じろ。突いてやるからな」
頼嗣さんの腰が突動した。ちんぽがまい進してくる。奥壁が抉られた。
「あぁぁあぁ駄目だぁ。洩れる。んぁぁ洩れる。洩れるよぉ」
ドビュッドロッドロッドロッ俺のちんぽから白濁汁が洩れてくる。その汁が漆黒の陰毛を白く染めた。
「凄ぇ…洸太トコロテンかよ。堪んねぇぜ。もっと搾り取ってやるからな」
頼嗣さんのちんぽがうねりながら入ってくる。その波がまんこを通し脳天に伝った。
「あぁぁ駄目、やべぇ洩れる。洩れるよぉ」
ドビュッドロッドロッドロッ俺のちんぽから乳白色の男の粘液が洩れる。俺は2回目のトコロテン発射した。
「凄ぇ締め付けだ。堪んねぇ。んくぅ俺も射きそうだ。種仕込むからな。俺のガキ孕めよ」
俺は頷いた。パンパンパン…パンパンパン…パンパンパン俺のカラダが頼嗣さんのカラダで叩かれる。雄膣で頼嗣さんを感じた。
「あぁぁあぁ射ぐ。あぁあぁあぁ射く。んぉぉんぁ射ぐっ」
頼嗣さんが俺の中で雄叫びを上げる。雄膣に生暖かい汁を感じた。
「洸太、凄かったぜ。お前いいまんこになったな」
「う、うん…頼嗣さんに開発されたからな」
「トコロテンしやがってよ。初めて見たぜ。凄ぇ興奮した。最高に気持ち良かったぜ」
俺はまんこをぎゅぅっぎゅぅっ締め付けた。
「何だ。洸太まだ足らんのか?」
「うん足りねぇ」
「こっち来いよ」
ちんぽが引き抜かれる。窓際まで連れてかれた。窓の桟に手を置かされる。後ろからちんぽを埋め込まれた。
「いくぞ」
頼嗣さんが俺のケツを押さえる。激しく突き込み始めた。頼嗣さんのちんぽは縦横無尽に内壁を擦りまくる。ちんぽが疾駆してきた。
「んぁぁあぁ、うぉぉんぉ、んくっ気持ちイイ」
「んくぅ絡まるぜ。まんこ纏わりついてくるぜ。んぉぉんぁ堪んねぇ」
突き込みながら後ろから手を回してくる。乳首をグリグリ弄られた。
「あぅぅんぉぉぉ、あぅあぅあぅ、あぁぁあぁきもぢいい」
「俺もいいぜ。洸太のまんこ堪らんぜ」
ちんぽとまんこの粘膜同士が交差する。ジュグッジュグッジュグッ…グショッグショッグショッ結合部から火照った交尾音が鳴り響いた。窓ガラスにうっすら映る頼嗣さんの顔。獲物を狙う猛獣のようになっている。それを見た途端ゾクゾク感を覚えた。頼嗣さんが腕を回してくる。俺のちんぽを握ると扱き立ててきた。
「あぁぁあぁそんなぁ射っちゃうよぉ」
「射けよ。俺もやべぇぜ」
パンパンパン…パンパンパン…パンパンパン筋肉同士がぶつかり合った。
「あぁぁあぁ射ぐ。んくっんくっんくっ射ぐ。んぁぁんぉ射くっ」
ドビュッドビュッドビュッ…ビュビュッビュビュッビュビュッ…ビュッビュッビュッ俺は白濁汁を撃ち放った。
「俺も射きそうだ。何処に出されてぇ」
「顔にぶっ掛けて欲しいっす」
「判ったぜ」
ちんぽが引き抜かれる。俺は床にへたり込んだ。眼前に差し出される頼嗣さんのちんぽ。赤黒く膨らんでいた。
「射かすぜ」
「うん」
頼嗣さんが自分のちんぽを扱き捲くる。視線を飛ばしてきた。
「あぁぁあぁ射ぐ。んぁぁんぉ射ぐ。あぁぁんぉ射くっ」
ドビュッドビュッドビュッ…ビュビュッビュビュッビュビュッ…ビュッビュッビュッ白濁汁が俺の顔に降りかかってくる。大きな幸せを感じた。俺は頼嗣さんのちんぽを咥える。舌を絡めた。金玉を摩る。汁を絞り取った。視線が交差する。俺はちんぽを口から放した。立ちあがる。頼嗣さんにしがみ付いた。唇が寄ってくる。静かに触れ合うと舌が深く入ってきた。絡み合う舌と舌。背中に回された頼嗣さんの腕に力が籠もる。俺達は暫らくの間舌を絡め合っていた。カラダが蕩けそうになる。静かに唇が離れた。
「洸太…気持ち良かったか」
「うん最高だった」
「頼嗣さんは」
「うん最高だった」
一緒にシャワーを浴びる。褌を締め直した。ベッドに潜る。俺は抱き寄せられた。頼嗣さんの逞しい筋肉に包まれる。何時しか俺は微睡みの中に居た。頼嗣さんのちんぽを握りながら……
俺達の初夜は幕を下した。それは同時に新生活の幕開けとなる。忌まわしい事件だったけど俺と頼嗣さんを結び付けてくれた。苦難を乗り越えた俺と頼嗣兄貴。それによって愛は深くなった。もう俺は涙は流さない。さよならも言わない。俺達の恋の分岐点それはあの事件だった。季節は初夏。野口頼嗣と野口洸太は新たな人生のステージに立った。



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[ 2016/05/08 18:18 ] 恋の分岐点 | TB(-) | CM(0)

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