季節が巡る。男を覚えて3度目の初秋を迎えた。柔和な青空が広がっている。公園の緑が熟して見えた。和家が移転する。和斗は元々街中へ出たいと言う願望が有った。和斗が決めたビルはオフィスビルの地下。俺の務めるショップからも比較的近い。だが火が充分に使えないと言う。炭火で焼いていた焼き鳥は出せないと聞いた。常連の皆が言う。和斗の腕が活かせない。他の物件だがしたらと……だが和斗の思いは強かった。新生”和家”が誕生する。居酒屋だが個室カラオケ屋として……開店したのは街が色付く頃だった。思うような料理を出せない和斗。今までの常連が離れ、自ずと俺の足も遠のいた。元の”和家”の2人の板前は去ったと言う。今”和家”は和斗のバイトで担っている。バイトは下拵えの手伝いくらいしか出来ないと言う。和斗が作り置きした料理をチンして出してるらしい。だがそれでも充分潤ってると言っていた。時々配信されるメールそして電話。和斗の声は凄く明るかった。
”和家”が移転して1年余りが経過する。和斗は今年の初夏から付き合っている彼女がいると言う。その彼女が妊娠した。もう既に同居しているらしい。挙式は今年の秋だ。先方のご両親から食事に招待されてると言う。場所はドレスコードが有るレストランみたいだ。そこに着ていく為のスーツを見たてて欲しいと言う。今度の日曜俺の務めるショップに来店することに成っている。逞しくガタイに男臭い容貌の和斗。凛々しい姿を見せてくれるに違いない。日曜日を迎えた。どんよりした雲が覆っている。昼下がりの午後俺はバックルームに入った。今デスクに着き残務を熟している。電話がなった。
「判った。今行く」
売り場に戻ると3人が待っている。和斗と小母ちゃんそれに20歳代後半に見える女だ。
「小母ちゃん久しぶりですね」
「そうね。会うのは去年、前の”和家”で会った以来よね。今日は宜しくね」
この時俺は小母ちゃんを飲みに誘った。行ったのは静かなBAR。実は俺親にカミングアウトしている。結果は玉砕された。今俺と両親は絶縁している。そんな時小母ちゃんは慰めてくれた。勿論詳しい理由なんていってないけど……
「浩太ちゃん、でも親は親よ。あなたの事愛してるに決まってるでしょ」
小母ちゃんの重たい言葉を投げ掛けてくる。その言葉に俺は動いた。母の日にはカーネーションを贈る。父の日にはバラの花を贈った。勿論小母ちゃんにも贈る。毎年欠かせなかった。和斗の父親は和斗が幼少の頃他界したと言う。女手ひとつで育てられた和斗。小母ちゃんには育ててくれたことに感謝している”和家”が順調になってからは毎月仕送りしていたと言う。和斗からは何でも相談出来る聞いていた。理想の親子のように俺の目には映る。和斗が視線を飛ばしてきた。
「この子が今度結婚する紗希ちゃんだよ」
センスが無く派手なだけの洋服、分厚い化粧、そして鼻をつく香水。スッピンは判らないがそれなりに可愛く見えた。ちょこんとその女の子が頭を下げる。その時迄は良かった。俺は接客を始める。紗希はそのたび毎に駄目出しをしてきた。
「ホントにこの店はろくなもの置いてないのね」
「どのような物が宜しいんでしょうか」
紗希の言葉に俺は応えた。紗希が店内をキョロキョロしている。スタッフが色見本を持ってきた。
「例えばパープルとかそれに……」
パープルは随分昔に流行っていたと聞いたことがある。だがうちでは扱ってないと聞いた。紗希が色見本を見ている。そして指差した。指差したのはバーミオン。少しダークな朱色だった。
「生憎当店では置いておりません。どうしてもとと言うのなら他を当って頂いても宜しいのですか」
「何処行けばあるのよ」
紗希の目が血走っている。鋭い視線を飛ばしてきた。
「生憎存じ上げません」
「紗希いい加減にしなさい」
和斗の母さんが声を上げる。表情は愁いに満ちていた。和斗が済まなそうな表情を浮かべている。その時だった。1人の女性が近づいてくる。時々プレゼント用のネクタイを買いに着てくれる常連の井上美香さんだった。名刺を貰ったことがある。クラブに務めてるみたいだ。2度渋い旦那さんと来たことがある。スーツを買って頂いた。
「あら紗希じゃない。カズちゃん久しぶり」
その女性と和斗の視線が交差する。和斗は会釈していた。
「あんだ良くそんなダサい格好して言えるわね。香水も陳腐な匂いよ。化粧品の100均あたりなんでしょうね。この店はね英国の老舗ブランドの直営店なの。どれもが品があるのが判らないの。まぁあんたじゃ無理でしょうけどね。だから半年で首になるの。一度たともビリから這い出せなかったものね」
「ふん、確かにクラブではずっとビリだった。でも私は勝ち組あんたは負け組。仕事は辞めたけど私は結婚できるんだから……」
井上さんの言葉に紗希が応える。井上さんが意味深な笑みを浮かべていた。
「あんた知らなかったみたいね。私結婚もしてる。彼氏と分譲マンションに一緒に住んでるわ。クラブを辞めないのは、来年彼と一緒に会社立ち上げる資金作りしてるからよ。私はあんたみたいに女の武器使わなくても売上作れるから……まぁせいぜいカズちゃんに嫌われないようにね。じゃぁ」
女性が俺をみてくる。表情が柔和になっていた。
「店長、主人も此処気に入ってるからまた寄らせて貰うわね」
女性は店を後にする。紗希は鋭い視線を女性にぶつけていた。
「和斗、どうするんだ」
「俺は先輩に出して貰った中から選ぶよ」
俺の声に和斗が応える。紗希が鋭い視線を和斗に浴びせていた。
「せいぜいダサくなりなさいね」捨台詞を吐く紗希。ショップを出て行った。和斗が決めたのはダークなグレーのストライプ。それに合わせてシャツ、靴、ネクタイも買った。
「社販扱いにしてやるからな」
「うん、ありがとう」
加工修理伝票をを書いて貰った。
「明後日の3時には裾上げとネーム入れが渡せるけど……」
「もし無理じゃ無ければ店迄届けて貰えないっすか。4時には入ってるんで……」
俺の言葉に和斗が応えた。
「判った。仕方ねぇな。届けてやるぜ」
「ありがとうございます」
和斗の母さんが目をくれた。
「浩太ちゃんホントに色々ありがとね。それに嫌な思いもさせてゴメンね」
「大丈夫っすよ。可愛い後輩の為っすからね」
「ありがとね。そう言って貰えると嬉しいわ」
傍らにいる和斗。ぺこりと頭を下げる。2人はショップを後にした。
和斗の結婚相手紗希。あの性格に言動そして立ち振る舞い。和斗はホントに好きなのか……疑問を感じる。もしかして男の欲望を満たす為に紗希を抱いた。そして新しい命を授かる。父親としての責任を果たす為の結婚ではないかと俺は思った。明後日を迎える。俺は”和家”へと向った。時刻は4時を回っている。久しぶりに”和家”のドアを開けた。
「よぉ」
「あっ先輩済んません」
俺の声に和斗が応える。さっそく商品を渡した。
「試着するか」
「いやいっす」
「そうか。じゃぁ俺帰るな」
俺は振り向くとドアに向った。
「せっ先輩……」
和斗が後から抱き付いてくる。俺のケツタブに股間をゴリゴリ押し付けてきた。はぁはぁはぁ荒い吐息を和斗は俺の耳元に吹き掛けてくる。カラダがゾクッと震えた。
「先輩、したいっす」
俺は振り向くと和斗の両肩に手を置いた。和斗に目を遣る。明らかに昂ぶっていた。
「やってねぇのか」
「妊娠判ってからずっと……1ヶ月くれぇやってねぇ」
和斗が俺の股間を手で覆ってきた。
「なぁいいだろ」
和斗に手を握られた。股間を触らせられる。其処は硬くなっていた。
「判った。これっきりだぞ」
和斗が頷いた。俺の足元に跪く。ベルトが解かれる。スラックスのチャックが引き下げられた。
「凄ぇ先輩
褌っすか」
「あぁ常用してるよ。身が引き締まっていいぜ」
前袋からちんぽと金玉を引っ張り出された。ちんぽが握られる。亀頭が親指の腹でなぞられた。
「凄ぇ、先っぽ前より太くなってる。堪まんねぇ」
亀頭の括れに舌先が転がってくる。今度は亀頭を咥えられた。舌が絡んでくる。和斗の頭が前後に動いた。俺は和斗の頭を抑える。腰をガシガシ突き込んだ。内壁にちんぽが擦られる。俺のちんぽは和斗の喉奥を攻め立てた。ジュルッジュルッジュルッ…ジュボッジュボッジュボッ高揚とした尺八音が店内に鳴り渡る。静かにちんぽを放たれた。
「はぁ美味ぇ。先輩のちんぽ、堪んねぇ」
またちんぽを咥えられる。舌が絡んできた。俺のちんぽをしゃぶりながら和斗は自分のケツ穴を綿パンの上から摩っている。股間はこんもりと膨らんでいた。
「欲しくなってきたのか」
和斗が俺を見上げてくる。首が縦に振られた。
「ローションとかねぇぞ」
ちんぽが放たれた。
「あ、有るっす」
和斗がバッグを開ける。半透明なボトルを取り出すと俺に手渡した。和斗がベルトを手に掛ける。綿パンとボクブリを脱ぐと壁に手を着いた。
「
褌じゃねぇんだな」
「うん、クローゼットの奥に終ってる。そっそれより、はっ早く」
俺は和斗の足元に跪く。ローションを穴口と内壁に塗り込める。指をゆっくりと挿れた。
「あぁぁあぁ、んくぅ」
「気持ちいいのか」
「いっす。堪んねぇ」
指を増やし中を描き撫でる。和斗のカラダが微動した。
「本物欲しいっす」
「判った。今挿れてやるからな」
和斗の声に俺は応える。ちんぽを和斗の穴口に宛がった。腰に力を入れる。俺のちんぽが呑み込まれ始めた。
「あぁぁんぁ堪んねぇ。入ってくる」
俺のちんぽが根元迄呑み込まれた。俺の腰が突動する。ちんぽが和斗の中をまい進した。
「あぁぁんぉきっ気持ちいいよぉ」
突き込みながら俺は腕を回した。ポロシャツの中に手を忍ばせる。和斗の乳首を指で擦った。今度は首筋に舌を這わせる。ジュルジュル舐め上げた。
「あぁぁんくぅ堪んねぇ。あぁぁんぉ」
「俺もいいぜ。おまんこもっと絡めてこいよ」
和斗が頷いた。俺の腰が猛動する。ちんぽが和斗の中を疾駆した。
「あぁぁ凄ぇ。奥まで入ってる。あぁぁんぉ」
俺は腕を回すと和斗のちんぽを軽く握った。其処は熱を帯びてる。男の血潮を感じた。俺は和斗のちんぽを扱きたてる。親指の腹だ亀頭を擦ると我慢汁で濡れていた。
「あぁぁ先輩射っちまう。んぁんぁんぁ、やべぇんぉぉやべぇよぉ」
「いいぞ、射けよ」
グショッグショッグショッ…ヌチャッヌチャッヌチャッ結合部からは卑猥な音が鳴り渡る。俺の亀頭が和斗の奥壁を擦った。
「あぁぁんぁ射ぐ。うぉぉあぁ射ぐ。あぁぁあぁ射くっ」
ドビュッドビュッドビュッ…ビュビュッビュビュッビュビュッ…ビュッビュッビュッ和斗は白濁汁を吹き上げる。その汁が床に飛び散った。
「やっべぇ。おまんこ締まるぜ。んぁぁんぉ」
パンパンパン…パンパンパン…パンパンパン俺のカラダが和斗を叩いた。和斗の内壁が激しく収縮してくる。俺のちんぽが締め付けられた。
「あぁぁんぁ射く。あぁぁうぉ射く。あぁぁあぁんくぅ射ぐっ」
俺は和斗の中で戦慄いた。
「気持ち良かったぜ」
和斗の耳元で囁いた。和斗が首を折り曲げる。至福の表情を浮かべていた。
「俺も凄ぇ良かった」
唇を寄せていく。静かに触れ合うと舌を挿れる。俺達は舌を絡め合った。ちんぽを和斗の内壁に擦り付ける。静かにちんぽを引き抜いた。和斗が俺の足許に跪く。俺のちんぽを咥えた。舌がねっとりと絡んでくる。金玉を優しく擦られた。和斗が立ち上がる。視線が交差した。
「和斗、これっきりだぜ。俺悪いが紗希を好きにはなれん。なんでお前があいつを選んだのかは知れないがもう決まったことだ。大切にしてやれよ」
「うん、判ってる」
俺達は着衣を整えた。
「じゃぁな」
「うん」
俺の声に和斗が応える。俺は”和家”を後にした。
絶倫の鬼
涙の雫 (S)
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[ 2016/07/18 18:55 ]
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