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覚醒①

 俺は浩太身長172㌢で34歳の髭坊主。ラグビーで鍛えたカラダはごついと言われる。仕事は英国ブランドのメンズショップの店長。日々仲間達と切磋琢磨しながら仕事に励んでいる。男を知ったのは5年前、梅雨入り前の暑い日のことだった。仕事が終わる。電車に乗り込んだ。最寄り駅のホームに電車が入る。改札を出ると俺はタクシーに乗っていた。向ったのは焼き鳥・和家(かずや)。”和家”は住宅地にある店舗だ。立地が良いとは言えない。だが何時も多くのお客様で賑わっている。営んでるの高校の時のラグビー部の後輩で髭坊主の和斗だ。料理の腕前は凄いし、センスもある。焼き鳥だけでなく全ての料理が絶品だ。多くの人達がその料理を堪能しに来ている。駅からは結構遠い。皆タクシーを使ってまで来る。俺もそのひとりだ。ラグビー部に入部してきた時の和斗。ちっちゃくて可愛かったのを覚えている。一度みんなで俺んちに遊びに来たことが有った。そんな和斗も3年間で10㌢身長が伸び、168㌢になったと言う。だがガタイはラガーとしては恵まれてはいない。それでも俺と同じく、スクラムハーフとしてレギュラーを取った。高校を卒業して俺は大学に進学する。和斗は料理学校に進んだと聞いた。6年前ラグビー部のOB会で再会する。その時意外に近くで店を営んでる事を知った。開店したのは1年前、この当りは修行していた和食店の常連も多いらしい。立地は悪いと思ったが開店したと聞いた。住まいは店の近くで1人暮らししていると言う。女を連れ込みやすいからだと言っていた。”和家”の中に入る。和斗と視線が交差した。
「あっ先輩いらっしゃい」
「相変わらず繁盛してるみたいだな」
知ってる顔もちらほら見えた。
「あっ浩太ちゃん来たんだ」
「小母ちゃん、この前はホントにありがとうございます」
声を掛けてきたのは和斗のお袋さん。実はこの前の俺の休みの日にランチに招いてくれた。和斗とは駅で待ち合わせる。一緒に電車に乗り込んだ。電車が動き始める。俺は和斗に目を遣った。
「結構実家に帰るのか」
「いや、そんなには帰らないっすよ。お袋の方が店に良く来てくれるからね」
俺の言葉に和斗が応える。視線をぶつけてきた。
「お袋、先輩の事凄ぇ気に入ってるみたいなんだ。だからだと思うよ」
”和家”で会い、他の飲み屋に誘われた事もある。俺は色んな事を語った。実の親の様に慕っている。心を開けた。和斗の料理は絶品。たが小母ちゃんの料理は優しい味がした。小母ちゃんが俺の隣に座る。芸人、スポーツ界、日々の出来事。話が盛り上がる。結局小母ちゃんは11時頃帰っていった。
 翌日休みの俺。良く食い良く飲んだ。焼酎のボトルが1本空き2本目が半分位迄になったのは覚えている。だがそれ以降の記憶は無かった。股間に違和感を覚える。うっすらと目を開けた。和斗が俺のちんぽをしゃぶっている。回りを見渡すと知らない部屋だ。俺は酔いつぶれたらしい。ここは多分だけど和斗の部屋。思考回路が混乱する。和斗がゲイ。いや違う。彼女が居るはずだ。快感が襲ってくる。俺は目を瞑った。どうする俺。このまま快感に包まれるのか、それとも……
ちんぽが放たれた。俺は薄目を開ける。和斗が着ているものをバサバサ脱いだ。俺は驚愕する。和斗がを締めていた。
褌 (7)
和斗がを解く。露呈された和斗のガタイは逞しかった。太い腕と首。肩と胸の筋肉は盛り上がっている。真ん中にぶら下がる男の証は既に勃ち上がっていた。腹に付く位勃起している。俺は目を閉ざし眠った振りをした。俺のちんぽにヌルヌルしたものが塗られる。ちんぽが捕まれた。ちんぽが何かに覆われる。俺は薄目を開けた。和斗が俺の上に跨っている。俺のちんぽをケツで呑み込もうとしていた。男同士のSex。ケツを使うのは知っている。また目を瞑ると快感に身を任せていた。
「あぁぁ堪んねぇ。先輩のちんぽいい」
和斗がちっちゃい声を上げる。和斗の内壁がちんぽを締め付けてきた。何時しか俺の腰が突き上げてる。和斗の中をちんぽがまい進した。
「先輩、起きてるんだろ」
俺は静かに目を開ける。視線がぶつかった。
「和斗、お前女好きじゃなかったのか」
「俺は両方いけるんだ。男だったら先輩みたいにゴツい屋郎がタイプなんだよ。先輩嫌なら止めるけど……」
「バカやろ。今更止めれねぇだろ」
「そうだよな。気持ち良くしてやるからな」
和斗のカラダが上下に抽動する。俺は腰を突き上げた。和斗がカラダを折り曲げる。顔が近づいてきた。唇を寄せてくる。俺は顔を背けた。両頬を押さえ付けられる。唇が奪われた。舌をねじ込まれる。舌が俺の口の中を満遍なく這ってきた。俺は抱き起こされる。向かい合う体位になった。
「先輩凄ぇ気持ちいっす。先輩は……」
「俺もいいぜ。凄ぇ締まってくる」
和斗の声に俺は応える。マジ気持ち良かった。
「俺のまんこで感じさせてやるからな」
「まんこかよ」
「ああそっすよ。男のまんこっす」
和斗が仰向けになる。俺は和斗の上になった。俺の腰が突動する。ちんぽが和斗の中を疾駆した。
「あぁぁ気持ちいい。あぁぁんぁ」
和斗が俺の手を取る。乳首に誘導された。俺は和斗の乳首を擦る。瞬く間に勃起してきた。
「凄ぇ乳首勃ってるぜ」
「あぁぁんぁ感じる。うぁぁんぁ」
俺の腰の動きに拍車が掛かった。突き込みが深く重たくする。その時和斗に異変が起きた。
「んぁぁんぉやべぇ。そこやべぇ」
俺の腰が猛動する。ちんぽで和斗の奥壁抉った。
「あぁぁ洩れる。出るぅ。んぁぁ洩れる」
ドビュッドロッドロッドロッ和斗のちんぽから白濁汁が洩れてきた。
「すっ凄ぇ」
俺は驚愕した。
「トコロテンしちまった」
和斗がポツリと声にする。虚ろな表情を浮かべていた。
「トコロテンって何だ」
「ちんぽに触らないで、おまんこ突かれるだけで射くことっすよ。このちんぽのせいっすよ」
俺のちんぽを和斗がぎゅうっと締め付けてきた。
「まだまだっすっからね」
和斗が声を上げる。瞳の奥から卑猥な光が見えた。和斗が俺のちんぽ目掛けて腰を振ってくる。俺の腰がガシガシ動いた。
「あぁぁんぁいい。あぁぁんぁいい。先輩感じるぅ」
萎えない和斗のちんぽ。完全に勃ち上がっている。先っぽからは残り汁が垂れていた。
「もっと激しく突いてくれよ」
「判ったぜ」
俺の腰が烈動する。ちんぽが和斗の中を爆進した。
「あぁぁんぁいい。んくぅ気持ちイイ」
和斗が自分のちんぽを扱いている。クチュクチュ卑猥な音が耳に響いた。ちんぽとまんこの粘膜同士が激しく交差する。ジュグッジュグッジュグッ…ヌチャッヌチャッヌチャッ結合部からは火照った音が奏でられた。
「あぁぁやべぇ。射っちまう」
「いいぞ。射けよ。和斗ぉ」
和斗がコクコク頷いた。
「あぁぁんぁ射ぐ。あぁぁあぁ射く。うぉぉうぁ射く」
ドビュッドビュッドビュッ…ビュビュッビュビュッビュビュッ…ビュッビュッビュッ和斗は大量の白濁汁を吹き上げる。その途端内壁が激しく収縮してきた。
「あっやべぇ。そんなに締め付けるな」
パンパンパン…パンパンパン…パンパンパン俺は和斗を激しく叩いた。
「あぁぁあぁ射く。んぁぁんぉ射く。あぁぁうぉ射くっ」
俺は和斗の中で雄叫びを上げた。和斗の内壁にちんぽを擦り付ける。静かにちんぽを引き抜いた。和斗の傍らに横になる。和斗が真っ直ぐに見てきた。
「先輩、キスしていっすか」
「今更なんだ。もうしてるだろ」
和斗の唇が寄ってくる。静かに触れ合うとそっと離れた。和斗のカラダが下にずれる。俺のちんぽが咥えられた。舌が執拗に絡んでくる。そっとちんぽが解き放たれた。
「美味ぇっす。先輩の汁」
和斗が自分のちんぽから汁を指で拭っている。俺の口許に差し出してきた。
「俺の汁っす。舐めてみてくださいよ」
俺は躊躇する。だが口を薄く開いていた。和斗の指が口にこじ入れられる。舌で指を拭っていた。指が引き抜かれる。和斗が俺に視線を飛ばしてきた。
「どうすか俺の汁」
「判んねぇよ」
「そうっすよね。初めてですもんね」
和斗が抱き付いてくる。毛深い脚同士が交差した。
「気持ち良かったすか。俺は最高でした」
「ああ気持ち良かったぜ」
カーテンの隙間から朝の陽光が差し込んでいる。俺達は暫らくの間抱き合っていた。荒かった鼓動をが穏やかになっている。俺達は其々シャワーを浴びた。改めて見る和斗の家。1LDKのマンションみたいだ。広めのリビングにはダイニングテーブル、ソファーにローテーブル。そして大型のテレビが置かれている。背丈がある観葉植物の緑が爽やかに目に映った。俺はソファーに座っている。淹れてくれた珈琲を啜りながらテレビを見ていた。流れる映像も音声も入ってこない。複雑な思いに包まれた。
「朝飯出来たっすよ」
「おお済まんな」
テーブルには豪華な料理が並んでいる。俺達は向かい合って座った。
「頂きます」
「どうぞ召し上がってください」
味噌汁をひと口飲んだ。絶妙な味が口に広がる。今度豚のブロックと大根の煮物を口にに運んだ。口の中で肉が蕩けそうななる。魚の焼き加減、サラダのドレッシング。どれもが絶品だった。
「さすが和斗、美味ぇぜ」
「そっすか。嬉しいっす」
俺の声に和斗が応える。満面に笑みを浮かべていた。
「なぁ何で俺に手出したんだ」
「OB回で会って、うちの常連になってくれて先輩見ているうちに何時かこうなりたいって思ってた。先輩酔いつぶれてるし、もうばれても仕方ないってさ……俺もムラムラしてたしさ」
「彼女いるだろ」
「チョッと前に別れた。溜まってたんだよ、俺」
和斗がポツリと声にする。表情が微かに曇った。
「先輩後悔してるのか」
「後悔はしてねぇよ」
「じゃぁまた遣ってくれる」
「ああ考えとくよ」
穏やかな朝の時間がゆっくりと過ぎる。俺は10時過ぎに和斗んちを後にした。男とのSexそしてキス。汁も舐めた。嫌悪感は無い。俺の中で新たな性向が開眼した。街は夏を迎える準備をしている。射してくる鬱陶しい光が爽やかに感じた。
 和斗と交尾して半年ほど経過する。その間何度も交わった。和斗に新しい彼女が出来る。自ずと俺達の関係は無くなった。男とのまぐわいを覚えた俺。ハッテン場にネット俺は色んな年下の男達と交わった。今でも俺は”和家”の常連。気まずい思いは皆無だ。和斗は基本女好きだと思っている。俺は感情移入してなかった。和斗に恋心は抱かない。あくまでも可愛い後輩で凄腕の料理職人。そして性処理パートナーだ。心から和斗に幸せになって欲しいと思っている。そんな俺は女に興味を抱かなくなっていた。

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[ 2016/07/18 19:01 ] 覚醒 | TB(-) | CM(0)

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