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燃え上がる心④

 翌日いつものようにサト兄ぃと一緒に出勤した。晩春の青空が広がっている。飛行機雲が浮かんでいた。
飛行機雲
「博美、みんなに紅茶淹れてくれ。嘉和からの差し入れだ」
「ハイ、判りました」
其々の前に昨日作ったレモンワッフルと紅茶が置かれる。食べながらみんなの顔が綻んでいた。其々が動き始める。珍しくサト兄ぃが一番に出掛けた。時は夕刻、俺はテーブルを挟み北嶋マネージャーと向かい合って座っている。北嶋マネージャーが俺を真っ直ぐに見てきた。
「ま、マネージャーおっ俺……」
「判ってる。もう止めようって言うんだろ」
「えっなんで……」
視線が交差する。マネージャーの目がマジになっていた。
「左手出してみろよ」
マネージャーの声に俺は左手を差し出した。
「理由はこれだぜ。お前所長の彼氏で一緒に棲んでるんだってな。所長俺の前で土下座したんだぜ。自分が悪かったってさ。営業は売り上げが全てって教え過ぎたってな」
サト兄ぃが謝罪したと言う。悪いのは俺なのに……
「良い所長だし、彼氏だな。大切にしてやれよ。それにこんな結末になったけど取引はこれからも続けさせて貰うぜ。これ発注してくれ」
「判りました」
北嶋マネージャーの声に俺は応える。注文書を書くとそっとテーブルの上に置いた。
「最後にキスさせてくれ」
「ハイ、判りました」
俺達は立ち上がった。北嶋マネージャーが寄ってくる。肩に手を置かれた。唇が寄ってくる。静かに触れ合うと舌が入ってきた。俺の口の中をくまなく這ってくる。俺は舌を絡め返した。背中に回された腕に力が入る。程なくして唇が離れた。
「今までありがとな。これ受け取ってくれ。ペアウオッチだ」
「ありがとうごさいます」
マネージャーの言葉に俺は応えた。小さな紙袋を渡される。俺は深々と頭を下げた。俺はフィットネスジムPOIを後にする。晩春の夜風が心地好く肌を撫でてきた。この日の晩、紙袋を開ける。中には2つの紙包みが入っていた。箱の中からシンプルなシルバーの時計が姿を見せる。裏面にはなにやら文字が刻まれてた。
”Collegarsi S&Y”
「どんな意味なの」
「繋ぐって意味だぜ。それに俺達のイニシャルだろうな」
俺の声にサト兄ぃが応える。俺達うあ腕時計を嵌めあった。サト兄ぃ宛のメッセージが添えてある。サト兄ぃが目を通した。
”所長の大切な者を奪おうとしていた。済みませんでした。これからも末永く西矢君を守って上げて下さい”季節が夏を迎える。穏やかな時が流れていた。夏の商戦も良い結果のまま終わる。俺はトップに拘らなくなっていた。頑張れば何れ数字は付いてくる。現に先々月は一郎に先月は遼次にトップの座を奪われた。悔しくないと言ったら嘘になる。だがもっと頑張ろうと力が湧いてきた。定時を迎える。博美姉ぇが帰宅した。残業している男4人。カタカタとキーボードの音が耳に響いてくる。夜7時を回り、遼次と一郎が帰宅した。
「嘉和、まだ掛かりそうなのか」
「もう終わりっす。ちょっと確認して貰っていいっすか」
「あぁ判った」
サト兄ぃが俺の後からパソコンを覗き込んでいる。熟した男の薫りが漂ってきた。
「あぁ良いみたいだぜ」
「ありがとうございます」
サト兄ぃの声に俺は応える。ファイルを保存、パソコンをシャットダウンした。俺の手が後に伸びる。サト兄ぃの股間を握った。
「帰れば出来るだろ」
「今したいっす」
サト兄ぃの声に俺は応えた。引き出しを開け、ローションを手に取る。俺達はミーティングルームに入った。今向かい合って立っている。サト兄ぃがワイシャツ越しに乳首を摩ってきた。唇が寄ってくる。髭同士が交差した。唇が触れ合うと舌が入ってくる。俺達は舌を絡め合った。唇が離れる。俺達は着ているものをバサバサ脱いだ。晒された2人のガタイ。真ん中の男の証がグイッグイッグイッと勃ち上がってくる。俺はミーティングテーブルの上に寝かされた。両脚を抱え上げられる。穴口に舌が這ってきた。ジュルジュル舐め上げられる。それだけで奥の方が熱くなってきた。
「脚抱えてくれ」
「うん」
サト兄ぃの声に俺は応える。自分の脚を抱え上げた。穴の回りと内壁にローションを塗り込められる。指がゆっくりと入ってきた。中を掻き撫でられる。俺のカラダが微動した。サト兄ぃの指が前後に動いている。俺の感じる壁を擦られた。
「あぁぁあぁ、んぁぁんぉ」
俺の口から喘ぎが洩れる。激しく中を掻き撫でられた。穴口にちんぽが宛がわれる。サト兄ぃの腰に力が籠もった。ズボズボ入ってくる。俺は根元迄呑み込んだ。サト兄ぃの腰が突動する。ちんぽが俺の中をまい進してきた。右の乳首が指腹で摩られる。左の乳首に舌が這ってきた。ジュルジュル舐め上げられる。今度は首筋に舌が這ってきた。ドアが開く音がする。遼次と一郎の笑い声が聞えてきた。どうする俺。喘ぎ声が洩れそうになる。俺は唇を噛み締めた。もしかしたら痴態を見られる。だがそれでも良い。逆に見られたいのかも知れないと思った。芽吹き始めた更なる俺の淫乱。頭の中を色んな葛藤が過ぎった。

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[ 2016/10/10 15:32 ] 燃え上がる心 | TB(-) | CM(0)

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