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ひかり③

 そんな或る日、俺はゴミ箱の中から妊娠検査薬のパッケージを見つけた。時刻は11時を回ってる。麗華が帰ってきた。
「お前これなんだ」
「友達のよ」
俺の言葉に麗華が応える。自室へと入って行った。
 今一戦を交じ終え史哉んちのベッドで抱き合っている。俺は史哉に相談した。
「先輩、別れちゃいなよ。どうせ家庭内離婚状態なんだからさ。俺が証拠見つけてやるよ」
「そうだな。不貞してるんだからな。俺もだけどさ」
麗華との別離。史哉とこんな関係に成らなかったら考えなかったと思う。今の俺には史哉が居る。史哉との生活をもっと充実させたいと俺は思った。2週間程経過する。朝出勤すると史哉が駆け寄ってきた。
「証拠ばっちり撮ったぜ」
「えっ本当かよ」
「うん、昼休みに見せるからさ。チョッとビックリだぜ」
俺達は仕事を開始する。何となく心が弾んだ。昼を告げるチャイムが鳴る。俺達はいそいそと定食屋に向った。中に入る。リーマン、職人達で賑わっていた。テーブルを挟み向かい合って座る。俺はとんかつ定食、史哉は焼肉定食を頼んだ。飯を食い終わる。史哉が写真を差し出してきた。
「凄ぇ、1人の男じゃねぇんだな」
「うん、ここに写ってるだけで4人の男が居るんだ」
俺の言葉に史哉が応える。俺達は驚愕の表情を浮かべた。
「これなら別れても社長は文句言わねぇぞ。でもお前凄ぇな」
「へへ俺の子飼い使っただけっすよ。自衛隊の部下で何でも言うこと聞くんだ。後は先輩頑張れよ」
「うん、頑張るな」
早速俺は麗華にメールする。今晩話があると……仕事が終わる。俺は家路を急いだ。今リビングのソファーに座っている。再度証拠写真に目を通した。もう既に冷え切ってる俺と麗華。何とも思わなかった。別れられればそれで良い。ドアが開く音がする。麗華帰ってきた。
「何話って……」
俺は写真を差し出した。麗華は神妙な態度をしている。俺に視線を飛ばしてきた。
「ばれちゃったみたいね」
「ああそうだな」
麗華の声に俺は応える。麗華が少し寂しそうな表情を浮かべた。
「別れようね。やっぱり無理だった。父さんには私から話すからね」
麗華が俺に目を呉れる。淡々と語り始めた。麗華は1人の男では満足出来ないと言う。有能な職人の俺。社長は俺を確保して置きたかったと聞いた。もう直ぐ老舗の革工場がオープンする。1年2箇月前から決まっていた事だ。俺が転職するのではと危惧を感じてたらしい。その為麗華と結婚させたと言う。だが麗華から見て俺はタイプ外。確かに写真を見るとゴツい男は居なかった。渋々結婚を受け入れた麗華。だから籍も入れなかったと言う。麗華も被害者の1人だと俺は思った。
「でもね。勇吾とのSexは凄く良かった。女の扱いが下手だとは思ったけど、それが新鮮だったのかも知れないね」
麗華が俺に視線をぶつけてきた。結婚当初の表情に戻っている。鋭さが消えていた。
「ゴメンね。ハラスメントしちゃってさ」
「そんな事ねぇぞ。それに俺も今付き合ってる奴居るからさ。お互い様だよな」
麗華の言葉に俺は応える。麗華は驚きの表情を浮かべていた。
「そう良かったね。でも悪いのは私だから、だって勇吾とのSexを拒否して他の男と遣ってたんだからね。ひとつお願いが有るんだけど……」
「何だ」
「杉田製作所は従業員を大切にしないのは判ってる。それも併せて変えるように父さんに言うから、辞める事はしないで欲しい」
「判った。それは考えとくよ」
麗華と別れる。それは俺を杉田製作所に居づらくすると思っていた。秋にオープンする老舗の革工場。条件も良いのは知っている。今迄培った俺の技術を其処で活かしたいと思っていた。新たな一歩を踏み出したい。文也も誘ってだ。3日程経過する。俺は事務所に呼ばれた。中に入るとミーティングテーブルに社長と麗華が向かい合って座っている。俺は麗華の隣に掛けた。
「麗華、それに京極済まなかった」
社長が突然土下座する。頭を床に擦り付けていた。
「社長、頭を上げて下さい」
社長と視線が交差した。とても寂しそうな目をしている。社長が椅子に座り直した。俺と麗華を真っ直ぐに見てくる。表情がマジに見えた。
「俺は従業員を甘く見ていた。給料を7%上げる。ボーナスも奮発したい。お前達の離婚も認める。それにお前達の慰謝料としてこれを受け取って貰いたい。俺が所持している株券を3等分にした」
俺と麗華の前に株券が出された。
「京極、これで勘弁して欲しい。会社を辞めないでくれ」
「社長、判りました。元々俺を此処まで育ててくれた会社っすからね」
社長の声に俺は応える。社長の顔付きから安堵が伺えた。
「社長、株券は有りがたく頂きます。これから今まで以上に頑張りますね」
「あぁ頼むな」
麗華との別れが成立する。そして社員達の待遇も良くなった。俺は事務所を出る。仕事へと戻った。
「先輩、良いこと有った見たいっすね」
「ああお前のお蔭だな。何かお礼しないとな」
史哉の言葉に俺は応える。史哉の瞳の奥から妖しい光が見えた。
「先輩の処女欲しいっす」
「えっ……」
史哉の言葉に俺は驚愕の声を上げる。史哉が真っ直ぐに見てきた。
「優しくしてやるからさ」
「う、うん」
俺は頷いていた。仕事が終わる。俺と史哉は一緒に会社を後にした。街燈が妖しく光っている。
夜 (10)
向ったのは良く行く居酒屋。暖簾を潜る。中はグループ客、カップルで賑わっていた。俺達はテーブルを挟み向かい合って座る。ジョッキビールが運ばれてきた。
「先輩の処女喪失の前祝っす。乾杯」
ジョッキがガチンと触れ合った。
「お前ウケかと思ってたぜ」
「今はそうっすけど、最初はタチっす」
史哉は自衛隊で部下達を犯し捲くってたと言う。その内の数名が子飼いになったらしい。その後上官に犯されたと言う。今は挿れられる方が良いと聞いた。今夜俺はこいつに嵌められる。俺には挿れてみたいと言う。俺がこいつに助けられたのは事実だ。数回こいつを抱いた。だが嵌めて腰を突く。それだけだった。こいつを目いっぱい喜ばせてやりたい。俺はこの時覚悟を決めた。
「行くぞ」
「うん」
俺の声に史哉が応える。俺達は居酒屋を後にした。満天の星空が降り注いでくる。俺達は駅裏へと向った。

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[ 2016/10/30 21:05 ] ひかり | TB(-) | CM(0)

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