2ntブログ















三人組①

 俺向井祐航、そして宗像光治と荒井一朗、俺達は薄給の派遣社員。レセプトコンピューターと医療ソフトを扱う会社の営業第一課で働いている。俺と光治は企画営業、一朗はバックヤード。一朗は持病がある。それは過眠症だと聞いた。夜睡眠を充分取っているにも係らず強い睡魔が襲ってくるらしい。会社の方でもそのことは充分理解したうえで採用したと聞いた。それだけ一朗の持っている才能は秀悦している。確実な知識を基に作成するプレゼンや他の資料、時折している電話営業。そのどれもが抜きんでている。お陰様で俺達が所属する営業一課は3つある営業課の中で好成績を残していた。俺達の出会いは5年前の六尺ナイト。俺と光治が31歳、一朗が33歳の時だった。ガタイは3人とも狂猛だ。身長165㌢体重65㌔の俺。光治も大体同じ位だと思う。一朗は僅かに低い。だが空手で鍛えた筋肉で纏われている。前袋の触り合い。特に一朗のは凄い。勃っていなくても俺の手の中でどっしりと存在感を主張していた。盛り上がるエロ話。気が合い楽しく酒を飲んだ。連絡先を交換。それ以降良く3人でつるんいる。性向は勿論ゲイ。だがひとつ違うことが有る。それは一郎はドSと言うことだ。背中には般若の刺青を背負っている。獲物を調教し、いっちょ前のドMに仕立てるのが好きらしい。その後付き合うことは無いと言う。だが見捨てる訳では無い。お見合いさせてSMカップルを成立させると言う。それなりのネットワークを持ってると聞いた。一年余り前、不況の煽りで離職してしまった俺と光治。路頭に迷っていた。35歳になると中々再就職は難しい。厳しい現実を突き付けられた。そんな時一朗が派遣されてる会社で企画営業を募集していると一郎が言う。俺と光治は動いた。派遣登録そして面接。一朗は会社から高く評価されてる。その一朗の紹介と言うことも有り、俺と光治はすんなりと採用された。季節は秋を迎えている。街が色づき始めてた頃だった。
秋 (3)
「頑張ろうぜ」
一朗が俺と光治に向かって明るい声を上げた。
「うん」
俺と光治の声が弾んだ。
「飲み行くか」
俺の提案でこの日は飲みに行き盛り上がった。こうして俺達は同じ会社の同じ課で働くようになり今営業一課三人組と呼ばれている。医療事務の資格が有り知識も豊富な俺と光治。それが役に立ち、業績も上がった。お蔭様でこの半年間一位をキープしている。この前報奨金も頂いた。昨日事件が起こる。それは俺と光治が営業から戻ってきた時だった。一朗が持病が出て鼾をかいてデスクで眠っている。営業二課の飛田主任が怒鳴り込んできた。
「うるせえんだよ。仕事に集注できねぇだろ」
飛田主任が声を張り上げる。一朗のカラダを大きく揺さぶった。
「あっあっ済みません」
一朗がすまなそうな声を上げる。飛田が光治の胸倉を掴んだ。
「おめえ等も何で注意しねぇんだ。聞こえてるだろ」
俺と光治に向かって怒鳴りつける。轟く声。視線が集まった。一朗の持病の事は会社も了解している筈。飛田主任も判ってる事だ。だったら何で……俺の右手がグーを握っている。立ち上がろうとした時光治が抑えてくれた。机を蹴飛ばし踵を返すように飛田主任は営業一課を出る。一瞬凍てつくような空気が流れた。時が僅かに流れる。そんな或る日一郎が鼾を掻き始めた。俺と光治の視線が交差する。俺達は目配せした。
「課長、ちょっといっすか」
「なんだ」
俺の言葉に課長が応える。あの事件の日課長は出張だった。
「課長、実は……」
俺はあの時の経緯を話した。3人で営業一課の執務室を出てみる。微かに聞こえる一郎の鼾。だがそんなに不快なものでは無かった。
「課長、締めますよ。飛田を……」
「好きにしろ。手荒なことはするなよ。俺は聞かなかったことにするからな」
俺の言葉に課長が応えた。目が笑っている。課長も飛田の事を快くは思っていないのを俺は知っていた。それに俺達3人組は会社への貢献度は高い。そんな俺達を課長は抑えようとはしなかった。飛田が主任になったのは2年前だと一郎は言う。飛田26歳の時と聞いた。それまで営業二課でバックヤード業務しかしていなかった飛田。いきなり抜擢されたと言う。それには黒い噂もあった。
「お前らが入社して直ぐセクハラ、パワハラを理由に解雇された西川と言う女の課長居たよな」
一朗がぽつりと声にした。
「うんうん居た。目付きが鋭い中年女だろ」
俺が頷きながら言った。
「飛田主任はあいつに童貞奪われたらしいぜ。それで主任にしてもらったという噂だ」
「あっ俺キスしてるところ見たことあるぜ」
一郎の言葉に光治が応える。瞳の奥から鋭い光が見えた。
主任になるとバックヤード業務だけでは済まない。営業も必須。性格も暗く営業センスが有るとは思えない飛田主任には荷が重かったようだ。現に営業二課の業績はここ2年間低迷している。自分の行った行為を正当だと社内あちこちで吹いているという噂話を俺達は耳にした。沸々と込み上げてくるものがある。飛田の理不尽な行動に憤りを感じた。

巨根力 男性用クリーム

巨根力 男性用クリーム


クロデンマ3

クロデンマ3


潮吹き坊主 2

潮吹き坊主 2


Gweblog - ゲイウェブログ -
エログ-(エログランキング)SGLRにほんブログ村 大人の生活ブログ 恋愛小説(愛欲)へ
にほんブログ村
[ 2016/11/10 19:08 ] 三人組 | TB(-) | CM(0)

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する