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糸⑤

 季節が流れる。晩夏を迎えた。日増しに翔磨の存在が大きくなる。翔磨も同じだと言っていた。今度翔磨がカミングアウトすると言う。俺は過去に苦い経験がある。俺は猛反対した。揺るがない翔磨の決意。結局俺は同行することにした。そんなある日曜日。俺は着慣れないスーツを着込んだ。
スーツ(5)
夏の終わりの暑さに包まれる。俺は勝田家へと向った。汗ばんでくる。俺の足取りは重かった。時刻は2時に迫っている。俺はインターホンを鳴らした。ドアが開けられる。其処には翔磨が立っていた。翔磨の顔が緊張している。俺はリビングに通された。翔磨のご両親と卓君がテレビを見ながら寛いでいる。俺は会釈した。
「おっ大門君、どうしたスーツなんか着込んで……」
「ちょっと大事な話が有ったので……」
親父っさんの声に俺は応える。俺達はダイニングテーブルを囲んだ。
「大事な話ってなんだ」
親父っさんが声を上げる。俺は翔磨に目配せした。
「しょ、紹介します。俺の新しい恋人の大門 信輝さんです」
翔磨が声を上げる。緊張してるのか声が裏返っていた。
「何だ。そのことか。何となく判ってたぜ。なあ母さん」
「そうね。翔磨大門君の事話すとき凄く嬉しそうだったからね。目尻下げちゃってさ。あんな翔磨見たこと無かったわ。それにね父さん見ちゃったらしいの」
親父っさんの声にお袋さんが応える。翔磨の父さんと母さんが視線を合わせた。
「何時だったかお前大門君駅まで送りに行った時手繋いでたろ。それにほっぺにチュッとしていた」
確かにそんな事も有った。人通りのない夜道。大丈夫だと思っていた。
「何時言ってくるのかと思ってたぜ。人を好きになるのは素敵なことだぞ。それが男同士だってな」
「そうよ。それに相手が大門君だもんね」
親父っさんの言葉にお袋さんが付け加えた。
「母さん酒持ってこいよ」
「ハイ、判ったわ」
4つのぐい飲みに酒が注がれる。卓君にはジュースを与えられた。
「大門君、こいつのことこれからも宜しくな。乾杯」
親父っさんの声にぐい飲みがカチンカチンと触れ合った。今度は卓君のグラスと触れ合わせる。とても穏やかな気持ちに包まれた。
「あっこれ良かったら食べてください。プリンです」
プリンと言う言葉に卓君が反応する。お袋さんが卓君にプリンを差し出した。大人達は酒盛りが始まる。話が盛り上がった。
「翔磨に大門君、ひとつ頼みが有るんだ」
親父っさんが翔磨に目を遣る。今度は俺を見てきた。
「大門君会社辞めて翔磨と一緒にkatsuモータースを手伝ってくれないか。そして差し支えなかったら大門君には養子になって貰いたいんだ。ご両親は他界なさってるし、お兄さんからは勘当されてるんだろ。俺達の家族になれよ。住まいは離れをリフォームしてやるから其処に住めよ」
親父っさんがポツリと声にする。突然の提案に俺は驚愕した。思い付きでは無いと言う。ご夫婦でそんなことを相談してたらしい。もし俺と翔磨がそんな仲だったら2人で後を継いで欲しかったと言う。丁寧で確実な仕事をするkatsuモータース。受注がかなり増え、繁忙になってると聞いていた。現に土曜は休まず稼動している。勝田家の家族に成れと言う。俺の心は動き始めた。失った家庭の団らんを取り戻せる。だが俺は悩んだ。
「直ぐに答えを出さなくていいからな。少し考えてくれよ」
親父っさんが声にする。その音色がやけに柔和に聞えた。時が微かに流れる。俺は翔磨と一戦を交じ終えた。今ベッドで抱き合っている。翔磨が俺に視線をぶつけてきた。
「先輩、あの話どうすんだ。俺さ先輩と何時も一緒に居たいから受けて欲しいな」
「翔磨、俺さ浮けようと思ってる」
翔磨の声に俺は言葉を返した。
「ホント嬉しい。ずっと一緒に居られる」
翔磨が俺に覆い被さってくる。少し萎えたちんぽ同士が触れ合った。2本のちんぽが息衝き始める。一気に硬くなった。翔磨が2本のちんぽを重ねる。ゴシゴシ扱き始めた。
「あぁぁ先輩のちんぽ熱いよぉ」
「お前のも熱いぜ」
扱きながら俺の乳首を摩ってくる。俺も翔磨の乳首を軽く抓んだ。俺は起き上がる。毛深い脚同士を交差させた。今度は俺が2本のちんぽを合わせる。扱き立てた。唇を寄せていく。翔磨の方からあわせてくる。舌を挿れると絡め合った。クチュックチュックチュッ卑猥な音が鳴り渡る。唇が離れた。
「あぁぁぁあぁ気持ちいい」
「俺もいい。あぁぁんぉ翔磨のちんぽ堪んねぇ」
俺は2本のちんぽを扱き捲くる。同時に乳首弄り合った。
「あぁぁんぉやべぇ。射きそうだ」
翔磨が喘ぐ。顔付きがトロンとしていた。
「俺もやべぇ。一緒に射かすぞ」
俺も声を上げた。俺の手の動きが加速する。金玉同士が触れ合った。
「あぁぁんぉ射く。あぁぁんぁ射ぐ。んぁぁあぁ射くっ」
「あぁぁあぁ射ぐ。あぁぁぁんぉ射く。あぁぁんぁ射くっ」
断末魔の声が重なった。
ドビュッドビュッドビュッ…ビュビュッビュビュッビュビュッ…ビュッビュッビュッ
ドビュッドビュッドビュッ…ビュッビュッビュッ…ビュビュッビュビュッビュビュッ
2本のちんぽから乳白色の男の汁が吹き上がる。その汁が宙を舞い、絡まりながら落ちてきた。俺は翔磨を抱き寄せる。軽く唇を合わせた。静かに唇が離れる。またキスをした。
 忙しい日々が始まる。俺は会社の退職を申し出た。上司は直ぐには勘弁して欲しいと言う。結局3ヵ月後に退職することが決まった。離れのリフォームの工事の打ち合わせが始まる。勝田家の離れは以前寮として使っていた。此処を俺達の新居にリフォームすると言う。翔磨は一足先に会社を退職し、家業を手伝い始めた。会社と自宅そして勝田家。俺は忙しく動き回った。初秋の紺碧の空が広がっている。飛行機雲が浮かんでいた。今日大安吉日。俺は勝田家の一員となった。今役所の喫茶店でテーブルを囲んでいる。親父っさんが俺に目を呉れた。
「今日からお前は勝田 信輝だぞ。これからは信輝って呼び捨てるからな」
「ハイ、父さん、母さん」
父さんの声に俺は応える。傍らに居る母さんが涙ぐんでいた。
「信輝、もう1回言ってくれる」
母さんが声を上げる。父さんと母さんが目を瞑った。
「父さん、母さんこれから宜しくお願いします」
2人が目を開ける。父さんと母さんの視線が交差した。
「ねっ似てるでしょ」
「ああ似てるな」
母さんの声に父さんが応える。俺の声がなくなった翔磨の達斗兄さんに似てると言う。今度は翔磨が視線をぶつけてきた。
「兄貴……」
いい響きに聞えた。
「卓、小父ちゃんが正式におまえの叔父ちゃんになったんだぜ」
「うん」
翔磨の声に卓君が応える。意味が判ってるのかどうかは判らないが……俺は勝田家の一員として迎えられた。もう直ぐ俺は会社を辞める。そしてkatsuモータースで働く。新居の完成も間近になった。そんな或る日、俺はkatsuモータースに呼ばれた。父さんと翔磨、そして4人の整備士に迎えられる。整備士は全員男子だ。時刻は7時に迫っている。ちょうど仕事を終えたところだった。
「紹介しておく。来週から手伝ってくれる俺の長男信輝だ。お前らにはもう言ってあるがこいつは俺の息子であると同時に翔磨の連れ合いでもある。依存はないな」
男達が頷いた。父さんが俺達の事を話していたと言う。整備士達はゲイに何の偏見を持っていなかった。
「勝田 信輝です。宜しくお願いします」
みんなの拍手が湧き起こった。みんな柔和な笑顔を浮かべている。俺は勝田家の家族であると共にこの工場の一員だ。心の奥から何か強いものが湧き上がってくる。そして俺の持てる力を全て吐き出したいと思った。街は本格的な秋を迎えてる。公園の樹木が色付いていた。新居が完成する。俺達の引っ越しも終わった。1階にリビング、水回り。2階に有った3つの4畳半を繋げた。卓が大きくなった時の為に可動式の間仕切りも付けてある。キングサイズのダブルベッド、その傍らには子供用の車の形をしたベッドも設置されていた。黄昏色の空が星空に変っている。母屋のリビングで細やかな宴が始まった。テーブルには母さんの手料理が並べられている。グラスにビールを注ぎ合った。卓の目の前にはジュースの入ったグラスが置かれている。父さんがみんなを見渡した。
「引っ越しおめでとう」
父さんの声に俺達はグラスをカチンカチンと触れ合わせた。家族の団らん。久しぶりに俺は感じた。この途轍もない大きな幸せを何時までも続くようにと……
 穏やかな家族の団らんが続く。卓のことそして俺達の将来の事を語り合った。時が流れる。細やかで柔和な宴が終わった。

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[ 2016/11/27 14:49 ] | TB(-) | CM(0)

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