独りはもう飽きた。ヤリ友は何人かは居る。だがもういい。カラダは満足する。だけど心が満たされない。カラダと心を充足させたかった。こんな俺、柔道部出身の30歳、髭坊主の岡辺 龍。
ゲイを自認している。男の初体験は18歳の時だった。相手は同級生で陸上部の祐司。大親友で良く一緒に遊び、勉強もした。祐司は坊主頭に浅黒い肌をしている。砲丸投げで鍛えた筋肉は逞しい。盛り上がった胸と腕。首も太く勇猛に見える。卒業式が終わって10日程経過した。街は春の薫りが漂っている。
祐司からメールが配信された。
”今日、親、居ねぇから俺んちでチョッと飲まないか”
”判った。後で行く”
今祐司の家の前に居る。インターホンを鳴らした。ドアが開けられる。爽やかな表情で祐司が迎えてくれた。
「おお良く来たな」
「お邪魔するな」
2階に上がる。祐司の部屋に入った。テーブルに缶ビール、焼酎、摘みなどが並んでいる。ビールのロング缶を渡された。
「卒業おめでとう」
「あぁおめでとう」
祐司の声に俺が応えた。冷えたビールが喉を通る。カラダに沁みた。部活、授業、そして恋愛。高校時代の事で話が盛り上がった。ビールから焼酎の水割りに代わる。祐司に勧められるまま俺は酒を煽った。俺は酔っ払い眠っていたらしい。俺は目覚める。目を開けると脇にあるベッドに仰向けになっていた。股間に違和感を覚える。見ると祐司が俺のちんぽをしゃぶっていた。ちんぽに舌が執拗に絡んでくる。喉壁が俺のちんぽを締め付けてきた。
「ゆ、祐司」
祐司が俺のちんぽを放すと視線をぶつけてきた。
「好きにさせてくれ。好きだ龍。もう直ぐお前上京しちまうだろ」
「お前女の子好きだったろ」
「俺は男もイケるんだ。お前のちんぽ美味ぇぜ。こんなにビンビンにしてよぉ」
祐司がまた俺のちんぽをしゃぶり始める。俺は快感を覚えた。ジュルッジュルッジュルッ…ジュボッジュボッジュボッ俺はしゃぶり込まれる。同時に金玉を軽く摩られた。執拗に祐司は俺のちんぽをしゃぶってくる。ちんぽが放たれた。
「脱げよ」
「うん」
火が点いた俺の性欲は抑えられなかった。素直に俺は着ている物を脱ぎ去る。祐司もガタイを晒した。何度も見ている祐司のガタイ。だが勃起を見るのは初めてだ。勃起したちんぽは反り返っている。尖端は既に濡れていた。祐司がローションを自分のケツに塗り込めている。俺のちんぽにもまぶすと俺に跨ってきた。俺のちんぽを手に掴むと自分のケツ穴に宛がっている。祐司のカラダが沈んできた。
「うぁぁ堪んねぇ。龍のちんぽ入ってくる」
俺は一気に呑み込まれた。祐司の腰が上下に抽動する。俺の腰が自然に突き上げた。祐司に抱き起こされる。向かい合う体位になった。唇が寄ってくる。俺は顔を背けた。両頬を押えられる。強引に唇を奪われた。舌が入ってくる。祐司の舌が俺の口の中を這いまわってきた。祐司があお向けになる。今度は俺が上になった。男の本性が剥き出しに成った俺。俺は激しく腰を突動させる。ちんぽが祐司の中をまい進した。
「あぁぁ堪んねぇ。いい、気持ちいい」
「俺もいい。凄ぇ締まってくる」
俺の腰が猛動する。ちんぽが祐司の中を疾駆した。
「あぁぁいい。龍乳首弄ってくれよ」
俺は言われるまま祐司の乳首に指を這わせる。空いてるもう片方の乳首を舐め上げた。祐司のカラダが左右に捩れる。内壁が激しく収縮してきた。
「キスしてくれよ」
俺の迷いがぶっ飛んでいた。祐司の唇に俺の唇を合わせる。舌をこじ入れ絡ませた。ヌチャッヌチャッヌチャッ…ジュグッジュグッジュグッ結合部から卑猥な音が鳴り渡る。俺は激しく祐司を突きこんだ。祐司が自分のちんぽを扱いている。突き込む速度に拍車が掛かった。
「あぁぁいい。やべぇ、射っちまう」
「俺もやべぇ。んぁぁそんなに締め付けるな」
パンパンパン…パンパンパン…パンパンパン筋肉同士がぶつかり合った。
「あぁぁんぁ射ぐ。うぁぁんぉ射く。あぁあぁぁ射ぐっ」
ドビュッドビュッドビュッ…ビュビュッビュビュッビュビュッ…ビュッビュッビュッ祐司が白濁汁を飛ばした。その途端内壁が激しく収縮する。金玉の奥が熱くなってきた。
「あぁぁあぁ射く。んぁぁんぉ射く。うぁぁうぅ射ぐっ」
俺は祐司の奥壁目掛けてオス汁を撃ち放った。祐司の内壁にちんぽを擦り付ける。静かにちんぽを引き抜いた。祐司の隣に横になる。祐司が抱きついてきた。唇を軽く合わせる。静かに離れた。
「俺のおまんこ気持ち良かったか」
「おまんこ……」
「あぁ男のおまんこ、ケツまんこだぜ」
「うん凄ぇ良かったよ」
今度は俺からキスをする。一端離れると又唇を重ねた。
「龍、ありがとな。凄ぇ気持ち良かったぜ」
激しかった男と男の
雄交尾。俺達は暫らくの間抱き合っていた。風呂場で一緒にシャワーを浴びる。お湯が逞しい祐司のカラダに当たり、弾けていた。身繕いする。祐司が玄関まで見送ってくれた。視線が交差する。静かに唇を合わせた。
「明後日だよな。上京するの、見送りに行くからな」
「うん、じゃぁな」
俺は祐司の家を後にした。爽やかな早春の風が心地好く頬を撫でてくる。俺は家路に就いた。頭の中を思い巡る。普通に女好きだった俺。4人の女と遣った。付き合った女も居る。だがこの日俺は新たな性向を祐司によって叩き付けられた。ネットで色々調べる。
ゲイ専門のサウナに飲み屋。大学に入ってから俺は色んな所で男と出会い、抱いた。一方祐司は彼女が出来て今度結婚すると言う。今俺は感謝している。俺に男同士の事を教えてくれたことに……俺は女と結婚する積りはもう無い。男同士の恋に交尾。それが素晴らしいことが判った。もし出来るものなら男と結婚したと思っている。俺は
ゲイ。普通に結婚しても幸せにはならない。そのことを強く思う。だから俺はカミングアウトをした。親兄弟、親友、一部の同僚そして信頼してる上司に……みんな最初は驚いていた。だが思い切って良かったと思惟する。最後にはみんな笑顔を送ってくれた。今俺は同性愛者に優しい街に住んでいる。間取りはチョッと広めの2LDK。カウンターキッチンに開放感があるリビングが気に入っている。ベランダからの眺望も中々良い。中古だけど思い切って購入した。今俺は
褌を常用している。
褌バーにもたまに行く。そんな俺も30歳を迎えた。
猛牛
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