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親父の遺志⑭

 翌日、初夏の水色の空が広がっている。うっすらと雲が覆っていた。
空 (5)
「おはようございます」
「おお、おはよう」
陽介の声に俺は応える。時間は12時50分。陽介は遅れることなく現れた。
「まず、1階の倭雄舎に行って品出し手伝ってくれ」
「はい……」
何かやたらと元気が良い。陽介がオフィス漢で働き始めた。倭雄舎、乱褌館、癒し庵と下働きに精を出している。素直に指示に従っているようだ。昨日より明らかに違う。溌剌として仕事をしているように見えた。今癒し庵で武蔵が初期研修を行なっている。陽介は直向にパソコンの画面を覗いてた。
「陽介、技術研修はどうするんだ。任意だけどな」
「ハイ、お願いします」
俺の声に陽介が応える。表情がやけに明るく見えた。
「武蔵、頼むな。DVD撮影の前に経験させておいた方がいいからな」
「判りました」
俺の言葉に武蔵は声を返した。
 陽介が入店して6日後の早朝、DVD撮影が開始する。会場は某撮影スタジオ。打ちっぱなしのコンクリート壁の倉庫、その中央に生々しく、ケツ掘りブランコが設置されている。異様な熱気に包まれていた。照明が燈される。天井のミラーボールに様々なライトが当たり、艶かしく光を放っていた。
目隠しされた六尺一丁の陽介が中央で正座している。撮影が始まった。
”俺、陽介です。俺は昨年の暮れに大きな過ちを犯しました。俺は償います。この作品に出るのもそのひとつです”
大勢のゴーグルを掛けた褌姿の男達が入ってくる。陽介の目隠しが外された。陽介がケツ堀ブランコに括られる。大股開きの陽介。緊張してるのが明らかに判った。陽介の褌が解かれる。既に陽介のオス穴は解され、ディルドが埋め込まれている。ディルドが引き抜かれた。ケツ穴が晒される。其処はローションが塗り込まれ、濡れそぼっていた。1人の男が陽介のオス穴に指を挿れる。中を掻き撫でていた。陽介のカラダが左右に捩れる。男の指が前後に動いた。陽介の両側に勇猛な2人の男が立っている。2人が褌を外した。グイッグイッグイッと2本のちんぽが勃ち上がる。一気に天を衝いた。
「しゃぶれよ」
陽介が2本のちんぽを握る。交互にしゃぶり始めた。
「もっと舌絡めろよ」
「なにチンタラ舐めてんだよ」
「玉も舐めろよ」
男達の怒声が飛んだ。陽介の穴を解していた男が指を抜いている。褌を外した。露呈した男のちんぽ。既に勃ち上がっている。男が陽介の穴口にちんぽを宛がった。男の腰に力が入る。ズブズブちんぽが打ち込まれた。陽介のカラダがガクガク震えてる。陽介の顔が歪んだ。男のちんぽが根元迄埋没する。男がガシガシ腰を突き始めた。上下の口を犯される陽介。ジュボッジュボッジュボッ…ジュルッジュルッジュルッ…グショッグショッグショッ…ヌチャッヌチャッヌチャッ2つの結合部からは淫猥な音が鳴り響いた。男の腰の動きが加速する。パンパンパン…パンパンパン…パンパンパン男が陽介のカラダを叩いた。
「んぁぁんぉ締まるぜ。んぁぁんぉやべぇ。あぁぁんぁ射ぐ。あぁぁあぁ射く。うぉぉうぁ射ぐっ」
男が陽介の中で戦いた。
「陽介、汁ぶっ掛けてやるからな」
陽介にちんぽをしゃぶらせていた2人の男が自らちんぽを扱いている。クチュックチュックチュッ卑猥な扱く音が鳴り渡った。
「んぁぁんぉ射ぐ。あぁぁんぁ射ぐ。あぁぁんぁ射ぐっ」
「おっ俺も……あぁぁあぁ射く。うぉぉあぁ射く。んぉぉ射くっ」
ドビュッドビュッドビュッ…ビュビュッビュビュッビュビュッ…ビュッビュッビュッ
ドビュッドビュッドビュッ…ビュッビュッビュッ…ビュビュッビュビュッビュビュッ
2本のちんぽから白濁汁が吹き上がる。その汁が宙を舞い、揺動しながら陽介の顔に降り注がれた。陽介を掘っていた男のちんぽが引き抜かれる。別の男が陽介にちんぽを嵌めた。男の腰が突動する。ちんぽが陽介の中を疾駆した。次から次へと陽介をに男達が襲い掛かる。もう既に陽介は8本のちんぽを受け入れていた。陽介に異変が起る。萎えていたちんぽが勃ち上がっていた。激しく犯されてる陽介。自ら腰を振っている。表情がトロンとしていた。嵌めている男の腰が猛動する。ちんぽが陽介の中をまい進していた。
「あぁぁんぁ、いい。あぁぁんぁ気持ちいい」
陽介が喘ぎ声を上げる。ちんぽから我慢汁が一滴垂れていた。
「あぁぁんぁ射ぐ。うぁぁあぁ射く。んぁぁんぉ射ぐっ」
陽介を掘っていた男が戦慄いた。ちんぽが抜かれる。違う男が陽介にちんぽを嵌めた。腰が猛動する。ちんぽが陽介の中を疾駆していた。次々に男達に嵌められる陽介。今24本目のちんぽを受け入れてる。陽介が自分でちんぽを扱き始めた。
「あぁぁあぁ射ぐ。あぁぁんぁ射く。うぉぉあぁ射くっ」
掘ってた男が陽介の中で果てた。ちんぽが引き抜かれる。陽介が自分のちんぽを扱き捲くった。
「あぁぁあぁ射ぐ。あぁぁんぉ射く。あぁぁんぁ射ぐっ」
陽介が白濁汁を吹き上げた。陽介がケツ堀ブランコから下ろされる。1人の男が陽介の足許に跪く。陽介の濃い陰毛にシェービングクリームが塗られる。剃刀が当てられた。ジョリッジョリッと陰毛が剃られる。瞬く間に陽介の濃い陰毛は剃り落とされた。陽介の目から涙が零れている。陽介は座らされた。24人の男達に囲まれる。男達のが陽介にに視線を浴びせていた。
「陽介、仕上げだぜ。みんな行くぜ」
男達のちんぽからジョージョージョーと黄金水が飛び出してくる。その汁が陽介降りかかった。陽介が正座する。男達を見渡した。
「ありがとうございました」
陽介が声を上げる。頭を深々と下げた。男達が去っていく。照明が一端落ちる。スポットライトが陽介に当てられた。
「俺の償いのひとつが終わりました。でもまだこれからも続きます」
スポットライトが消される。DVD”償い_俺の心の闇”はクランクアップした。
 翌日出勤すると陽介が外回りを掃除している。何時もに増して明るい表情を浮かべていた。交わす挨拶は清々しい。3つの店舗を駆け回り色んな仕事を手伝っている。ホストデビューに向けて研修も励んでいた。きちんと筋トレもしている。俺は不思議に思った。親っさんが夢枕に立ったと言う。そのお告げを守ろうとしている。陽介は親っさんが亡くなる原因を作ったのは事実だ。だが何故それに従おうしているのか……裁判も終わり判決もでた。そのまま普通に生活をしていればそのままで済んだ筈だと俺は思う。それなのに罪を償いたいと飛び込んできた。DVDにまで出演する。撮影が進むにつれ強張った顔付きが変わり感じていた。だけど……男達に廻され雄汁をぶっ掛けられる。挙句の果て悌毛され、ションベンも掛けられた。今日はその翌日。明るく元気で爽やかに振る舞っている。究極の”M”それも考え難い。深慮したけど答えは出せなかった。
 街が夏を迎える準備をしている。街路樹の幼い緑が色濃くなった。倭雄舎でDVDと写真集が先行販売される。結果は大成功。製品版もダウンロード版も売り上げは好調だ。陽介宛に多数のメールが着信している。陽介にファンが出来たのは事実だ。今俺達は出来るだけ感情を抑え、陽介に接している。陽介は多大な利益をオフィス漢にもたらしたのだから……

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[ 2017/01/24 21:53 ] 親父の遺志 | TB(-) | CM(0)

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