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散髪屋⑤

 雅致を後にする。爽やかな夜風が肌を擽った。俺達は居酒屋の暖簾を潜る。店内はグループ、カップルで賑わっていた。俺達が通されたのはまるで旅館の一室を思わせる風情たっぷりの掘りごたつ個室。和の鮮やかな粋空間が漂っている。運ばれてきたビールを注ぎあった。
「お疲れ様……」マスターの声が微妙に震えている。カチンとグラスが触れあった。サラダ、焼き魚、刺身次々に料理が運ばれてくる。酒を酌み交わし料理を堪能した。
「瀧澤さん」
「えっ……」
「俺瀧澤さんが犯られてるのみて居た堪れなかった。俺が頼んだ手前我慢してたけど切なかった。瀧澤さんを誰にも渡したくねぇ。俺の瀧澤さんに対する気持ちにようやく気づいた。俺と付き合ってくれ」
「だってマスター女好きだろ。さっき誠吾は俺だけのもんだって言ってたけどあれは専属の性処理係ってことだろ」
マスターは大きく首を振る。
「誠吾……俺お前を好きになっちまった。こんな気持ちになったのは初めてだ女に対してもこんな気持ちになった事はないんだ。駄目か」
「そんなことはないよ。俺はもうマスターのこと好きになってるからさ」
「はぁ…良かった。なぁ誠吾…あっいいよなこう呼んで…俺の事は亮佑って呼び捨てにしてくれよ」
「駄目っすよ。年上なんだからさ」
「お前とは同等でいたいんだ」
「判った。亮佑」
「うん、それでいい」
大事な話ってこれだったんだ。ちょびっと期待はしてたけど……でも素直に嬉しい。
「亮佑、じゃぁ俺の性処理係は廃業していいのか」
「当たり前だろ。これからは性処理じゃなくて愛の行為だからさ……あぁぁ自分で言っておいて恥ずかしいぜ」
頬を紅潮させる亮佑。年上だけど無茶苦茶可愛くみえた。
「誠吾、俺さ今夜ちゃんとした所でお前を抱きたいんだ。俺んちに来てくれるよな」
「うん、判った」
俺達は居酒屋を後にした。電車で20分。歩くこと10分。亮佑の住むマンションに着いた。エレベータで6階まで上がる。通路を歩き一番奥の部屋の前で亮佑は止まった。
「入ってくれよ」
「おじゃまします」
玄関を入る。左右に2つずつの扉が合った。通されたのは奥のリビングダイニング。4人掛けのダイニングテーブル、ソファー、ローテーブルが設置されていた。
「良いところに住んでるんすね」
「あぁ…結婚したときここに越してきたんだ。一人だとちょっと広すぎるけどな。何か飲むか」
「うん、あっ俺がやるよ。こう見えても家事は得意なんだ。キッチンそこだよな」
「あっ駄目だ」焦ったような亮介の声が響いた。
シンクの中には食器が山のようになっている。よく見ると何げに部屋も汚れていた。
「亮佑…ちょっと綺麗にするな」
「うん…まずい所見られちまったな。俺もやるよ」
小一時間程掛けて俺達は掃除を済ませた。今リビングのソファーに座りながら珈琲を啜っている。
「さっぱりしたな」
「済まんな。洗い物とかやらせちまってさ…」
「結構楽しかったぜ。亮佑の家の掃除できてさ。時々来てやるからな」
「えっいいのか」
「うん…恋人の部屋だもんな。当たり前だ」
「誠吾……」
亮佑がにじり寄ってくる。抱き寄せられた。近づいてくる亮佑の顔。髭坊主の中年男。俺が好きな顔だ。寄せられてきた唇に俺から唇を合わせた。舌が深く挿いってくる。その舌に俺の舌を絡めた。背中に回された亮佑の腕に力が籠る。切なさが込み上げてきた。
「何泣いてんだ」
「泣いてねぇよ」
「涙溢れてるぞ」
亮佑がそっと涙を拭ってくれた。
「バカヤロ…始めてキスされて嬉しかったんだよ」
「済まんな…俺お前のまんこと口にちんぽ突っ込んでバコバコ腰突いてるだけだったからな。これからはちゃんと愛したるからな」
「うん」
俺は亮佑に抱きつくと亮佑はがっしりと受け止めてくれた。亮佑の温もりのあるカラダ。微かに昂ぶってくる鼓動を感じた。
「風呂入るか」
「うん……」
脱衣所でバサバサ着ているものを脱いでいく。晒された亮佑のカラダは見事だった。厚い胸板。盛り上がった腕。適度に脂肪が乗った腹筋。そう言えば亮佑の全裸を見るのは始めてだった。ちんぽとか下半身は何度も見ているけれど……
「何ジロジロ見てんだよ」
「えっ…いいガタイしてるなって思ったんだ」
「ほら入るぞ」
「うん……」
すりガラスの扉を開ける。浴室全体が湯気で煙っていた。
「洗ってやるよ」
「いいよ」
「洗ってやりたいんだ」
「うん…じゃぁ頼むよ」
浴室の椅子に座らせられる。ボディタオルにソープを泡立てると首から胸へと洗ってくれた。
「筋肉質なんだな。何かやってるのか」
「今はジムだけど…昔は空手やってたよ」
「そうなんだ。だからいいカラダしてんだな」
腹から下肢そしてちんぽを金玉にタオルは進んだ。
「ここは丁寧に洗わないとな」
泡だらけの手でちんぽが握られる。微かに俺のちんぽが反応した。
「今度は俺が洗ってやるよ」
亮佑の手からタオルを奪い取るとカラダを洗ってやった。泡だらけの俺と亮佑。抱き合ったりちんぽを弄りあったりしながら子供のように戯れた。シャワーであぶくを流し浴槽に向かい合って浸かっている。毛深い亮佑の脚が俺の脚に触れてきた。
「亮佑……」
カラダを少し前にずらすとちんぽ同士が触れあった。亮佑の頬を両手で覆う。軽く唇を合わせた。
触れあったちんぽ同士に2本重ねて握る。ゆっくりと前後に動かした。
「兜合わせっていうんだぜ。兜を合わせた形状に似ているかららしいけど……あっ勃ってきたぜ」
「き、気持ちいいな。これ……」
2本のちんぽは完全に勃ち上がった。ゴシゴシ扱く。空いてる手で亮佑の乳首を弄ってやる。
「あぁぁ…いぃぜ…んぉぉいぃ」
亮佑も俺の乳首に指を這わせる。
「あっ…駄目だ…そんなにされたら…やべぇ」
「俺も堪んねぇ…凄ぇ感じる」
亮佑の顔が快感で歪んでる。
「な、なぁ…精液って美味ぇのか…」
「美味ぇぞ」
「の、呑んでみてぇ……」
俺は立ち上がる。ちんぽを扱きながら亮佑の顔の前に差し出した。
「口開けろよ」
亮佑の口がゆっくりと開いた。
「射かすぜ」ゴシゴシちんぽを扱いた。射精感が襲ってくる。
「んぁぁ…あぅ」
俺は亮佑の口の中にちんぽを突っ込んだ。
「あぁぁぁぁ…射ぐ…ん、あ…射く」
俺は亮佑の口の中に精液を吐き出した。亮佑の舌が汁をぬぐい取るように俺のちんぽに絡んでくる。ジュプンとちんぽを引き抜いた。目を瞑る亮佑。喉がゴクンと鳴った。
「はぁ…美味ぇ」亮佑は目を開くと俺を見上げる。繭に包まれたような表情を浮かべていた。
お湯の中の亮佑のちんぽ。ガチガチに勃っているのが明確に判った。
「今度はお前の呑ませろよ」
俺は湯船の中で膝まづき亮佑を立たせた。いきり勃つ亮佑のちんぽを一気に根元迄咥える。亮佑の手をとり俺の頭を抑えさせた。ガシガシ動き出す亮佑の腰。俺もその動きに合わせ顔を抽動させた。
「あぁぁぁぁぁいぃ…喉まんこ気持ちいい…んぉぉあぅ」
猛動する亮佑の腰。ちんぽが激しく俺の喉壁を擦った。
「んぁぁぁぁぁぁ…うぉぉうぅぅ…射ぐ、射く…あぁぁぁ射く」
亮佑の汁を絞り出すように金玉を摩る。ズニュっとちんぽが抜かれた。俺の喉がゴクンと鳴る。汁が喉を通り胃の中へと落ちていった。へたり込むように亮佑が湯船に沈んでくる。顔が近づく。自然に唇が触れあった。舌を絡め合う。2人の残り汁を口の中で混ぜあった。
「美味かったろ」
「うん…みんなが美味ぇって言うから俺も呑んでみたかったんだ」
「俺さ、亮佑の汁が一番いいな」
「バカヤロ…そんなこと言われたらもっと好きになっちまうだろ」
視線がぶつかる。またキスをした。
「上がるか」
「うん」
「これ部屋着代わりに使ってくれよ」
「ありがとう」
を締め直し部屋着代わりの青いスウェットスーツを身に纏った。亮佑は色違いの緑のスウェットスーツを着ている。ソファーに並んで座り500mlのビールのロング缶をプシュッと開けた。風呂上りのビールが喉越しがいい。
「初夜だな」
「えっ…何回もやってるじゃねぇか?」
「いや…心の初夜ってことだよ」
「うん…」
優しく抱き寄せられ唇を交わした。
「あっち行くか?」
「うん」
寝室の扉が開いた。初夜の扉が…灯りを燈すと少し大きめのダブルベッドがぼんやりと浮かんでくる。淫猥な気分が燻りだした。亮佑がスウェットスーツを脱ぎ始める。分厚い上半身が露わになった。今夜きちんとした形でこの逞しいカラダで抱かれる。途轍もない喜びが湧き上がってきた。全裸になった亮佑。剛毛で覆われた下半身、その中心部にある男の道具はヒクヒクと脈打っている。俺が一丁になって横に手が掛けた時だった。
「俺に解かしてくれ」
俺の手を止め亮佑が俺を抱き寄せる。俺は亮佑の背中に手を回しギュッと抱き付いた。
「うん、解いてくれよ」
俺の後ろに回り込みに手が掛かる。が解かれて床にハラリと落ちた。
脱ぐ (3)
「今夜はたっぷり善がらせてやるからな」
「うん」
「誠吾おいで……」ベッドに横たわる亮佑の隣に横になる。そっと目を瞑ると優しくキスをしてくれた。同時に乳首に指が這い指腹で円を描くように撫で回される。耳の裏に舌が這う。舌先が耳の中に挿いると舌が動き回る。その舌が首筋を這い鎖骨へと降りてきた。
「はぁ…はぅ…」
乳首に指が撫で回ってくる。もう片方の乳首に円を描くように舌先が転がってきた。
「あぁぁ…はぅぅ…んぉぉ」
執拗に俺の乳首が攻められる。軽く歯が立った。
「んくぅ…あぁぁ」俺のカラダが小刻みに震え仰け反った。今度は脇腹を手で優しくなぞられる。その手が躰の中心部へと延びてきた。 「んあっぁぁぁん、んん…んぉぉ」
ちんぽが軽く握られた。
「誠吾ガチガチだぜ。お前にちんぽってこんなにデカかったんだな。それに凄ぇ反ってる」
指腹で裏筋を撫でられ竿に下りてくる。金玉が手で包まれ玉裏を指で掻きむしられた。
「ぐふっ…うぉぉ…うぅっ」
両脚を抱え上げられた。俺の雄穴をじっと見ている。
「くっそぅ…ここあいつらにやられたんだよな」
俺の雄穴に息を吹きかけ舌を這わせてくる。内壁を舐め回されたり硬く尖らせた舌で小突いてきた。グニュッグニュッっと舌が挿いってくる。
「はぁ…はぅ…はぁ…ん、ぅぅん…」
ローションを指に取り雄穴に塗り込むとチョッと乱暴に突っ込んでくる。指を1本挿れ壁を擦り抜き差しさせると2本3本と増やされた。俺の雄穴にちんぽを宛がうと一気に根元まで挿れてくる。亮佑は腰に力を籠めて突き始めた。
「んぁぁぁ締まるぜ。堪んねぇ」
ガシガシガシ…ガシガシガシ…亮佑の腰が突動する。ちんぽが激しく内壁を擦った。
「誠吾どっちがいい…俺とあいつらとどっちがいいんだ」
「んぁっ、あっ、んく、りょ、亮佑に決まってるだろ。んぁ、あっ、うっ、んか、ん、ん、んくっいい」
ニッと笑みを浮かべると激しく突き込んでくる。俺は亮佑に抱き付き腰を使って激しく脈動させた。
ガシッガシッガシッ…ズゴッズゴッズゴッ…
「はぁ…うぁ…んぁぁ…」
「いいのか…」
俺は頷いた。
「亮佑…いい」
「俺もだ…すげぇぜ…このまんこ…うねってるぜ。んくぅ堪んねぇ…纏わりついてくる」
首筋に舌が這う。乳首に指が這いずり回る。あっ……今度は抓られた。亮佑の執拗な攻めに俺のカラダは翻弄される。痺れるような快感がカラダの芯を突き抜けた。
「ん、んん…んぁっ…」
唇が塞がれ舌が挿いってくる。舌を絡ませ合ったり吸いあったりした。
亮佑のちんぽが内壁をを掻きむしっている。思いもよらぬ快感が襲ってきた。
「んっんぁ…ぐふっ、んんっ…あぅぅ…んぁぁぁ…いい…」
「もっと哭けよ…哭き顔…いいぜ…そそるぜ」
「んぁぁん!!!…あぉ…いい…凄ぇいい…んぁぁぁんん!」
亮佑の右脚と俺の左脚が交差する。右脚が抱え上げられた。
ガシッガシッガシッ…ズゴッズゴッズゴッ…
予想だにつかぬ場所が擦られた。
「んぁぁぁそこ…んぁ…んぐぐ…そこいい…」
亮佑の突き込みが激しくなった。
「うぉぉぉ…んぁぁ…はぅ…いいぜ誠吾絡まってくるぜ…もっと締め付けろよ」
俺は快感にのた打ち回っていった。
ジュグッジュグッジュグッ…グシュッグシュッグシュッ…ジュブッジュブッジュブッ
火照りと湿り気を帯びた音が淫蕩に轟いた。
パンパンパンパンパンパン…パンパンパンパンパンパン
亮佑の金玉が激しく俺を叩く。雄膣の奥の所をクリッと擦られた。
「亮佑…俺、やべぇ…そんなにされたら射っちゃう」
「いいぜ。射けよ」
亮佑の腰の動きが加速度的に上がった。
「んくんくんく、お、俺…もう駄目だ…んぁぁぁ…射く、射くっうぉぉぉぉぉ」
ドビュッドビュッドビュッ…ビュビュッビュビュッビュビュッ…ビュッビュッビュッ
俺は顔…胸…腹に乳白色の粘液を放出させた。それもちんぽに一切ても触れずに……久しぶりのトコロテンをした。
ガシガシガシ…ズゴッズゴッズゴッ…ガシッガシッガシッ…
「誠吾…射かすぜ。お前のまんこの奥に種付けるからな…んぁぁぁぁぁ…うぉぉぉぉ射くっ射くっ」
俺の奥深い所に亮佑の熱い汁がぶち当たってきた。亮佑がどっさりと俺の上に倒れ込んでくる。その弾みでちんぽがズニュっと抜け落ちた。
「誠吾…凄ぇ良かったぜ。やっぱお前のおまんこ最高だな」
「うん…俺も良かった。俺本当に亮佑のものになったな」
俺の頭を撫でギュギュっと抱きしめてくれた。視線が眩しくぶつかる。唇を合わせた。
「亮佑、俺トコロテンしちまった。お前のちんぽのお陰だ。ありがとう」
「えっトコロテンってなんだ」「
「ちんぽに触らないで射っただろ。そのことをトコロテンって言うんだぜ」
「へぇ…そうなんだ」
「俺もさ、今までで一番感じたぜ。だだな。これだけは言っておく。誠吾のまんこ…俺だけのもんだからな」
駄々っ子のような表情で俺に言ってくる。そんな所もすげぇ可愛い。
「うん判ってる。焼き餅焼きなんだからな。でも俺嬉しいよ」
チョッと長めのキス…舌を絡ませ合いながら激しい交尾の余韻を感じあっている。俺達はお互いのちんぽを握り合った。俺の手の中で亮佑のちんぽが息づき始めてる。そして俺のちんぽも燻りだした。
[ 2015/01/31 20:50 ] 散髪屋 | TB(-) | CM(0)

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