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宮内家の小悪党共①

 俺は竜造寺 省太35歳になる髭坊主。指物師をしている。
髭 (8)
箪笥、火鉢そして鏡台。板を合わせる技術で色んな物を作っている。俺の親父も指物師だった。俺は工業高校の木材工芸科を卒業する。親父の元で修行に入った。あれは12年前、悲劇が起る。親父とお袋が交通事故に巻き込まれた。救急車で運ばれたが病院で息を引き取る。原因は無謀な運転をしていた男だった。俺は指物屋 竜造寺の後を継ぐ。だがまだまだ未熟な俺。仕事は少しずつだけど目減りした。そんな時スマホがメール着信を報せる。結婚を前提に付き合っていた女からだった。”さよなら、別々の道を歩きましょう”
俺は直ぐさま返信する。だが俺のメールは配信されなかった。電話を掛ける。無情なメッセージが流れてきた。何かに引き寄せられるように遺品を整理する。押入れの中から出てきた小さな指物の箪笥。中から出てきたのは一冊の古ぼけた親父のぶ厚いノートだった。開けて見る。其処には指物の技術が記されていた。俺は読み漁る。それに沿い技術を磨いた。4年前展覧会で入賞する。昔のお得意様を個別に訪問し、其の事を報告した。盛り返した指物 竜造寺。一昨年前自宅兼工房をリフォームする。1階には作業場。それに6畳の和室には新たな仏壇を置いた。天井が高いリビングダイニング。オープンタイプのキッチンを設置した。2階には12畳の主寝室と6畳の洋室。広めのバルコニーも設置して貰った。2年前からジムで筋肉を苛めている。緩んだ肉体の改造を始めた。仕事にジム俺は充実とした日々を送っている。そんな或る日ブログ経由で一通のメールが配信された。”ブログ拝見致しました。素晴らしい。箪笥を作っていただきたいと思います”差出人は高尾 稔となっている。俺はお会いすることにした。季節は陽春、街のあちこちで春の息吹を感じる。高尾さんが工房を訪れた。和服が良く似合っている。いなせで粋な感じがした。工房の片隅にある座卓を挟み向かい合って座る。見た目40歳代半ばの髭坊主。背丈は俺と然程変わらない。170㌢前後に見えた。ガタイはガッチリしている。瞳の奥から柔和な光が輝いていた。
「今度店を改装するんですよ。其処に指物箪笥を置きたいんです」
「判りました。今立て込んでいるので2箇月位掛かりますが宜しいですか」
高尾さんの声に俺は言葉を返した。
「ハイ、大丈夫です」
高尾さんが声を上げる。俺は大小2つの箪笥作りを引き受けた。高尾さんは和風の飲み屋を営んでると言う。店名は倭六家と聞いた。2箇月が経過する。俺の魂を込めた箪笥が完成した。早速配送の手配を済ませる。3日程経過した。スマホが電話着信を報せる。高尾さんからだった。
”素晴らしい箪笥をありがとう。感動しています”
お褒めの声を頂いた。良かったら店に来ないかと言われる。俺は承諾した。季節は初夏を迎える。水色の空が広がっていた。純和風の引き戸を開ける。12人掛けのL型カウンターに2つの4人掛けテーブル。贅を尽くした和風の店。趣のある空間が広がっていた。
「あっいらっしゃいませ」
「おじゃまします」
高尾さんの声に俺は応える。カウンター後の棚に俺の作った小さな箪笥のが置かれていた。高尾さんを中を開ける。白に様々の和柄の布地が綺麗に並べられていた。
なんすよ」
っすか」
高尾さんの言葉に俺は声を返した。
「此処は好きのゲイが集まる店なんすよ。ちょっとこっち来て下さい」
高尾さんが声を上げる。俺は高尾さんの後に着いた。高尾さんが扉を開ける。木製のロッカーが並んでいた。傍らにある木戸の鍵を外し、高尾さんが扉を開く。琉球畳が敷き詰められた10畳程の部屋が現われた。天上から2本の先が輪になった荒縄が吊るされている。傍らには診察台程の畳ベッドが置かれていた。俺の作った大き目の箪笥が壁際に置かれている。張型、ローションそして荒縄。中には様々なグッズが収納されていた。
「ここはSM部屋です。ちょっと吃驚しましたか」
俺は頷いた。客室に戻るとカウンターに並んで座る。高尾さんが視線を飛ばしてきた。
「明日、新装開店の六尺パーティーが有るんです。良かったら遊びに来ませんか」
「ろっ六尺パーティーっすか」
高尾さんの声に俺は言葉を返した。
「締めたこと無いっす。それに……」
「俺が締めてやりますから……ねっ」
俺は頷いていた。指物屋 竜造寺を継いで12年になる。俺は必死に仕事に励んできた。まだまだ男盛りの俺。勿論性欲も有る。2年前風俗で久しぶりに女を抱いた。それだけでは無い。何度か女と遣った。
だがまた逢いたいと言う気持ちには成らない俺が居る。週に2~3度自分で扱いて出している。それで充分だった。だが今何かが違う。新たな刺激を知りたかった。
 翌日俺はおかしな昂ぶりを覚えながら倭六家に向っている。時刻は8時、俺は倭六家の引き戸をあけた。
「いらっしゃい」
若い男と高尾さんの威勢の良い声が重なった。
「こいつ健志、俺の連れ合いで週末は手伝いに来てるんだ」
高尾さんが声を上げる。健志がコクリと頭を下げた。逞しい男達が六尺一丁で酒を飲んでいる。野太い声を上げ、会話を楽しんでいた。
「ロッカーの奥にシャワー有るぜ。浴びるか」
高尾さんが声を上げる。俺は頷いた。シャワーを浴び終える。俺は高尾さんに六尺を締め込んで貰った。
「似合ってるぜ。そのプレゼントしてやるからな」
「ありがとう」
高尾さんの声に俺は応える。カウンター席に着く。高尾さんがビールを注いで呉れた。冷たいビールが喉越し良い。酒を飲みながら会話が弾んだ。テーブル席では男同士でキスしている。前袋を弄り合っていた。
「マスター部屋借りていっすか」
「ああ良いぜ」
強面の男の声に高尾さんが応える。鍵を渡していた。完全防音のSM部屋。ちょっとだけ気に成った。新たな客が現われる。歳は俺より少し若く見える色黒の髭坊主だった。
「初めてなんすけど……」
男が声を上げる。客達の視線が男に集まった。
「その扉がロッカー室で奥にシャワーがあります」
高尾さんが言う。男がロッカー室に消える。程なくして六尺一丁になり戻ってきた。背丈は俺よりちょびっと低く見える。ガタイはぶ厚い筋肉に包まれ、薄っすらとした胸毛に覆われていた。俺の隣に座る。俺は視線を感じた。
「マスタービールお願いします」
「ハイ、喜んで……」
男の声に高尾さんが言葉を返した。男がグラスにビールを注がれる。男の喉がゴクンと鳴った。
「良かったらどうぞ」
「あっ済んません」
男の声に俺は応える。男が俺のグラスにビールを注いできた。
「俺、児朗っす」
「あっ俺は省太っす」
俺達は酒を注ぎ合った。酒を酌み交わし軽い会話をする。児朗は31歳だと言う。何時しか俺達は下の名前で呼び捨て合っていた。児朗の行動が大胆になる。俺の脚に自分の脚を擦り付けてきた。回りでも客達がいちゃついている。俺は妙な興奮を覚えた。俺の前袋が握られる。児朗の顔が近づいてきた。
「出ないか」
児朗が耳元で囁く。俺は頷いた。ロッカー室で着衣を整える。俺達は会計を済ませた。高尾さんが隠微な笑みを浮かべている。俺達は倭六家を後にした。向ったのは児朗が泊まってるホテル。なんでも出張で来てると言う。フロントを通らなくても済むと聞いた。今夜俺は男と初体験する。心臓が早鐘のように高鳴ってきた。歩くこと15分。ビジネスホテルへと着いた。エレベーターに乗り込むと4階で下りる。児朗が402号室の施錠を解いた。

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[ 2017/05/04 18:08 ] 宮内家の小悪党共 | TB(-) | CM(0)

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