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色に染まる⑤

 一線を終え、雄真の家のリビングで酒を飲み交わしている。刺青の映像が映し出されていた。
「カッコいいな」俺がぼそっと呟いた。
「貢佑、お前も墨入れてみねぇか……前々から思ってたけどお前男臭ぇしガタイもいいから似合うと思うぜ」
「俺が刺青。刺青は好きだけど……入れるなんて考えたこともなかったぜ」
「刺青入れたお前を俺は抱きたい」
雄真は俺を真っ直ぐに見てくる。この目には俺は弱いんだ。一瞬戸惑う俺。緊縛された時もそうだったけど雄真に言われるとつい首を縦に降ってしまう。こいつがそう言うなら、俺は……
「判った。いいよ」
3日後、俺は雄真に付き添われ”刺青屋 郷”の扉を開けた。彫師の郷さんは温厚そうな中年男性。
店の決まり毎、期間、料金を説明された。
「どうですか?但し入れると一生消えません」
「ハイ覚悟は出来ています。お願いします」
俺が選んだ図柄は武蔵坊弁慶。俺の施術が始まった。少しずつ出来上がっていく。痛みはあるけど我慢できないものではない。それより彫り上がっていく自分の背中を見ることが嬉しかった。
そして施術開始から3箇月半。俺の刺青は完成した。
”雄”のカウンターで串焼きを食いながらチビチビ焼酎の水割りを飲んでいる。時間は夜10時。雄真に完成した刺青を早く見て貰いたい。そんな思いが募った。
「大将美味かったよ」
「ありがとうございます」
最後の客が帰る。暖簾が仕舞われた。
「雄真、見てくれよ」
俺は着ている物を脱ごうとする。それを雄真がせいした。
「見ると直ぐに犯りたくなりそうだからな」
「判ったよ」
今雄真んちの寝室に居る。俺着ているものを脱ぎ捨て六尺一丁になった。雄真と視線がぶつかる。雄真の目。只ならぬ光を放っていた。
「見てくれよ」
雄真に目を遣り俺は振り向いた。
「す、凄ぇ…かっこいいぜ」
後ろから抱きしめられた。ケツに当たる雄真の股間。そこは既に硬くなっていた。首筋に荒い吐息を感じる。俺のちんぽも息付き前袋を濡らしていた。
「貢佑……」
「うん」
を解きベッドに横になる。裸になった雄真が隣りに滑り込んできた。雄真の顔が近付いてくる。唇が触れ合った。仄かに薫る男の匂い。昂ぶっていく俺がいる。舌が深く挿いってきた。舌を絡め合う。触れ合うちんぽとちんぽ。燻っていた俺の淫乱に火が点いた。
「雄真、挿れてくれ」
「判ったぜ」
四つん這いにされる。背中の弁慶の刺青が摩られた。今度は頬ずりしている。背中のいろんな所にチュッとされた。雄真のカラダが下にずれる。まんこ口に舌が這ってきた。ジュルジュル舐めあげられる。舌が中に挿いってきた。
「ゆ、雄真」
「あぁ」
ローションが穴に塗られる。雄真のちんぽにもまぶされた。ケツの窪に亀頭が触れる。ちんぽが挿いってきた。自然に俺の雄穴は開きまんこになる。根元まで嵌められた。
「行くぞ」
「うん」
ガシガシガシと最初から激しく突きこまれる。内壁が擦れた。
「あっ、はぁ…あぅ」
「気持ちいいのか」
「いいっす。気持ちいっす」
更に激しく突きこまれる。同時に乳首がなぞられた。
乳首 (2)
「はぐぅ!はあっあぁぁ…あぁぁぁぁ…」
「んくぅ締まるぜ。駄目だ。そんなに締めるな…うぅ、あぁぁぁぁぁあぁぁ…や、やべぇ…うっ」
その途端俺の雄膣の奥に生暖かい汁を感じた。
「刺青見ながら突いてたら射ってまったぜ。まだまだだからな」
仰向けにされる。両脚を抱えられた。ちんぽをまんこに宛てがうとぐいっと腰を突かれる。俺のまんこは一息にちんぽを呑み込んだ。グイッグイッと逞しい腰に突きこまれる。奥の方が擦れ始めた。
「くぁっ…うっ…うぅん…ん…んん…くふっ…いい」
「うぉぉぉ中トロットロだぜ。堪んねぇ」
乳首に指が這ってくる。クリクリクリと掻き上げられた。
「くふっ、はぅ、あぁぁ」
「お前の哭き顔そそるぜ。もっと哭かせてやるからな」
雄真の顔が近付いてきた。
「可愛いな。貢佑は…」
キスされる。舌が絡まり合った。
ジュグッジュグッジュグッ…グショッグショッグショッ…結合部からは卑猥な交尾音が奏でらる。
「あっ、あぁぁぁ、はぅ」
突き込みが深く重たくなる。思いもよらぬ所が擦られた。
「あぁぁ…んくっんぁ」
「まんこの奥がヒク突いてちんぽに絡んでくるぜ。んぁ気持ちいい」
奥の方が熱くなってくる。今まで感じたことのない感覚が湧き起ってきた。
「雄真、おっ俺…あっはぅ、あっ」
奥の壁がズリっと擦られる。俺は瞬く間に昇りつめた。ドビュッドビュッドビュッ…ビュビュッビュビュッビュビュッ…ビュッビュッビュッ白濁汁を噴き上げた。
「凄え、トコロテンしやがったぜ」
パンパンパン…パンパンパン…パンパンパン…パンパンパン雄真の腰がいっそうはやくなった。
「あっやべぇ…んぁぁ俺も射かすからな」
俺はコクンと頷いた。
「種付けてくれよ」
「判った。いっぺぇ付けてやるからな」
雄真の腰が波動する。その波がまんこの奥に伝ってきた。
「あぁぁぁぁぁ射く、射ぐ…射く」
雄真が俺の中で雄叫びをあげる。生暖かい汁を奥で感じた。
「あっ、あぁぁ…ゆ、雄真また、んぁぁいっ射っちゃいそう、もっ洩れる」
ドビュッドビュッドビュッ…ビュビュッビュビュッビュビュッ…ビュッビュッビュッ男の白い汁が宙を舞う。俺は今日2度目のトコロテン発射をした。
雄真かどっさりと倒れ込んでくる。その弾みでちんぽがジュポンと抜けた。
「お前のまんこ良すぎるよ。気持ち良かったぜ」
「俺も良かった」
「2発もトコロテンしたもんな」
「雄真のせいだろ」
横を向くと視線が交差した。腕が伸びてくる。静かにその腕に頭を乗せた。
男同士の激しい交尾。燃焼しきった俺達は抱き合いながらその余韻を感じ合っている。厚い胸板に包まれ心安らぐ時間が過ぎていった。
俺はカラダに墨を入れた。雄真の為に……でも同時に俺の為でもある。だって雄真と同じ価値観を持ちたかったからだ。最初ちょびっと悩んだけど今は入れて良かったと思う。俺今幸せなんだ。
「なっ雄真」
「えっ」
「何でもねぇよ」
視線が交差する。自然に唇が合った。
[ 2015/02/07 19:34 ] 色に染まる | TB(-) | CM(0)

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