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花火②

 翌日、俺は室長をランチに誘った。向ったのはファミレス。今俺達はテーブルを挟み、向かい合って座っている。食事を済ませた。室長と視線が交差する。俺はコップの水をゴクンと飲んだ。
「室長、俺これ以上抱かれたら、マジ好きになっちまう。でも室長は家庭もあるし、他の男も居るみたいだから……俺、室長が若い男とラブホに入るの見ちゃったんだ」
俺が声を上げる。室長が寂しそうな表情を浮かべた。室長が目を瞑る。程なくして、目を開けた。
「判った。そうだな。俺は家庭もあるし、犯り友もいるからな。俺達は終りにするか」
「うん、ご免なさい」
俺の声に室長が応える。だがこの日を境に室長の俺に対する当りがきつくなった。仕事を増やされる。残業も多くなった。俺が些細なミスをする。室長から罵声を浴びせられた。室長の俺に対するパワハラ。俺は転勤を申し出る。だが其れは跳ねられた。結局俺の選んだ道は退職。冬の澄んだ青空がうざく感じる。ハローワークにと派遣登録も済ませた。警備スタッフの仕事はそこそこある。だが主任の仕事は無かった。俺は焦燥する。背に腹は返られない。2社受けたが採用には至らなかった。俺は拘りを捨てる。派遣会社から紹介された警備会社でスタッフとして勤めることになった。季節が巡る。陽春を迎えた。
そんな或る休日。微かに寒気を覚える。だが俺は春を感じたかった。時刻は3時を回っている。俺は近所の公園に出掛けた。春を満喫する。
春の芽吹き (31)
暫らく歩き回った。陽射しが心地良く感じる。俺はベンチに腰掛けた。春の陽気にウトウトし始める。何時しか俺は眠りの中に居た。
「おい大丈夫か」
俺のカラダが揺す振られるた。遠くで声が聞える。俺は目覚めた。傘を差した男が立ってる。霧雨が降り、空は夜の黒に覆われていた。
「あっ済みません」
俺が応える。男が柔和な表情を浮かべていた。
「隼雄タワーの警備員さんだろ」
「ハイ」
男の声に俺は応える。男が優しい眼差しで見てきた。
「あそこは辞めました」
「そうか。残念だな。お前の元気の良い声に癒されたからな」
俺の声に男が応える。男が俺の額に手を乗せてきた。
「熱あるみてぇだな。俺んち直ぐそこだから寄ってけよ」
「そんな俺大丈夫っすから」
男の言葉に俺は声を返した。
「薬飲んで少し休んでいけよ」
「じゃぁお言葉に甘えてお邪魔します」
この男何度か見たことがある。身長は俺と同じ位だ。顔色が浅黒い、髭坊主。俺にとってはストライクゾーンのど真ん中だ。俺は起き上がる。男と共に歩み始めた。相合傘になる。時折カラダが触れ合うとちょびっと嬉しかった。
「俺は柴山 廉34になる。お前は」
「俺は長瀬 駿太31歳っす」
ノンケだと思うけど、タイプの男の家へ行ける。おかしな興奮を覚えた。目の前にタワーマンションが見えて来る。廉さんが目を呉れた。
「此処だぜ」
廉さんが声を上げる。俺達はエントランスを通り、エレベーターに乗り込んだ。24階で降りる。廉さんがドアを開けた。春の柔らかな空気に包まれる。リビングに通された。初めて入る廉さんの家。広めのリビングにダイニングテーブル。傍らにはローテーブルとソファーが置かれている。キッチンはオープン型になっていた。
「適当に座っててくれよ」
「ハイ」
廉さんの声に俺は応える。廉さんはリビングを出て行った。廉さんが戻ってくる。ソファーに座る俺の隣に掛けた。
「ほら体温計れよ」
廉さんが声を上げる。俺は体温計を渡された。
「食欲あるか」
「ハイ」
廉さんの声に俺は応える。廉さんが柔和な笑顔を浮かべていた。
「じゃぁ飯食っていけよ」
「良いんすか」
廉さんの言葉に俺は応えた。
「ああいい。独りで食うより良いからな」
廉さんの声に俺は頷いた。体温計のアラームが鳴る。38,1℃有った。時が僅かに動く。廉さんが俺に目を呉れた。
「服濡れてるな。お湯張ったから風呂入って来いよ。ここ出て、右手にあるからな。俺ので良ければ着替え置いとくぞ」
「あっ済みません。お願いします」
廉さん声に俺は応えた。
「タオルとかは脱衣所にあるから適当に使ってくれよ。服とかは洗濯機にぶち込んでくれ」
廉さんの声に俺は応えた。風呂場に行く。掛け湯をすると湯に浸かった。柔らかなお湯にカラダが包まれる。心地良く感じた。カラダを洗い、風呂を出る。ドラム型の洗濯機が回っていた。
スウエットスーツとTシャツ、ボクブリが置かれいる。俺は着替えた。廉さんのちんぽを包んだボクブリ。少しだけ興奮覚える。俺と交代で廉さんがシャワーを浴びてた廉さんが戻ってきた。卵とじうどん、豚シャブサラダそして巻き寿司が並べられる。俺達はテーブルを挟み向かい合って座った。
「頂きます」
「おお食ってくれ」
俺の声に廉さんが応える。うどんを食べた。凄く優しい味がする。廉さんに目を遣った。パワハラに退職。俺は自分の事を語った。廉さんはGNSプロモーションのエリアマネージャーをしてると言う。GNSプロモーションは飲食チェーン店の本部だと聞いた。大学で柔道をやってた俺。廉さんは空手をやってたと言う。格闘技をやってた俺達。話が盛り上がった。
和やかな中、食事が終わる。風邪薬を頂いた。
「あっちでテレビでも見てろよ。俺後片付けするからさ」
「俺も手伝うっす」
廉さんの言葉に俺は声を返した。
「いいからお前病人なんだからな」
廉さんが声を上げる。俺はソファーに座った。
「これでも飲んでろよ」
「ありがとうございます」
廉さんの声に俺は応える。暖かなココアをローテーブルの上に置かれた。ココアを啜る。大人の味が口の中に広がった。程なくして廉さんが俺の隣に座る。ココアを口に運んでいた。
「気分どうだ」
「大分楽になりました」
廉さんの声に俺は応える。仄かに廉さんの薫りが漂ってきた。
「廉さん、アドレス交換して貰っていっすか」
「ああ構わないぜ」
俺達はアドレスの交換をした。穏やかな時が流れる。俺は廉さんに目を遣った。
「俺そろそろ帰るっす」
「そうか。ちょっと待ってろ」
廉さんが立ち上がる。俺の服を持って戻ってきた。
「ほら、洗っておいたからな」
「ありがとうございます」
廉さんの声に俺は応えた。俺は着替えを済ませる。玄関迄見送られた。
「廉さん、ありがとう。今度メールするね」
「ああ待ってる。じゃぁな」
「うん、またね」
ドアを開けた。霧雨から小雨に変わっている。俺は傘を借りると廉さんちを後にした。
スマホがメール着信を報せる。廉さんからだった。
”カラダ大事にな”
”ありがとう”
俺は返信した。
 今俺んちのベッドに潜っている。目を瞑ると廉さんの顔が浮かんできた。俺は自分のちんぽを握る。グイッグイッグイッと勃ち上がってきた。俺は妄想する。廉さんに抱かれていた。廉さんのちんぽをしゃぶる。廉さんも俺のちんぽを咥えてくれた。今度は俺を廉さんが犯している。廉さんの腰がグイグイ動く。ちんぽが俺の中をまい進してくる。俺は思いっきりちんぽを扱いた。金玉の奥が熱くなってくる。オス汁が射き場を探し始めた。
「あぁぁあぁ廉さん射ぐ。あぁぁんぉ射く。うぉぉあぁ廉さん射ぐっ」
俺が声を上げる。ドビュッドビュッドビュッ…ビュビュッビュビュッビュビュッ…ビュッビュッビュッ俺は白濁汁を吹き上げた。
柴山 廉、男らしさと優しさを併せ持つ野郎。俺達は軽い知り合いで友達でもない。そんな俺を親切にしてくれた。唯の親切だと思う。だが俺のちんぽと金玉そして心を俺を抉ってくる。何時しか俺は微睡みの中に居た。

猛牛

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亀頭マッサージャー ブルーボーイ

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BEAST GOLDEN DISC 023

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[ 2017/08/27 14:58 ] 花火 | TB(-) | CM(0)

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