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桜⑤

 季節が巡った。街のあちこちで春の息吹きを感じる。時々来るメールにLINE。千尋姉ぇにも信克にも新たな相方が出来たと言う。俺達の新居が完成した。僅かなスペースに埋められた植栽。オフホワイトにブラウンをあしらった外壁も気に入っている。1階のガレージに停められた2台の 車。窓からは土手の桜並木が望める。2階の広めのリビングダイニング。隣接したキッチンはオープン型になっている。俺達の引っ越しが始まった。次々に運ばれてくる新たに購入した家具家電。3階の寝室にはダブルベッドを設置した。収納が終る。カーテンを掛けた。
「粗方終ったな」
「そっすね」
颯介の声に俺は応える。俺達の引っ越しが終った。今リビングのソファーで並んで座り、寛いでいる。インターホンが鳴った。
「来たぜ」
「多分な」
颯介の声に俺は応える。俺は立ち上がり、インターホンに出た。
「ハイ、今行きます」
俺が声にする。俺達は玄関に向った。ドアを開ける。若い男が立っていた。
「ワンちゃん連れてきました」
「ありがとうございます」
男の声に俺達の声が重なる。男から豆柴のオスとドッググッズを受け取った。名前は虎徹。リビングの傍らにハウスを置いた。虎徹はキュンキュンキュン可愛い鳴き声を上げながらリビングを走り回っている。心が和んだ。数日が経過する。今日は俺達の引越し祝い。千尋姉ぇと信克が相方を連れてくる。時刻は4時を回った。今俺達はキッチンに立っている。料理を作り始めた。虎徹がリビングで遊んでる。料理の下拵えが終った。虎徹にご飯を与える。食べ終わるとリビングを走り回っていた。俺達はシャワーを浴びる。褌を締め込んだ。お揃いの白Tシャツと黒のワイドパンツを身に着ける。皆んなを迎える準備が整った。茜色の空が夕闇に包まれる。客人達が現れた。千尋姉ぇの相方の梨花。可憐な感じの女性だ。30歳のナースだと言う。信克の相方孝志。ガタイが良く男臭い。仕事はジムのインストラクターだと聞いた。キッチンカウンターに置かれた、赤と青の薔薇ベースのアレンジメントフラワー。千尋姉ぇ達から頂いた物 だ。赤い薔薇の花言葉は熱烈な愛、青は神の祝福だと言う。その隣には信克達から貰った祝い樽が置かれている。テーブルに料理が並べられた。今俺達はテーブルを囲んでいる。グラスにビールを注ぎ合った。
「引っ越しと同棲おめでとう」
千尋姉ぇが声を上げる。グラスがカチンカチンと触れ合った。
「さわらの味噌チーズ焼き絶妙な味がする」
信克が声にする。顔が綻んでいた。
「桜寿司美味しいわ」
千尋姉ぇが声を上げる。目が細くなっていた。
「2人で作ったんすか」
「殆ど颯介だよ。俺は言われるように手伝っただけだよ」
信克の問いに俺は応える。颯介の料理。褒められた事が嬉しかった。颯介が窓を開ける。ライトアップされた桜並木が目に入ってきた。
「ちょっとしたお花見だろ」
颯介が声にする。皆んなが感嘆の声を上げた。初対面の孝志と梨花。旧知の友のようになっている。話が弾んだ。
「ゲイの人ってオネエっぽいイメージだったけどみんなゴツくて男臭いね」
「タイプは色々だからな。レズだってそうだろ」
梨花の問いに孝志が応える。千尋姉ぇと梨花が頷いた。クーンクーンクーン……虎徹が鳴き声を上げる。走り寄ってきた。
「起きたのか」
俺が声にする。虎徹を抱き上げた。
「内の長男の虎徹だよ」
「可愛い。抱かせて」
俺の声に千尋姉ぇが応える。虎徹を渡した。孝志、梨花そして信克。虎徹はみんなに可愛がられている。酒がビールから頂いた清酒に代わった。皆んなの顔が桜色に染まっている。和やかな中宴が終わり、其々が俺んちを後にした。後片付けを済ませる。何時しか虎徹はハウスで寝ていた。今、俺達はソファーに並んで座り、清酒を飲んでいる。俺は甘えるように颯介の肩に頭を乗せた。
「皆んな幸せになればいいな」
「うん、きっとなるよ」
颯介の声に俺は応える。颯介に目を遣った。
「なぁ颯介、俺達も幸せになろうよ。ベッドでさ」
「行くか」
「うん」
俺達は立ち上がる。手を繋ぎながら階段を登った。寝室に入る。ベッド脇のスタンドに灯りを燈した。淫猥にダブルベッドが浮かんでいる。俺達は着ている物を脱いだ。六尺一丁になる。
褌 (13)
ベッドで向かい合って胡座を掻く。俺達はにじり寄る。前袋を揉み合った。颯介の唇が寄ってくる。俺の方から合わせにいく。唇同士が触れ合った。舌を挿れる。舌を絡め合った。静かに唇が離れる。俺達は膝立ちになった。褌を解く。外気に触れた2本のちんぽ。グイッグイッグイッと勃ち上がった。颯介に優しく押し倒される。颯介が覆い被さってきた。勃起魔羅同士が触れ合う。俺達はお互いの乳首を弄り合った。颯介の舌が俺の乳首に這ってくる。弧を描くように舐められた。真ん中の突起を甘く噛まれる。俺のカラダが微動した。
「あぁぁんぁ、はぁ」
俺の口から声が洩れる。颯介のカラダが下にずれた。ちんぽに舌が這ってくる。ジュルジュル舐め上げられた。今度は横咥えされる。舌が妖しく這ってきた。
「あぁぁんぁ」
俺が声を上げる。颯介のカラダが反転した。眼前に現れた颯介の本竿。俺は喰らい付く。俺のちんぽも咥えられた。2人の顔が前後に動く。颯介が俺の頭を抑える。グイグイ手前に引かれた。喉奥に颯介のちんぽが打ち当たってくる。堪らない感覚を覚えた。俺達はお互いのちんぽをしゃぶり続ける。ジュルッジュルッジュルッ…ジュボッジュボッジュボッ隠微な尺八音が鳴り響いた。
「んん、ん、んん」
「ん、んん、ん」
2人の口からくぐもった声が洩れる。颯介のちんぽをしゃぶりながら俺は自分のオス穴を摩った。まんこ奥が疼く。俺は颯介のちんぽを口から放した。
「颯介、我慢出来ねぇ」
俺が声を上げる。颯介が俺のちんぽを口から放した。
「欲しくなったのか」
颯介が声にする。俺は頷いた。俺は仰向けになる。自ら両脚を抱え上げた。颯介の舌が穴口に這ってくる。幾度となくジュルジュル舐め上げられた。
「あぁぁあぁ」
俺の口から喘ぎが洩れる。颯介が視線を飛ばしてきた。
「自分で解してみろよ」
颯介が声にする。俺は穴と内壁にローションを塗り込めた。2本の指を挿れる。中を掻き回した。
「颯介……」
俺が声にする。俺は颯介のちんぽを掴み、穴口に宛てがった。颯介が腰を軽く突く。先っぽを呑み込んだ。動かない颯介。俺は焦れた。俺は颯介のケツタブを押さえる。手前に引いた。
「あぁぁ挿いってくる。堪まんねぇ」
俺が喘ぎ声を上げる。俺は根元まで颯介のちんぽを呑み込んだ。唇を合わせる。今度は瞼にキスされた。
「将真、行くぜ」
「うん」
颯介の腰が突動する。ちんぽが俺の中をまい進してきた。
「あぁあぁあぁ凄ぇ」
俺が声を上げる。颯介の腰がガシガシ動く。ちんぽが俺の中を疾駆してくる。突き込みが深く重たくなった。
「あぁぁんぁやべぇ」
俺が喘ぐ。想定外の所を擦られた。颯介のちんぽがうねりながら入ってくる。大きな波が伝ってきた。
「あぁあぁあぁ駄目、洩れる。あぁぁ洩れる」
俺が喘ぎ声を上げる。ドビュッドロッドロッドロ俺は乳白色の男の粘液を漏らした。
「凄ぇ。トコロテンしたぜ。もっと絞り取ってやるからな」
颯介が感嘆の声を上げる。颯介の腰が猛動した。ちんぽが俺の中を爆進してくる。俺のやべぇ所が擦られた。
「んぁんぁんぁ洩れる。また洩れる」
俺が喘ぐ。ドビュッドロッドロッドロ俺は白濁汁を漏らした。垂れ落ちた俺の汁。褐色の俺の下腹部を白く汚していた。
「へへまた洩らしたぜ」
颯介が声にする。突き込みながら颯介は俺の乳首を舐め上げてきた。
「あぁぁあぁ、いい。気持ちいい」
俺が声を上げる。ヌチャッヌチャッヌチャッ…グショッグショッグショッ結合部からは昂ぶった交尾音が鳴り渡った。
「あぁぁんぁあぁ凄ぇ」
「俺もいい。凄ぇ。んくぅ締まる」
俺の喘ぎに颯介が応える。突き込みながら颯介は俺のちんぽを扱き立ててきた。
「んくぅまんこ、ちんぽに纏わり付いてくる。汁絞り取られそうだぜ」
「俺もやべぇ。射きそうっす」
颯介の声に俺は応える。パンパンパン…パンパンパン…パンパンパン筋肉同士がぶつかり合った。
「あぁぁあぁ射ぐ。んぁぁんぉ射く。うぅぅあぁ射ぐっ」
颯介が雄叫びを上げる。オス汁が奥壁に打ち当たってきた。その途端、金玉の奥で潮流が蠢き始める。颯介が俺のちんぽを扱き捲った。
「んくっんくっんくっ射く。あぁぁあぁ射ぐ。んぉぉあぁ射くっ」
俺が声を上げる。ドビュッドビュッドビュッ…ビュビュッビュビュッビュビュッ…ビュッビュッビュッ俺は白濁汁を飛ばした。ちんぽが引き抜かれる。69の体位になった。颯介が俺のちんぽを咥える。俺も颯介のちんぽを頬張った。残り汁を其々拭い取る。颯介のカラダが反転した。抱き寄せられる。唇を合わせる。舌が入ってきた。舌を絡め合う。残り汁が融合する。静かに唇が離れた。男同士の激交尾。その残響が聞える。俺達は暫らくの間抱き合っていた。
「シャワー浴びるか」
「うん」
颯介の声に俺は応える。俺達はベッドを抜け出た。一緒にシャワーを浴びる。褌を締め直し、部屋着をを羽織った。
「外の風に当たろうぜ」
「うん」
颯介の言葉に俺は応える。俺達はベランダに出た。そよ風が頬を撫でてくる。桜の花びらが舞っていた。
「凄ぇな2回もトコロテンしてよぉ」
「こいつのせいだろ」
颯介の声に俺は応える。同時に颯介の股間に手を這わせた。
「愛してる。将真」
「颯介俺も愛してる」
颯介に抱き寄せられる。唇が寄ってきた。唇同士が触れ合う。舌が深く入ってきた。俺達は舌を絡め続ける。カラダが蕩けそうになった。唇が離れる。永くて切ないキッスが終った。俺も颯介も友達と同居するとしか言っていない。何時か絶対にカミングアウトしようと思っている。何れ散る桜。だがまた開花する。来年もその次もずっと一緒に見たい。颯介の手を握る。大きな温もりを感じた。

黒蟻王

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スクイーズボールポーチ (ノーマル)

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肉便器アフター5

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[ 2018/03/25 11:57 ] | TB(-) | CM(0)

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