2ntブログ















姉御①

 俺は高倉 龍郎、雄楊大学3年の髭坊主。剣道部に所属している。身長172㌢の筋肉質。ガタイは良いが性格はヘタレだ。剣道してる時は闘志剥き出しだけど、普段は大人しそうだと良く言われる。女の子と付き合った事は有るが行為はしていない。キス位はあるけど感情が高まることは無かった。性的指向はゲイを自認している。だがDVDで見るような本格的な行為はした事が無い。兄夫婦は俺の最大の理解者だ。特に嫁の朱莉さんを兄以上に慕っている。朱莉さんは曲がった事が大嫌いだ。面倒見が良く、男っぽい。俺は姉御と呼んでいる。兄夫婦の仕事は建設会社経営。夫婦揃って顔が広い。その中には同性愛者も多いと言う。俺も紹介されたことがある。だが残念ながら付き合っていない。住んでるのは兄夫婦と同じマンション。俺は2階の1DK兄夫婦は6階の2LDKだ。大学迄徒歩5分の距離。何かと都合が良い。2箇月余り前、俺は左手を骨折した。ギブスからサポーター変わったのが一昨日。ようやく部活に復活した。季節は初夏。幼い緑の間から木洩れ日が差している。
木漏れ日 (3)
朝姉御とエントランスで一緒になった。
「おはよう」
「おはようございます」
姉御の声に元気良く俺は応える。俺達は歩み始めた。バスが停留所に停まっている。ゾロゾロと乗客達が降りてきた。この辺りは大学等がひしめいている。降りる人も多い。俺達は人混みに紛れる。その時、俺は腕を掴まれた。
「バスの中で私のお尻触ったよね」
「はぁ、俺、バス乗ってねぇよ。触れねぇだろ」
女の声に俺は応える。女が鋭い視線を浴びせてきた。
「触った。触った。触った。この野郎、警察に突き出してやる」
女が喚く。俺達の回りに人だかりが出来る。その中には剣道部の主将も居た。
「こいつ徒歩通学だぜ」
主将が声にする。女は無視した。
「私は傷付いた。慰謝料寄越せ。証拠もある」
女が声を吐く。姉御と視線が交差した。姉御が首を横に振る。明らかに怒りの表情を浮かべていた。
「分かった。警察に行こう。但し違ってたら名誉毀損で訴えるけどいいな」
「構わねぇよ」
姉御の声に女が応える。姉御が何処かに電話していた。
「其処の駐車場にきて貰えるか」
姉御が声を上げる。女が頷く。俺達は車に乗り込んだ。車が動き始める。警察署に着いた。署の前でガタイの良い男が立っている。姉御と視線が交差した。
「織田さん済んません。朝っぱらから……」
「いいですよ。高倉さんの頼みなら駆け付けますよ」
姉御の声に織田さんが応える。織田さんが女に目を遣った。
「弁護士の織田です。お話は伺っております」
織田さんが声にする。女と俺に名刺を渡してくれた。
「所で証拠が有ると言うことですが見せて貰って良いですか」
織田さんの声。女がスマホの画像を差し出した。
「コピーさせて頂きますが宜しいですか」
「構わねぇよ」
織田さんの声に女が応える。織田さんはニッと笑みを浮かべた。
「身分証見せて貰えますか」
「えっ……」
織田さんの声に女が応える。怪訝そうな顔をしていた。
「名誉毀損罪で訴えるって聞いてますよね。その為には必要ですから……」
織田さんが淡々と声にする。至って冷静だ。織田さんは学生証をゲットし、コピーしている。女は貴杜短大2年の熊谷 愛美。其々別室で事情聴取される。俺の聴取には織田さんの同伴が認められた。証拠と言われたサポーターの画像。それは左手ではなく右手だった。俺がしているサポーターは左手だったから……持っていた診断書の画像データ。織田さんが丁寧に説明してくれた。徒歩通学の俺。俺の免許証で織田さんが話してくれた。微物検査、指紋採取、DNA鑑定。念の為して貰った。数日が経過する。警察から連絡がきた。各種鑑定の結果、俺は白。疑惑は完璧に晴れた。被害届を出し、受理された。第2段が始る。俺達3人は貴杜短大に向った。学長は姉御の知り合いだと言う。今俺達は短大の会議室でテーブルを囲んでいる。愛美とご両親も呼ばれた。
「どのように触られたのですか……」
織田さんが淡々とした声を上げる。二転三転する愛美の答弁。織田さんがその矛盾をつく。織田さんが何処かにメールしている。1人の女性が入ってきた。ガタイが良く見ようによっては男性に見える。右手にサポーターをしていた。
「この方をご存知ですか。貴杜短大、卒業生の藤崎 香澄さんです」
織田さんが声にする。藤崎さんに目を遣った。
「あの日バスに乗ってましたよね」
「ハイ、乗ってました。織田先生からお話を伺いまして憤慨致しました。卒業生、同性として残念です」
織田さんの問いに藤崎さんが応える。彼女は怒りの表情を浮かべていた。
「貴女が写した画像はこの人だったんじゃないですか」
「……」
織田さんの声を愛美が黙殺する。顔が少し青ざめていた。
「貴女は今年に入ってから5件起してますよね。その内3件は示談が成立している。どういう事ですか」
「そ、それは……」
織田さんの声に女が応える。愛美はサポーターをしている俺を知っていた。大人しそうに見えたと言う。何時か獲物にしようと思ってたらしい。愛美は事実関係を認めた。愛美の両親が蒼白になっている。御両親が土下座した。
「示談してください。お願いします」
愛美の父親が声を上げる。姉御が愛美に目を遣った。
「お前らは謝らねぇのか」
姉御が声を張り上げる。愛美は黙殺した。
「名誉毀損罪の他に虚偽告訴罪も請求できますよ」
織田さんが声にする。愛美の御両親が怒りの表情を浮かべていた。
「愛美、土下座しろ」
愛美の父親が怒鳴る。母親は寂しそうな表情を浮かべていた。みんなの目が愛美に集中する。愛美がカラダをプルプル震えながら、土下座した。
「済みませんでした」
愛美が声にする。愛美の母親がすすり泣いていた。時が経過する。結局愛美は停学。示談も成立した。そんなある日。気付くと4通のメールが着信している。姉御からもきてた。
”紹介したい人が居るんだけど今度の日曜の午後空いてるか?”
”大丈夫っすよ”
俺は返信した。日曜を迎える。インターホンが鳴った。
「ハイ」
「私、出掛けるよ」
俺の声に姉御が応える。俺は外へ出た。
「龍郎、気合入ってるな。お洒落だよ」
「からかわないでくださいよ」
姉御の声に俺は応える。俺達は駐車場へと向った。俺達を乗せた車が転がり始める。心が踊った。
「どんな人が来るの」
「行ってからのお楽しみだよ」
俺の声に姉御が応える。程なくして待ち合わせのカフェに到着した。駐車場に車を停める。店内に入った。えっ……あれは織田さん。俺と織田さんの視線が交差する。驚愕の表情を浮かべる織田さん。俺も同じだった。俺は織田さんの隣に座る。姉御が向かい側に座った。姉御に目をやる。意味深な笑顔を浮かべていた。
「知ってると思うけど改めて紹介する。織田 大樹さん28歳。タイプは年下のガッチリ体型、ポジションはリバ。こっちが私の義弟の高倉 龍郎20歳。タイプは年上のガッチリ体型、ポジションは不明。良いと思うけど、どうかな」
姉御が声にする。柔和な笑顔を浮かべていた。
「俺はいいぜ。始めて逢った時ドキッとした。こいつの為に頑張ろうと思ったんだよ」
「おっ俺もいっす」
織田さんの声に俺は応える。心臓がバク付いてきた。
「じゃぁ私はこれで……」
姉御が声を上げる。伝票を掴むと立ち上がった。
「高倉君は剣道してるんだよな」
「ハイ」
織田さんの声に俺は応える。俺は織田さんに目を遣った。
「織田さんはかなりガッチリしてますけど何かやってるんですか」
「今はジム位だけど、学生時代は柔道してたよ」
俺の問いに織田さんが応える。日に焼けたゴツクて四角い顔。そんな織田さんが穏かな笑顔を浮かべている。あの時の鋭い表情とは違う。新たな一面が見えた。
「俺は高倉君を抱きたい。最初っからは嫌かな」
「そんなこと無いっす」
織田さんの声に俺は応える。俺達は立ち上がった。カフェを出る。駐車場にある車に乗り込んだ。車が動き始める。織田さんが俺に目をくれた。
「よそよそしいから敬語は禁止な。俺の事は大樹って呼んでくれよ」
「ハイ、大樹さん」
車が転がること10分ウインカーが点いた。ラブホの駐車場に入る。俺達は車を降りた。今タッチパネルの前に居る。部屋を選んだ。白を基調とした部屋。ベッド両脇の壁に付けられた白磁色の照明が妖しく照らしている。大樹さんが浴室に消えた。俺はソファーに座る。回りを見渡した。大樹さんが浴室から戻ってくる。俺の隣に掛けた。
「どうした。こう言う所初めてか」
「うん」
大樹さんの問いに俺は応える。俺は抱き寄せられた。唇が寄ってくる。静かに唇同士が触れ合った。舌が入ってくる。舌を絡め合う。キスしながら俺達は股間を弄り合った。男の血潮が伝ってくる。静かに唇が離れた。
「俺、大した経験無いっす。ちんぽ扱き合ったりしゃぶり合ったりはあるけど……」
俺が声にする。大樹さんが目をくれた。
「分かった。俺に開発させてくれるか」
「うん」
大樹さんの言葉にに俺は応える。ドキドキ感が大きくなってきた。
「風呂入ろうぜ」
「うん」
大樹さんの声に俺は応える。俺達は立ち上がると、着ている物をバサバサ脱いだ。初めて見た大樹さんのガタイ。胸、肩の筋肉は盛り上がっている。割れた腹筋。ヘソの辺りから下肢に向かい、剛毛が連なっている。真ん中の男の紋章がが太々しくぶら下がっていた。浴室に入る。掛け湯をした
。湯船に並んで浸かる。照らすグリーンのヒーリングライト。淫猥な気分を盛り立てる。抱き寄せられた。大樹さんが俺のオス竿を握ってくる。俺も大樹さんのちんぽを手で包んだ。2本の本竿が勃ち上がる。亀頭を弄り合った。
「ガタイも良いけど此処もデケぇな」
「大樹さんのもデケぇっす」
多分大樹さんに俺は嵌められる。期待と不安が満ちた俺の心とちんぽ。大きく煽ってくれた。
「続きはベッドでな」
「うん」
大樹さんの声に俺は応える。カラダを洗う。バスタオルを腰に巻くと、浴室を後にした。

大噴火

大噴火


涙の雫 (S)

涙の雫 (S)


スーツの下はフル勃起

スーツの下はフル勃起


Gweblog - ゲイウェブログ -
エログ-(エログランキング)にほんブログ村 大人の生活ブログ 恋愛小説(愛欲)へ
にほんブログ村
[ 2018/09/24 19:01 ] 姉御 | TB(-) | CM(0)

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する