厳寒の冬が過ぎ季節は春。俺達は吉日に入籍した。
そして今日挙式する。場所は都内某所の神社。打診すると心地よく引き受けてくれた。参列してくれたのは俺と龍哉の両親。そして龍哉の兄と俺の弟。ホントに近親者だけの挙式だ。朝冷水で身を清める。真っ新な白褌を締めこんだ。白の紋付き袴を身に纏う。俺達は社殿に入場した。荘厳な雰囲気に包まれる。神職が入場してきた。全員が起立して拝礼する。挙式が始まった。三々九度が終わる。この後誓いの言葉だ。誓詞を手に取る。俺は淡々と読み上げた。
”今日のよき日に、雄豪神宮の大御前において、私達は結婚式を挙げます。今後はご神徳のもと、相和し、相敬い、苦楽を共にし、明るく温かい生活を営み、終生変わらぬことをお誓いいたします。なにとぞ、幾久しくご守護下さいますようお願い申し上げます。新郎鷹丸雄大。龍哉に目を遣る。目には涙が溜っていた。
「し、新郎…た、龍哉」龍哉は咽ぶように声にする。そして指輪の交換。龍哉のカラダがブルブル震えてた。神前に玉串を捧げる。親族固めの盃が済んだ。全員立ち上がり神棚に一拝する。俺達の挙式が終わった。今俺と龍哉の左指にはマリッジリングが嵌められている。刻印はWITH YOU…お前と共に……披露宴代わりの食事会も終わり其々家路に付いた。
「いい結婚式だったな」
「うん」
「龍哉はホントに泣き虫なんだな」
「だって…凄ぇ嬉しかったから……」
今俺と龍哉は俺達のマンションの玄関前に居る。表札に記された鷹丸雄大、龍哉の文字。龍哉は感慨深げにそれを見ていた。
「兄貴、俺鷹丸龍哉になったんだな」
「うん、そうだよ」
「さぁ入るぞ」
「うん」
玄関ドアが開いた。一緒に住み始めて随分経つけど特別な感情が湧いてくる。リビングの窓から外を望む。空は黄昏ている。真っ赤な夕陽が部屋に差し込んできた。時間がゆっくりと流れる。空が星空に代わった。
「兄貴出来たよ」
「おぉ判った」
俺達はテーブルを挟み向かい合って座る。グラスにビールを注ぎ合った。
「宜しくな」
「うん……」
カチンと触れ合った。美味い料理。これからもずっと食べたいと思った。一度ブログとかでレシピ発表したらどうだって言ったことがある。そしたら俺の料理は兄貴だけのものだからって言ってた。そんなこと言われるとやはり嬉しい。心がほっこりとした。食事が済むと何時ものようにソファーに並んで座り酒を飲んでいる。今夜はバーボンのロックだ。龍哉が甘えてくる。俺の股間に手が伸びてきた。
「やりたくなったのか」
「うん……今日はいっぱいしたい」
「初夜だもんな」
「うん」
初夜の扉が開いた。壁際に龍哉を押し付ける。顔を近づけた。龍哉が目を瞑る。唇が薄く開いた。唇を静かに触れさせる。舌を深く挿れた。口の中で俺の舌が這い回る、くまなく口腔内を愛撫した。唇が静かに放れる。龍哉の目。淫猥な光が放たれていた。着ている物を全て脱ぐ。褌も外した。
ベッドの上にしゃがむ。龍哉を後ろから抱いた。首筋に舌を這わせる。同時に腕を回し龍哉の乳首を弄くった。
「あぁぁ、あっ」
龍哉が顔を捩る。唇を貪りあった。手を滑らせる。龍哉のケツの穴をなぞった。
「あっ、あぁぁ、んぁ」
乳首を指の甲でコリコリ掻き上げる。同時に雄穴をなぞってやった。溢れ出てる我慢汁を龍哉のちんぽから掬う。龍哉の穴口に塗り込めた。そのまま指を突き入れてみる。ズボズボと呑み込まれた。内壁がキュッと締まってくる。俺の指が上下に抽動した。
「あっ、あぁぁ」
俺の指の動きが大胆になった。龍哉の中を掻き回す。次に内壁を掻き上げた。
「あぁぁ、んぁ、あ、兄貴ぃ挿れてくれよ。奥の方が疼く」
「判った。今挿れてやるからな」
龍哉を四つん這いにさせる。龍哉の穴口と俺のちんぽにオイルを塗り込めた。龍哉のケツの窪みにちんぽを宛てがう。軽く腰を動かすと吸い込まれるように埋没していった。
「あぁぁぁぁぁ、挿いってくる。凄ぇ」
俺のちんぽは根元迄呑み込まれた。内壁がネットリ絡んでくる。俺は腰を突動させた。
「あぁぁ、んぉ、あぅぅ」
突き込みながら腕を回し乳首をさすってやる。龍哉のカラダがビクビク震えた。
「あぅぅ、あっ、いっ、いぃ」
俺の腰がガシガシ動く。首筋から耳裏を舐め上げてやった。
「あぁぁ、んぁんぁ…気持ちいぃ」
俺の腰の動きが加速する。パンパンパン…パンパンパン…パンパンパン激しく龍哉を叩いた。
「あぁぁぁぁぁ、当たる。そこやべぇ」
「ここだな。突いてやるからな」
グショッグショッグショッ結合部から昂った音が響いた。
「あっあぁぁ、兄貴…俺や、やべぇ」
「どうやべぇんだ」
ズゴッズゴッズゴッ俺の腰が猛動した。
「あぁぁんぁ、うぅぅ洩れる。射く、出ちまう…射ぐ」
手を回し龍哉のちんぽに触れる。そこは汁で濡れていた。
「トコロテンしたのか」
「う、うん…気持ち良過ぎた」
ちんぽを引き抜き横になる。龍哉が寄り添ってきた。ギュッと抱きしめる。龍哉のちんぽは萎えてはいなかった。穴口から金玉に手を這わせる。何度も繰り返した。
「あぁぁんぉ…兄貴ぃ…もっと欲しいっす」
俺のちんぽがぎゅっと握られた。
「判ってる。まだまだだからな」
龍哉が自分で両脚を抱え上げる。完璧にまんこに仕上がった穴がヒク付いていた。ドックンドックンと俺のちんぽに血液が集まってくる。俺のちんぽは天を衝き血管が浮き出ていた。
ちんぽをまんこに宛がうと一気にカラダをしずめた。龍哉の内壁が別の生き物のように纏わりついてくる。俺の腰が波動した。
「あぁぁぁぁぁ…いぃ…凄ぇいぃ」
龍哉のまんこが弛緩と収縮を繰り返した。ぎゅうぎゅうちんぽが締め付けられる。俺の腰が自然に突動した。
「あぁぁぁぁぁ…いぃ…ま、また…射きそう…んぁぁんぁ…やべぇ」
「俺もいいぜ…んくぅ締まる」
パンパンパンパンパンパン…パンパンパンパンパンパン…腰の動きが加速度的に早くなる。また龍哉の内壁が収縮した。
「あぁぁぁぁぁ…駄目だぁ…射ぐ…出る…あぁぁぁぁぁ射く」
ドピュッドピュッドピュッ…ビュビュッビュビュッビュビュッ…ビュッビュッビュッ龍哉がまたトコロテンする。放たれた白濁汁が宙を舞った。
「お、俺もぉ…種付けるぜ。俺のガキ孕めよ」
龍哉の首がコクコク動いた。
「あぁぁぁぁぁぁ…射ぐ…射く…ぅぅぅ射ぐ」
俺は龍哉の雄膣目掛けて雄汁を放った。どっさりと倒れ込む。自然に唇が触れ合った。
「はぁ…良かったぜ」
「俺もっす」
俺は腰を引きちんぽを抜こうとした。その途端龍哉の内壁がキュッと締まる。
「なんだ。足らんのか」
「うん…足らねぇ」
「判ったぜ。もっと哭かせてやるからな」
俺は腰をガシガシ動かし始めた。ジュグッジュグッジュグッとまんことちんぽの粘膜同士絡み合い隠微な音を奏でてる。
「あぁぁぁぁぁ…いぃ…んぉぉ、きもぢいぃ」
俺の突き込みが深く重たくなった。大きく腰を引く。ズッゴーンと突き込んだ。
「あぁぁぁぁぁぁ…んぉぉぉぉぉぉ…んぁあぅ…んぉぉぉぉぉぉ」龍哉の喘ぎが大きくなった。
俺のちんぽが龍哉のまんこに翻弄されてる。ちんぽにまんこのヒダみてぇのが纏わりついてきた。
「あぁぁぁ…堪んねぇ」
また腰を大きく引き深く突き込んだ。龍哉のカラダが仰け反る。大胸筋がプルプル震えてた。
「んぁんぁんぁ…んくんくんく…うぉぉぉぉぉぉぉぉ…射ぐ…射くんぁぁ射く」
ドピュッドピュッドピュッ…ビュッビュッビュッ…ビュビュッビュビュッビュビュッ龍哉がまたトコロテンする。ちんぽから乳白色の粘液が噴きあがった。その途端内壁がぎゅうっと収縮する。俺のちんぽが激しく締め付けられた。
「んぉぉぉぉ射きそうだ。やべぇ」
龍哉の口が薄く開いた。
「呑みてぇのか」
龍哉の首が縦に振られた。ガシガシガシと腰を突く。ちんぽを引き抜くと扱きながら龍哉の口元に差し出した。龍哉が俺のちんぽに武者ぶり付いてくる。ちんぽに舌が絡んだ。
「あぁぁぁぁぁぁぁ…射ぐ…射く…射くぅ」
俺は龍哉の口の中で雄叫びを上げた。ゆっくりとちんぽを引き抜く。龍哉と視線が交差した。龍哉が目を瞑る。ゴックンと喉を鳴らした。
「美味ぇ…兄貴の汁、美味ぇ」
龍哉の隣に横になる。抱き寄せると頭を撫でてやった。手を伸ばし龍哉のちんぽをそっと摩る。ドロドロドロと残り汁が溢れてきた。俺はそれを舌で拭ってやる。口の中に龍哉の薫りが広がった。
「龍哉ぁ…お前のまんこ名器だな。俺ヘトヘトだぜ」
「俺も兄貴のちんぽ好きっす。3発もトコロテンさせられたしな」
ぎゅっとちんぽを握られる。俺も龍哉のちんぽを握った。
「龍哉……」
唇を重ねた。激しい男と男の交尾。その余韻を抱き合いながら感じている。激しい鼓動が何時しか穏やかになっていた。
今ベランダでビールを飲みながら夜風に当たってる。俺達を優しく包んでくれた。
「龍哉…夜桜見に行こうか」
「あっいっすね」
俺達の住むマンション。その傍らには川が流れている。川岸の土手には桜が連なっていた。
深夜の川原。人はいない。時々通る車のライトが俺達を照らした。
「龍哉、幸せになろうな」
「うん……」
龍哉の両肩に手を置いた。唇を寄せていく。そっと触れ合った。軽めのキッス。龍哉の舌が挿いってくる。その舌に俺の舌を絡めた。キスが濃厚になっていく。カラダが蕩けそうになった。
「兄貴、またしたくなっちゃた」
「俺もだ」
「帰ってやろ…俺さ兄貴と居ると金玉の中に汁どんどん溜ってくるんだ」
穏やかな春の薫りを感じながら俺達の棲家に向かった。