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罠①

 俺は有働 圭吾28歳の髭坊主。中堅の商社の広報室に勤務している。学生時代は体操に励んでた。身長163㌢の筋肉質。体型は学生時代から変わっていない。恋愛対象は男。気付くと女に興味が無くなっていた。今、一緒に棲んでる奴がいる。残念ながら彼氏ではない。そいつは豆柴のオスで名前はソラと言う。住まいは2LDK。一部屋をソラに使わせている。俺に戯れてくるソラ。その姿は愛くるしい。このマンションに住んでかれこれ1年になる。ある日エントランスで肩を叩かれた。
「よっ圭吾」
後ろから野太い声がする。俺は振り向いた。年の頃は同じ位に見える髭坊主。一瞬分からなかったが思い出した。
スーツG (4)

「洋嗣かよ。久しぶりだな。ここに住んでたのか」
「うん、1年半になる」
俺の声に洋嗣が応える。表情が微かだが翳ってた。髭のせいかも知れんがやけに男臭く見える。やべぇ濡れてきた。榎戸 洋嗣 28歳の高校の同級生で体操部の仲間。ガタイは然程変わらない。出版社に勤務している筈だ。250世帯あるこの賃貸マンション。今迄会えなかったのも不思議ではない。俺は702号室、洋嗣は201号室で間取は3LDKだと言う。一緒に駅へ向かった。
「彼女出来たのか?」
「いや、俺女ダメなんだ」
洋嗣の問いに俺は応える。驚愕の表情を浮かべる洋嗣。俺は思う。何で言ってしまったんだろうと……道すがら俺達は他愛ない会話を繰り返した。洋嗣は2年前結婚、相手は高校の同級生の真利恵。真利恵は学園のアイドル。だが自分の要求が100%通らないとヒスる地雷女だ。行動はかなり香ばしい。所属したサークルは料理研究会。だが真利恵は料理は出来ないと言う。野菜すら満足に切れないと、真利恵と同じサークルの唯から聞いた。真利恵は一時期サークルのリーダーを努めてる。目的は食材費の着服だと言う。料理研究会の活動は週に2回。食材はその都度調達する。その代金をちょろまかしてたと言う。何故出来たかと言うと料理の指導者と男女の関係が有ったからのようだ。谷川 唯、同級生で俺の料理の師匠。俺の性的嗜好も知ってるし、すこぶる仲が良い。紋と言うDining Barを旦那と営んでいる。洋嗣の結婚話が出た時、俺と唯は反対した。あいつだけは止めろと……だが洋嗣は聞く耳を持たなかった。疎遠になった俺達。俺と料理研究会のメンバーは結婚式は欠席した。真利恵からの抗議メールに電話が凄かったと言う。唯達は着信拒否した。季節は初夏、街路樹の緑から眩しい光が洩れている。俺達は連絡先を交換して、ターミナル駅で別れた。数日が経過する。お客様からマンゴーを頂いた。翌日、俺は休日出勤の代休を貰っている。昼下がりの午後洋嗣の部屋のインターホンを押すとマンゴーを見せた。ドアが開く。真理恵が卑しい眼光を飛ばしてきた。
「寄こせよ。貰ってやるよ」
真理恵の声。手が伸びてきた。
「変わってねぇな。普通ありがとうとかお礼言うだろう」
「何で貰って上げるのにお礼なんて必要ないだろ」
俺の声に真理恵が応える。俺を睨みつけてきた。
「分かった。じゃぁやんねぇ」
俺が言い切る。俺は踵を返した。夕闇に包まれる。洋嗣からのメールが着信した。
”相談したいことがある”
”今日は居るからいつでも来いよ”
俺は返信した。時刻は7時を過ぎている。インターホンが鳴った。モニターを見る。洋嗣だった。ドアを開けると、憔悴仕切った洋嗣が立っている。俺はリビングに通した。ソラがキュンキュンと鳴き声を上げる。洋嗣の足元に纏わり付いてた。
「ワンコいたんだ」
「うん、抱いてやれよ」
洋嗣の声に俺が応える。洋嗣がソラを抱き上げた。ソラが洋嗣の顔をペロペロ舐めている。わずかだが洋嗣の顔付きが明るくなった。洋嗣が席に着く。ソラが甘えてた。
「飯、済んだのか」
俺が声にする。何か悪いことあったのか……洋嗣の表情が気になった。
「まだだけど……」
「分かった。何か用意するな」
洋嗣の声に俺が応える。俺は立ち上がった。キッチンに入る。食事の準備をした。テーブルに出したのはキッシュプレート。キッシュにグラタン、ソーセージ等が並んでる。傍に2つのグラスを置いた。
「凄ぇ。お洒落な料理作るんだな」
「唯、直伝なんだ」
洋嗣の声に俺は言葉を返した。
「唯って料理研究会の……」
「うん」
洋嗣の声に俺が応える。グラスにビールを注ぎ合う。カチンと触れ合わせた。洋嗣がキッシュを食う。ビールをゴクゴク飲んでる。洋嗣は完食した。俺は立ち上がる。キッチンに入った。
「デザートのマンゴーだぜ」
「凄ぇ、美味そう」
俺の声に洋嗣が応える。昼間の経緯を話した。
「真利恵変わってねぇな」
「ごめんな。実は相談なんだけどさ。あいつの事でもあるんだ」
俺の声に洋嗣が応える。洋嗣の唇が微かに震えてた。
「俺、離婚する」
「やっばりな」
洋嗣の声に俺が応える。洋嗣が静かに語り始めた。原因は真理恵の不貞。証拠を見る。4人の男とラブホの出入りが確認できた。その内1人はホストだと言う。使い込みも分かったと聞いた。結婚3箇月で夫婦行為レス。半年前から別寝室で寝てると言う。真理恵の部屋画像を見る。そこはさながらゴミ屋敷。クローゼットには大量のブランド製のバッグが収納されていた。専業なのに家事放棄した真理恵。結婚3ヶ月目で夕飯はレトルトカレーか納豆、味噌汁はインスタント、ご飯はレンジでチンする奴だったと言う。今の洋嗣の食事はコンビニ弁当が多いらしい。聞いてるだけで切なくなった。音声データを聞く。真理恵の罵声が流れる。俺は涙ぐんだ。
「これは酷でぇ」
俺が声にする。洋嗣が頷いた。
「嬉しいよ。俺の為に泣いてくれる奴いるんだもんな」
洋嗣がぽつりと声にする。俺は抱き締めたくなった。
「何度か弁当作ってくれたろ。それ料理研究会のメンバーが作ったみてぇだぜ。唯が言ってた。断るとヒスるらしいからな」
「マジかよ」
俺の声に洋嗣が応える。洋嗣の声に怒気が含まれていた。
「弁護士は頼んであるけれど真利恵の親父が厄介なんだ」
洋嗣がポツリと声にした。
「会社名分かるか」
「うん」
俺の声に洋嗣が応える。俺はある人物に電話した。
「どうにかなるかも知れん。兄ちゃんが株主なんだ。社長にも連絡してくれるってさ」
「ありがとう。恩にきるぜ」
俺の声に洋嗣が応える。洋嗣の表情が明るくなった。
「お前らの忠告聞かねぇ俺がバカだったんだ。済まねぇ」
「構わねぇよ。気にすんな」
洋嗣の声に俺が応える。榎戸 洋嗣、元体操選手。性格は内気で控えめだ。体操してる時の集中力は凄い。離婚準備の為か少しやつれてる。だが半袖ワイシャツから覗く二の腕は勇猛だ。高校の時と違った目で俺は見ている。俺は立ち上がった。洋嗣の隣に座る。洋嗣に目を遣った。
「溜まってるんだろ」
「う、うん」
俺が声に洋嗣が応える。同時に洋嗣の股間に手を置いた。
「け、圭吾」
洋嗣が言う。かなり焦ってる。俺は洋嗣の股間を揉み始めた。
「硬くなってきたぜ」
俺が声にする。洋嗣のスラックスのファスナーを引き下ろした。ボクブリを手を掛ける。中からちんぽと金玉を引き出した。我慢汁で先端が濡れそぼっている。俺は咥えた。俺の顔が前後にに動く。ちんぽを口から放した。
「美味ぇぜ」
俺がか声を上げる。俺は洋嗣の金玉に吸い付いた。もう片方の金玉を舐めたてる。再度ちんぽを咥えた。俺の顔が前後に動く。洋嗣の本竿に舌を絡めた。
「あぁぁんぁ圭吾気持ちいいぜ」
洋嗣が声にする。ジュルッジュルッジュルッ火照った尺八音が鳴り響く。洋嗣の濃い陰毛が俺の肌を撫でてくる。俺は喉を目一杯開く。喉壁で洋嗣のちんぽを締め付けた。
「あっ堪まんねぇ」
洋嗣が声を上げる。ジュボッジュボッジュボッ昂ぶった音が轟く。俺はズボンからちんぽを引っ張り出した。洋嗣のちんぽをしゃぶりなら俺のを扱く。喉奥に張り詰めた洋嗣の亀頭がぶつかってきた。
「やべぇ射っちまう。口離せ」
洋嗣が声を上げる。離すどころか俺は洋嗣のケツタブを抑えた。
「あぁぁあっ射っちまう。あっあぁぁ射く。んぁぁあぅ射ぐ。
あっあぁ射くっ」
洋嗣が射き声を上げる。喉奥に洋嗣のオス汁が打ち当たってきた。洋嗣の金玉を静かに摩る。俺は口からちんぽを放した。俺の喉がゴクンと鳴る。濃厚な洋嗣の汁が体内へと流れていった。
「の、呑んだのか?」
「うん、美味かったぜ」
洋嗣の問いに俺が応える。俺はちんぽを扱く。洋嗣のまだ火照ってるちんぽを握った。勃起熱が伝ってくる。金玉の奥でオス汁が射き場を探し始めた。
「よ、洋嗣、見てくれ。俺の射く所をよぉ」
俺が声にする。昂ぶった音色が耳に届く。洋嗣が頷いた。
「あぁぁあっ射ぐ。あぁぁんぁ射く。あぁぁあぅ射ぐっ」
俺が声を上げる。ドビュッドビュッドビュッ…ビュビュッビュビュッビュビュッ…ビュッビュッビュッ俺は白濁汁を吹き上げた。
「なぁもう1発イイか」
「いいぜ」
洋嗣の声に俺が応える。俺はこの日洋嗣ね汁を更に2発呑ませて貰った。時が流れる。残念ながらあれ以来洋嗣の性処理はしていない。だが俺は洋嗣の勃起画像を見ながら慰めている。洋嗣の事件簿が進展した。近日中に弁護士から内容証明が発送されると言う。俺と洋嗣は罠を仕掛ける。エベレストよりも高い真利恵のプライドを打ち砕く為に……真利恵が行きたかった場所、それは会員制スーパー。車で1時間位で行ける。だが真利恵は僅かな年会費を払いたくなかった。
”真利恵に転送しといてくれ。了解ならば返信不要だからな”
俺は洋嗣にメールした。添付したのは約束書。礼儀礼節、費用負担、違反した時の罰則などが書いてある。返信期日は前日。プリントアウトした。俺達は真利恵の性格を熟知している。真利恵は多分読みはしないだろう。4日後俺達は罠を仕掛ける。ワクワクしてきた。

大噴火

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極 竹内優

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[ 2019/07/16 18:28 ] | TB(-) | CM(0)

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