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涙①

 俺は松永 陸翔31歳の髭坊主。
髭A
残念ながら半年前離婚した。原因は妻、紗奈の不倫とモラハラ。ある日寝室のゴミ箱から使用済みの避妊具を発見した。勿論俺のではない。今、夜の夫婦の営みは無いのだから……長男の航貴は未だ4歳。こいつの為に離婚は回避したかった。紗奈は出産後近所の雑貨店で週3でパートしている。俺は専業主婦でも良かったのだけれど……家事は名目は分担。だが殆ど俺がやっている。何度も話し合ったが紗奈は聞く耳を持たなかった。少しでも何か言うと罵詈雑言を浴びせられる。いつの間にか俺は洗濯と食事は航貴と俺の分しかしなくなった。汚れたベッドでは気持ち悪くて眠れない。今、俺は子供部屋で航貴と一緒に寝ている。念の為リビングと主寝室には小型の監視カメラを設置した。時が動く。面白いように浮気の証拠が集まってくる。浮気相手は見た事がある奴だった。紗奈の務める雑貨店の店長だと思う。この証拠を使う事が無いようにと切に願った。今日土曜日。休日出勤となった。今、航貴とテーブルを挟み、朝飯を食っている。航貴のあどけない表情に俺は癒された。
「お父さん、今日お仕事だからさ。お昼はワンチャンのお弁当作って、冷蔵庫に入ってるからな」
「うん、やったぁ」
俺の声に航貴が応える。朝飯が終わった。航貴は自分の使った食器類をシンク迄運んでくれる。躾けた訳でもないけど、その行動はやはり嬉しい。俺は思う。幼いながら俺を気遣ってくれる事を……
「行ってくるな」
「うん、お父さん早く帰ってきてね」
俺の声に航貴が応える。俺は屈むと航貴を抱きしめた。俺は自宅を後にする。車が会社に向い動き始めた。時が流れる。スマホに家電から着電が有った。
「お父さん助けて……」
航貴の声。その音色は悲痛だった。
「どうした?」
「お母さんと知らない小父さんに打たれた」
俺の問いに航貴が応える。俺は激怒した。
「今行くからな」
「うん」
俺の声に航貴が応える。主寝室から紗奈の変な声がしたらしい。思わず航貴はドアを開けた。その途端紗奈と男から殴られたと言う。その後紗奈と男は家を出たらしい。上司に許可を貰い、会社を後にした。お袋に電話する。航貴からのSOSを伝えた。暗雲から陽が溢れている。お袋からメールが着信した。路肩に車を停める。メールを開く。病院名が記載されていた。俺は急ぐ。病院に着いた。既に治療は終わっている。航貴が駆け寄ってきた。
「お父さん……」
航貴が声を上げる。俺はギュッとした。痛々しい航貴の姿を見る。俺の脳裏に離婚の2文字が過ぎった。
「下のカフェに行きませんか」
俺が静かに言う。義両親と俺の両親が頷く。航貴はお袋が連れ出してくれた。今、俺の親父と義両親がカフェでテーブルを囲んでる。俺はスマホを取り出した。
「今からご覧頂く動画は自宅の監視カメラの物です。紗奈の親御さんには強烈過ぎるかも知れませんが……」
俺が低い声で言う。スマホの音量を絞る。動画が流れ始めた。紗奈と男の行為、航貴への殴打が映し出される。義父さんの顔が般若のようになり、義母さんの目からは涙が零れていた。
「もう止めて……」
義母さんが声を上げる。静かに動画を止めた。
「済みません」
義両親の声が重なる。テーブルの上に額を擦り付けていた。
「頭を上げてください。親御さんが悪い訳では無いですから……浮気が分かった時、男と別れて戻ってくるのなら許そうと思ってました。でもネグレクトが発覚したので、もう離婚一択ですね。弁護士が決まり次第連絡します。後、紗奈に俺と航貴は実家に行くと伝えてくれますか?」
「分かった。伝えます。済まんかった」
俺の声に義父さんが応える。唇が小刻みに震えてた。覚悟を決めた俺。何かスッキリしている。この日は散会した。一旦自宅へ戻る。当座の荷物を持ち実家に向かった。時が経過する。決戦の日を迎えた。暗雲から僅かに陽が差している。航貴を保育園に送り、俺は戻ってきた。場所は俺の実家。紗奈は来るのを拒んだと言う。だが義両親が強引に連れてきた。道重 明、雑貨店店長で紗奈の浮気相手。奴には妻も来させた。弁護士を始め関係者集まり始める。全員か集まり、弁護士が事実確認を始めた。紗奈と道重はシラを切る。紗奈の母さんが拒絶したが弁護士が証拠を投下。紗奈と道重は浮気を認めた。
「私は悪くない。寂しかったから……悪いのは陸翔。愛してるのはあなただけ……もう浮気はしない。もう1回チャンスが欲しいなんて言うなよ」
俺が声を上げる。紗奈が黙った。紗奈が航貴の親権を主張する。弁護士が音声データーを流した。
「お母さんも小父さんも嫌い。打つから……」
航貴の声がICレコーダーから流れる。紗奈は項垂れた。弁護士が紗奈と道重に視線をぶつける。離婚条件を話した。離婚届、示談書。俺達は署名捺印した。
「6年間もこんなに美人の旦那でいられたんだから感謝料が欲しい位だわ」
紗奈が声を上げる。その途端紗奈の父さんが紗奈のほっぺを平手打ちした。道重夫妻も離婚すると言う。俺は思惟する。紗奈と道重には道重婦人からも慰謝料の請求があるだろうと……結局紗奈は勘当された。
「今迄ありがとうな。でもお前美人じゃぁないぜ。中の下だ。勘違いするんじゃねぇ」
俺は言い切る。結果俺達の6年間の結婚生活は終わり、紗奈には多額の慰謝料を請求した。俺と航貴の荷物は粗方実家に移している。俺が買った家具家電は売却。最後の荷物を運び出し、マンションを解約した。
”マンション解約したから今月中に出てってくれ”
紗奈にメール。返信はなかった。実家での生活が始まる。俺は在宅での仕事に換えて貰った。今、たまに航貴を紗奈の実家に連れて行く。義両親は喜んでくれる。航貴にも笑顔が戻ってきた。時が流れる。実家の近くに俺は家を建て始めた。航貴が犬を飼いたいと言う。俺と航貴はペットショップに足を運んだ。航貴が迷っている。2匹の豆柴の♂の仔犬が気に入ってるようだ。
「お父さん、どっちも可愛い。僕、決められないよ」
航貴が声にする。健気な表情を浮かべてた。
「2匹共飼うか。ちゃんと世話出来るよな」
「うん」
俺の声に航貴が応える。茶色い方をチョコ、薄茶の方をマロンと名付けた。季節が巡る。盛夏を迎えた。眩い夏の光線が差している。4LDKの新居が完成した。ウッドヘェンスで囲まれ、芝を敷き詰めた庭。天気が良い日にはチョコとマロンを遊ばせている。リビングダイニングは天井が高い。隣接するキッチンはアイランド型で食洗機を付けて貰った。DKに隣接する6畳の部屋は仕事場として使っている。2階にある3つの居室。10畳の洋室は主寝室にしている。残りの2つの居室はワンコ達と航貴の部屋だ。可動式間仕切りで1部屋にしている。其々の扉には犬ドアを付けて貰った。リビングと庭にはペット監視カメラを付けてある。ワンコ達を見守る為に……床材、クロスはペット用の物を使って貰った。始まった♂4頭の生活。犬ご飯を手作りし始めた。ワンコ達と犬ご飯をYouTubeに公開している。それがメディアの目に留まった。視聴者が増えてくる。いつの間にかチャンネル登録車が30万人を突破した。そんなある日の夕方。空はまだ明るい。保育園に航貴を迎えに行った。帰路に就く。車を駐車場に停めた。外に出るとパトカーが停まってる。警察官が寄ってきた。
「航貴、中に入ってろ」
「うん」
俺の声に航貴が応える。航貴は車を出ると家の中に入った。コンコンとウインドーを叩かれる。俺は車外に出た。俺は思惟する。何か有ったのかと……
「こいつよ。汚いもの見せ付けやがって……」
妙齢の女が喚く。回りには住民達が興味深げに見ている。別々の場所で事情聴取が始まった。何でも昨晩、俺が股間を見せつけたと言う。そんな覚えはない。ある事が脳裏を過ぎった。
「チョット待って下さい。監視カメラ確認してみますから……」
俺が声にする。俺は監視カメラの映像を警察官と共に確た。昨晩、外の風を入れる為カーテンを開ける。窓を開きカーテンを閉めた。航貴と一緒に風呂に入る。上がると腰バスタオルを巻いた。チョコとマロンがジャレ付いてくる。腰に巻いたバスタオルが剥がされた。チョット恥ずかしい。俺のちんぽが露呈したからだ。女がカーテンの隙間覗いてる。チョコとマロンが女に向かって吠えた。驚いた女が尻餅を付く。全てが動画で確認出来た。
「覗きと不法侵入っすよね」
「そうですね」
俺の声に警察官が応える。女がダッシュで逃げた。
「そこ曲がった所のマンションの306号室の大庭さんの奥さんよ」
ギャラリーの中の老婦人が静かに言う。俺達は女の住むマンションへと向かった。今、306号室の前にいる。警察官がインターホンを鳴らした。ドアが開く。出てきたのは爽やかな髭坊主だった。
「こちらの旦那さんですか?」
「ハイ、そうですが……」
警察官の問いに旦那さんが答える。警察官が経緯を説明した。
「これ見せてもいいですか?」
警察官が俺に聞く。多分俺のちんぽが映ってるからだと思う。俺は大きく頷いた。証拠の動画が流れる。旦那さんの表情が蒼ざめた。
「仁美チョット来い」
男が声を張り上げる。仁美は渋々出てきた。仁美は不貞腐れた表情を浮かべている。旦那さんが強引に仁美を座らせた。旦那さんが仁美の頭を抑える。2人は俺に土下座した。
「後は署で聞きましょうか」
警察官が声にする。俺達はパトカーで警察署に向かった。程なくして署に着く。俺達は別々の部屋に通された。被害届けを提出する。俺はパトカーで家迄送って貰った。

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ガキエロ裏部屋密室ナイト 3

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[ 2020/06/28 17:08 ] | TB(-) | CM(0)

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