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支え⑤

時が流れる。祥はドッグトレーナーとトリマーの資格を取った。終業後、休みにはブルーノのトレーニングを行っている。この前フリスビーの大会で優勝した。季節が巡る。初夏を迎えた。ブルーノと祥と2人で散歩している。そんなある夕方事件が起きた。
「ド、ドロボー」
前方より男が声を張り上げる。引ったくりか……いつも俺達の歩調に合わせてくれるブルーノが急に走り出した。俺は意表を突かれる。リードを放してしまう。ブルーノは1台の原付に向かって走り始める。ブルーノは人相の悪い男に襲い掛かった。被害者はCielの社長。鞄に重要な書類が入ってたと言う。Cielは新鋭のIT企業。連絡先を交換する。数日後、自宅に招待された。俺と祥には和食膳、ブルーノにはドッグプレート。ブルーノは美味そうに食ってる。俺達も奥さんの手料理を堪能した。
「もし良かったら内で働かんか」
社長が声にする。突然の提案に俺達は驚愕した。Cielの仕事は多岐に渡っている。俺にはゲームクリエイターとして、祥にはペット可ホテルのスタッフとして働いて欲しいと言う。俺達は深慮する。俺らみたいな物が在籍していいものかと……刺青、前科持ち、そしてゲイ。全て話した。CielはLGBTを積極採用している。前科も更生してれば問題ないと言われた。
「刺青か?個人の趣味の事だろ」
社長が言い張る。俺達は父さんと相談。来月からCielで働く事にした。仕事柄俺はテレワークでも出来る。週2回位は出社するけれど……公介達の裁判が結審。公介は実刑、結奈と公介の取り巻き達は執行猶予付きの判決が降りた。慰謝料は相場の2倍。其々の家族に支払って貰った。収賄罪で逮捕された公介と結奈の父親は塀の中にいる。散財癖のある結奈。借金が多かったらしい。今、大人の風呂屋で働いてると聞いた。お姫様育ちの結奈が務まるかは疑問だが……灰音建築と鬼道企画は倒産。路頭に迷った2社の従業員の内、希望者は小芝組とCielで受け入れた。ブルーノが引ったくり犯を捕まえた事件は即日ネットニュースになっている。今日ブルーノは警察から表彰された。季節が巡る。秋を迎えた。街では秋の果物が実っている。今俺達は2頭の保護犬野里親になった。コーギーのレオと豆柴のカイ。3頭の犬達は頗る仲がイイ。祥は順調に昇進している。俺はプロジェクトリーダーになった。この前発表した塀の中の恋が見事にばずる。ゲーム雑誌にも特集された。塀の中の恋はゲイの恋愛ゲーム。取材の時俺達の事を匂わしてしまった。Cielでは4箇所目のペットOKホテルがオープンする。祥がそこの支配人に抜擢された。ホテルには保護犬と猫のカフェも有る。オープンの前日に俺達は招待された。俺と祥の披露宴が行われる。招待客は俺達の家族、小芝組とCielの付き合いの深い社員、俺達に理解の有る友人とテコンドー塾の塾生達。その中には遊星もいる。付き合い始めた塾生の彼氏と共に……先日父さんと祥の養子縁組も終わった。時刻は3時を回っている。客人達が集まり始めた。今、俺達は屋上露天風呂に浸かっている。ドヤドヤと小芝組の親父っさん、兄貴達が入ってきた。
「ヒロ坊、祥おめでとうな」
俺達は祝いの言葉を頂く。カラダを清める。部屋に戻った。
「ソロソロ準備するか?」
「そっすね」
祥の問いに俺が応える。俺達は紋付袴に着替えた。気を引き締め部屋を出る。パーティルームの前に立った。俺達は恋人繋ぎに手をつなぐ。扉が開いた。ゆっくりと歩く。紋付袴に礼服を着た男達。そんな中で数少ない女性陣の着物姿が華やかに見えた。愛犬達にはタキシードを着せている。俺達は高砂に座った。俺の隣りにはレオ、祥の横にはブルーノが大人しく座っている。俺達は立ち上がり誓いの言葉を述べた。正面のドアが開く。優馬がリクのリードを持ちっていた。優馬とリクが真っ直ぐに歩み始める。その姿は愛くるしい。拍手が沸き起こる。俺達の前にきた。
「祥叔父ちゃん、ヒロ叔父ちゃんおめでとうございます」
優馬が声にする。リクのポッケからリングケースを取り出すと祥に渡した。指輪の交換をした俺達。指輪にはSoutien…支えと刻印されている。愛犬達が甘い鳴き声を上げた。
「祥、大夢おめでとう」
Cielの社長が声を上げる。グラスがカチンカチンと触れ合う。愛犬達もディッシュに注がれたジュースを飲んでいる。祝いの料理を食う招待客。談笑している。犬達にはアニバーサリープレートが与えられた。多くの人が酒を注ぎにくる。盛り上がる宴。そんな中、祥がマイクを取った。
「小父さん…じゃなくて、父さん、母さん俺を息子にしてくれてありがとう。ちっちゃい頃、俺は母親にトラックに轢かれろと言われて交差点迄連れてかれた。それを助けてくれのが父さんなんです。グレてた俺を救ってくれたのはみんなです。だから今の俺がいる。命は尊いんだ。殺処分されるかも知れんのにブルーノを保健所に連れていこうとした公介夫妻はぜってぇ許さねぇ。俺は保護動物達を守っていく。父さんが俺を守ってくれたみたいにさ」
祥が言い切る。涙目になっていた。
「ムショ暮らしは辛かった。でも大夢と出逢えて幸せっす。父さん、母さん……」
祥が咽びながら言う。最後の方は言葉にならなかった。父さんも母さんもボロボロ涙を流してる。俺も泣けてきた。父さん母さんと初めて呼んだ祥。両親はそれも嬉しかったに違いない。俺は祥を抱き締めた。背中を摩ってやる。祥は俺の胸に顔を埋め、嗚咽していた。
「俺も協力するからな」
俺が声にする。祥が頷く。感動的な宴は幕を閉じた。俺達は出入口まで行く。お客様を見送った。部屋に戻る。灯を燈した。白磁色のダウンライトがベッドを妖しく照らしている。俺達は紋付袴を脱ぐと着物スタンドに掛けた。
「何か凄ぇ興奮してんだ」
俺が声にする。六尺一丁のまま俺はベッドの上に仰向けになった。祥が覆い被さってくる。唇が奪われた。舌が挿いってくる。俺達は舌を絡め合った。キスしながら前袋触り合う。唇が離れた。
「ビンビンになってるぜ」
「祥もだろ」 
祥の声に俺が応える。俺達は褌を解いた。2人のちんぽは天を仰いでいる。祥がのし掛かってきた。2本の勃起魔羅が触れ合う。亀頭同士がぶつかる。祥のカラダが下にズレた。ちんぽを握られる。金玉に舌が這ってきた。亀頭の括れを舌先で擽られる。今度はちんぽを咥えられた。
尺八 (7)
祥のカラダが反転する。目の前の祥の逸物を俺は咥えた。俺達の顔が前後に動く。俺の頭が押さえられる。グイグイ手前に引かれた。
「気持ちイイぜ」
祥が声を上げる。ジュルッジュルッジュルッ熱った尺八音が鳴り響く。俺のをしゃぶりながら祥はオス穴を擦ってくる。俺は祥のちんぽを口から放してしまった。
「し、祥……」
俺が声を上げる。祥が俺のちんぽを口から放した。
「欲しいのか?」
祥が声にする。俺は頷く。両脚を抱え上げられる。俺は膝裏を押さえた。オス穴をジュルジュル舐め上げられる。尖らせた舌が挿いってきた。
「あっあぁぁ」
俺の口から声が洩れる。ローションが塗り込められた。指が挿いってくる。中を掻き回された。
「あぁんぉあぅ」
「凄ぇ。3本挿いってるぜ」
俺の喘ぎに祥が応える。穴口にちんぽが充てがわれた。
「挿れるぜ」
「うん」
祥の声に俺が応える。祥の腰がクイッと動く。大胆に祥の本竿が挿いってくる。俺は祥のちんぽを根元迄受け入れた。
「凄ぇ。奥迄挿いってる」
俺が声を上げる。祥の腰がガシガシ動く。ちんぽが俺の中を駛走してきた。同時に乳首を舐めてくる。もう片方の乳首を擦られた。祥の突き込みが深く重たくなる。何時もと違う。何かが湧き上がってきた。
「し、祥やべぇ」
俺が声にする。俺の右脚と祥の左脚が交差した。祥が俺の左脚を肩に担ぐ。祥の腰が猛動する。想定外の所が擦られた。
「あっ洩れる。洩れるよぉ」
俺が射き声を上げる。ドビュッドロッドロッドロ俺は白濁汁を洩らした。
「凄ぇ。トコロテンしたぜ」
祥が声を上げる。射ったばかりのちんぽを握られた。
「まだビンビンだな」
祥が声にする。俺のちんぽが手前に引かれた。そいつが放たれる。俺の腹に打ち当たってきた。祥の腰が突動する。ちんぽが俺の中をまい進してきた。
「あぁあぁあぁ」
突かれる毎に俺は喘ぎ続けた。突きこみながら祥は俺の首筋をなめ上げる。同時に俺のちんぽを激しく扱いてきた。
「あっそんな、射っちゃう」
俺が声を上げる。パンパンパン…パンパンパン筋肉同士がぶつかり合う。奥壁に祥の亀頭が打ち当たってきた。
「あつ射く。あぁぁあぅ射ぐ。あぁぁあぁ射くっ」
俺が射き声を上げる。ドビュッドビュッドビュッ…ビュビュッビュビュッビュビュッ…ビュッビュッビュッ俺は白濁汁を飛ばした。
「やべぇ俺も射きそうだ」
祥が声を上げる。祥の腰の動きに拍車が掛かった。
「あっあぁ射ぐ。あぁぁんぉ射く。あぁあぅあぁ射ぐっ」
祥が射き声を上げる。俺のまんこの中で祥の汁が広がった。祥のちんぽが引き抜かれる。祥は俺の隣に横たわった。抱き寄せられる。唇が寄ってきた。唇同士が静かに触れ合う。舌が挿いってくる。俺達は舌を絡め合う。カラダが蕩けそうになる。唇が離れた。
「これからもずっと一緒だぜ」
「うん」
祥の声に俺が応える。まだ熱っている2本の本竿。結局深夜迄盛っていた。朝陽が昇り、道路が蜂蜜色に輝いている。今日はグランドオープンだ。客室は満室だと言う。チェックインは3時だが保護犬と猫のカフェは11時から稼働している。結局4匹の犬と3匹の猫の里親が決まった。祥はまだ残ると言う。俺はジッちゃんの車に乗り込み、帰路に就いた。義姉さんが撮った披露宴の動画。俺達の許可を得て、SNSでアップされている。食い付いた或るメディアから祥は取材を受けた。壮絶な半生を語った祥。今度週刊誌で特集されると聞いた。親が存命してれば、ネット民に特定されバッシング受けると思う。俺と祥はみんなに支えられて今がある。その恩を返しいきたい。俺と祥は語り合った。

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[ 2020/11/30 21:13 ] 支え | TB(-) | CM(0)

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