2ntブログ















始発電車⑤

 翌朝、春の陽射しに誘われるように目を覚ました。
春の空 (1)
隣では航生がすやすやと眠っている。ほっぺにチュッとすると航生が目を開けた。寝ぼけ眼を擦っている。
「あっタツ兄ぃおはようございます」
「あぁおはよう」
屈託のない笑顔を俺に向けてくる。いっそう可愛く見えた。航生をぎゅっと抱きしめる。躰が震えるような歓びが込み上げてきた。一緒にシャワーを浴びる。俺達は褌を交換して締めこんだ。航生のちんぽを包んでいた布地が今俺を覆っている。心がほっこりとしてきた。こいつはどう思ってるんだろ……
「へへ堪んねぇ…タツ兄ぃのちんぽ包んでた褌だぜ」
にんまりとしている。俺と一緒だった。ゆったりとした時間が流れていく。朝飯を済ませソファー並んで座り珈琲を飲んでいる。
「航生…珈琲おかわりするか」
「う、うん…俺飲みたいものあるんだ」
するといきなり俺の綿パンに手を掛けられる。
「こ、航生……」
「へへっ」
「止めろ」
「俺の事好きなんだろ」
「あぁ好きだ」
「じゃぁじっとしてろよ」
ベルトをが外されジッパーが引き降ろされる。ニッと俺に目を呉れると綿パンが引き抜かれた。前袋を手で包み優しくギュっと揉まれる。脇からちんぽを引きずり出された。舌先が亀頭の割れ目に当てられる。チロチロと舐め上げられた。
「はぁ美味ぇ」航生は上目使いで俺を見る。その直向きな視線に俺のちんぽは反応し始めた。亀頭を唇で挟まれる。舌が裏筋に絡んできた。ジュルジュル舐め上げられる。我慢汁が溢れてきた。亀頭が呑み込まれる。一気に根元迄咥え込まれた。
「んくぅ…気持ちいいぜ」
俺のちんぽは航生の口の中で硬度を増していった。口を窄めながら顔を前後に動かせてくる。俺は航生の頭を抑え付けるとガツガツと腰を動かした。
「航生…もっと舌絡めろよ。ネットリさせろ」
ジュポッジュポッジュポッ…ジュルッジュルッジュルッ朝の陽光の射す部屋で淫賄な音を響かせている。喉奥の壁が俺を締め付けてきた。
「舌使え…金玉握れよ」
航生の舌がネットリ絡み俺の金玉が握られてる。航生の顔が前後に抽動した。その動きに合わせて俺は腰を振る。金玉の奥が熱くなってきた。
「んぉぉぉぉ…射かすぜ。呑めよ。んぁぁぁぁぁぁぁ…い、射くぅぅぅぅ…」
俺は航生の口の中で男汁を弾けさせた。俺のちんぽが放たれる。視線が交差した。満悦の表情を航生が浮かべる。同時に喉がゴクンと鳴った。
「航生は朝からスケベだな。でも気持ち良かったぜ」
「へへ…タツ兄ぃ美味かったぜ」
俺に抱き付いてくる。俺は優しく抱きしめてた。そっと頭を撫でてやる。航生の股間を見るとそこはモッコリと膨らんでいた。
「俺のちんぽしゃぶりながら勃起させてたのか?」
航生は首を縦に振ると俺に目を呉れた。
「立てよ」
「うん」
俺は航生の足元に跪いた。ベルトを外しジッパーを下げる。前袋に舌を這わせる。そこは熱を持っていた。前袋からちんぽを掴みだす。そいつを口に含み金玉を竪琴を奏でるように指で掻き上げる。航生の手を取り俺の頭を持たせた。航生は腰を前後させ俺の喉まんこを犯してくる。濃い陰毛が顔を覆う。男の香が立ち込めてきた。
「んぉぉぉぉ…いい…気持ちいい…堪んねぇ」
ジュルッジュルッジュルッ…ジュポッジュポッジュポッちんぽと喉まんこの粘膜が絡み合う。喉を開き奥まで咥え込む。
尺八 (3)
奥の壁でぎゅうっと締め付けてみた。
「んくっ…はぁ…イイぜ…締まるぅ…」
航生は俺の頭を抑え付けガシガシ腰を振ってきた。ジュワッジュワッと我慢汁が口の中に広がる。航生のちんぽが膨らみ金玉が競りあがってきた。
「んぁぁ…んぁぁい、射くぅぅぅ…射く~」
俺の喉壁に雄汁がたっぷりと打ち付けられた。航生のちんぽを口から解き放つ。俺の喉がゴクンと鳴った。濃厚な汁が喉を通る。そして体内へと流れ落ちた。
「航生…美味かったぜ」
立ち上がると唇を合わせる。舌を絡めながら残り汁を融合させた。一端唇を離すと今度は航生から唇を寄せてくる。朝の午後陽光が射す中で永く濃密なキスをした。
「航生、お前淫乱だな」
「こんな俺にしたのはタツ兄ぃだからな」
「判った。判った。俺のせいだな。責任とるからな」
「女抱けねぇカラダになっちまったんだからな」航生がぼそっと声にする。
「えっ……」
「女の裸見ても欲情しねぇんだ」
「後悔してるのか」
「してねぇよ」
俺は航生をぎゅっと抱きしめた。航生が抱きついてくる。背中に回した腕に力を籠めた。
「幸せにしてやるからな」
「うん」
下半身剥き出しにしたまま、またキスをした。まったりとした俺達の時間が動いてる。俺は考えていたあることを切り出した。
「航生……」
「ん、何……」
「お前指輪壊しただろ。新しい指輪嵌めねぇか」
「えっ……」
「俺とのペアリング嫌か?プレゼントさせてくれねぇか」
俺は航生を覗き込む。その瞬間唇が触れ合った。
「う、嬉しいっす」
「じゃぁ行くぞ」
「うん」
車で街に向かい駐車場に車を停める。商店街を一緒に歩いた。男同士でペアリングを買う。かなり恥ずかしい。顔が熱くなってきた。航生に目を遣る。俺と同じように顔を赤らめていた。
「ここで良いか」
「うん」
「入るぞ」
「うん」
品のある小さな貴金属店に入った。
「いらっしゃいませ」
見た目50歳位のゴツい男が声を掛けてきた。
「あ、あのペアリングを探してるんですが……」
「判りました」
男が色々と指輪を見せてくれる。俺達の目に留まったのは運命を越えてと書かれているピンクゴールドの指輪だ。
「貴方と巡り合えたのは運命……これから始める特別な運命を願う恋人達に思いを籠めて作られたと言われています」男の声が優しく聞こえた。航生を見る。首が縦に振られた。
「あ、あのこれください」声が上擦っているのが自分でも判った。指輪のサイズを合わせる。
「えっ……お二人でなさるんですか」
「ハイ…そうです」俺は言い切った。隣で航生が恥ずかしそうにしている。
一瞬驚愕の表情を浮かべた男の顔が柔和に綻んだ。
「少々お待ちください」
刻印も入れて貰った。刻印はT&K Eternity。達雄と航生永久に……
「ありがとうございます。お幸せに……」
また顔が火照ってくる。ほっこりとした気分の中俺達は家に戻った。今2人の左薬指には指輪が嵌められている。西日が射してきた。空が茜色に染まっている。
「航生…どうする。泊まってくか」
「うん、泊まってく」
ニコッと微笑み堪らない笑顔を俺に見せてくれる。可愛すぎる航生。見てるだけで金玉に雄汁がジュクジュクと製造されていくような気さえする。1箇月後航生は嫌な思い出のある部屋を引き払い俺のマンションへ越してきた。今一緒に出勤している。何時もの始発電車に乗りながら…
[ 2015/03/08 17:28 ] 始発電車 | TB(-) | CM(0)

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する