大城戸英寿に星合大凱。試験監督の仕事は俺に大切なものを授けてくれた。其々違う可愛さを持っている。英寿とは2人だけの秘密を持った。大凱は俺の可愛い恋人だと思ってる。夕方大凱が帰るまで同じ時間を共有した。出会ったばかりだけどもう何年も一緒に居るような気がする。大凱もそんな風に言っていた。あっ……言ってない。好きって……ちょっと照れくさい言葉だけど今度逢った時真っ直ぐに大凱を見ながら言おうと……俺は思惟した。時々くる英寿からのメール。仕事のこと、普段起きた出来事、彼氏の事。文面からラブラブ感が伝ってくる。俺の 褌姿に触発され今彼氏と共に常用してるらしい。俺も大切な奴”大凱”が出来たことを伝えた。 ”兄貴試験合格したよ”大凱からのメール。 ”おめでとう……お祝いしねぇとな” お祝いの細やかな宴。駅前の洋食屋の扉を開けた。時刻は夜7時。店内はカップル、グループで賑わっている。俺達は窓際のテーブル席に向かい合って座った。メニューを覗き込む大凱。つぶらな瞳キラキラ輝いている。俺はハンバーグステーキ、大凱はスタミナステーキ丼、別にサーモンサラダを頼んだ。運ばれてきたビールをグラスに注ぎ合う。大凱と視線が交差した。 「合格おめでとう」 「ありがとう。兄貴」 グラスがカチンと触れあった。一口ゴクンと飲む。喉越し良いビールが体内へと流れていった。 「これお祝いだよ」小さな包を大凱に渡した。 「ありがとう」 「開けてみろよ」 「うん」 大凱が包みを開ける。中から現れたのは腕時計。黒の文字盤にシルバーのベルトのシンプルな物だ。 「俺のと一緒なんだ。ほら」俺は左腕を大凱の前に差し出した。 「あっホントだ」 「いつも一緒に居たいって俺の気持ちなんだけどな」 「凄ぇ嬉しいっす」大凱の顔付きが緩んだ。 「裏見てみろよ」 「えっ……」 裏面には刻印してもらった。”Legame MtoT”大凱が俺を見てきた。 「絆 将之から大凱へと……って意味だぜ。着けてくれるか」 「うん」 大凱の左腕に俺と同じ腕時計が嵌められた。 「大凱……」俺は真っ直ぐに大凱を見る。視線が眩しく交差した。 「好きだぜ。まだ言ってなかったもんな。ごめんよ」 「そんな……でも嬉しいっす。俺も兄貴のこと好きっす」 出会ってから僅か2週間。色んな物語を俺達は作った。これからもずっとこいつと歩いていきたい。マジそう思った。 「食おうぜ」 「うん」 濃厚な肉汁が口の中に広がった。弾む会話。試験の事、ジムの事、この前行った湖の事。ゆったりと時間が過ぎていった。 「そろそろ出るか」 「うん」 俺たちは洋食屋を後にした。季節は秋。夜風が冷たく肌を包む。しんとした公園の脇を通ると色付いた木々たちが俺達を見ている。薄暗い街灯がこれから起こる淫猥な夜を予測するように俺達を照らした。今リビングのソファーに並んで座っている。テレビから流される火祭りの映像。焼酎のお湯割りを飲みながら眺めている。 「今度行ってみようか」 「うん、いっすね」 大凱の肩に腕を回した。項からシャンプーの匂いが漂ってくる。耳裏にチュッとキスした。 「兄貴ぃ…おっ俺貰って欲しいものあるんだ」 「えっ何だ」 「お、俺の童貞っす。駄目っすか」 大凱は童貞なのか……初めて知った。目で必死に訴えている。ウケかぁ。出来ない訳ではないけど…… 「判った。いいぜ」 「うん……」 「俺が筆下ろししてやるからな」 「うん」 大凱の手を握る。その手を引きながら寝室の扉を開けた。俺達バサバサ着ているものを剥ぎ取っていく。 褌も外した。大凱のちんぽは既に天を衝いている。俺のちんぽもグイッグイッと角度を付けた。ベッドに仰向けになる。大凱が俺の横に滑り込んできた。どうしていいのか判らないのか大凱は戸惑っている。ただ欲情しているみたいだ。呼吸は飢えた野獣のように荒げ、目は据わっている。俺は大凱の手を取りまんこ口に宛てがった。 「舐めてくれるか」 「うん」 俺は両脚を持ち上げる。大凱の荒い息が穴に当たった。舌が這ってくる。ジュルジュルと舐め上げられた。 「上手いぞ。そんな感じだ」 大凱にローションを手渡す。 「今度はこれ使ってみろ」 「うん」 ローションが穴に塗られる。指がゆっくりと挿いってきた。久しぶりに弄られる俺のまんこ。ウケの感触が蘇ってきた。指が増えてきたのが判る。中が掻き撫でられた。 「あぁ…んん、んぁ」 「兄貴、ここ感じるのか」 「あっあぁ…感じる」 大凱の指の動きが大胆になった。ゴリゴリと俺の感じる所が擦られる。カラダが震えた。 「兄貴、挿れていいか」 「あぁいいぜ。挿れてみろよ」 「うん」俺のまんこから大凱は指を抜いた。俺は両脚を抱え上げる。誘うように穴をヒクヒクさせた。大凱がじっと見ている。喉がゴクンとなった。 「す、凄ぇ」 「来いよ」 「うん」 大凱の目。男の本性が剥き出しになっている。腹に付く程勃起した本竿からはトクトク我慢汁が溢れてた。こいつにこれから犯られる。奥の方がジンジン熱くなった。穴にちんぽが宛てがわれる。大凱の腰に力が入った。 「あぁぁ…凄ぇ、挿いっていく」 俺のまんこは大凱を呑み込み始めた。大凱の腰がグイッグイッと動く。内壁に微かな痛みが走った。 「あっ兄貴、あぁ挿いったぜ。凄ぇ」 結合部に指を這わせた。 「あぁ…挿いったみてぇだな」 俺は意識して内壁を締め付けてみた。 「あぁぁ…締まるぅ」 「おら、動かしてみろよ」 「うん」 大凱の腰が突動し始める。内壁が激しく擦れた。濃い陰毛がケツタブに触れる。ジュグジュグ卑猥な音が淫乱な心を刺激した。 「あぁぁぁぁ…駄目だ…んん…んぁ…いっ、射ぐ」 その瞬間俺の奥壁に生暖かいものが当たった。 「くっそう、射っちまった」 「気にするな。最初はそんなこともあるからさ」 「う、うん…兄貴を感じさせたるからな」 大凱の腰がまた動き始めた。1度射って余裕が出来たのか掘り込みが激しい。奥の方迄届き始めた。 「んぁぁ…いいぜ。堪らん」 「俺もいっす。凄ぇ気持ちいぃ」 大凱の腕が伸びてくる。俺の乳首が掻き上げられた。 「あっ凄ぇ、こうすると締まるんだ」 「あぁ…いぃ…あぅ」 突き込みが激しさを増した。パンパンパンパンパンパン…パンパンパンパンパンパン…大凱のカラダが俺を叩く。激しい衝撃が脳天に伝ってくる。 「兄貴ぃ気持ちいいか」 「あっ…あぁ…いい。気持ちいぃ」 大凱の額には玉のような汗が湧き出ている。その1滴が俺のカラダに落ちた。俺を喜ばそうとして必死に腰を動かしている 「あぁぁ…大凱ぁ…いぃいぃ」 「兄貴凄ぇぜちんぽ震わせて…汁洩らしてるぜ」 突き込みながら俺のちんぽを握る。クチュクチュ音を立て扱かれた。 「駄目だ。射っちまう…んぁぁんぉぉ」 「射っていいぜ。兄貴ぶっぱなせ」 大凱と視線が絡まったる。完璧にオスが覚醒していた。 「あぁぁぁぁぁぁぁぁ…射ぐ、射く、射くぅっっっ」 ドピュッドピュッドピュッ…ビュビュッビュビュッビュビュッ…ビュッビュッビュッ俺は白濁汁を噴き上げた。 「んぁぁぁぁぁ…締まるぅ…おっ俺も…あぅあぅあぅ…射ぐ…んぁぁ射く」 おまんこの奥に生暖かい大凱の汁を感じた。 「あっ兄貴ぃ」 大凱がどっさりと倒れ込んできた。チュッと唇にキス。今度は頬にキスされた。 「凄ぇ気持ち良かった。俺童貞捨てられたよ」 「あぁそうだな。お前は立派な男だぜ」 ニッと笑う大凱。また新たな魅力を発見した。 「兄貴は気持ち良かった」 「あぁ最高に気持ち良かったぜ」 ズニュッとちんぽを引き抜くと俺の隣に横になった。いつもの健気な表情を浮かべている。腕を伸ばすと頭を乗せてきた。 「呼吸荒げて、こんなに汗掻いてよ。俺を喜ばせたかったんだろ」 「うん、だって俺の大切な兄貴なんだからさ」 顔に溢れている汗をウエットティッシュで拭ってやると抱きついてくる。俺はきつく抱きしめた。 大凱のちんぽに手を這わせる。精を放った大凱のちんぽ。息を荒げ脱力しかけた大凱の面様とは裏腹に、萎えてはいなかった。大凱の手で俺のちんぽが包まれる。グニュグニュ握られると息づき始めた。 「へへ…デカくなってきたぜ」 大凱のカラダが下にずれる。俺のちんぽがしゃぶられた。亀頭を口に含むと括れにコチョコチョと舌が這ってくる。今度は付け根辺りから裏スジ目掛けて舐められた。 「凄ぇ、ギンギンになったぜ」 「バカヤロ、勃っちまったろ。まだ足らんのか」 「うん、足らねぇ」 ガバッと起き上がる。大凱の両脚を抱え上げた。ケツ穴をすっと撫でる。大凱のカラダがビグビグ震えた。 「兄貴、早く挿れてくれよ。おまんこ疼いて仕方ねぇんだ」 「判った。挿れてやるからな。今度は俺が感じさせてやる」 ローションを指で掬い大凱の穴口に丹念に塗りこめる。俺のちんぽにもたっぷりとまぶした。 いきり勃った俺のちんぽで穴をツンツン小突く。今度は穴をちんぽで撫で上げた。 「あぁぁ…兄貴ぃ」 「へへ、判ったぜ」 俺の腰に力が入った。尖端が呑み込まれる。大凱の両腕が俺の背中に回った。グイッと引き寄せられる。ズボズボと俺のちんぽは埋没した。俺の腰がガシガシ突動する。大凱のまんこの内壁が弛緩と収縮を繰り返した。 「んぁんぁんぁ…いぃよぉ。気持ちいいよぉ」 「俺もいいぜ。もっとまんこ絡めろよ」 コクコク頷く大凱。俺のちんぽ目掛けて腰を振ってきた。突き込む速度を加速させる。ちんぽとまんこの粘膜同士が激しく絡んだ。 「あぁぁぁぁぁ…んぉぉぉぉぉぉ…はぅ…うぅぅ…んはっ」 俺の攻めに喘ぐ大凱。俺を荒々しく犯してる大凱もいいけど突かれて感じてる大凱はまたいい。もっと弄ってやりたくなった。大凱の左脚と俺の右足を交差させる。そして大凱の右脚を肩に抱えた。 「おら、突いてやるからよ」 松葉崩しの体位。突き込みを深く重たくする。奥の狭い所を擦ってやる。ジュグッジュグッジュグッと火照りと湿り気が混ざった音が耳に響いた。 「あぁぁぁぁぁぁ…兄貴ぃ…駄目…そんな…あぁぁ…もっ洩れる」 ドピュッドピュッドピュッ…大凱のちんぽから乳白色の粘液が噴出した。 「凄ぇトコロテンしたぜ。まだまだだからな」 正常位に戻しガツガツ腰を突く。突き込みながら大凱の乳輪を円を描くように俺の指が這う。真ん中の突起を指のこうがで掻揚げた。 「んぁぁぁ…あぁぁぁぁぁぁ…いぃよぉ…凄ぇよ」 「感じろ大凱俺のちんぽをよぉ」 俺は大きく腰をひく。ズッゴーンと突き込んだ。 「あっあぁぁぁぁぁ…そんなぁ…んぁんぁ…んくぅ」 俺の腰が波動する。その波が大凱に伝ったみたいだ。血管が浮き出た大凱のちんぽは我慢汁で濡れそぼっている。内壁がまたぎゅうっと締まってきた。 パンパンパンパンパンパン…パンパンパンパンパンパン…筋肉同士がぶつかり合う。 「あぁぁぁぁぁぁまた…んぁぁ…また…あぁぁぁぁぁ射っちゃう…射ぐ…射く」 ドピュッドピュッドピュッ…ビュビュッビュビュッビュビュッ…ビュッビュッビュッ白く濁った男の汁を大凱はトコロテンで噴き上げた。 「俺も、やべぇぜ。大凱ぁ…俺のガキ孕みてぇか」 「孕みてぇっす。兄貴のガキ孕みてぇ」 「種仕込むからな」 「いっす。仕込んで欲しいっす」 その瞬間大凱のまんこの内壁が想定外収縮を起こした。ぎゅうぎゅうと俺のちんぽを締め付けてくる。俺のちんぽは狼狽し一気に上り詰めた。 「あぁぁぁぁ…んぉぉぉ…んぁぁ…んくぅ射ぐ…んぁ射く」 俺は大凱の中で雄叫びを上げた。 「はぁ…凄ぇまんこだぜ。良すぎて堪んなかったよ」 腰を引きちんぽを抜こうとすると大凱はまんこがぎゅうっと締め付けてきた。 「もうちょっと兄貴を感じていたいっす」 「あぁ判ったぜ」 嵌めたまま大凱の覆いかぶさった。 「このやろ。2回もトコロテンしやがってよ」 「兄貴のちんぽのせいだろ」 大凱は少し口を尖らせる。こんなところも可愛くて好きなんだ。頭を軽く撫でてやる。 「俺さすんげぇ気持ち良かったよ。ふぅっと宙に浮いた感じでさ」 「俺も気持ち良かったよ。ありがとな」 大凱を抱きしめと腕が背中に回ってきた。唇を優しく合わせる。ふっと放れた。 男同士の激しい交尾の後の気だるい時間がゆっくりと過ぎていく。乱れていた呼吸も整い鼓動の平常に戻った。大凱の中で暴れていた俺のちんぽも鎮静している。いつの間にか大凱の中から抜けていた。安堵の表情を浮かべる大凱。何時しか俺の胸の中で寝息をたて始めていた。寝顔も可愛いな。唇にちゅっとする。何時しか俺も微睡みの世界に落ちていった。大凱を抱きしめながら……
俺達は本格的に付き合い始めた。時間が合えばデートする。俺んちで飯食ってその後は必ずまぐあう。映画、温泉、ショッピング色んな思い出も出来た。Hは俺が挿れることが多いけどたまに大凱に挿れて貰う。性格、外見は申し分ない。Hの相性もバッチリだ。理想の相手だと思っている。兄貴って慕ってくる大凱。本当の弟のようでもあり大切な俺の恋人だ。 大凱と一線を終えベッドで抱き合っている。 「お前さ、週に3~4日は俺んち来てんだろ。この際越してきたらどうなんだ」 「えっ…いいのか」 「あぁいいぜ。それに会社行くのもここからの方が近いだろ」 「うん、やった~」 時が流れる。秋が終わり季節は冬。年末に近い土曜日大凱は俺んちに越してきた。2人で寝ると少し狭目だったベッド。少し大きめの物に換えた。カーテンを若草色に換える。そして食器類をお揃いにした。大凱が通っていたジム。少し遠くなったのでそこは辞めて俺が行ってるジムに行き始めた。俺と大凱の新たな時が刻み始めている。リビングのテーブルに置かれた2台のパソコン。俺達は出会うきっかけになったSNSにアクセスしている。 「じゃぁいいな」 「うん……」 ”大切な人が出来ました。今までありがとう。そんな訳で退会します”日記をアップした。 本当に退会しますか……俺と大凱はOKボタンを押した。そして年が開ける。輝かしい新年を俺達は一緒に迎えた。明けたばかりの空が、朝の冷気とともに新鮮に輝いている 風呂に入り新年用に用意した真っ新な白 褌を締め込んだ。近所の神社で初詣。破魔矢も買った。 「何祈ったんだ」 「多分兄貴と同じことだよ」 大凱ははにかみながら声にした。 「帰ってやるか」 「えっ……H」 「バカヤロ新年会やるって言ってたろ」 コツンとオデコを小突く。こんなやり取りも嬉しく思えた。 歩くこと1分。俺んちに着いた。玄関には注連飾りが掛けられている。このマンションに住んで10年経つ。大凱と言う家族が出来たから初めて飾ってみた。お正月は家族に生きる力を与えてくれる年神様を迎える行事らしい。その年神様が家に入りやすくするためのものが注連飾りと聞いたからだ。俺と大凱に生きる力を与えてくれますように…… テーブルには2人で作ったおせちが重箱に詰め込まれ並んでいる。向かい合って座りぐい呑みに日本酒を注ぎあった。 「明けましておめでとう今年も宜しくな」 「うん俺の方こそ宜しくです」 日本酒が喉を通る。特別な酒ではないけど最高に美味かった。酒を酌み交わしながらおせちを摘む。 「大凱は今年何か豊富あるのか?」 「今年は高度試験を目指そうかなって思ってるよ。それに……」 「それになんだよ」 「兄貴のガキ孕みてぇなってさ。何度も種付けされてるけどまだ妊娠しねぇんだ」 こんなことを真顔で言う大凱。そんなところも好きなんだ。ここに越してきてから正月はいつも独りだった。付き合っていた奴がいた年もある。でもそいつには俺より大切なものが有ったみたいだ。それが今年はこんな素敵な奴と一緒にいる。星合大凱28歳。健気さと男らしさを併せ持つ野郎だ。時には甘えん坊で時には勇猛になる。毎日のように新たな好きを発見してしまう。一杯元気と勇気を貰った。 「なぁ大凱…今夜殿初めしような」 「うん」 てか一緒に住んでから毎日やってるんだけど……
そして1月も中旬。朝起きて窓を開けるとひんやりしてるけど清々しい風邪が入ってきた。午後はジム。格闘技系エアロビクス2本とウエイトトレーニングを熟した。その後カフェでお茶。俺達の休日ではよく見る風景だ。商店街をブラブラ歩いている。時刻は夕刻6時。辺は夜の帳が下り店舗には既に明かりが灯されている。そろそろ帰ろうかと思っていた所だった。 「先輩…九条先輩」 大きな声に俺は振り向いた。英寿ともうひとり俺と同世代に見える男が立っている。 「あっ俺の兄貴で高丸賢介っすよ」 「初めまして、英寿から色々と伺っております。バイトの時は色々とお世話になったみたいでありがとうございました」 「とんでもないです。よくやってくれましたよ」 「あっこいつ…俺の彼氏で大凱って言います」 「大凱っす。宜しくっす」大凱はペコリと頭を下げた。 「彼氏が出来たっては聞いてたけどすんげぇ可愛いっすね。先輩やったね」 大凱がキョトンとして俺を見る。 「お前と出逢わせてくれたキューピッドとその彼氏だよ」 「えっ……」 「試験監督の仕事持ってきた奴だよ。なっ英寿」 「そうっすね。それがきっかけで先輩が幸せになったんだから俺凄ぇ嬉しいっす」 英寿が頬を緩ませていた。ふとあの晩のことが頭の中を駆け巡る。俺の愛撫、突きに哭いていた英寿。ちょびっと下半身が反応してしまった。いけねぇ…俺には今大凱がいる。この大切な奴が……そっと大凱に目を遣った。 「所で今日なんかこっちに用事でも有ったのか」 「昨日勇陽ヶ丘」に越してきたんすよ」 勇陽ヶ丘…隣町じゃねぇか。引越しを考えてたのは知っていた。でもこんなにご近所とは……何かの縁を感じた。 「先輩、うちに来てくださいよ。いっすよね兄貴」 「是非来てくださいよ。一緒に飯でも食いましょう」 「さあ、行くっすよ」 俺達の言葉を待たずにどんどん話が進んでいく。いつの間にか俺達は2人の新居に行くことになっていた。電車の乗ること10分。勇陽ヶ丘に着いた。途中スーパーで食材と酒を調達する。肉、魚、野菜そして酒、カゴの中は一杯になった。緩い傾斜の坂を登っていく。小洒落た4世帯のアパートが現れた。中に入る。広めのキッチン、その脇には6畳程のリビングが繋がっていた。 「今日は引越し祝いなんで俺腕奮わせて貰うな。キッチン借りるぞ」 何か良く判らないけど心が綻んだ。ご近所にこんな頼もしい仲間がいる。心強さを感じたのかも知れない。隣では大凱が野菜の皮を剥いている。トントントン包丁が小気味良くまな板を叩いた。 豆乳鍋、若鶏の唐揚げ、ハムサラダ、刺身。残った野菜で即席漬けも作った。テーブルに料理が並べられる。俺達は囲んだ。グラスにビールが注がれる。 「引越しおめでとうございます」俺が声を上げる。4つのグラスがカチンと触れあった。 「美味ぇ…先輩料理上手いっすね」 「この唐揚げ…柔らかくてジューシーですね。美味いです」賢介さんの頬が綻んでいた。 料理を喰らい酒を飲む。会話も弾んだ。 「先輩と”元”で会った時はビックリしたっすよね」 英寿がアイコンタクトを送ってきた。多分賢介さんには俺のことそう伝えてるんだろ。浮気した相手なんて言えねぇもんな。 「あぁ吃驚したぜ。同僚だもんな」 「”元”ってなに……」大凱がぼそっと言う。 「 ガチムチ系が集まるハッテン場だよ」 話題が下ネタになってきた。血気盛んな4頭のオス。大いに盛り上がった。大人しかった大凱も馴染んできたのか楽しげに話している。 「ヒデ兄ぃさぁ…」 「何だ。大凱」 「タカ兄ぃ俺さ…」 「バッカだなぁ…」 大凱はいつの間にか英寿のことをヒデ兄ぃを呼んでいる。賢介さんの口調も砕けてきた。 「大凱、将之の何処が好きなんだ」賢介がぼそっと声にした。 「全部っすよ。優しくて強い。料理も美味いしね。毎日新しい好きが見つかるんだ」 大凱が俺に目をくれるとにっこりと微笑んだ。 「それにさちんぽもでっかくて好きなんだよ」 「た、大凱…何言い出すんだ」 「へへ……」 「そうらしいよな。俺も喰ってみたいぜ」 酒がビールから焼酎に換わった。席が移動し俺の隣には賢介が大凱の隣には英寿が座っている。 「大凱はホント可愛いよな。俺さ、年上がいいんだけどお前ならしてみたいな」 「駄目っすよ。俺は兄貴のもんすから……」言葉とは裏腹に大凱も満更ではないみたいだ。 酒が身体に浸透したオス4匹。男の本性が覚醒し始めた。賢介と英寿の視線がぶつかる。瞳が隠微に輝いた。 「なぁ将之…恋人交換しねぇか…俺お前とやりてぇ。なっいいよな」 突然の賢介の提案に僅かにたじろぐ俺。でもこうなることも予測してたのも事実だ。31歳の賢介。小麦色に日焼けした強面の坊主。ガタイもがっちりしていて美味そうだ。 「判ったぜ……」俺は大凱に承諾も得ずに了解してしまった。 「兄貴ぃ…」大凱のちっちゃい声。 「大凱、英寿に可愛がって貰え。今日だけだぞ」 「じゃぁ俺布団敷いてくるっす」少しおぼつかない足取りで英寿がリビングを出て行った。 「準備OKっすよ」 程なくして英寿が戻ってきた。目が淫猥になっている。呼吸は微かに荒くなっていた。賢介が俺の手をとる。ゆっくりとした歩調でリビングを出た。隣室のどビラが開く。2組の布団が敷かれていた。2つずつ並んだ枕が生々しく見える。畳に置かれた行灯が2組みの布団を卑猥に照らしていた。 4匹の欲情したオス。着ているものを脱ぎ其々カラダを晒した。 隣の布団では大凱と英寿が既に盛りあっている。唇を貪り合っていた。賢介のカラダは予想以上に出来上がっている。盛り上がった大胸筋、ぶっとい上腕筋、微かに脂肪の乗った腹筋、俺はそそられた。布団に横たわる俺と賢介。俺は賢介の上に覆い被さった。唇を寄せていく。賢介の方から合わせてきた。キスしながらカラダを弄り合う。賢介のちんぽを手で包む。賢介も俺のちんぽを握ってきた。グイッグイッグイッと俺のちんぽが角度を付ける。賢介のちんぽもデカくなってきた。 「凄ぇ…デケェ」 賢介のカラダが下にずれる。俺のちんぽが咥えられた。ネットリとちんぽが柔らかい粘膜に包まれる。我慢汁が溢れてくるのが自分でも判った。賢介の舌が亀頭や竿に絡んでくる。しゃぶりながら金玉が優しく握られた。 「上手いぜ。賢介…俺にもしゃぶらせろ」 賢介のカラダが反転する。目の前に現れた賢介のちんぽは溢れた汁で濡れそぼっていた。69の体制になって俺たちはちんぽをしゃぶり合う。ジュルジュル隠微な音が部屋に響いた。 「んん、ん、んん」「ん、んん、ん」くぐもった声が2人の口から洩れ始めた。 賢介のケツの窪みに指を這わせる。カラダがびぐんと震えた。ふっとちんぽが放たれる。 「挿れていいよな」 「あっ俺ケツはあんまりやったことねぇし…デカ魔羅しゃぶれただけで満足っすけど……」 賢介の目が愁いを帯びている。俺の男に火が点いた。 「バカタレ…俺に火ぃ点けたのはお前なんだからな。優しくしてやるからさ…なっ」 賢介の手を取り俺のちんぽを握らせた。 「う、うん」 賢介は素直に自ら両脚を抱え上げた。現れた男の穴。そこはヒク付き言葉とは裏腹に俺を求めているように俺の目には映った。濃いケツ毛を掻き分ける。息をふぅと吹き掛けた。穴の周りを俺の舌が這う。柔らかくなってきたのが判る。舌先を尖らせて中に挿れていった。 「へへ…開いてきたぜ」 舌を指に換える。柔らかな穴は俺の指を抗うことなく呑みこんだ。穴の回りと内壁にローションを塗り込める。指を挿れ中を解していく。指を2本3本と増やした。前後に抽動する俺の指。空いてる左手で賢介のいきり勃ったちんぽを握る。亀頭に指を這わせた。 「あぁぁ…ん、はぅぅうぅ」 賢介の穴を解している指でグリグリ中を掻き回してみる。賢介のカラダがガクガク震えた。 「そろそろいいみてぇだな」 指をズニュっと引き抜くとパックリと穴が開いていた。たっぷりとローションを穴と俺のちんぽに塗り込める。ちんぽに手を添え穴口に宛てがった。 「挿れるぜ」 賢介の顔が縦に動いた。賢介の目がトロンとなり男を誘う淫乱な目になっている。ゾクゾク感が増してきた。腰に力を籠める。グイッと突き出すとズブズブ俺を呑み込み始めた。尖端の張ったところが呑み込まれる。賢介の顔が少し歪んだ。 「痛ぇか」 「少し痛ぇけど何か湧き上がる感じがするんだ。来てくれよ」 一気に根元まで埋め込んだ。 「あぐっ…んぐっ…痛ぇ…で、でもいい」 「いくぞ」 俺はガシガシ腰を突動させる。内壁がねっとりと絡んできた。突き込みながらカラダを折り曲げ乳首に舌先を這わす。空いてる手の指で首筋を撫で上げた。 「あぁ…んぁ…あっ…あっ…あぁ」 賢介のちんぽが振動する。顔から歪みが消え恍惚としていた。 「感じてきたみてぇだな。まんこに仕立てたるぜ」 うねりを加えながら俺は突き込んだ。そのうねりに反応するように賢介の内壁が収縮する。強い快感が襲ってきた。 「んくぅ堪んねぇぜ。いいまんこだ」 「おっ俺もいぃ…んぁぁ…感じる」 「もっと突いてやるからな」 グシュッグシュッグシュッと交尾音が耳に響いた。 「あぁぁぁぁ…当たる…そこやべぇ…」 「おらもっと突いてやるからな」 パンパンパンパンパンパン…パンパンパンパンパンパン…賢介を激しく襲った。 「んぁぁぁ…射きそう…将之…射きそう」 賢介のカラダが左右に捩れる。自分のちんぽを扱き始めた。 「あぁぁ…んくぅ…ヒデ兄ぃ…そこ…んぁぁぁ」 大凱の声が聞こえてくる。 「ここだな。ここがいいんだな」 大凱が英寿に激しく突きこまれながらちんぽを扱かれている。大凱のカラダがブルブル震えていた。 「あぁぁぁぁぁぁ…ヒデ兄ぃ…気持ちぃぃ…射っちゃう」 「俺もだ…大凱ぁ…んぁぁ…そんなに締めるな…んかぁ」 グシュッグシュッグシュッ…ジュグッジュグッジュグッ2つの交尾音が部屋に響いた。 「あぁぁぁぁぁぁ射く…ヒデ兄ぃ…射ぐ…んぁ射く」 ドピュッドピュッドピュッ…ビュビュッビュビュッビュビュッ…ビュッビュッビュッ大凱のちんぽから放たれた白濁汁が宙を舞った。 「んぁぁぁぁぁ…おっ俺も…射ぐ…射く…射く」 英寿が大凱の中で戦慄いた。 「あぁぁぁぁぁぁ…んぁぁ…んくぅ射く…射ぐ…射く」 ドピュッドピュッドピュッ…ビュッビュッビュッ…ビュビュッビュビュッビュビュッ 「あぁぁぁぁぁ…射く…射ぐ…射く…ドピュッドピュッドピュッ…ビュビュッビュビュッビュビュッ…ビュッビュッビュッ賢介のちんぽから乳白色の粘液が噴き上がった。 「んくぅ…俺も…んぁんぁんぁ…賢介ぇ…射ぐ…うぅぅ…射く」 俺は賢介の雄膣目掛けて男の汁をぶちかました。部屋には男たちの熱気と放たれた汁の薫りが充満している。俺と賢介、大凱と英寿は激しかった交尾の余韻を感じるようにがっしりと抱き合っていた。 「賢介…気持ち良かったか」 「うん…挿れられるのも悪くねぇな」 「いいおまんこだったぜ」 「へへ…恥ずかしいぜ。これでもバリタチの積りだったんだけどな」 「大凱、淫乱だな。でも可愛かったぞ」隣から英寿の声が聞こえてきた。 「うん、へへ…」 大凱が英寿にぎゅっと抱きつくと英寿は年上らしく優しく抱き寄せている。 「大凱俺と先輩とどっちのちんぽが好きなんだ」 「勿論兄貴っすよ」 「お前俺が聞いてんだぞ。少しは気ぃ使えよ」 「英寿大凱を開放してやれよ」賢介が立ち上がりながら英寿に声を掛ける。 開放された大凱は俺のとなりに滑り込んできた。隣の布団では英寿と賢介が抱き合いながら言葉を交わしている。 「兄貴が掘られて感じてる姿可愛かったぜ」 「バカヤロ。兄貴に向かって可愛いなんて言うな」 「可愛いもんは可愛いんだよ」 俺と大凱も抱き合っている。俺に甘える大凱。頭を撫でてやった。 「兄貴のちんぽが一番いい」俺の耳元で囁いた。 「俺もお前のおまんこが一番いいよ」俺はささやき返す。 安堵の表情を浮かべると、俺のちんぽを握りながらスヤスヤ寝息をたて始めた。
目覚めると風景がいつもと違っていた。隣の布団では賢介が眠っている。あっそうか昨日は賢介の所に泊めて貰ったんだ。大凱は…あっ英寿もいない。もう起きてるのかな。でも昨日は激しかったな。大凱が英寿に犯られてるのを見たらちょっと妬けたけど……あっ俺もか……眠っている賢介を起こさないようにそっと部屋をでた。 「ヒデ兄ぃ野菜洗って貰っていっすか」 「あぁ判った」 キッチンの方から声が聞こえてきた。 「後は何したらいいんだ」 「えっとじゃぁちんぽしゃぶって貰っていっすか」 「バカやろ朝から何言ってんだ」 微笑ましい。まるでホントの兄弟の会話に聞こえた。 「おはよう」 「あっ先輩おはようございます」 「兄貴おはようっす」 「風呂湧いてますよ」 「あっ済まんな」 風呂入ってると賢介も入ってきた。 「おぉ…昨日はどうもな」 「あっどうもっす」 改めて見る賢介は中々いい男だ。面構えもガタイも…ふと昨晩の事が頭の中を駆け巡る。俺の愛撫で悶えてた賢介。可愛く思えた。浴槽に並んで浸かる。 「ちょっと照てるっすね」賢介が声にする。 「そうだな」俺は声を返した。 「でも、俺改めて英寿の事が好きだって判った気がしたから良かったっすよ」 「あぁ実は俺もなんだ。たまには刺激になっていいかもな」 風呂から上がると飯の準備が出来ていた。味噌汁のいい香りがしてくる。 テーブルに並んだのはタラのムニエルきのこソース掛け、大凱風卵焼き、リンゴとキャベツのサラダ、それにジャガイモの味噌汁だ。 ”いっただきま~す” 賢介が味噌汁を一口飲んだ。 「美味ぇ…」 英寿が卵焼きを箸でつまみ口にする。 「凄ぇ…美味ぇ」 「2人共料理上手いんだ」賢介の顔が綻んでいた。 「俺何も出来なかんだ。でも兄貴の手伝いしてるうちになんとなく出来るようになったんすよね」 「先輩今度料理教わりに行っていっすか。兄貴に美味いもん作ってやりたいんで……」 「あぁいいぜ。こいつもお前のこと慕ってるみたいだしな」 和やかな雰囲気のまま食事が済んだ。今食後の珈琲を飲んでいる。ゆっくりと朝の時間が過ぎていった。 「ヒデ兄ぃ今度ダブルデートしようよ」 「おっいいな。何処行く?温泉もいいし遊園地もいいよな……あっそうだメアド教えろよ」 「いっすよ。えーと……」 「そうだな。また4人でご飯しような」賢介が明るい声で言う。 「今度はトコロテンさせたろか…汁も呑ませてぇな。なっ賢介」 「いきなり何言い出すんだよ」 「嫌なのかよ」 「そんなことは無いっすけど……」 「あっこれ俺のアドレス……」 「どうも……これ俺のっす」 窓から冬の陽光が射し込んでいる。4人のオス達を暖かく照らしていた。 「大凱、帰るぞ」 「うん……」 玄関迄見送ってくれた。 「じゃぁな」 「うんまた」 ドアがバタンと締まった。 「散歩がてら歩いて帰ろうか」 「うん」 隣町からの道すがら色んな風景に出会えた。今まで通ったことのない道。洒落っ気のある雑貨屋さんでガラス細工を買い、小さなケーキ屋さんでお茶をした。脇道に入るとさらさらと小川が流れている。竹林の先にはほんのひと握りの川原があった。 「こんなとこあったんだな」 「うん」 川面に陽が当たりキラキラと輝いていた。 「綺麗だな」 「うん」 「大凱…」 「ん……」 大凱を抱き寄せる。顔を近づけ唇に唇を付けた。 半開きだった唇が大きく開き大凱の柔らかい舌が俺の口の中に挿いってくる。甘く切ない薫りが漂ってきた。俺の舌も無意識のうちにその動きに応えている。背中に回した腕に力が籠った。穏やかな鼓動音が伝ってくる。カラダが少し火照ってきた。 「兄貴、キスされたらしたくなっちゃった」 「あぁ俺もだ」 俺達は家路を急いだ。今夜も激しい夜が待っている。試験監督をやることによって英寿と大凱を俺は抱いた。そして大凱とは今一緒に住んでいる。新しい仲間賢介も増えた。
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